banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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特選幕の内お弁当(920円)2001年12月30日に新見駅ホーム上駅弁等売店で購
Tokusen Makunouchi Obento

掛紙 外観 外観 中身

 新見駅の幕の内弁当。中身は俵型御飯が6つとエビフライ・鶏唐揚・玉子焼・蒲鉾・鯖塩焼に煮物類などが入る普通の幕の内弁当に見えて、デザートが杏仁豆腐であることと、35センチほどの容器の長さが特徴。これほどの長さを持った駅弁容器は、ちょっと記憶にない。

新見はかつてSLの機関区が置かれた鉄道の要衝で、SLブームの頃は全国有数の好撮影地に多くの鉄道マニアが押し寄せたが、もう30年も昔の話。今の駅に活気はない。駅弁屋さんも2002年春で構内営業から撤退したが、駅売店や特急「やくも」の車内販売での委託販売で「駅弁」は残る。元が付いた駅弁屋さんは地域の仕出し弁当屋として盛業中。

販売駅
伯備線 新見(にいみ)駅 1928(昭和3)年10月25日開業 岡山県新見市西方
調製元
株式会社 大阪屋 岡山県新見市西方466−8 0867(72)0218 http://oosakaya-niimi.jp/

【終売】味の肉寿司(1,050円) 
Aji no Niku Zushi (end of sales)

2000年春の登場。長方形の容器に酢飯を敷いて岡山県産の和牛のステーキを5枚ほどぺたぺたと載せる。テレビや雑誌でも紹介され西日本地区の駅弁大会にも出品されたが、2001年秋のBSE(狂牛病)騒動により販売が見合わされたまま、2002年春に駅弁屋さんの駅構内営業からの撤退と共に正式に終売となった。

販売駅
伯備線 新見(にいみ)駅 1928(昭和3)年10月25日開業 岡山県新見市西方
調製元
株式会社 大阪屋 岡山県新見市西方466−8 0867(72)0218 http://oosakaya-niimi.jp/

【終売】たきごみ弁当(920円) 
Takikomi Bento (end of sales)

昔から、新見駅弁といえばこれだった。鬼と武者をマンガ風に描いた掛紙を使用、正方形の容器の半分は備前米に餅米と山菜を混ぜた炊き込み御飯、半分は椎茸や蒲鉾や海老などのおかずが入る。御飯に比べ明らかにおかずの少ない、つまり炊き込み御飯自体を味わうという、東北に多いが西日本には少ない御飯が主体の駅弁。駅売りに加え、特急「やくも」の車内販売でも販売されていたが、2000年頃に終売となった模様。

販売駅
伯備線 新見(にいみ)駅 1928(昭和3)年10月25日開業 岡山県新見市西方
調製元
株式会社 大阪屋 岡山県新見市西方466−8 0867(72)0218 http://oosakaya-niimi.jp/

【掛紙】たきこみ弁当(900円)1996年8月18日調製
Takikomi Bento

掛紙

1996(平成8)年8月18日11時の調製と思われる、昔の新見駅弁の掛紙。桃太郎が変なストーリーと共に描かれる。駅弁名は「たきごみ」と音が濁っていたと思うが、このバージョンでは「たきこみ」と濁っていない。

販売駅
伯備線 新見(にいみ)駅 1928(昭和3)年10月25日開業 岡山県新見市西方
調製元
株式会社 大阪屋 岡山県新見市西方466 0867(72)0218

【掛紙】御弁當(100円)1957年5月11日調製
Obento

掛紙

1957(昭和32)年5月11日の調製と思われる、昔の新見駅弁の掛紙。新見駅は伯備線に姫新線と芸備線列車がぶつかる鉄道の要衝であり、現在の幹線は伯備線であるが、当時はむしろ姫新線や芸備線のほうが幹線格であったのではと思う。山陽新幹線岡山開業と中国自動車道開通で、立場が逆転。

販売駅
伯備線 新見(にいみ)駅 1928(昭和3)年10月25日開業 岡山県新見市西方
調製元
大阪屋 所在地の記載なし 218

祭ずし(740円)2010年3月21日に山陽自動車道吉備サービスエリアで購入
Matsuri Zushi

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

高速道路のサービスエリアで売られていた弁当。楕円形の赤いプラ製容器を、お祭りのちょうちんとおみこしを描いたボール紙のパッケージに収める。中身は酢飯の上を錦糸卵で覆い、有頭海老、ママカリ、有頭海老、サワラ、アナゴ、しいたけ、レンコンなどで覆うもの。

