旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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ロビー(TOP)>関東の空弁>羽田空港の空弁>シュウマイの空弁 羽田空港、シュウマイの空弁(5種類を収蔵)
シュウマイ弁当(780円) 2010年1月29日に羽田空港国際線ターミナル搭乗待合室売店で購入 ボール紙だけで強度と耐水性を出した長方形容器に朱色の掛紙をかけて麻紐で縛る。中身は梅干付胡麻振りの俵飯に、海老の姿が見える柔らかい焼売が5個、他には肉団子や煮物など。期待を抱くほどの内容でもないが、焼売単品の販売が空港名物としてそこそこ人気らしいので、一般受けは良いと思う。2004年1月の購入時は750円、今回の2010年1月では780円。 この焼売弁当は羽田空港限定の弁当として、JALUX仕掛けの空弁ブームの前から雑誌等で紹介されていた。当時はシュウマイの単品売りであればターミナルビル内の各地の売店で買えたものの、弁当としては出発ロビー付近のごく一部の売店でしか買えなかった。空弁ブーム以降は置かれる売店の数が増えて買いやすくなった。 ※2011年2月補訂:写真の更新と解説文の手直し 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【株式会社マコト】東京都大田区東六郷1−25−3 03(3735)2711 http://www.makoto-j.co.jp/ 真空パックシウマイ(1,150円) 2009年6月14日に羽田空港第1旅客ターミナル搭乗待合室売店で購入 横浜名物シウマイの真空パック版。シウマイ15個を白い真空パックに詰め、赤い紙箱に収納し、この箱を2個並べて包装紙で包む。中身は下記「生シウマイ」とは違うのではないかと思う。商品としては1967(昭和42)年11月1日に登場しており、「真空パック」という言葉を全国で初めて使用した商品とされる。製造から5か月も日持ちがするので、羽田空港に限らず全国のデパートや土産物屋で買うことができる。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【株式会社崎陽軒横浜工場シウマイ製造部】神奈川県横浜市都筑区川向町675−1 0120-882-380 http://www.kiyoken.com/ シウマイ(580円) 2009年6月14日に羽田空港第1旅客ターミナル搭乗待合室売店で購入 横浜名物シウマイの羽田空港版。真空パック版と区別して、売店では「生シウマイ」と表記されていた。もとは1928(昭和3)年に、名物のない横浜駅に何か名物をと開発された、冷めてもおいしくなるように開発された駅売り焼売である。横浜の駅や街で売られているシウマイと変わらないように見えて、コレクターまで存在する人気の陶製醤油入れ「ひょうちゃん」が入っていない。 公式サイトによると「羽田空港では15個入、30個入のみのお取り扱い、いずれもしょう油入れはプラスチック製となります」のだそうな。つまり羽田空港でしか買えない特別版シウマイ。これにはガッカリ。味は当然、駅売りのものと変わらない。写真で中身が乱れているのは持ち運びが悪かったからか。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【株式会社崎陽軒東京工場】東京都江東区大島1−1−25 03(3637)8851 http://www.kiyoken.com/ 焼売(彩鳳ジャンボシュウマイ)(966円) 2006年4月5日に羽田空港第1ターミナルビル売店で購入 約40年の歴史を持つという、空弁ブームの前から空港売店に専用冷蔵ケースを持っていた羽田空港名物焼売。小エビの赤が目立つ大きめの焼売がこのパッケージでは8個、マスタードと豚型醤油を添えて半透明のプラ製トレーに載せて、プラ製と木製の楊枝にしおりを付けて専用紙箱に収め、プラ袋と専用紙袋に詰めて、ブランド名のシールで留める。 中華レストランと土産売店が主戦場という、空弁という言葉がない頃の空港売り食品の正統と思われる販売スタイルが、今も受け継がれている。空弁の隆盛で露出度が減った感じはするが、今後も名物として生き残っていくだろう。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【株式会社マコト】東京都大田区東六郷1−25−3 03(3735)2711 http://www.makoto-j.co.jp/ 焼売弁当(780円) 2002年12月14日に羽田空港搭乗待合室内売店で購入 雑誌で紹介された、羽田空港内でのみ限定販売されるという焼売弁当と誤認して購入。品名は「香林焼売弁当」で、掛紙には「中華香林」とあり、調製業者名かと思えば調製元は東京駅弁のマコトである。木目を印刷したボール紙の容器に黄色い掛紙をかけて麻紐で縛る。横浜のシウマイより柔らかくやや大きい焼売が5個入り、メンマや海老チリなどが添えられる。横浜のシウマイ御弁當より容器も中身も現代風と表現できるか。 【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/ 【株式会社マコト】東京都大田区東六郷1−25−3 03(3735)2711 http://www.makoto-j.co.jp/ Copyright (C) 2006-2022 まっこうくじら |