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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

駅弁資料館談話室へ2008年12月1日から31日までに投稿された記事です。

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つくばエクスプレスのお弁当 投稿者:やま
投稿日:2008年12月26日(金)23時24分52秒

今日、所用でつくばエクスプレスに乗って、つくばへ行ってきました。
改札コンコースに物産店が出来て、
厳密には駅弁とは言えないかもしれませんがお弁当が置いてありました。
地元食材を使った「物産ボックス弁当」です。
つくば北条米の御飯、つくば鶏のから揚げ、ヤーコン漬物等中身は地元の物産品中心です。

取っ手の付いたボックスに御飯とおかずが二段になって入っています。
製造元は仕出しや欽ちゃん球団弁当などを作っている「さんQ」という会社のようです。
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京王の駅弁大会 投稿者:まぼろし駅長
投稿日:2008年12月26日(金)00時06分31秒

こんばんは。一年振りくらいでしょうか?
まぼろし駅長です。
25日に京王百貨店のHPが更新され来年1月の駅弁大会の詳細が公表されました。

「想い出の味、ふるさとの味、第44回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」は1月8日(木)〜20日(火)の開催です。
では開場でお会いしましょう。。。。。。
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「小松帯刀弁当」の秘密 投稿者:中年18きっぷ
投稿日:2008年12月11日(木)19時56分1秒

品川駅 小松帯刀辨當(法定ラベルでは本家小松帯刀弁当)(常盤軒、\1,200)

バンコクの国際空港が閉鎖中の12月2日、居住するバンコクに帰るためタイ国際航空ウタパオ行き臨時便搭乗めざし成田エクスプレス乗車前に購入。

容器は黒色紙製の既成らしきもので、小さめの掛け紙がセロハンテープ止めしてある。その掛け紙は黄色着色紙に墨一色刷りと地味ではあるが、本年のNHK大河ドラマ「篤姫」で有名になった小松帯刀ご本人の実写写真が大きく印刷され、中心には筆文字で弁当名がでかでか書かれその上に小松家のものらしい家紋が描かれる。なおこの商品名,大河ドラマを見ていなければ「こまつたてわきべんとう」と正しく読むことはまず不可能であろう。

小松帯刀は明治維新時の薩摩藩家老にして明治3年に早逝する前は新政府の重職にあった人物で、明治維新に大きな役割を果たしたとのこと。その肖像写真を見ると、役者の瑛太氏よりもはるかに意志の強そうな、しかしなかなかの好男子である。

ドラマに便乗するのであれば「篤姫弁当」となりそうなものだが、常磐軒がわざわざ帯刀の弁当を発売したのには理由がありそうである。掛け紙上の説明によれば、小松帯刀は小松家29代当主であり、またこの弁当は小松家36代当主考案とある。これだけでは謎かけのようでよくわからない話であるが、常盤軒のホームページを見ると同社の社長は小松久美子氏とあり、どうやら小松家36代当主というのはこの社長さんではないか、という推察が可能となる。さらにネットで情報を調べると、やはり常盤軒は小松帯刀直系子孫の会社であり、ドラマにも登場したお琴さんの生んだ男の子のその子供、すなわち帯刀の孫にあたる実業家、小松重春が鉄道局より構内販売の免許を得て大正12年に営業を開始した駅弁屋が常盤軒であるということである。なんでも帯刀が鉄道敷設建白書を提出し鉄道建設実現に貢献した功績が認められての免許獲得であったそうな。

明治5年に始まった日本の鉄道は、佐賀の大隈重信と長州の伊藤博文が中心となって推進したもので、薩摩の大久保利通は強硬な反対派であったというが、帯刀は薩摩出身でありながらこの間に入って鉄道敷設を実現させたということであろうか。そうだとすると帯刀はドラマさながらの調停能力を鉄道建設においても発揮したことになる。

常盤軒の社長にしても、これまでまさかご先祖様のドラマが放送されようとは思ってもおらず、したがって居ても立ってもいられずついにはその人の弁当を商品化してしまったということではあるまいか。

それはさておき、これまでも常盤軒は「薩摩」と名のつく弁当をいくつか販売し、また品川駅構内で経営する居酒屋に「薩摩屋敷」と名付けているのはどういうわけかと疑問を抱いていたが、これでようやくその謎が解けたことになる。

ついでに、なぜ小松家は大正も終わり近くになって品川駅で駅弁販売をやろうと志したのか、当時から薩摩を売りにした弁当があったのか、JRになって以降東京都の他の駅弁屋はNREの傘下に入らされてことごとく駅弁製造と構内販売からは撤退しているのになぜ常盤軒だけが維持できているのか、それでも中央会を脱退してしまったのはなぜか、など疑問に思っている関連の情報も併せて常盤軒よりホームページで説明していただけたら有難い。

