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 旅の友「駅弁」。実際に食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本 奈良(なら)駅2018年12月23日訪問Googleマップ「奈良駅」
JR-West Nara Station

駅名標 駅舎 駅構内

大阪駅からも京都駅からも快速列車で1時間弱。奈良市は奈良県や奈良盆地の北端に位置する、人口約35万人の古都。約1300年前に75年間ほど都が置かれ、当時の歴史ある寺院その他の建造物が保護あるいは復元される観光地。駅弁は2001(平成13)年になくなり、駅に駅弁のような商品はないが、首都圏その他のスーパーでの駅弁販売で全国ブランドの柿の葉寿司などが奈良駅の駅弁を名乗ることがある。1890(明治23)年12月27日開業、奈良県奈良市三条本町。

【終売】松花弁当(840円) 
Syoka Bento (end of sales)

正方形の容器が中で4分割。梅干し御飯、錦糸卵が載った酢めし、湯葉・エビ・生麩・里芋、魚・蒲鉾・蓮根・卵焼・デザートで4区画。ひとつの容器で2種類の御飯を入れるのは以前は珍しかった。魚とデザートは季節により変化するという。2001(平成13)年の夏に駅弁屋の廃業で幻の駅弁となった。

販売駅
関西本線 奈良(なら)駅 1890(明治23)年12月27日開業 奈良県奈良市三条本町
調製元
株式会社 精宏軒 奈良県奈良市三条本町5−2 0742(22)3459

【掛紙】特殊和風松花弁当(800円) 
Tokusyu Wafu Syoka Bento

掛紙

1980年代、昭和60年前後の、4月3日8時の調製と思われる、昔の奈良駅弁の掛紙。東大寺の大仏殿昭和大修理の落慶を記念して1980(昭和55)年に発売された、白飯とちらし寿司で2種の御飯に、煮物が主体のおかずが2区画の松花堂弁当。保存状態が悪く掛紙が汚れているが、東大寺長老狭川明俊大僧正の書が特徴。

販売駅
関西本線 奈良(なら)駅 1890(明治23)年12月27日開業 奈良県奈良市三条本町
調製元
株式会社 精宏軒 奈良県奈良市三条本町5の2 (23)7725

【掛紙】上等御辨當(35銭)調製年月日不詳
Joto Obento

掛紙

1920年代、大正時代末期か昭和時代初期の調製と思われる、昔の奈良駅弁の掛紙。この当時の近畿地方にのみ見られたと思う、名刺ほどのサイズしかない、とても小さな掛紙。第二次大戦前の掛紙しか見たことがない月乃家は、第二次大戦後の掛紙しか見たことがない精宏軒と同じではないかと思うが、そんな資料を見たことがない。

販売駅
関西本線 奈良(なら)駅 1890(明治23)年12月27日開業 奈良県奈良市三条本町
調製元
月乃家 奈良駅前 112番

柿の葉すし(1,029円)2004年10月16日にフーデックスプレスの駅弁大会で購入
Kakinohasushi

掛紙 掛紙 外観 外観 中身

スーパーの駅弁催事に出ていた、駅弁でない柿の葉寿司。簡易な容器を、中身を写真で紹介したフルカラーのボール紙枠にはめる。中身は普通のいわゆる柿の葉寿司が十個。しかしその中身はさば・さけ・穴子・小鯛・さんまが各二個という変わりもの。

調製元所在地の奈良県吉野郡上北山村は、ハイキングの名所である大台ヶ原を擁する高原と原生林の村。近鉄奈良から近鉄電車を3本乗り継いで約2時間、吉野線大和上市駅からバスを2本乗り継いでさらに約2時間かかるが、これは奈良の都が奈良県の北端に、村が南端にあるからで、熊野までは直線距離で30kmくらい、村を流れる北山川も熊野川水系である。ただ、弁当に記載の電話番号は田原本町のもの。

調製元
株式会社 いざさ 奈良県吉野郡上北山村河合353 07443(3)3448

桜ずし彩々(1,029円)2006年3月26日にフーデックスプレスの駅弁大会で購入
Sakurazushi Saisai

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身

駅弁催事でよく見る、駅弁でない柿の葉寿司の桜ずし版。同じ構造の容器を使い、パッケージ写真と中身を、桜の葉で巻いた鯛ずし、鮭ずし、海老ずし、さよりずし、赤かぶ漬ずしの各2個ずつへ替えたもの。個人的に食品の桜花や桜葉が苦手なので、風味や品質のレベルは判断できない。

購入箇所の駅弁催事では単に吉野名物として販売していたが、これを奈良駅弁として売ったスーパーもあった模様。こういう形で疑義駅弁が創られることもある。もっともこの業者の催事出品商品は、どこで作ってどこで売っているのか分からないのだが。

調製元
株式会社 いざさ 奈良県吉野郡上北山村河合353 07443(3)3448

謹製五目ちらし寿司(880円)2010年5月30日に東京駅の駅弁売店で購入
Kinsei Gomoku Chirashizushi

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

プラスティック製の円形の容器を、商品名と中身の写真を印刷したボール紙の枠にはめる。中身は酢飯の上にボイル海老、鮭切身、鶏照焼、アナゴ、山菜、イクラ、刻みシイタケなどを少しずつ少しずつ置くちらしずし。

この調製元の弁当は東京駅の「膳まい」や「駅弁屋旨囲門」でよく見掛ける。その際には奈良駅の駅弁だと掲示されることが多く、今回もそう書いてあったのでここに収蔵した。はたして奈良駅で実際にそれらの弁当が購入できるのだろうか。なお、他のブランドや所在地の商品でも同じ電話番号に出会っている。

調製元
株式会社 笹八奈良県吉野郡上北山村西原 0120-724-288