旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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ロビー(TOP)>関東の空弁>茨城空港の空弁>茨城空港の空弁 茨城空港の空弁(3種類を収蔵)
茨城空港に行きました(?円) 2010年5月30日に茨城空港ターミナルビル2階売店で購入 ブルーベリー入りの丸いパイが5個、個別包装された上にまとめて透明な袋に密封され、白いボール紙の箱に詰められ、茨城空港の俯瞰図やキャラクターを描いた包装紙に包まれる。どんな空港でも売られていそうな土産物に見えて、製造者が空港から10kmも離れていない地元の御菓子司であることは、このたぐいの土産物としてはとても珍しい。そんなことで、これもここに収蔵。 包装紙に描かれる3人の戦士?は、開港約2年前の2008年5月28日に小美玉市茨城空港利用促進協議会が発表した空港PR用キャラクター。名前は包装紙では分からないが、3人まとめて「スカイスリー」というらしい。しかし同じ2008年5月には茨城県が、2007年の全国健康福祉祭茨城大会のために2005年4月に生んだキャラクター「ハッスル黄門」を茨城空港のPRマスコットに採用することを決定しており、県と市でマスコットが異なる事態になってしまった。 【茨城空港】2010(平成22)年3月11日開港 茨城県小美玉市百里 http://www.ibaraki-airport.net/ 【株式会社吉田屋】茨城県行方市玉造甲659−1 連絡先の記載なし 茨城空港どら焼(500円) 2010年5月30日に茨城空港ターミナルビル2階売店で購入 写真のとおり、どんな空港でも売られていそうな土産物のたぐい。「茨城空港」の焼き印を捺したどら焼きが3個、透明な個別包装に茨城空港のシールを貼り、包装紙の上に茨城空港の掛紙をさらに巻いて販売されていた。製造者は寛永5年(1852年)に水戸で漬物商として創業したという老舗の和洋菓子屋。6個で1,000円、10個で1,600円のパッケージもある。 このような商品を集め始めたらキリがない。しかし訪問時の茨城空港では、そんな土産物がことごとく、茨城県内の業者を製造元としていた。通常の空港土産は、全国を販路とする土産物専門業者が一手に製造し、連絡先のフリーダイヤルと販売者の名前を包装紙に印刷して販売されるものであり、地元で製造する商品にはほとんど出会えない。報道上は四面楚歌な茨城空港への個人的な応援として、ここに収蔵する。 【茨城空港】2010(平成22)年3月11日開港 茨城県小美玉市百里 http://www.ibaraki-airport.net/ 【亀印製菓株式会社】茨城県水戸市見川町2139−5 029(305)2211 http://www.kamejirushi.co.jp/ 常陸國焼き鯖すし(1,050円) 2010年5月30日に茨城空港ターミナルビル2階台売りで購入 訪問時に空港内で唯一売られていた空弁タイプの商品。竹皮柄のボール紙の箱を、インクジェットプリンタで出力した掛紙で巻く。内容はもはや空弁の定番と言える焼サバ棒寿司。酢飯にノルウェー産の塩鯖を合わせ、生姜や大葉を挟み込んだ棒寿司と、ラップでぴっちり巻いている。飯が油まみれなのに具はパサパサした不思議な組合せだった。 茨城空港は航空自衛隊百里飛行場と滑走路を共用する形で、国内98番目の空港として2010年3月に開港した。国内線の定期旅客便がゼロだとか、神戸便を開設したスカイマークが軍民共用の使い勝手の悪さを理由に逃げ出しそうになったとか、マスコミは散々に叩いているし、実際には収益事業としては失敗の方向へ向かっているのだろう。しかし公共事業とはそういうもの。道路も港湾も鉄道も、悪いのは借金と金利と赤字による後の世代へのツケ回しであり、基盤整備の観点で不要なものを造ってしまったという批判は、少なくとも茨城空港には当てはまらないと思う。 茨城空港はマイカーで訪れる観光地としては成功しているように見える。駐車場は地元ナンバーで埋まり、ターミナルビルは見物客で大賑わい。アシアナ航空のA321が着陸すると、展望デッキからは歓声が上がった。年間で数十万人もの観光客を集める施設は、半径20km圏内にはないのでは。道の駅の空港版として、今後も地元客で賑わうのではないかと思う。 【茨城空港】2010(平成22)年3月11日開港 茨城県小美玉市百里 http://www.ibaraki-airport.net/ 【大水】茨城県ひたちなか市馬渡3839−1 連絡先の記載なし 【株式会社すぎのや】茨城県坂東市岩井4215−1 連絡先の記載なし http://www.suginoya.com/ Copyright (C) 2006-2022 まっこうくじら |