旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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ロビー(TOP)>中国・四国の空弁>広島空港の空弁>広島空港の空弁 広島空港の空弁(12種類を収蔵)
松茸すきやき弁当(1,200円) 2020年10月4日に広島空港旅客ターミナルビルの売店で購入 2004年初頭頃の発売と思われる、下記の空弁「松茸すきやき弁当」の、2020年時点での姿か。商品名から「厳選」が消えたが、それ以外はすべて、中身や風味に加えて値段も、当時と変わらない。茶飯を牛すき焼きで覆い、半熟卵を添える内容は、JR福山駅やJR三原駅の駅弁「松茸すきやき弁当」にそっくり。というより、スリーブの駅弁マークを空港では「そらべん 空港弁当 広島」のシールで隠す、まったく同じ商品。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉】広島県三原市糸崎四丁目3番56号 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ 広島空港名物あなごめし(1,100円) 2020年10月4日に広島空港旅客ターミナルビルの売店で購入 2004年初頭頃の発売と思われる、下記の空弁「あなごめし」の、2020年時点での姿か。四角い容器に茶飯を詰め、焼きアナゴを貼り付けて覆い、漬物を添える、瀬戸内海の沿岸に広く存在するアナゴ弁当の、広島県や山口県で見られるタイプのアナゴ丼。JR福山駅やJR三原駅の駅弁「あなごめし」と、同じ中身と味を持つ。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉】広島県三原市糸崎四丁目3番56号 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ 広島空港空弁いなり(700円) 2020年10月4日に広島空港旅客ターミナルビルの売店で購入 2012年かそれ以前に広島空港で発売か。五目飯を厚揚げで包む、口を大きく広げたおいなりさんが3個、小柄で細長い容器に詰め込まれる。中身はそれぞれ、刻み焼きアナゴと錦糸卵と菜の花、肉そぼろ、タコ煮。稲荷寿司というよりはむしろ、お揚げを敷いた飯に具を載せたような弁当になっていた。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉】広島県三原市糸崎四丁目3番56号 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ 漫遊弁当(1,080円) 2020年10月4日に広島空港旅客ターミナルビルの売店で購入 2011年にJR福山駅などで発売の駅弁「漫遊弁当」の、スリーブの駅弁マークを「そらべん 空港弁当 広島」のシールで隠して販売する広島空弁。四角い容器を3区画に区切り、白飯を煮アナゴとなかやま牛の旨煮とわさび名で覆う御飯、焼鮭と玉子焼と海老天とちりめん山椒佃煮のおかず、鶏唐揚と酢の物の付合せ。スリーブの風景画も空港や飛行機でなく、JR呉線を思わせる海岸沿いを走る黄色い電車となるのも、駅弁を転用したため。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉】広島県三原市糸崎四丁目3番56号 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ 広島名物あなご重(950円) 2011年2月6日に鶴屋百貨店駅弁大会で購入 2011年に入ってからの登場か。小柄で厚めな発泡材の長方形容器を、中身の写真と空弁の名前などを印刷したボール紙の枠にはめる。中身は少量のタレ御飯の上を、細くて薄いが分量の多さを感じられる煮穴子で覆い、玉子焼と柴漬けを少量添付するもの。分量の割に値段は張るが、小腹に合うし柔らかな味や香りもいい感じ。調製元は福山駅や三原駅の駅弁屋であり、広島空港でも元気な空弁屋であり、こうやって駅弁催事にも空弁を送り込んでいる。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉】広島県三原市糸崎四丁目3番56号 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ 三波羅のカツサンド寿し(880円) 2011年1月19日にさいか屋川崎店駅弁大会で購入 2006年までに登場か。市販のサンドイッチ向け紙箱に、広島県と飛行機と商品名や中身の名前などを印刷した掛紙を巻く。中身は牛カツ、牛ロースカツ、チーズと合わせた牛ロースカツを、それぞれソースに漬けてマヨネーズをたっぷりかけて酢飯に挟んで海苔を巻くライスバーガー。アイデアは面白いが、分量風味ともただのB級グルメで、3切れで880円も取る高級サンドには感じない。空港では竹皮で三角形に巻いた単品売り(各310円)もある模様。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【調製元の記載なし】所在地の記載なし 連絡先の記載なし お好み焼パン(630円) 2009年1月25日に阪神百貨店駅弁大会で購入 2007年までに登場か。赤いトレーを接着した長方形の発泡材枠容器に透明なふたをして、中身が見えるよう窓を開けたボール紙の枠にはめる。中身は見た目にお好み焼き、実際はエビとイカと焼きそばをパンで挟んで、紅生姜とソースをかけたものが1個詰められ、マヨネーズとオタフクソースが添えられる。