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 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR九州 佐賀(さが)駅2017年2月4日訪問Googleマップ
JR-Kyushu Saga Station

駅名標 駅舎 駅構内

博多駅から特急列車で約40分。佐賀市は佐賀県の中央部を占める人口約24万人の城下町で、農業や漁業や軽工業がさかんな県庁所在地。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が、高架下の商業施設のテナントとして健在だが、駅弁屋としての商売を終えている模様。1891(明治24)年8月20日開業、佐賀県佐賀市駅前中央一丁目。

佐賀みつせ鶏とりトロ弁当(760円)2011年3月21日に佐賀駅高架下駅弁売店で購入
Saga Mitsusedori Toritoro Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2006(平成18)年のJR九州「第3回九州の駅弁ランキング」開催を前に、同年8月の登場。竹皮製の容器を、駅弁の名前と鶏などを描いたクリーム色の掛紙で巻く。半透明のプラ製トレーに収まる中身は、茶飯の上を錦糸卵と「みつせ鶏」手羽胸肉の照焼で覆い、グリーンピース、ししとう、シイタケ、かまぼこ、紅生姜で彩り、タクアンと七味唐辛子を添えるもの。見た目も食べても脂肪分が感じられなく、肉の密度が高いのに固いわけではない独特の鶏のぶつ切りが印象的。価格は購入当時で730円、2014年4月の消費税率改定により760円。

みつせ鶏とは、佐賀県鳥栖市の食鳥産業者であるヨコオが1994年から販売する、自社開発し一貫生産を手掛けるブランド地鶏。佐賀、福岡、長崎、大分など主に北部九州の山間部で生産されているそうで、駅弁では先に小倉で商品になっている。

※2015年8月補訂:値上げを追記
販売駅
長崎本線 佐賀(さが)駅 1891(明治24)年8月20日開業 佐賀県佐賀市駅前中央一丁目
調製元
佐賀駅構内営業 有限会社 新玉 佐賀県佐賀市駅前中央二丁目2番15号 0952(31)1212

佐賀名産ちらし寿司(1,300円)2005年10月27日に佐賀駅高架下駅弁売店で購入
Saga Meisan Chirashi Zushi

外観 外観 外観 中身 中身

九州の駅弁ランキングの開催に伴い、2004(平成16)年の秋に登場か。海老やレンコン揚げやつくねや煮物などに加えて、時には有明産ムツゴロウ蒲焼など季節物が入ることもあるという、ちらし寿司を詰めた有田焼の器を、果物用の緩衝材で包む。器も具も見栄え良く、地元でも親しまれるその下の酢飯が素晴らしい。

第1回九州の駅弁ランキングでは、応募者の投票により対象37駅弁中2位の評価を得た。しかし、無名で予約限定の新作駅弁が他の有名伝統駅弁をいきなり押し退けたことには違和感を覚えた。九州では珍しい瀬戸物容器が受けたか、あるいは組織票か応援票でも入ったか。報道を機に名物駅弁への昇華ができるかどうか。

なお、2006年3月放送のテレビ番組によると、器の柄は5種類あり、専用紙箱が50円で売られているそうな。2006年5月には容器の終了で終売、翌6月に新しい容器と紙箱を使い1,260円へ値上げ。2014年4月の消費税率改訂により1,300円。2017年時点でも、前日までの予約により購入できる模様。

※2017年2月補訂:現況を追記
※2015年8月補訂:値上げを追記
販売駅
長崎本線 佐賀(さが)駅 1891(明治24)年8月20日開業 佐賀県佐賀市駅前中央一丁目
調製元
佐賀駅構内営業 有限会社 新玉 佐賀県佐賀市駅前中央二丁目2番15号 0952(31)1212

【終売】錦弁当(940円)2005年10月27日に佐賀駅高架下駅弁売店で購入
Nishiki Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