岡山の名物駅弁「祭ずし」と同じ名前と内容と風味なのは、製造者が岡山の駅弁屋であるから。しかし、駅でも高速道路でもドライブインでも同じ弁当を売る駅弁屋が多い中で、ここでは駅弁とまるで異なるパッケージと容器を使っていることが興味深い。お値段も駅弁より控えめ。

販売駅
山陽自動車道 吉備(きび)サービスエリア 1993(平成5)年3月31日開業 岡山県岡山市北区今岡
調製元
株式会社 三好野本店 岡山県岡山市桑野131−6 086(200)1717 http://www.miyoshino.com/

さば寿し(1,180円)2010年3月21日に山陽自動車道吉備サービスエリアで購入
Saba Zushi

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

高速道路のサービスエリアで売られていたサバ棒寿司。2003年の空弁ブーム以降は焼サバ寿司に押されがちな、焼かない酢締めのサバをコシヒカリの酢飯に合わせた棒寿司が、カットされずに密封されずに1本、竹皮を模したボール紙の箱に詰められる。通信販売対応商品。

少量で高価な商品にも感じるが、身なりの整った見た目に美しい、けばけばした飾り気や宣伝色のない、今時に珍しい真面目な棒寿司。調製元の真庭市は鉄道でいうと姫新線中国勝山駅付近ということで、吉備SA近くの岡山駅ないし吉備線備前一宮駅からはずいぶん遠い気がするが、自動車道路の強力な整備が続く現在では、クルマでたったの1時間の距離である。

販売駅
山陽自動車道 吉備(きび)サービスエリア 1993(平成5)年3月31日開業 岡山県岡山市北区今岡
調製元
有限会社 青葉食品 岡山県真庭市草加部2250−6 0867(42)5336

JR西日本 津山(つやま)駅2014年10月26日訪問Googleマップ
JR-West Tsuyama Station

駅名標 駅舎 駅構内

岡山駅から津山線の列車で約1時間半。津山市は岡山県の北部に位置する人口約10万人の城下町及び宿場町で、古い町並みから新しい商業施設までを持つ地域の拠点。四方から路線が集まり、かつては鉄道の要衝としても賑わった。駅弁は2002年9月になくなったが、当時の駅弁が駅から遠い観光センターで販売されている。1923(大正12)年8月21日開業、岡山県津山市大谷。

【終売】しいたけ弁当(620円)2001年12月30日に津山駅駅舎内そば屋で購入
Shiitake Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

赤い正方形型の八角形プラスティック製容器の中身は、御飯の上に鳥そぼろ・錦糸卵・丸ごとの椎茸でストライプを描くように敷いたもの。掛紙をかけて紙ひもで縛り、駅のホームやコンコースではなく駅舎内のそば屋で売られる。写真は620円のもので、エビフライ・肉団子・オレンジなども入る1,000円のものもあった。

かつては4方向から最大10両編成の急行列車が出入りしていた肝心の津山駅は、この駅弁の購入時点で一日1往復の急行が発着するのみのローカル駅に転落、それでもこれと「幕の内弁当」の2種類の駅弁が販売されていたが、2002(平成14)年9月26日に駅弁屋の本社が火災で全焼したため、休業の後に駅弁撤退となった。翌年には駅から遠い公共施設「津山観光センター」の食堂で復活したそうだが、ここもまた2016(平成28)年11月27日に火災で半焼し、弁当は終売となった模様。

※2017年6月補訂:終売を追記
販売駅
姫新線 津山(つやま)駅 1923(大正12)年8月21日開業 岡山県津山市大谷
調製元
株式会社 吉野館 岡山県津山市横山11番地 0868(22)8331

【終売】御料理弁当(600円?)2001年12月30日に津山駅駅舎内そば屋で購入
Oryori Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

津山駅で販売されていた幕の内弁当。長方形の容器の中身は、俵型御飯に梅干しがひとつ、鳥足にコロッケに鯖塩焼、蒲鉾と玉子焼とカニカマ揚げその他が入っていた。津山駅弁は「しいたけ弁当」と「幕の内弁当」だけなので、「しいたけ弁当」が苦手ならばこちらを購入することになる。1,000円の豪華版もあった模様。

販売駅
姫新線 津山(つやま)駅 1923(大正12)年8月21日開業 岡山県津山市大谷
調製元
株式会社 吉野館 岡山県津山市横山11番地 0868(22)8331 http://www.asakura-do.co.jp/users/yosinok/