旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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ロビー(TOP)>中部・近畿の空弁>大阪国際空港の空弁>大阪国際空港の空弁 大阪国際空港の空弁(15種類を収蔵) 空飛ぶ!!焼さば寿し(1,050円) 2013年5月6日に伊丹空港ターミナルビル内売店で購入 2010年の発売か。搭乗待合室の売店ではなく、保安検査場の外の2階売店「SKYPLAZA」での販売。掛紙では、この空弁のためのキャラクター「そらさばくん」が、ゆるく遊んでいる。 中身は掛紙の写真のとおり、しその実を混ぜた酢飯にガリと焼きサバを貼り付けて、白板昆布を巻いてから8切れにカットしたもの。これを細長い紙箱に斜めに並べ、収納袋入りのガリを添え、和紙風の樹脂シートで密封し、先の掛紙を巻く。見た目は食べやすそうなのに、脂がしみ出しすぎて手が汚れて難儀するうえ、味は並。特製のタレの味はこの脂か、それともどこかへ飛んでいってしまったか。 調製元は大阪万博の年に池田で創業し、関西一円にチェーン展開する寿司屋で、この商品は掛紙に「大阪空港専用商品」と書いてあるので、これが現時点で最も伊丹空弁らしい存在かもしれない。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社音羽】大阪府豊中市庄内宝町2丁目1番1号 06(6335)3400 http://www.otw.co.jp/ 柿の葉すし(735円) 2012年10月28日に伊丹空港搭乗待合室内売店で購入 下の1,050円の「柿の葉すし」の少量版。こちらはサバとサケの柿の葉寿司が各3個、ボール紙の箱に収まる。パッケージの底面には「柿千発祥地」として吉野の地名を書き、表面には「秘境天川の銘産」などと記し、商業的な思惑で何かを訴えたがっているようだ。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社あじみ屋】大阪府松原市一津屋6丁目1番1号 0120-41-3000 http://www.kakisen.co.jp/ 棒鮓(1,050円) 2012年10月28日に伊丹空港搭乗待合室内売店で購入 これもまたおそらく、空港に加えて鉄道の駅や高速道路のサービスエリアなどで手広く売られる商品。空弁に端を発する焼きサバ寿司のブームにより少なくなった、焼かないサバの棒寿司を8切れにカットして1本、ラップを巻いて紙に包んでビニールで密封して紙箱に収める。ラップが取り外しにくい、サバの身の厚さがパッケージ見本写真とはほど遠い、これは伊丹でも大阪でも兵庫でもない、といろいろ文句は言いたくなるが、味に変わりはない。少数派になったからこそ、その風味を楽しめると思う。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社あじみ屋】大阪府松原市一津屋6丁目1番1号 0120-41-3000 http://www.kakisen.co.jp/ 柿の葉すし(1,050円) 2012年10月28日に伊丹空港搭乗待合室内売店で購入 これもまた空港に加えて鉄道の駅や高速道路のサービスエリアなどで手広く売られる商品。伊丹空港は空弁に恵まれない空港だと思うし、それでもこうやって様々な弁当や惣菜や土産物が買えるようにはなっていた。これはサバ、サケ、アナゴ各3個ずつの柿の葉寿司を紙箱に詰めて包装紙で包むもの。内容も味も、関西地方を中心に日本全国で買える柿の葉寿司。激ウマな商品に当たらない代わりに、ハズレを引くこともない、定番で安心の味。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社あじみ屋】大阪府松原市一津屋6丁目1番1号 0120-41-3000 http://www.kakisen.co.jp/ 鰆の笹の葉寿し(650円) 2012年10月28日に伊丹空港搭乗待合室内売店で購入 大阪でチェーン展開する寿司屋の棒寿司。色紙に商品名だけ印刷というか捺印したシンプルな掛紙で、笹の葉とラップと竹の皮で包まれたサワラの棒寿司1本を巻いている。白身魚の小柄な棒寿司は見た目がきれいで身も厚く、しかし過去に見たことがない商品。空港の地元の店が広島県産米と韓国産サワラを合わせる属地不明はつくりは、空弁ならではだと感じる。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【ほてい寿し】大阪府豊中市蛍池東町1−4−7 06(6841)2324 昔ながらのおむすび(?