banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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関西の駅弁兵庫県 > その他の駅弁と速弁 (6種類・2枚収蔵)

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【掛紙】上等御辨當(30銭) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 戦前の調製と思われる、昔の三田駅弁の掛紙。下のものと同じだが、35銭の価格を30銭に訂正している点に違いがある。
【掛紙】上等御辨當(30銭) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 戦前の調製と思われる、昔の三田駅弁の掛紙。とても小さな紙片に古めかしさが感じられる。なお、現在の三田駅に駅弁はない。
JR西日本 浜坂(はまさか)駅 2010年8月1日訪問  Googleマップ

駅名標 駅舎 駅構内

 大阪駅から特急「はまかぜ」で4時間弱。兵庫県美方郡新温泉町は2005年に浜坂町と温泉町が合併してできた、兵庫県最北西部で日本海に面する人口約1.6万人の町で、温泉と夏の海水浴、冬のカニで観光客を集める。駅弁は駅前に商店を構える国鉄時代からの駅弁屋が、1999年に駅から撤退し、2007年頃に再参入し、2014年の夏に再撤退した模様。1911(明治44)年11月10日開業 兵庫県美方郡新温泉町浜坂字東岡。

【終売】かに寿し(900円) 2003年12月30日に浜坂駅前のコンビニで購入

掛紙
外観 外観 中身

 1958(昭和33)年に登場し、以前は山陰一とも言われたカニ寿司駅弁。1999年の駅弁撤退で失われたが、ファンの要望で復活、現在はその業者が運営する駅前のコンビニにて販売されている。容器や包装は駅弁当時のまま。

 カニ型を浮き出した赤いプラスティック製容器を、やはりカニを描いた本来の日本の青色な掛紙で包み、輪ゴムでしばる。中身は山陰各地のカニ寿司駅弁と同じく、無農薬有機栽培という酢飯の上にカニ脚・カニほぐし身・錦糸卵・グリーンピースが載る。

 昔はマツバガニを使っていたというが、材料の高騰により今は別の種類らしい。それでも非公式駅弁になってから以前とは似ても似つかない感じで味が落ちたとする報告が多く、私が食べたものも完全に無味無臭。地域色豊かなコンビニ弁当といった感じか。

 なお、この駅前弁当として残ったかつての駅弁は、2014年の夏に販売を終えたらしい。

※2015年9月補訂:終売を追記

【山陰本線浜坂(はまさか)駅】1911(明治44)年11月10日開業 兵庫県美方郡新温泉町浜坂字東岡
【有限会社米田茶店】兵庫県美方郡新温泉町浜坂2350−6 TEL:0796(82)1128
 http://www.yoneda-chaten.com/
【終売】かに寿し(900円) 2010年8月1日に浜坂駅前の商店で購入

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 上記駅弁の2010年時点での姿。容器と価格は同一で、中身もほぼ変わらない。7年の間に駅弁が再び公式なものとなり、商品が1種増えて、駅前の商店では駅弁の専用棚を設け、売り場をコンビニキヨスク程度に縮小し、鉄道整備や駅構内営業などに関する史料の展示が登場した。掛紙も現代に所要のアップデート。色合いが緑から青に変わっているが、もともと以前はこの色だったそうな。これを買うと「余部鉄橋物語」の未使用掛紙が1枚付いてきた。

【山陰本線浜坂(はまさか)駅】1911(明治44)年11月10日開業 兵庫県美方郡新温泉町浜坂字東岡
【有限会社米田茶店】兵庫県美方郡新温泉町浜坂2350−6 TEL:0796(82)1128
 http://www.yoneda-chaten.com/
【終売】余部鉄橋物語(999円) 2010年8月1日に浜坂駅前の商店で購入

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 2007年5月3日の登場。正方形の発泡材枠の容器に透明なふたをして、B4サイズの説明文を1枚添え、山陰本線余部橋梁を通過する寝台特急「出雲」の写真を掲載した掛紙で包む。中身は日の丸御飯とカニ寿司、玉子焼とアジの塩焼き、魚すり身の煮物、海老煮、かまぼこ、昆布巻、ホタルイカ生姜煮など。控えめな個性を持った風味良好な幕の内で、とても大きな焼魚と玉子焼に珍しい価格が印象に残った。この駅前弁当は、2014年の夏に販売を終えたらしい。

 余部橋梁(あまるべきょうりょう)は1912(明治45)年に開通した鋼製の鉄道橋。高さ約40メートルのトレッスル橋は、昔から山陰本線の撮影名所として親しまれた一方で、1986(昭和61)年には強風で列車が転落する事故が発生するなど、厳しい自然環境に悩まされていた。

 2005(平成17)年に橋梁の架け替え事業が始まり、2010(平成22)年7月からは26日間のバス代行輸送を実施したうえで、8月12日から新しいコンクリート製の橋梁を列車が走り始めた。その間に消え行く大鉄橋へ多くの観光客が訪問し、テレビや雑誌などでも話題になった。

 ここで、事業費30億円のうち24億円もの負担を沿線の県や市町村が出すことを決めた瞬間に、写真の寝台特急「出雲」の廃止が発表され、掛紙記載のとおり2006(平成18)年3月に廃止された。かつては東京や大阪や博多への優等列車や夜行列車に、中国地方の日本海側を一日かけて延々と走り抜ける長距離鈍行が、十数両の編成をもって駆け抜けた山陰本線のこの区間には、今では一日2〜3往復の大阪発着特急「はまかぜ」を除くと、豊岡方面と浜坂方面の短い区間を行き来する1〜2両編成の各駅停車が細々と通過するに過ぎない。

