空弁資料館ロゴマーク 旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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羽田空港、東京の空弁(4種類を収蔵)

 羽田空港(東京国際空港) 2010年1月29日訪問
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 日本最大の空港。1931年の開港時から東京の空の玄関口であり、第二次大戦中の軍用化、終戦後の米軍による接収と拡張、1952〜1958年の返還、1978年の国際線の成田空港(新東京国際空港)への移転、1993年のターミナルビル移転を経て、空港の拡張と拡充が今も続いている。
 空弁は1970年代頃には登場、焼売弁当が空港限定名物として親しまれたり、2002年12月には空弁ブームの火付け役「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」が登場したり、2004年12月の第2旅客ターミナルビル供用開始に合わせて全国初の空弁専用売店「空弁工房」が開業したり、空弁の世界をリードする地球最強の空弁空港である。

賛否両論(1,620円) 2018年3月24日に羽田空港第1旅客ターミナルの売店で購入
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 調製元の羽田空弁「東京名店シリーズ」第2弾として、2015年3月3日に発売。第1弾は前月の2月20日発売の「なすび亭お結び弁当」。以後は8月の第3弾「手仕事江戸前仕込み赤酢ちらし巻き寿司」、10月の第4弾「T’sたっぷり野菜ところころハンバーグ弁当」、12月の第5弾「黒毛和牛焼肉とチキン南蛮弁当」と続く。ここでは東京都恵比寿の日本料理店のブランドを名乗り、掛紙にその名とオーナーの似顔絵を描き、説明が記される。

 中身は「季節の二段重」ということで、下段は御飯で紅白の手まり寿司とサクラエビなどのちらし寿司、上段はおかずでチキン南蛮、豚角煮、焼き魚、玉子焼など。量をやや抑えた高級弁当で、昼食や駅弁に向く感じ。JR東京駅でも同じ商品が駅弁として売られていた。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【日本エアポートデリカ株式会社】東京都大田区羽田空港1−8−2 03(5708)7788 http://www.airdeli.co.jp/
五目釜めし(980円) 2008年5月6日に羽田空港第1旅客ターミナル搭乗待合室売店で購入
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 浅草で1926(大正15)年創業の釜飯屋を名乗る釜飯。駅弁でも使われるプラスティック製の釜飯容器に、商品名や浅草雷門を描く釜飯らしい長方形の掛紙をかけて、割りばしを挟んでひもで十字にしばる。中身は五目飯にタケノコ、エビ、シイタケ、鶏肉を載せた釜飯。

 御飯に輸送駅弁のようなパラパラ感があったり、中身の見栄えが雑であったり、作り置きを常温で食べるタイプの弁当として、ふさわしくないつくり。風味も弁当としては中の下で、完成度の低さが気になった。ただ、薄味と具の少なさは浅草の店舗でも特徴らしい。しかし、調製元と店舗の所在地が異なるのは気になる。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社釜めし春A】東京都台東区雷門2−7−6 連絡先の記載なし http://ryoma.cantown.jp/cgi-bin/WebObjects/Cantown.woa/wa/shop?id=123
羽田弁当(750円) 2005年1月10日に羽田空港第1ターミナルビル売店で購入
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 空弁ブームの前から約30年に渡り羽田空港で弁当を販売していた調製元の、羽田空港限定のお弁当。駅弁サイズで空弁としては大きめの、ボール紙の長方形容器を使用、その蓋には冨嶽三十六景の武州玉川、つまり現在の羽田のあたりが描かれる。

 中身は茶飯の上に海苔やアサリや穴子を載せて羽田や江戸前を演出し、玉子焼や煮物などを添えるもの。東京駅弁の調製元のひとつでもあり、駅弁を食べ続ける身としてお馴染みな感じの味。空港ではライバルが増えすぎて目立たなくなってきたが、仮に空弁ブームがしぼむことになれば、以前の存在感が復活すると思う。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社マコト】東京都大田区東六郷1−25−3 03(3735)2711 http://www.makoto-j.co.jp/
東京老舗物語(1,400円) 2004年12月20日に羽田空港第2旅客ターミナル空弁工房で購入
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 羽田空港第2旅客ターミナル供用開始に伴い、2004年12月1日に登場したと思われる空弁。JR東京駅弁「東京弁当」と調製元や販売者が同じであり、中身にも差を感じられないが、価格はこちらが200円安いのは不思議。絵葉書の有無と容器の差だろうか。

 JR東京駅弁「東京弁当」は2002(平成14)年10月1日の登場。紙製ながら強度も質感も杉材を思わせる黒塗りの容器に、戦災を受ける前の三階建東京駅煉瓦造駅舎を描いた掛紙をかけて、金色のゴムで留める。蓋を開けると掛紙と同じ絵の絵葉書が出現。中身は三分割された区画に御飯、おかず・デザート、煮物を配置する幕の内弁当風の構成だが、真ん中の区画の焼鮭は人形町魚久のキングサーモン粕漬、煮物は浅草今半の牛肉とレンコンの煮物、玉子焼は築地青木の卵焼、おはぎはやよい亭の羽二重という具合に、東京都内の老舗店の食材を詰めている。

【東京国際空港】1931(昭和6)年8月25日開港 東京都大田区羽田空港 http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
【株式会社NRE大増】東京都荒川区西尾久7−48−1 03(3810)7551 http://www.nre.co.jp/nre-daimasu/
2006年2月19日開館 2018年8月10日更新 URL:https://kfm.sakura.ne.jp/soraben/
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