banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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御料理折詰(540円)2015年1月24日に三条駅のコンビニ「アンスリー」で購入
Oryori Orizume

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

京阪電車の三条駅で売られるお弁当。中身は俵型の御飯に、焼鮭、かまぼこ、玉子焼と、メンチカツ、タケノコ煮、高野豆腐、フキ煮、サトイモ煮、柴漬け、煮豆など。売り場は駅のコンビニ「アンスリー」。出町柳駅でも買えると聞く。この弁当の調製元は、長らくJR京都駅の駅弁屋であった。

コンビニで売られる弁当なのに、掛紙の絵柄も、中身の見栄えも内容も、経木折に掛紙をかけて、ひもで十字にしばる姿も、すべてが半世紀くらい前の幕の内駅弁ないし折詰の姿を残す。貴重な文化遺産と言ってもよい。幕の内駅弁と考えれば、日本一安いと思う。

販売駅
京阪電気鉄道 三条(さんじょう)駅 1912(大正元)年8月15日開業 京都府京都市東山区三条大橋東詰
調製元
株式会社 萩の家 京都府京都市下京区東洞院七条下ル東施行時847 075(361)1301

SL弁当(1,100円)2016年10月25日に京都鉄道博物館の食堂車で購入
SL Bento

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2016(平成28)年4月29日の京都鉄道博物館の開館と同時にデビューした館内弁当のひとつ。博物館の敷地内を往復するSL列車「SLスチーム号」の写真を印刷した専用の紙箱を用意、9区画の中身は真っ黒な太巻と梅御飯、抹茶いなり、真っ黒なかき揚げ、鶏照焼、肉春巻、玉子焼、ハンバーグとウインナーとポテトフライ、黒ごま豆腐など、主に黒いものと揚げもので固めた内容。調製元は京都市街で京都駅と京都鉄道博物館の間にあるホテル。

京都鉄道博物館は、JR西日本が京都府京都市に設けた博物館。日本国有鉄道(国鉄)が大阪環状線全通を記念して、大阪府大阪市弁天島で1961(昭和36)年10月に開館した交通科学博物館を、同じく国鉄が鉄道百年を記念して1972(昭和47)年10月に開館した梅小路蒸気機関車館に移転し統合、名称を改めた。梅小路の蒸気機関車に弁天島の客車や電車とJR西日本の車両を加えて53両もの鉄道車両を展示する、開館当時で展示面積日本一、現在も収蔵車両数で日本一の鉄道博物館。

販売駅
京都鉄道博物館 2016(平成28)年4月29日開館 京都府京都市下京区観喜寺町
調製元
株式会社 ハトヤ瑞鳳閣 京都府京都市下京区西洞院通塩小路下る南不動堂町802 075(662)1230 http://www.kyoto-hatoya.jp/

ウメテツランチBOX(1,500円)2016年10月25日に京都鉄道博物館の食堂車で購入
Umetetsu Lunchbox

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2016(平成28)年4月29日の京都鉄道博物館の開館と同時にデビューした館内弁当のひとつ。使い捨てるものでない市販レベルの青い弁当箱には、博物館のキャラクター「ウメテツ」や、収蔵車両のアイコン12点が描かれる。中身はケチャップライスに鶏唐揚、ウインナー、ポテトフライ、トンカツ、ソース、ケチャップという、サイズも分量もコンパクトなお子様ランチ。

京都鉄道博物館の敷地は、かつて梅小路機関区があった場所。1877(明治10)年2月の京都駅の開業を前に、機関車など鉄道車両の車庫として開設、鉄道と鉄道網の発展で大正時代に鉄筋コンクリート製の扇形庫ができるなど機能を拡大し、東海道本線を走る大型蒸気機関車の運行を支えたが、戦後昭和の電化で衰退した。昭和40年代に国鉄は、動力近代化計画で減少する蒸気機関車をここで保存することを決定、全国各地から主なSLを運んできて、 日本の鉄道百年の1972(昭和47)年10月に「梅小路蒸気機関車館」として開館した。

