banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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佐賀牛すき焼き弁当(1,300円)2012年3月30日に武雄温泉駅改札外食堂で注文購入
Sagagyu Sukiyaki Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年4月に武雄温泉駅の駅弁として登場。商品名や宣伝文を細かく描いたクリーム色の掛紙で、黒いトレーを接着したふたが透明な長方形の発泡材枠容器を包む。中身は白御飯を佐賀牛のすき焼きで覆い、レンコンきんぴらを添えるもの。

内容としてはごくありふれた牛肉駅弁であるが、そこそこ厚くにゅるにゅるとした牛肉の赤身と脂身の香りと柔らかさに、他の駅弁で思い浮かばない品質の良さが感じられる。同年度のJR九州「第8回九州駅弁グランプリ」で1位を獲得し、九州内での知名度が爆発的に広がった。

JR佐世保線武雄温泉駅付近連続立体交差事業により地べたから上空へ移動した線路の下で、2010年3月に観光案内所と観光売店とカフェの一体施設がオープンした。同時に武雄温泉駅史上初の駅弁がそのカフェで生まれ、今も「武雄温泉駅弁当」の文字と写真が外壁面に残るが、この商品は長続きしなかったらしい。しかし2012年2月24日の受賞日から、この牛丼駅弁を買い求める客がちらほら訪れるようになった。有田駅に続き、21世紀の佐賀県内にまた新たな名物駅弁が生まれた。価格は発売当時や購入当時で1,260円、2014年4月の消費税率改定により1,300円。

※2015年8月補訂:値上げを追記
販売駅
佐世保線 武雄温泉(たけおおんせん)駅 1895(明治28)年5月5日開業 佐賀県武雄市武雄町大字富岡
調製元
カイロ堂 佐賀県武雄市武雄町富岡8249−4 0954(22)2767 http://kairodo.com/

佐賀牛焼肉弁当(1,260円)2012年3月30日に武雄温泉駅改札外食堂で注文購入
Sagagyu Yakiniku Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年4月に武雄温泉駅の駅弁として上記「佐賀牛すき焼き弁当」と共に登場か。掛紙のデザインも、容器も、中身の印象も、使われる牛肉も、価格も「佐賀牛すき焼き弁当」と同じ。あちらの牛肉はすき焼きの味付けで煮て、こちらの牛肉は焼き肉の味付けで焼いたものだろう。受賞の有無で知名度に大差は付いたが、うまさや品質には何の差もない。

駅前にはまだ事業用地と杭1本があるだけだが、武雄温泉駅は九州新幹線長崎ルート改め西九州ルートの起点として整備事業が始まっている。空港や高速道路と違い新幹線は、無駄な事業だと糾弾するマスコミ報道の合間を縫って少しずつ事業化されるから、まずは2008年3月に武雄温泉〜諫早間で始まり、続いて2012年6月に諫早〜長崎間で始まった。既存の新幹線とつながる新鳥栖〜佐賀〜武雄温泉の整備の見通しはまだ立たず、とりあえず佐世保線の肥前山口から武雄温泉までを複線化するという。

販売駅
佐世保線 武雄温泉(たけおおんせん)駅 1895(明治28)年5月5日開業 佐賀県武雄市武雄町大字富岡
調製元
カイロ堂 佐賀県武雄市武雄町富岡8249−4 0954(22)2767 http://kairodo.com/

佐賀牛サーロインステーキ&焼肉弁当(2,160円)2014年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
Sagagyu Sirloin Steak and Yakiniku Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2014(平成26)年1月の京王百貨店駅弁大会での実演販売でデビューか。掛紙には「佐賀牛弁当」とあるが、百貨店での商品名は「佐賀牛サーロインステーキ&焼肉弁当」であった。武雄温泉駅弁躍進の立役者である「佐賀牛すき焼き弁当」と、同じようなパッケージ。中身は商品名のとおり、佐賀牛のサーロインステーキと焼肉で御飯を覆うもの。タレも赤身も脂身も香るすき焼き肉も、噛むとキュッと音が鳴りそうな霜降りの柔らかいステーキ肉も、この大会で食べた牛肉弁当では群を抜くうまさ。価格は2014年の購入当時で2,100円、2017年時点で2,160円。

販売駅
佐世保線 武雄温泉(たけおおんせん)駅 1895(明治28)年5月5日開業 佐賀県武雄市武雄町大字富岡
調製元
カイロ堂 佐賀県武雄市武雄町富岡8249−4 0954(22)2767 http://kairodo.com/