弁当中身の紹介を忘れるところであった。さつまいも、さつまあげ、薩摩黒豚使用かもしれない豚角煮など薩摩名物に加え、たまご焼き、海老天ぷら、鯖みりん焼き、筑前煮などもある幕の内タイプでおかずにボリュームがあって食味も良好。高めの価格設定であるが、ご先祖の名に恥じない質実剛健なる内容と思う。
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10月残りの収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2008年12月 5日(金)21時06分52秒

こんばんは、まっこうくじらです。引き続き10月の収穫報告です。

●2008年10月16日(木)
東京都・東海道本線東京駅「鉄子の旅プロデュース日本縦断弁当〜あじわい西日本編〜」(1,000円)
青森県・東北本線八戸駅「青森ぜいたく三昧」(1,250円?)
青森県・東北本線八戸駅「八戸小唄寿司(発売50周年記念商品)」(1,300円)

東京駅駅弁大会の際に旨囲門に立ち寄って目を付けた未収蔵駅弁を
この日の夕方に買いました。
鉄子の旅弁当はついにJR西日本エリアへ。
今回の掛紙イラストは木次線出雲坂根駅、
中身はじゃこ載せ飯と油揚げ飯、明石焼にイイダコや
ママカリ酢締めなどの関西中国地方版。

青森ぜいたく三昧は、
御飯にウニ、イクラ、大間まぐろ、錦糸卵、柴漬けを載せた
既視感のある八戸駅弁丼。今回は具がパサパサしていたような。
通常版と併売されている、赤いパッケージの八戸小唄寿司、
中身はサバ、サケ、ウニ入りコンブの棒寿司各1本という
全くの別バージョン。絵葉書が1枚付いていますが、
毎年絵柄が変わる旨の案内があるということは、
これは記念作ではなく新商品なのかと。

●2008年10月25日(土)
神奈川県・東海道本線横浜駅「秋の神奈川味わい弁当」(880円)

崎陽軒らしからぬコンセプトの商品を駅弁売店で発見したので収穫。
中身はシウマイ弁当の変形版。
いつもの経木折に俵飯ではなくキノコの炊込飯を詰め、
シウマイを2個減らして、アンズと昆布を抜き、
照焼をマグロからサワラに代え、ワカサギフライを入れたものか。

神奈川県の観光名所の写真を6点使用した掛紙は、
今年10〜11月の神奈川県観光協会「秋の神奈川再発見キャンペーン」の
電車内中吊りポスターその他の広告に使われる弁当外観と全く同じ。
その広告ではこんな弁当は実在しない旨の注記が付いており、
無許可ではないと思いますがお茶目にも実在の弁当にしてしまったようです。

●2008年10月26日(日)
神奈川県・東海道本線大船駅「湘南ツイン弁当」(1,000円)
神奈川県・東海道本線小田原駅「小田原駅開業88周年記念弁当」(880円)
東京都・東海道本線東京駅「松茸ごはん弁当」(1,300円)
東京都・東海道本線東京駅「黒幕」(1,400円)
東京都・東海道本線東京駅「東京駅 駅弁パン」(780円)

大船や小田原の新作情報を見て、また駅弁の買い出し。
漫画アクション「駅弁ひとり旅」とのタイアップ商品で、
その登場人物と元祖湘南電車のイラストを描いた掛紙を使用、
中身は鳥照焼を載せたひじき混じりのカレー御飯と
サバ竜田揚とシラスを載せたトマト御飯に、玉子焼とミニ大福など。
大船軒の記念駅弁にしては味が無難ですが、ジャンクフード系かと。

小田原の記念駅弁は、なんでこんな外観と中身になってしまうのか。
催事屋に頼りすぎて新作の開発能力を失ってしまったのでしょうか。

東京駅でも駅弁の上積み。
崎陽軒東京地区限定9/20〜11/30限定の松茸ごはん弁当は、
円形容器をベンツマークに3分割して、松茸飯、ホタテなどの煮物、
マグロ照焼や揚げエビや魚すり身団子やシウマイや焼印入り玉子焼など。

グランスタ開業1周年記念駅弁は、黒い幕の内弁当だから黒幕。
御飯や鶏唐揚や和菓子に黒ゴマを、白身魚に黒酢を使い、
容器も掛紙も黒い高級弁当で風味は柔らか。
そういえば鳥取の黒めしも食感は柔らかいものでした。

駅弁パンはNRE製ではなくエキナカのパン屋さんのもの。
パンで似せたおむすび2個、本物の鶏唐揚げ2個、
総菜パン1個に、タイ型の和菓子?1個。
羽田の空弁のような洗練さとは対照的で、
掛紙で期間限定個数限定のアオりがうるさいのですが、
話題性を狙った商品としては成功したと思います。味もまあまあ。
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