円) 2012年10月28日に伊丹空港搭乗待合室内売店で購入 空港に加えて鉄道の駅や高速道路のサービスエリアなどで手広く売られる商品。竹の皮の中に、ラップにしっかり包まれた南高梅と焼鮭の小柄で太いおにぎりが各1個、少量のたくあんを添えて収まる。万人受けする味と内容であると思うが、個人的には苦手な梅干しを泣きながら消費した。 なお、この商品は、「コシヒカリ」以外の品種が混合された精米を使用していたにもかかわらず「伊賀米コシヒカリ」と表示したとして、2013年7月17日に農林水産省からJAS法に基づく表示是正等の指示をくらってしまっている。その指摘期間である2012年4月から2013年4月までに、この「さけ・うめ」は約14万個、シリーズ総計で約31万個が販売されたそうな。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社あじみ屋】大阪府松原市一津屋6丁目1番1号 0120-41-3000 http://www.kakisen.co.jp/ サンドイッチハウス宝塚L&L(こだわり卵&ビフカツBOX)(447円) 2012年10月28日に伊丹空港搭乗待合室内売店で購入 関西地方を中心にチェーン展開するサンドイッチ屋の商品で、伊丹空港で買えたもの。サンドイッチ向けにはあまり使われない発泡材の容器に透明なふたをして、タマゴに加えてゴマ入り食パンも挟んだサンドイッチと、ビフカツとチーズとレタスを挟んだ歯応え十分なサンドイッチを、2切れずつ詰めたもの。こういう内容は初めて見たが、宝塚と関連があるのだろうか。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社アサヒ食品】兵庫県宝塚市金井町3番2号 0797(85)1221 松阪牛100%中之島ビーフサンド(1,180円) 2012年10月28日に伊丹空港搭乗待合室内売店で購入 2009年11月20日に大阪市中之島の仕出し牛肉弁当店の商品として登場、2010年4月からJR新大阪駅で、2011年9月の半月の期間限定販売を経て2012年4月から伊丹空港での取り扱いも始まったもの。中身は商品名のとおりのビーフなサンドイッチで、2切れ4カット分が宣伝文の賑やかな紙箱に収まる。かなりの高額商品だが、ネット上では人気や評判が読める。しかし高級をうたう牛肉がメンチカツになってしまっており、味が優れる感じはなかった。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社ライトハウスIC】大阪府大阪市北区中之島3−5−21 連絡先の記載なし http://www.matsusaka-projects.com/ IL RE RAZZA(黒毛和牛ミンチカツサンド)(500円) 2010年1月23日に伊丹空港搭乗待合室内売店で購入 2007年までには登場していた模様。小さく「IL RE RAZZA」と書かれた深緑色の小さなボール紙製容器に、同じ絵柄がプリントされるフィルムでコロッケサンドが包まれている。中身は牛肉と豚肉のメンチカツで、棒状の揚げ物をパンで巻いてスライスした形状はユニーク。味は今風の可もなく不可もなし。ビーフの風味はとくになし。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【有限会社マンタ】大阪府羽曳野市河原城97−1 072(955)8882 越前若狭焼鯖寿し(1,050円) 2007年1月29日に阪神百貨店駅弁大会で購入 阪神百貨店の駅弁大会で、大阪空港の空弁として売られていた、海に面しない福井県越前市の業者が売る焼サバ寿司。「みち子」以来こういう商品を飽きるほど食べてきたが、口の中でほろりと溶けるタレ漬け焼サバの分量と風味は、なかなかのもの。羽田空港や中部国際空港の空弁とも紹介される、所属地不明な空弁。 福井県には時刻表のうえでは空港がない県だが、県の北部の坂井市(2006年3月まで春江町)に福井空港があり、1970年代までは定期便の発着があった。滑走路延伸の失敗もあり、定期便の復活は絶望的だが、県警や防災のヘリコプターや遊覧飛行用小型機の発着や、グライダーの練習に使われている。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社一乃松】福井県越前市池の上16−6−1 0778(21)2211 http://www.ichinomatsu.jp/ 大阪空港弁当(たこの押寿司)(700円) 2005年1月16日に京王百貨店駅弁大会で購入 2004年中の登場か。発泡材の枠にトレーを接着した小柄な長方形容器に、透明な蓋をかけて窓開きのボール紙枠にはめる。中身はワサビ入りのタコ押寿司。タコが少ないと感じるが、風味分量とも軽食にぴったりだと思う。