佐賀牛極上カルビ焼肉弁当(1,620円)2014年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
Sagagyu Gokujo Galbi Yakiniku Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2012(平成24)年度のJR九州の駅弁キャンペーン「九州駅弁グランプリ(第9回)」へのエントリーに向け、同年10月までに発売。翌2013年度の同キャンペーンにもエントリーされ、そこで優勝した。武雄温泉駅の他の駅弁とは違い、牛肉の写真を美しく載せた黒い掛紙を使う。容器は共通で、中身も牛肉以外は同じ。駅弁の名前のとおり、白御飯を佐賀牛の極上カルビとスライス肉の焼肉で覆う。上で何度も書いているが、常温にしても駅弁として美味すぎる焼肉弁当。価格は2014年の購入当時で1,575円、2017年時点で1,620円。

販売駅
佐世保線 武雄温泉(たけおおんせん)駅 1895(明治28)年5月5日開業 佐賀県武雄市武雄町大字富岡
調製元
カイロ堂 佐賀県武雄市武雄町富岡8249−4 0954(22)2767 http://kairodo.com/

【終売】むつごろうちらしずし(500円) 
Mutsugoro Chirashi Zushi (end of sales)

有明海の珍味ムツゴロウの蒲焼きが入っているという、全国唯一のムツゴロウ駅弁。1990年代の駅弁撤退後もシーズン中には臨時販売があり、2000年頃には5個以上の予約販売を受けていたとも聞くが、現在はそれもない模様。2002年に廃業したらしい。

肥前山口駅は長崎本線が佐世保線を分岐する鉄道の要衝で、現在でも博多と長崎や佐世保やハウステンボスを結ぶ特急が毎時4本程度発着し、その一部は列車の分割併合のため5分程度の停車時間があるから、駅弁の販売に適していると思えてならない。

販売駅
長崎本線 肥前山口(ひぜんやまぐち)駅 1895(明治28)年5月5日開業 佐賀県杵島郡江北町大字山口
調製元
有限会社 常盤軒 佐賀県杵島郡江北町大字山口1531−1 0952(86)3131

有田焼カレー(1,500円)2009年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Arita Yaki Curry

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2007(平成19)年4月18日に「有田鶏弁当」と共に登場した、おそらく有田駅史上初の駅弁。駅弁の名前には「有田焼」と「焼カレー」が掛けられているのだろう。有田焼の器を黒いボール紙で箱詰めし、駅弁名と有田焼のイメージを印刷した掛紙を巻き、輪ゴムで留める。中身はオーブンで容器ごと焼いた、28種類のスパイスを使ったという牛挽肉入りチーズカレー。辛くないけどスパイシーな、常温でもおいしいカレーライス。容器はもちろん、食器などに活用できる。

登場時には同じ容器と箱を使う鶏飯「有田鶏弁当」のほうが注目されたようだが、こちらは2008年5月2日放送のTBS系列「ランキンの楽園」内「ギャル曽根が食べまくって決める全国47都道府県激うま駅弁ランキン」で第1位を獲得して知名度が上がり、2009年1月の京王百貨店駅弁大会での輸送販売が大当たり、さらに2010年にJR九州が実施した「第7回九州の駅弁ランキング」で第1位を獲得し、いまやおそらく駅弁の業界やファンの誰もが知る存在ではないかと思う。従来の駅弁になかったアイデアとデザインが詰まっている。

カレーの駅弁は各地で時々出ているが、消滅が惜しまれる山口県・山陽本線柳井駅「ドライカレー弁当」を除き、その存在は話題にも挙がらない印象。だからこの駅弁は、全国初のカレー駅弁などと紹介されることがある。焼カレーの駅弁としては、おそらく史上初である。

※2012年2月補訂:九州の駅弁ランキング1位を追記
販売駅
佐世保線 有田(ありた)駅 1897(明治30)年7月10日開業 佐賀県西松浦郡有田町本町
調製元
創ギャラリーおおた 佐賀県西松浦郡有田町南原甲444 0955(42)4275 http://www.sagafan.com/shop/shopinfo/shc/oota/

有田焼カレー(1,500円)2011年3月21日に有田駅キヨスクで購入
Arita Yaki Curry

掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身 中身

上記の駅弁を、現地で買ったもの。中身は少し温かく、味は同じで、食感は良くも悪くも柔らかい印象。これが10個程度、改札外駅舎内のキヨスクに積まれていた。もはや佐賀県を代表する駅弁であり、九州を代表する駅弁のひとつでもある。