JR九州の駅弁キャンペーン「九州の駅弁ランキング第2弾」の開催に伴い、2005(平成17)年の秋までにリニューアル。下の従来版と比べて、価格と掛紙こそ同じだが、容器が発泡材ボール紙ふたに変わり、中身は正方形6分割に変わり、内容は三種の御飯をそのままに、おかずが煮海老や鳥照焼やイカ焼売や豚焼肉や煮物などに変わった。価格は購入当時で940円、2014年4月の消費税率改定により970円。駅弁としては、2016年頃までの販売か。

改善が図られたと言って良い。掛紙と駅弁名を催事用駅弁レベルに引き上げ、佐賀県産食材多用を語るお品書きを付ければ、百貨店の駅弁催事に持ち込めると思う。ただ、販売実態は駅高架下テナントのお弁当であり、予備知識がないと駅弁だとは気付かない。

※2017年2月補訂:終売を追記
※2015年8月補訂:値上げを追記
販売駅
長崎本線 佐賀(さが)駅 1891(明治24)年8月20日開業 佐賀県佐賀市駅前中央一丁目
調製元
佐賀駅構内営業 有限会社 新玉 佐賀県佐賀市駅前中央二丁目2番15号 0952(31)1212

【終売】錦弁当(940円)2004年2月23日に佐賀駅高架下駅弁売店で購入
Nishiki Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

佐賀駅の幕の内駅弁。幕の内弁当は他にも数種類が売られていたが、掛紙がかかり駅弁らしいのはこれだけ。枠も底もすべて経木の長方形容器を、カニとムツゴロウを描く掛紙で割箸ごと包み、スズランテープでしばる。中身は紅白の俵飯に佐賀駅弁名物かにちらしずし、おかずは蒲鉾・焼魚・玉子焼にエビフライやウインナーや竹の子など。おかずの品質に見るべきものはないが、美味い御飯が三種もあることが特徴。

販売駅
長崎本線 佐賀(さが)駅 1891(明治24)年8月20日開業 佐賀県佐賀市駅前中央一丁目
調製元
佐賀駅構内営業 有限会社 新玉 佐賀県佐賀市駅前中央二丁目2番15号 0952(31)1212

【終売】かにちらしすし(650円)2004年2月23日に佐賀駅高架下駅弁売店で購入
Kani Chirashi Sushi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

ほぼ正方形の経木枠容器に紙蓋とシンプルなデザインの掛紙をかけてスズランテープでしばる。中身は酢飯の上に海苔と錦糸卵と北海道産のカニの身とグリーンピースを散らす、やはりシンプルなちらしずし。食べる前にはカニ駅弁として廉価の度が過ぎる価格と中身の見た目の貧弱さに不安を覚えたが、食べるとその味は底なしに奥深く、満腹でも食が進む。調製元でも数名のみが知るという極秘扱いの酢の調合がこの味を出しているのか。価格は購入当時で630円、2014年4月の消費税率改定により650円。駅弁としては、2016年頃までの販売か。

佐賀では1976(昭和51)年に駅を高架化し北側に移転、高架下に商店街とバスターミナルを整備し、駅跡地では区画整理事業を実施と、教科書どおりの市街地改造で発展を見込んだ。しかしその当てが外れて、駅前は今でも駐車場などの空き地だらけ。利用が低迷する1998年開港の佐賀空港と共に、佐賀県や佐賀市の悩みの種。

※2017年2月補訂:終売を追記
※2015年8月補訂:値上げを追記
販売駅
長崎本線 佐賀(さが)駅 1891(明治24)年8月20日開業 佐賀県佐賀市駅前中央一丁目
調製元
佐賀駅構内営業 有限会社 新玉 佐賀県佐賀市駅前中央二丁目2番15号 0952(31)1212

【掛紙】お寿司(20銭)1933年8月25日調製
Osushi

掛紙

昭和(大正?)8年8月25日午後の調製と思われる、昔の佐賀駅弁の掛紙。駅弁名にも駅弁屋の屋号にも平仮名が使われており、戦前では少数派ではないかと思う。橋と像と城が名所として描かれる。

販売駅
長崎本線 佐賀(さが)駅 1891(明治24)年8月20日開業 佐賀県佐賀市駅前中央一丁目
調製元
あら玉 所在地の記載なし 415番