調製元は新神戸や西明石の駅弁屋さんで、そこのタコ駅弁と同じ味がする。 関西国際空港の開港で国際線がなくなったので最近は伊丹空港と呼ばれる大阪国際空港の土地には、大阪府の豊中市と池田市に兵庫県の伊丹市の境界が複雑に入り組んでおり、ターミナルビルも三市にまたがるから、神戸から駅弁屋が乗り入れてきても不思議ではない。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社淡路屋】兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682 http://www.awajiya.co.jp/ 大阪空港弁当(牛肉三昧)(700円) 2005年1月16日に京王百貨店駅弁大会で購入 2004年中の登場か。発泡材の枠にトレーを接着した小柄な長方形容器に、透明な蓋をかけて窓開きのボール紙枠にはめる。中身はベジタブルピラフの上に牛焼肉や牛肉カツや牛筋煮込などを載せるもの。牛肉が少ないと感じるが、風味分量とも軽食にぴったりだと思う。調製元は新神戸や西明石の駅弁屋さんで、そこの牛肉や牛カツの駅弁と同じ味がする。 パッケージ側面のイラストは、一方が大阪城に通天閣など大阪の風景、もう一方がポートタワーやポートピアなどの神戸の風景。大阪と神戸は県境を挟むものの、在来線と新幹線と2本の私鉄、2本の国道と2本の高速道路、連続する市街地で強固に結びついている。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社淡路屋】兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 078(431)1682 http://www.awajiya.co.jp/ 鯖の棒寿司(900円) 2005年1月9日に横浜松坂屋駅弁大会で購入 2004年22月までに登場か。酢飯に鯖を合わせて昆布で巻きラップで巻いて、監修者である神田川俊郎氏の似顔絵シールで留めて、商品名と監修者名を書いた紙箱に入れる。味も中身も駅弁の同種商品と同じだが、ラップの巻き方の違いにより棒寿司の見栄えが良い。ただ、これが販売箇所によって伊丹空港空弁になったり羽田空港空弁になったりするのが、駅弁では稀な空弁の節操のなさだと思う。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【ダイワサミット株式会社】大阪府大阪市此花区北港白津1丁目11−52 06(6467)2634 【株式会社芙蓉】大阪府茨木市宮島1丁目2−1 072(638)0088 柿の葉寿し さば(1,030円) 2004年12月11日に王寺駅改札そばキヨスクで購入 駅弁の消えた王寺駅で見つけた柿の葉寿司。厚めの木枠の正方形容器に鯖の柿の葉寿司を8個詰めて、木目調のボール紙で蓋をして押し寿司のようにゴムで留め、朱色の掛紙を巻いてビニールひもで縛る。調製元は社名どおりの柿の葉寿司屋さんだが、公式サイトによると戦前には現在の近鉄吉野線六田(むだ)駅の駅弁屋であったようだ。なお、伊丹空港と関西空港でも販売があるそうで、そこの空弁としても紹介される。 関西本線が和歌山線を分ける王寺駅は、かつて公式な駅弁販売駅で、安くて素朴な幕の内弁当が2000年頃まで売られていたそだが、駅前再開発を機にしたのかどうか、駅弁屋は駅弁と構内うどん屋をやめて駅前のとんこつラーメン屋に変わった模様。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社柿の葉ずし】奈良県奈良市二条町2丁目4−14 0120(51)0780 http://www.kakinoha.co.jp/ 柿の葉寿し ミックス(1,100円) 2004年12月11日に王寺駅改札そばキヨスクで購入 駅弁の消えた王寺駅で見つけた柿の葉寿司。厚めの木枠の正方形容器に鯖と鮭の柿の葉寿司を8個詰めて、木目調のボール紙で蓋をして押し寿司のようにゴムで留め、朱色の掛紙を巻いてビニールひもで縛る。「柿の葉塾」なる小冊子を添付。この地域の駅売り柿の葉寿司を駅弁扱いしていてはキリがないが、王寺駅に駅弁がなく、駅で買えて、見栄えが駅弁らしいので、独断で駅弁と見たい。なお、伊丹空港と関西空港でも販売があるそうで、そこの空弁としても紹介される。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3−555 http://osaka-airport.co.jp/ 【株式会社柿の葉ずし】奈良県奈良市二条町2丁目4−14 0120(51)0780 http://www.kakinoha.co.jp/ Copyright (C) 2006-2022 まっこうくじら |