旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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ロビー(TOP)>中国・四国の空弁>米子空港の空弁>米子空港の空弁 米子空港の空弁(2種類を収蔵)
山陰の味 とび魚 地伝酒入り あご野焼(735円) 2008年6月20日に米子空港ターミナルビル観光売店で購入 米子空港の売店で売られていたジャンボちくわ。空弁どころか弁当とも呼べない土産物で、現地でも空弁としての紹介はなかったが、本日今朝の出来立てと称してホカホカの状態で販売されており、買って搭乗待合室や機中で食べる空弁と見なした。 透明な袋と商品名などを記載した半透明な袋で二重に包まれた、あご(トビウオ)を使ったちくわが1本。縦笛にもできるビッグサイズだから身厚かつ頑丈で、すると硬く大味かと思ったらそうでもなく、少々塩気が強いと思うが身の風味とサクサクした食感は、普通サイズのちくわとたいして変わらない。なお、通常はスライスして食べるものらしい。 米子空港では1996年の滑走路延長(1500m→2000m)の前から、滑走路を2500mへ延長する計画があった。しかし西側はその滑走路延長で中海に喰い込ませる際に漁業補償交渉が泥沼化した経緯があり、それ以上の延長は漁民が許さない。東側は陸地だがJR境線が直近を通っており、その移設はJRが許さない。騒音悪化や公共事業そのものに対する反対運動もあり、一方で航空需要増加対応や地域振興を求める推進運動もあった。 そんなゴタゴタを10年近く続けて、2003年にようやく、JR境線と県道を迂回させて滑走路を東側へ延伸する事業が国の手で始まった。2008年6月15日にJR線の迂回が完了し、線内に米子空港という名前の空港アクセス駅が開業している。しかし毎時1〜2本のローカル線のダイヤは航空便との接続や連携を考えておらず、駅と空港の行き来も1年以上は仮設状態となる。延長滑走路の供用も当初予定より遅れて2010年頃となる見込み。 【米子空港】1943年開港 鳥取県境港市小篠津町20 http://www.yonago-air.com/ 【寿隆蒲鉾株式会社】島根県八束郡東出雲町揖屋3548−2 0852(52)2003 http://jutaka.co.jp/ 吾左衛門寿し 鯖(1,774円) 2004年12月30日に米子駅で予約購入 1978年に登場した米子の名物駅弁で、駅弁大会の常連。鳥取米ヤマヒカリの酢飯と境港の鯖を一緒に北海道日高産の昆布で巻き、竹皮でくるんでビニールで密封しボール紙の容器に収納している。食べるときは付属のプラスティック製ナイフで切り分ける。分量も価格も味の良さもひとりぶんではなく、お土産として持ち帰り自宅で食べるのが便利だろう。アメリカ・ロサンゼルスでも発売されているらしい、2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁。 写真の鯖の他にアジとタイとマスに、冬期限定のカニの5種類がある。米子は島根県ではなく鳥取県の西端で、そのために出雲の地域には県別に米子空港と出雲空港の2空港が開業、税金の無駄遣い極まりない。 【米子空港】1943年開港 鳥取県境港市小篠津町20 http://www.yonago-air.com/ 【株式会社 米吾】鳥取県米子市弥生町8−27 0859(33)2221 http://www.komego.co.jp/ Copyright (C) 2006-2022 まっこうくじら |