旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
|
ロビー(TOP)>関東の空弁>羽田空港の空弁>豚肉の空弁 羽田空港、豚肉の空弁(14種類を収蔵)
特製ソースかつ丼(1,000円) 2021年3月12日に羽田空港の第1旅客ターミナル搭乗待合室の売店で購入 2015年の1月までに発売されたと思われる、下記の羽田空弁「特製ソースかつ丼」の、2021年時点の姿か。白飯をロースカツのソース漬けで覆い、ひじき、玉子焼、漬物を添えるシンプルな内容は変わらない。豚が飛行機に乗っていた掛紙が、商品名のみを目立つように記す絵柄に変わった。価格は50円のアップ。空弁ブームの終焉かコロナ禍か、羽田空港の空弁は東京都内の商業施設で広く売られる惣菜の他は、日本エアポートデリカのものばかりになっている。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【日本エアポートデリカ株式会社】東京都大田区羽田空港1−8−2 03(5708)7788 http://www.airdeli.co.jp/ うまい!豚肉生姜焼き弁当(880円) 2019年2月1日に羽田空港の第2旅客ターミナルビルの売店で購入 2018年の夏頃の発売か。白飯を豚肉で覆い、柴漬けと玉子焼を添える、シンプルな内容。生姜焼きというよりは味噌炒めな豚肉で、飯を進める。プラ製トレーにプラ製トレーを収めてぐらつく不思議な容器。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【日本エアポートデリカ株式会社】東京都大田区羽田空港1−8−2 03(5708)7788 http://www.airdeli.co.jp/ 麦みそ焼豚とやまや明太重(1,380円) 2018年8月19日に京王百貨店の地下食品売り場で購入 2017年の末頃に発売。デパ地下で購入。製造者が日本エアポートデリカなので、羽田空港の空弁の新作かと思ったら、主に東京都内の百貨店や商業施設でチェーン展開する高級スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」専用商品として2018年8月に登場したことになっている。時空がゆがんでいる。 「大河ドラマ西郷どん 鹿児島 山野井 西郷どん味噌仕込み 麦みそ焼豚と やまや明太重」と掛紙に書き、NHKエンタープライズ承認済のシールを貼る。中身は白飯を焼豚と卵とじと明太子と辛子高菜で覆い、煮物ときんぴらごぼうを添えるもの。デパ地下弁当にしては高級感。見た目がハムで食感はベーコンの、カリカリの焼豚が飯を旨くする。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【日本エアポートデリカ株式会社】東京都大田区羽田空港1−8−2 03(5708)7788 http://www.airdeli.co.jp/ 焦がし焼豚弁当(790円) 2017年3月3日に羽田空港第2旅客ターミナル売店で購入 2015年の6月までに発売か。御飯の上に豚角煮を折り重ね、タレをかけて、高菜と柴漬けを添える、シンプルな空弁。ここでは「大田区商店街の弁当屋謹製」を名乗ったが、調製元は10年以上前から羽田に空弁を出荷している。柔らかすぎる肉が、とろけていった。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【株式会社グローバルサンドカンパニー】東京都大田区中央3−20−11 03(3775)4774 http://global-sand.com/ 特製ソースかつ丼(950円) 2015年2月15日に羽田空港の第1旅客ターミナルの売店で購入 2015年の1月までに発売か。白御飯を真っ黒なソース付ロースとんかつで覆い、ひじき、玉子焼、漬物を添えるシンプルな内容。まるで食品サンプルのようなかっちりした形状と 崩れないのに固くない食感を持つ、整然なるカツ丼。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【日本エアポートデリカ株式会社】東京都大田区羽田空港1−8−2 03(5708)7788 http://www.airdeli.co.jp/ とんかつ とんかつ弁当(750円) 2012年7月15日に羽田空港第2旅客ターミナル売店で購入 2012年前半の登場か。牛乳パックのような耐水紙の容器の半分が日の丸御飯、半分がトンカツ、そこに焼きそばや昆布を付け合わせるという、懐かしくはないが確かにシンプルで割り切った仕様。空弁売店で買える常温のホカ弁。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【日本エアポートデリカ株式会社】東京都大田区羽田空港1−8−2 03(5708)7788 http://www.airdeli.co.jp/ しょうが 生姜焼き弁当(750円) 2012年7月15日に羽田空港第2旅客ターミナル売店で購入 2012年前半の登場か。牛乳パックのような耐水紙の容器の半分が日の丸御飯、半分が豚生姜焼、そこにポテトサラダや漬物を付け合わせるという、懐かしくはないが確かにシンプルで割り切った仕様。空弁売店で買える常温のホカ弁。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【日本エアポートデリカ株式会社】東京都大田区羽田空港1−8−2 03(5708)7788 http://www.airdeli.co.jp/ 勝御膳(980円) 2012年6月2日に羽田空港第1旅客ターミナル搭乗待合室BLUESKYで購入 2012年の登場か。