販売駅
佐世保線 有田(ありた)駅 1897(明治30)年7月10日開業 佐賀県西松浦郡有田町本町
調製元
創ギャラリーおおた 佐賀県西松浦郡有田町南原甲444 0955(42)4275
株式会社 プレアデス 佐賀県西松浦郡有田町南原甲444 0955(42)4275
http://www.sagafan.com/shop/shopinfo/shc/oota/
催事駅弁

有田焼カレー鶴屋オリジナル酵素ポーク入り(1,800円)2013年2月11日に鶴屋百貨店駅弁大会で購入
Arita Yaki Curry Tsuruya Original Kouso Pork Iri

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2013年2月に熊本県熊本市の鶴屋百貨店で開催された駅弁大会で、第50回記念の鶴屋限定弁当として販売された商品。通常版の有田焼カレーに、佐賀県武雄産の酵素ポークを入れたというが、スパイスとチーズの味が強い製品だけあって、肉を替えても風味に大きな違いはない。

調製元
株式会社 プレアデス 創ギャラリーおおた 佐賀県西松浦郡有田町南原甲444 0955(42)4275 http://www.sagafan.com/shop/shopinfo/shc/oota/
催事駅弁

有田焼カレー(2,100円)2009年2月14日に鶴屋百貨店駅弁大会で購入
Arita Yaki Curry

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2009(平成21)年2月4〜17日に熊本県熊本市の鶴屋百貨店で開催された「第46回全国有名駅弁当とうまいもの大会」で実演販売されたお弁当。1か月前の京王百貨店駅弁大会で大ブレイクした上記駅弁の中身に佐賀産和牛の角煮を追加したもの。有田焼の容器もなんとなく渋い色に変わっている。価格は600円のアップ。後の有田駅弁の百貨店での実演販売でもだいたい、通常版に加えてこれも併売している。

調製元
創ギャラリーおおた 佐賀県西松浦郡有田町南原甲444 0955(42)4275 http://www.sagafan.com/shop/shopinfo/shc/oota/
催事駅弁

有田焼カレーS(1,050円)2012年2月11日に鶴屋百貨店駅弁大会で購入
Arita Yaki Curry S

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2012(平成24)年2月1〜14日に熊本県熊本市の鶴屋百貨店で開催された「第49回全国有名駅弁当とうまいもの大会」で実演販売されたお弁当。今では九州を代表する駅弁のひとつとなった有田駅弁「有田焼カレー」を、7割程度のサイズにそっくりそのまま縮小している。違いは箱の色が赤いか黒いかで、味は当然に同一。

2012〜2013年の駅弁大会シーズンでは、これが首都圏のスーパーでの駅弁催事で有田駅の駅弁として販売されてしまっており、そう表示すると疑義駅弁となる。有田焼カレーそのものは2009年1月の京王百貨店駅弁大会での実演販売を前に東京都の中目黒へカフェめしとして進出しており、東京で駅弁と同じものも買ったり食べたりできる。

調製元
創ギャラリーおおた 佐賀県西松浦郡有田町南原甲444 0955(42)4275 http://www.sagafan.com/shop/shopinfo/shc/oota/

有田焼シチュー(1,350円)2013年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Arita Yaki Stew

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2013(平成25)年1月の京王百貨店駅弁大会と阪神百貨店駅弁大会でデビューか。名前と見栄えから分かるとおり、今は九州を代表する駅弁になった「有田焼カレー」の姉妹品。カレーではSサイズとされる有田焼の容器にビーフシチューを300グラム、その左右にコッペパンを2個。現地で売られているかどうかは分からない。

販売駅
佐世保線 有田(ありた)駅 1897(明治30)年7月10日開業 佐賀県西松浦郡有田町本町
調製元
株式会社 プレアデス 創ギャラリーおおた 佐賀県西松浦郡有田町南原甲444 0955(42)4275 http://www.sagafan.com/shop/shopinfo/shc/oota/

【掛紙】唐津御弁当(500円)調製年月日不明
Karatsu Obento

掛紙

1980年代頃の調製と思われる、昔の東唐津駅弁の掛紙。1983(昭和58)年3月まで、東唐津駅は筑肥線からの唐津の玄関口であり、すべての列車はこの駅で進行方向を変え、博多駅方面と山本駅方面へ向かい、駅弁も売られていた。掛紙の記述から、博多駅の駅弁屋の支店があったことが分かる。写真は1966(昭和41)年に模擬天守を新築した唐津城。

販売駅
筑肥線 東唐津(ひがしからつ)駅 1925(大正14)年6月15日開業 佐賀県唐津市松南町 ※2017年時点の所在地
調製元
寿軒 唐津支店 佐賀県唐津市東唐津四丁目 連絡先の記載なし