※2015年9月補訂:終売を追記

【山陰本線浜坂(はまさか)駅】1911(明治44)年11月10日開業 兵庫県美方郡新温泉町浜坂字東岡
【有限会社米田茶店】兵庫県美方郡新温泉町浜坂2350−6 TEL:0796(82)1128
 http://www.yoneda-chaten.com/
JR西日本 福知山線 柏原(かいばら)駅 2010年1月23日訪問  Googleマップ

駅名標 駅舎 駅構内

 大阪駅から特急列車で約1時間15分。兵庫県丹波市は2004年11月に氷上郡の6町が合併して誕生した人口約7万人の市。柏原駅は公式な駅弁販売駅ではないが、駅舎に併設された観光案内所の一角で駅前の弁当屋が作る釜飯が販売されており、これが駅弁と紹介されることがある。1899(明治32)年5月25日開業、兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端。

織田釜めし(850円) 2010年1月23日に柏原駅観光案内所物産店で購入

掛紙 掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 2004年かそれ以前から販売されている模様。青森駅弁「帆立釜めし」に近い感じの、赤く平べったいプラ製の釜飯型容器を使用、商品名その他数言を書いたボール紙の箱に詰める。中身はサバの素焼きを炊き込んだ五目飯の上を、シイタケ、山菜、カマボコ、黒豆、クリ、レンコン、業務用錦糸卵で覆うもの。手作りの味。ここは丹波なので豆や栗に見るべきものがありそうだが、いずれも甘く甘く味付けされていたため、品質はよく分からなかった。

 この弁当は柏原(かいばら)駅のキヨスクではなく、駅舎に併設された観光案内所の一角を占める物産店、つまり土産物屋で販売されている。調製元は柏原駅前の弁当屋。

 柏原駅の駅舎はテーマパークの中にでも建っていそうな、屋根が高く窓が少なく塔を載せた木造建築物。これは1990年4月から9月まで大阪府の鶴見緑地で開催された万国博覧会「国際花と緑の博覧会」において、JR西日本が出展したパビリオン「SL義経(ドリームエキスプレス)」で使われた「山の駅」が移築されたもの。「風車の駅」駅舎は福井県の小浜線若狭本郷駅で使われている。

【福知山線柏原(かいばら)駅】1899(明治32)年5月25日開業 兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端
【有限会社イッサフーズ】兵庫県丹波市柏原町柏原1102−14 TEL:0795(72)0660
 http://www.andalpha.com/issa/
焼さば寿し(1,260円) 2010年8月14日に神戸淡路鳴門自動車道淡路サービスエリアで購入

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 明石海峡大橋の淡路島側に位置する淡路サービスエリアで販売されていた土産物。板昆布と笹の葉を貼り大葉と生姜を混ぜた焼サバ寿司が1本、ビニール袋に密封されて市販の白い紙箱に収まり、商品名とブランド名を書いた掛紙が巻かれる。食品表示によると高速道路の商品としては珍しく地元で製造されているようであるが、残念ながら油漬けでべたべたした印象しかないダメダメ品。調製元は江戸時代創業の海産物卸問屋。

 神戸淡路鳴門自動車道は、昭和の頃は瀬戸大橋あるいは本州四国連絡橋の神戸・鳴門ルートと呼ばれていた、淡路島を縦貫して明石海峡と鳴門海峡に長大橋を1本ずつ架けて、本州と四国を、兵庫県と徳島県を結ぶ自動車専用道路。本ルートは世界最長の吊り橋である明石海峡大橋(全長3,911m、支間長1,991m)の完成により1998(平成10)年4月5日に全通した。同日に淡路サービスエリアも開業、駐車場やトイレ、売店やレストランから、ガソリンスタンドや花時計や観覧車まで備える巨大な行楽地になっている。

【神戸淡路鳴門自動車道淡路サービスエリア】1998(平成10)年4月5日開業 兵庫県淡路市岩屋
【協和商事株式会社】兵庫県淡路市岩屋3611−12 松帆食彩工房樽五 TEL:0799(73)2256
 http://hyogotu-kyowasyoji.co.jp/
穴子寿し(1,260円) 2010年8月14日に神戸淡路鳴門自動車道淡路サービスエリアで購入

掛紙 外観 外観
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 明石海峡大橋の淡路島側に位置する淡路サービスエリアで販売されていた土産物。小骨が浮き出るワイルドで薄く身の締まった焼きアナゴの棒寿司が1本、ビニール袋に密封されて市販の白い紙箱に収まり、商品名とブランド名を書いた掛紙が巻かれる。少量の割に高価であるが、味付けと食感が硬すぎず柔らか過ぎず、同じ調製元の焼サバ寿司とは雲泥の差。瀬戸内海沿岸では買う前から選択の方向が見えていたかもしれない。

 深夜の1時に訪問した淡路サービスエリアは満員御礼。高速千円とツアーバス盛況のおかげだろうか、過去に鉄道が捨てて駅では失われた深夜の賑わいが、高速道路には存在した。

【神戸淡路鳴門自動車道淡路サービスエリア】1998(平成10)年4月5日開業 兵庫県淡路市岩屋
【協和商事株式会社】兵庫県淡路市岩屋3611−12 松帆食彩工房樽五 TEL:0799(73)2256
 http://hyogotu-kyowasyoji.co.jp/
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2001年6月17日開設 2011年7月30日更新
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