紙張り経木の長方形容器に、日の丸俵飯と三元豚を使ったというとんかつを詰め、玉子焼、きんぴらごぼう、柴漬け、とんかつソースを添えるもの。中身も味も容器も既視感があるが、ていねいに作られている。空港内なのに朝5時台でもこんな重たい弁当が買えるのは、羽田ならでは。なお、この空弁の掛紙に記されるブランドネーム「多喜屋」は、調製元の羽田空港向け惣菜会社がこの弁当のために作ったものであるようだ。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【日本エアポートデリカ株式会社】東京都大田区羽田空港1−8−2 03(5708)7788 http://www.airdeli.co.jp/ ひれかつ弁当(780円) 2009年6月14日に羽田空港第1旅客ターミナル搭乗待合室売店で購入 2009年3月23日に15種類が登場した「四季楽庭」ブランドの羽田空弁のひとつである模様。小柄で細長い木目柄の発泡材容器をゴムで留めて、商品名を書いた橙色の掛紙を巻いてセロテープで留める。中身は白御飯の上に錦糸卵を敷き、珍しく斜めにスライスしたヒレカツを載せ、鶏そぼろとインゲンと桜漬を添えるもの。見栄え良く、おたふくソースとも合い、デパ地下の味で安心感もある。羽田や空港を表したものかといえば、そうではない。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【サンブランチ株式会社見沼工場】埼玉県さいたま市見沼区卸町1丁目51番地 048(796)7952 ひれかつ弁当(950円) 2007年3月3日に羽田空港第1ターミナル売店で購入 登場時期不詳。黒く小柄な発泡材正方形容器に、商品名を書いて調製シールを貼った掛紙をテープ留めし、箸袋を挟んでゴムでしばる。中身は半分強に日の丸御飯、半分弱にエビフライ2本となすフライ2個、その下敷きに小さな円形のカツフライを2個、ぎゅうぎゅうに詰めるもの。ソースは2袋を添付。 分量的に、ひれかつ弁当ではなくエビフライ弁当が正当。衣はどの具も厚く、油で胃がもたれる、パワフルな空弁。ブランド名と思われる「美趣蘭」はミシュランと読むのだろうか。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【東京エアポートレストラン株式会社AS】東京都大田区羽田空港3−3−2 03(5757)8883 http://www.airport-restaurant.co.jp/ 直火焼きいろどり焼肉弁当(680円) 2007年2月24日に羽田空港第2旅客ターミナルビル弁当売店で購入 2006年頃の登場か。耐水紙の四角い紙箱の中に白御飯を薄く敷いて、軽く焦げ目の付いた豚バラカルビ焼をぐっちゃり詰めて、目玉焼やパブリカなどを添える。内容も外観も風味も、おしゃれな方向に傾いた豚丼。しかし関東で焼肉といえば、豚ではなく牛だと思うが。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【佃屋食料販売株式会社】東京都大田区羽田3−3−15 03(3744)6868 炙り焼豚寿司(1,050円) 2006年4月5日に羽田空港第2旅客ターミナル売店で購入 シナチクと錦糸卵を混ぜた酢飯の円柱に薄い焼き豚を貼り付け、ラップで巻いてビニール袋で密封し、ナイフと割り箸とナプキンを添えて紙箱に収納する、ラーメン屋の焼豚寿司。手を汚さずに食べるのは難しい。 内容は豚寿司や豚丼というより、例えばラーメンに入るチャーシューのように、御飯の風味付けに豚肉を利用した感じで、豚肉とタレとおこげの香りで御飯を食べて腹を満たす。御飯も錦糸卵の散り具合が八戸駅弁「菊ずし」のように美しい。でも食べた人の味の評価はかなり厳しい模様。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【佃屋食料販売株式会社】東京都大田区羽田3−3−15 03(3744)6868 手打ちとんかつ弁当(850円) 2006年4月5日に羽田空港第1旅客ターミナル空弁売り場で購入 羽田空弁で無名なほうのとんかつ弁当。有名なほうは「むかしの味」が付く650円の商品。経木枠の長方形容器に木目調の紙ぶたをかけてゴムで留めて、保存に向かず開封に苦労する両端シール構造の薄い掛紙を巻いて、調製シールを貼る。中身は日の丸御飯に昆布と煮玉子とマカロニサラダ、そして岩手産ハーブ豚のヒレカツが2個。見栄えはまるで駅弁で、風味は上質。空弁らしさを意識しない機能的な食事。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【株式会社マコト】東京都大田区東六郷1−25−3 03(3735)2711 http://www.makoto-j.co.jp/ トンポー蒸篭(せいろ)(700円) 2005年1月16日に京王百貨店駅弁大会で購入 空弁ブームの前から羽田空港で販売されていたらしいお弁当。経木とは呼びにくい分厚い木枠容器に木目調の紙蓋をかけて、掛紙ではあるが何も印刷されない朱色の紙をかけて調製シールを貼る。中身は味付け御飯の上に豚角煮とゆで卵を載せ、高菜と紅生姜を添えるシンプルなもの。上品だけど結構な脂味は、とんこつラーメンが大丈夫な人ならばリピーターになるだろう。添付のしおりによると、中国料理の東玻肉(トンポウロウ=豚肉の角煮)にヒントを得て独自開発したという。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【有限会社トンポー】東京都品川区小山5−14−19 03(3783)2007 Copyright (C) 2006-2022 まっこうくじら |