販売駅
京都鉄道博物館 2016(平成28)年4月29日開館 京都府京都市下京区観喜寺町
調製元
株式会社 ハトヤ瑞鳳閣 京都府京都市下京区西洞院通塩小路下る南不動堂町802 075(662)1230 http://www.kyoto-hatoya.jp/

おこしわっぱ(864円)2016年10月25日に京都鉄道博物館の売店で購入
Okoshi Wappa

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

京都鉄道博物館の売店で買えた「駅弁」。木目柄のボール紙でできた楕円形の容器に、赤しそ、香ばし青のり、ゴマ、しょうがのおこしと、ピーナッツのおこしが、それぞれ袋詰めで収まる。容器も丸ごと袋詰め。ということでこれは、駅弁の姿をしたお菓子。姿は小さく軽いのに、値段は普通の駅弁に匹敵する高さ。

かつて梅小路蒸気機関車館の敷地内では、京都駅の駅弁屋が京都駅弁を販売していた。また、交通科学博物館では、天王寺駅の駅弁屋が食堂車を営業したり駅弁を売り、後に新神戸駅の駅弁屋が引き継いだ。その両館を合併してできた京都鉄道博物館からは、本物の駅弁が一掃されている。

販売駅
京都鉄道博物館 2016(平成28)年4月29日開館 京都府京都市下京区観喜寺町

【終売】昔ながらの幕の内弁当(1,100円)2016年10月25日に京都鉄道博物館の食堂車で購入
Mukashinagara no Makunouchi Bento (end of sales)

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2016(平成28)年4月29日の京都鉄道博物館の開館と同時にデビューした館内弁当のひとつ。掛紙の意匠はまるで日の丸弁当。木質エコ容器の中身は半分がそんな日の丸弁当、御飯の中央に梅干しを配置したもので、半分は焼鮭、玉子焼、煮物類、漬物類。見栄えに加えて御飯の多さとおかずの少なさでも、古風な駅弁を思わせる。2017(平成29)年までに終売か。

梅小路蒸気機関車館は、SLの保管展示でなく動態保存、整備をして車検を通して運行できる状態で活用することを目指し、隣接する東海道本線などでの営業運転も考えられていた。しかしSLブームの過熱で1976(昭和51)年9月には記念列車に小学生が轢かれて死ぬ事故が起きたことや国鉄の財政難で、1979(昭和54)年8月運行開始の山口線「SLやまぐち号」を除き営業運転は行われず、構内で現役の機関車も火を落としていった。

販売駅
京都鉄道博物館 2016(平成28)年4月29日開館 京都府京都市下京区観喜寺町
調製元
株式会社 ハトヤ瑞鳳閣 京都府京都市下京区西洞院通塩小路下る南不動堂町802 075(662)1230 http://www.kyoto-hatoya.jp/

【終売】SL車輪巻き(500円)2016年10月25日に京都鉄道博物館の食堂車で購入
SL Sharinmaki (end of sales)

外観 中身 中身 中身

2016(平成28)年7月21日の京都鉄道博物館の食堂車で発売。掛紙や専用容器のようなものはとくになく、SL弁当に入っていた真っ黒な太巻きを3個と、鶏唐揚を2個詰めただけ。2017(平成29)年までに終売か。

1987(昭和62)年4月に国鉄は分割民営化、梅小路蒸気機関車館はJR西日本に引き継がれた。2007(平成19)年10月にJR東日本が収蔵車両数で当時日本一の鉄道博物館を埼玉県で開館、2011(平成23)年3月にはJR東海が愛知県に収蔵車両数で上回る「リニア・鉄道館」を開館した。JR西日本はこれに対抗したのかどうか、梅小路蒸気機関車館に敷地が狭く老朽化した大阪府大阪市の交通科学博物館を統合し、面積でも収蔵車両数でも日本一の鉄道博物館を設けることとなった。

販売駅
京都鉄道博物館 2016(平成28)年4月29日開館 京都府京都市下京区観喜寺町
調製元
株式会社 ハトヤ瑞鳳閣 京都府京都市下京区西洞院通塩小路下る南不動堂町802 075(662)1230 http://www.kyoto-hatoya.jp/

