空弁資料館ロゴマーク 旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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関西国際空港の空弁(3種類を収蔵)

 関西国際空港 2006年9月8日訪問
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 大阪湾の泉州沖を埋め立てて1994年に開港。同時に大阪国際空港からすべての国際線が移転してきたが、建設計画と異なり国内線の多くが大阪国際空港に残ったことと当時の景気低迷により、利用の低迷と財政負担が重くのしかかった。空弁は和歌山のいなりずしやめはりずしなどがターミナルビル内のごく一部の売店で登場しているが、空港の規模や通行客数に比べて種類も個数も少なく、元気がない印象。

ヘルメスソース使用まぼろしのカツサンド(570円) 2016年1月24日に関西国際空港の国内線搭乗待合室の売店で購入
掛紙
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 関西空港の国内線の搭乗待合室で買えたカツサンド。見た目は惣菜のカツサンドであるものの、商品名を賑やかに描いた専用のシールを貼っていた。3切れ入りカツサンドの味はとろーり。ヘルメスソースとは、大阪府大阪市の石見食品工業所が製造する瓶入りソース。生産量が少ない、ネット通販が始まる前は900ml入り12本単位で販売した、大阪で狭く深く愛されるなどの理由で、入手が難しいソースだという。

【関西国際空港】1994(平成6)年9月4日開港 大阪府泉佐野市泉州空港 http://www.kansai-airport.or.jp/
紀州加太温泉蛸いなり(850円) 2006年9月8日に関西国際空港出発ロビー売店で購入
掛紙
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 関西空港の開港10周年を記念して、2か月間の販売予定で2004年9月4日に登場した後に定番化した、関空オリジナル空弁の筆頭。プラ製の惣菜容器に商品名を書いた掛紙を巻き、ビニール袋に詰めて空弁シールを貼って調製シールで封をする。中身は大阪湾と紀伊水道を区切る和歌山県加太地区で水揚げされたマタコを、加太淡嶋温泉の炭酸水素塩泉で煮たというタコ足スライスを貼ったおいなりさんが5個。厚いのに柔らかいタコと、その風味にマッチする飯やお揚げが、食べた人の心をつかんでいる。消費期限は不思議と長く、翌日21時までであった。

【関西国際空港】1994(平成6)年9月4日開港 大阪府泉佐野市泉州空港 http://www.kansai-airport.or.jp/
【株式会社いなさ】和歌山県和歌山市加太海岸通り196番地 073(459)0118 http://www.inasa.net/
紀州わさび(600円) 2006年9月8日に関西国際空港出発ロビー売店で購入
掛紙 外観
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 2005年までに関西空港の空弁として登場。商品名を記した掛紙が巻かれた竹皮の中に、それぞれ大根、山くらげ、うなぎを具に入れた、ワサビの葉を巻く握り飯が、個別にラップを巻かれて1個ずつ入る。地域色は豊かなのだろうが、あまりうまいものではないし、空弁としてほとんど話題になっていない。

 成田もそうだが、機内食を出す国際線がメインの空港は、空弁需要が限られるのだろうか。あれだけ大規模な空港で、しかも昼下がりの訪問にもかかわらず、出発ロビーの空弁屋はJAL系売店1箇所のみ。しかも商品は1社4種の消費期限が長い寿司と「みち子」シリーズですべてであった。

【関西国際空港】1994(平成6)年9月4日開港 大阪府泉佐野市泉州空港 http://www.kansai-airport.or.jp/
【有限会社可吉 こうき】和歌山県有田市初島町浜1番地 0737(82)2444
2006年2月19日開館 2019年9月23日更新 URL:https://kfm.sakura.ne.jp/soraben/
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