パン生地でちょっと大阪風な、しかし本体は広島の味。 2008年12月18日放送のテレビ朝日系列「いきなり!黄金伝説」にて広島空弁の第3位と紹介され、その存在がネットとメディアと全国に広まった。現地では一日4個限りということだが、スーパーやデパートの駅弁催事ではもっと大々的に売られている。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉HA】広島県三原市糸崎町2910番地 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ ミックス弁当(650円) 2005年12月29日に福山駅コンコース駅弁売店で購入 軽食用な竹編み柄のボール紙容器をプラ帯で留める。中身はキュウリとトンカツのサンド、タクアンの細巻、カンピョウの太巻という、不思議な構成のランチボックス。ここが街の弁当屋としても活躍していることを示す証拠品か。駅弁売店で買ったが、空弁との掲示もあったような気がするので、空弁のほうにも収録。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉】広島県三原市糸崎町2910番地 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ あなごめし(900円) 2005年1月30日に阪神百貨店駅弁大会で購入 空弁ブームに乗って2004年初頭には登場か。発泡材の枠に赤いトレーを接着した小柄な容器に、透明な蓋をして窓開きの、紅葉柄に空弁マークと空港名が目立つボール紙パッケージにはめる。中身は山陽本線タイプの穴子飯、調製元は三原駅や福山駅の公式な駅弁屋さんなので、味もそこの駅弁と同じ。見た目はかなり美味そうで、しかし弾力性豊かな穴子蒲焼をゴム草履とは言わないものの、御飯との一体感に乏しくうまくないという声はある。写真では輸送の影響か、御飯を覆うはずの穴子が端に偏っている。 広島空港は1993年10月29日に現在地に移転。騒音や交通渋滞に地形上の発着条件の厳しさにより、広島市西区の旧空港は廃止する予定であったが、いざ開港すると政財界の要請で広島西飛行場として残った。この空港は市街に近い立地を生かしコミューター航空の拠点として小型機で賑わうはずが、その活用に関する県と市の対立により、旅客も路線も航空会社も逃げてしまった。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉】広島県三原市糸崎町2910番地 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ 元祖珍辨たこめし(900円) 2004年8月12日に福山駅コンコース駅弁売店で購入 1953(昭和28)年8月に登場した、明石や名寄より古いタコ駅弁の元祖。八角形の容器の全体に炊き込み御飯が敷かれ、海老・椎茸・錦糸卵・タケノコといった釜飯風の具に加えてタコの甘煮が載せられている。2001年11月25日の購入時は850円。2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁。広島空港でも販売があり、そこではフタに駅弁マークを付けながら空弁を名乗る。 三原駅は三原城本丸跡に設置された。かつては隣の糸崎駅が機関区のある鉄道の要衝であったが、1975年の新幹線開通で立場が逆転、駅弁屋の拠点もこちらに移ってきた。1989年から1991年にかけて在来線も高架化が完成し、近代的な駅に生まれ変わった。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社 浜吉】広島県三原市糸崎町2910番地 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ 廣島名物あなごめし(1,100円) 2005年11月19日にイトーヨーカドー立場店駅弁大会で購入 2005年の新作らしい、福山駅弁で広島空弁のあなごめし。正方形の発泡材枠容器に透明なフタをして、もみじ・原爆ドーム・厳島神社と、広島らしく広島空港や福山らしくない絵柄のボール紙枠にはめる。中身は茶飯に穴子蒲焼が載るもの。御飯の上を埋め尽くしたが輸送で偏った焼穴子の風味や食感がなぜか蒲鉾で、そこそこ美味だったが不思議な感じを受けた。高額感もあり。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉】広島県三原市糸崎町2910番地 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ 厳選松茸すきやき弁当(1,200円) 2005年3月6日に日本橋三越の弁当大会で購入 空弁ブームに乗って2004年初頭には登場か。外観や中身は福山駅弁「松茸すきやき弁当」にそっくりで、その錦糸卵が全半熟卵に変わり、パッケージの駅弁マークが空弁マークに変わり、「なかやま牛」のブランドネームが付いたもの。 味が同等なので150円分の割高感があるし、1,200円の高額空弁にしては牛肉や全体の分量が寂しいが、それを気にしなければうまい。なお、なかやま牛とは広島県福山市の産業団地に大規模な直営農場を持つ株式会社なかやま牧場の生産牛。 【広島空港】1993年10月29日開港 広島県三原市本郷町善入寺 http://www.hij.airport.jp/ 【株式会社浜吉】広島県三原市糸崎町2910番地 0848(62)2121 http://hamakichi.ekiben.or.jp/ Copyright (C) 2006-2022 まっこうくじら |