JR西日本 福知山(ふくちやま)駅2014年10月25日訪問Googleマップ
JR-West Fukuchiyama Station

駅名標 駅舎 駅構内

大阪から特急電車で約100分。山陰本線に福知山線が合流し、京都丹後鉄道の宮福線を分け、四方向に特急列車が出るターミナル。福知山市は京都府中部の人口約8万の城下町で、福知山盆地の中心。駅弁は2002年に地元業者が撤退、その後は兵庫県豊岡駅の駅弁が買えたが、これも今はない。1904(明治37)年11月3日開業、京都府福知山市天田。

【終売】春日局お福弁当(920円) 
Kasuganotsubone Ofuku Bento (end of sales)

1989(平成元)年のNHK大河ドラマ「春日局」の放映を記念して、同年に登場した幕の内弁当風の駅弁。「お福」とは春日局の幼名とのこと。正方形の容器を対角線で仕切り、しめじの炊き込み御飯が半分、さらに3分割して鳥の唐揚・卵焼き・煮物・ふきや高野豆腐などが入る。骨付きの唐揚げは駅弁には珍しい。確かな品質で、あたたかい気持ちで食べられる駅弁だ。2002年9月15日限りで駅弁業者が撤退したため終売となった。

販売駅
山陰本線 福知山(ふくちやま)駅 1904(明治37)年11月3日開業 京都府福知山市天田
調製元
福知山駅弁 有限会社 京都府福知山市末広町1の2 0773(22)4052

【掛紙】上等御辨當(30銭)1931年2月1日調製
Joto Obento

掛紙

1931(昭和6)年2月1日の調製と思われる、昔の福知山駅弁のとても小さな掛紙。「亀の家」とは現在で言うどこの業者なのだろう。

販売駅
山陰本線 福知山(ふくちやま)駅 1904(明治37)年11月3日開業 京都府福知山市天田
調製元
亀の家 所在地の記載なし 連絡先の記載なし

【掛紙】折詰御料理(?円)調製年月日不詳
Orizume Oryori

掛紙

入手状況から1977(昭和52)年頃の調製と思われる、昔の福知山駅弁の掛紙。あるいはその紙質とデザインから、駅弁業者が調製する仕出し弁当向けの掛紙かもしれない。

販売駅
山陰本線 福知山(ふくちやま)駅 1904(明治37)年11月3日開業 京都府福知山市天田
調製元
福知山駅弁 有限会社 京都府福知山市末広町1−2 0773(22)4052

【掛紙】幕の内弁当(?円)調製年月日不詳
Makunouchi Bento

掛紙

入手状況から1994(平成6)年頃の調製と思われる、昔の福知山駅弁の掛紙。属地的な情報が何もない掛紙に見えて、上部には明智光秀の家紋が青く入っており、ここで福知山とのつながりを取ることができる。明智光秀は織田信長を殺した日本史上の悪役として、小学生高学年以上の多くの日本人に認識されていると思うが、福知山では治水事業による城下町や農地の開発で街を発展させた功労者として、江戸時代から市民の信望を集めている。

販売駅
山陰本線 福知山(ふくちやま)駅 1904(明治37)年11月3日開業 京都府福知山市天田
調製元
福知山駅弁 有限会社 京都府福知山市末広町1の2 0773(22)4052

【掛紙】由良川名産 鮎寿し(?円)調製年月日不詳
Yuragawa Meisan Ayuzushi

掛紙

1990年代頃の調製と思われる、昔の福知山駅弁の掛紙。山陰本線の京都から城崎までとその周辺では、駅弁販売駅ごとに容器と中身がそっくりな鮎姿寿司駅弁が売られていたが、嗜好の変化や駅弁屋の撤退で、今は紹介例も購入報告もほとんど見ない。

販売駅
山陰本線 福知山(ふくちやま)駅 1904(明治37)年11月3日開業 京都府福知山市天田
調製元
福知山駅弁 有限会社 京都府福知山市末広町1の2 0773(22)4052