空弁資料館ロゴマーク 旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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山形空港の空弁(1種類を収蔵)

 山形空港 2008年2月3日訪問
空港写真 空港写真 空港写真 空港写真
 1964年に山形県内初の空港として、山形市の北約18kmの盆地に開港、1976年にジェット化。1992年の山形新幹線開業で羽田便が打撃を受けて利用が低迷、今や利用者数はその前年に開港した庄内空港に抜かれ、50人乗り一日4往復の伊丹便が主力。空弁は金土日曜のみ下記の1種が売られ、1階と2階の売店でPOPも鮮やかに宣伝される。

牛丼弁当(1,100円) 2008年2月3日に山形空港ターミナルビル2階土産物売店で購入
掛紙 掛紙
外観 外観 中身 中身

 2005年秋に現地でひっそりと、首都圏その他遠隔地のスーパーでの駅弁催事で大々的にデビューした、山形空港唯一の空弁。プラ製トレーを接着した長方形の発泡材容器を、空港名と弁当名を書いたボール紙の枠にはめる。中身は白御飯に甘味の勝る甘辛な牛すき焼き肉を少々載せ、半熟卵と椎茸やごぼうや紅生姜を載せ、柴漬けと醤油漬けを添えるもの。製造者がJR山形新幹線米沢駅の駅弁屋なので、そこの牛肉駅弁と同等の良い風味を楽しめた。

 一日に定員50名の小型機6便と定員134名の東京便1便のみの空港ではまともな空弁需要が小さいのか、現地では金土日曜のみの販売で、平日の入手には予約が必要。しかし催事場でばかり見て現地ではさっぱり見ないどこかの空弁と違い、こちらはターミナルビルの売店2箇所でしっかり宣伝されていた。

 その名のとおり山形県を代表する空港であった山形空港は、1992年のJR山形新幹線開業と1999年の新庄延伸で東京便が打撃を受け、利用者数は過去10年で1/3以下に減少、1991年開港の庄内空港の半分程度しかない。県庁のメンツをかけて補助金漬けで羽田便を維持している。

※2008年6月補訂:写真の更新と解説文の一部修整

【山形空港】1964(昭和39)年6月開港 山形県東根市大字羽入字柏原新林3008 http://www.yamagata-airport.co.jp/
【有限会社松川弁当店】山形県米沢市駅前3−5−3 0238(23)0725 http://www.yonezawaekiben.jp/
2006年2月19日開館 2011年6月26日再編 URL:https://kfm.sakura.ne.jp/soraben/
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