旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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ロビー(TOP)>中部・近畿の空弁>静岡空港の空弁>静岡空港の空弁 静岡空港の空弁(2種類を収蔵) 韓国風豚バラ焼肉丼(298円) 2010年8月22日に静岡空港ターミナルビル3階フードコートで購入 楕円形でプラ製のコンビニ弁当容器に、御飯と豚バラ肉、キャベツとタマネギとニンジンを詰める。見た目も食べても空弁という気がしないが、ここではなぜかすべての弁当の調製シールに「静岡空弁」の印字があったため、その中からこの豚丼をひとつ選んで空腹に詰めた。 静岡空港もまた、過大な需要予測に対する非難を目的とした批判が渦巻き、開港後もそれが続いているように見える。実際に静岡空港では、当初は年間534万人の利用を見込み、これが178万人に下方修正され、106万人に見直され、実際には開港1年目で63万人、2年目で51万人となっている。 しかし、静岡空港が国の第6次空港整備5ヶ年計画に盛り込まれた1990年代前半、当時の好調な経済や空港需要の増大に、いわゆる45/47体制やその残照による航空路線網の構成などを考えると、報道のように国や県がウソを付いていたとは考えにくいと思う。 その後に日本経済が低迷し、航空路線に関する規制緩和と競争の過激化とその揺り戻しによる運賃の高騰や羽田便への集中が生じ、JASが消えJALが破綻し新規参入航空会社もことごとくANAの1ブランドに落ちた中で、羽田便を持たないにもかかわらず例えば帯広空港レベルの乗降客数を確保し、見物客が多いという注記が付くが駐車場が満車になるような賑わいがあれば、走り始めとしては悪くないのではないか。また、静岡市に本社を置く物流大手の鈴与が新たな航空会社「フジドリームエアラインズ」を設立し、ここを拠点に国内各地への定期航空旅客輸送に挑戦し続けている。 【静岡空港】2009(平成21)年6月4日開港 静岡県牧之原市坂口 http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/ 【有限会社浜松惣菜】静岡県浜松市南区三島町1362−1 053(442)3535 http://www.hamamatsu-souzai.com/ 空弁(950円) 2010年8月22日に静岡空港ターミナルビル3階フードコートで購入 2009年の開港と同時もしくはほどなく登場か。赤黒いプラ製トレーを接着した長方形の発泡材枠容器に透明なふたをして、おしながきを置いて掛紙を巻く。掛紙には「静岡生まれの十色」「空弁」「富士山静岡空港」、調製シールには「静岡空港空弁」「静岡十色」と書かれ、商品名がはっきりしない。 中身はうなぎ飯、しらす飯、はんぺん天、かき揚げ、豚角煮、おでん串、わさび菜、わさび漬カップなどで、おしながきではそれぞれの頭に静岡県内の地名が付いている。立派なコンビニ弁当という見栄えだが、中身も味もいい感じ。 静岡空港は2009年6月の開港。民間定期便が発着する空港を持たなかった静岡県が昭和60年代に空港の新設を検討し、1990年代に事業が進められた。しかし21世紀に入ると建設反対運動がマスコミを賑わせるようになり、バブル経済以降に開港した地方空港の不振や、4期16年に渡る石川静岡県知事の空港建設推進姿勢に対する県内外の政治家の批判活動などもあり、無駄な公共事業の筆頭格としての批判を受ける中での開港となった感がある。 【静岡空港】2009(平成21)年6月4日開港 静岡県牧之原市坂口 http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/ 【有限会社浜松惣菜】静岡県浜松市南区三島町1362−1 053(442)3535 http://www.hamamatsu-souzai.com/ Copyright (C) 2006-2022 まっこうくじら |