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 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東海 清水(しみず)駅2015年9月5日訪問Googleマップ
JR-Tokai Shimizu Station

駅名標 駅舎 駅構内

静岡駅から電車で3駅10分。清水市は静岡県の中部で太平洋の駿河湾に面する人口20万人以上の港町で、日本平や美保の松原の美景、次郎長、サッカーなど独特の文化を持っていたが、2003年に静岡市と合併してしまい、今は静岡市清水区。駅弁は過去には国鉄時代からの駅弁屋がいたが今はなく、キヨスクで地元の寿司屋の惣菜3種が売られる。1889(明治22)年2月1日開業、静岡県静岡市清水区真砂町1−1。

桜えび(561円)2006年7月23日に清水駅改札外ウォークイン売店で購入
Sakuraebi

掛紙 外観 外観 中身 中身

品名「桜えびすし」。最近に清水駅弁と紹介され始めた、駅売り弁当類群のひとつ。小さな正方形の発泡材容器に木目調の紙ぶたをかけて、調製元地図と割箸を載せて掛紙をかけて、セロテープで留める。中身は油あげやレンコンを混ぜた酢飯の上に、手作り感のある錦糸卵を敷き詰め、駿河湾名産の桜えびを佃煮にしてたっぷり振り、さやいんげんとショウガを添える。

中身に駅弁らしい個性と地域性があり、目でも口でも感じる美しさ。容器や包装や販売形態の素っ気なさが惜しくなる、駅弁へ育てられるであろう駅売り軽食。価格は購入当時で525円、2015年時点で561円。

サクラエビは国内では駿河湾でのみ獲れる、体長4〜5センチの小型エビ。高度経済成長期に乱獲と海洋汚染が原因と思われる漁獲量減少が起きたが、3町合同120隻までという漁船や漁師の数量制限、1966年からの全漁船による水揚代金均等配分制度の施行、県規則による産卵期に合わせた6〜9月の禁漁といった資源管理が功を奏し、資源管理型漁業の成功例として世界的にも注目されている。

※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 清水(しみず)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市清水区真砂町1−1
調製元
有限会社 末廣鮨 静岡県静岡市清水区江尻東2−5−18?28? 0543(66)6083

いなり(486円)2006年7月23日に清水駅改札外ウォークイン売店で購入
Inari

掛紙 外観 中身 中身

品名「いなりすし」。最近に清水駅弁と紹介され始めた、駅売り弁当類群のひとつ。細長い発泡材の容器の中に、いなりずし5個を詰めた惣菜弁当だが、全種共通ながら鉄道らしい風景を描いた掛紙をかけている。味は普通に柔らかい、中の上。刻みレンコンが酢飯の中に混入してあり、この食感がアクセントとなる。価格は購入当時で420円、2015年時点で486円。

大正時代に市制を敷いた静岡県清水市は、昔は次郎長、以前は漁港や日本平や美保の松原、最近は高校やプロのサッカーで有名であったが、2003年4月に名称上では県庁所在地の静岡市へ吸収合併され、その名が消えてしまった。2年後の政令指定都市移行に伴う行政区の名前で一応は復活したが、これから街の個性や独自性はどんどん失われていくのだろう。

※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 清水(しみず)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市清水区真砂町1−1
調製元
有限会社 末廣鮨 静岡県静岡市清水区江尻東2−5−18?28? 0543(66)6083

いなり玉子(472円)2006年7月23日に清水駅改札外ウォークイン売店で購入
Inari Tamago

掛紙 外観 外観 中身 中身

最近に清水駅弁と紹介され始めた、駅売り弁当類群のひとつ。細長い発泡材の容器の中に、いなりずし3個と玉子巻2個を詰めた惣菜弁当。ピンク色の掛紙には富士山と、「NOZOMi」と書かれた蒸気機関車牽引と思われる列車が描かれる。価格は購入当時で472円、2015年時点で453円。

清水駅はかつて公式な駅弁販売駅であったが、1990年代に撤退した模様。国鉄時代にここで分岐していた清水港線は、長らく一日1往復のみの全国最小本数ローカル線として有名であったが、1984年3月限りで廃止されている。沿線は昔も今も路線バスが10分間隔で平行するため、定期券代が上がる通学客以外は誰も困らなかった。

※2015年10月補訂:値上げを追記
販売駅
東海道本線 清水(しみず)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市清水区真砂町1−1
調製元
有限会社 末廣鮨 静岡県静岡市清水区江尻東2−5−18?28? 0543(66)6083

【掛紙】羽衣弁当(400円)1975年6月25日調製
Hagoromo Bento

掛紙

おそらく1975(昭和50)年6月25日15時の調製と思われる、昔の清水駅弁の掛紙。清水の地図を簡易な手書き図で描く。国鉄駅の駅弁の掛紙なのに、一日一往復のみの運行で有名だった国鉄清水港線が描かれておらず、当時で既に地元から忘れ去られた路線だったことがうかがえると思う。

販売駅
東海道本線 清水(しみず)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市清水区真砂町1−1
調製元
合資会社 やすい軒 静岡県清水市西久保方長45 0543(65)5091

【掛紙】特製牛べん(?円)2003年5月12日調製
Tokusei Gyuben

掛紙

おそらく2003(平成15)年5月12日の調製と思われる、かつての清水駅弁屋のお弁当の掛紙。どう見ても古めかしいが、消費期限の欄があるのに調製時間の欄がないので、21世紀の掛紙であることが分かる。

販売駅
東海道本線 清水(しみず)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市清水区真砂町1−1
調製元
合資会社 やすい軒 静岡県清水市西久保45 0543(65)5091

【掛紙】和風カツ弁当(?円)2003年5月12日調製
Wafu Cutlet Bento

掛紙

2003(平成15)年5月12日の調製と思われる、かつての清水駅弁屋のお弁当の掛紙。公式な駅弁屋であった当時と比較して、調製元の所在地や電話番号は変わらないが、今は東名高速清水インター付近で弁当を販売し、駅での販売はなくなったらしい。

販売駅
東海道本線 清水(しみず)駅 1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市清水区真砂町1−1
調製元
合資会社 やすい軒 静岡県清水市西久保45 0543(65)5091