空弁資料館ロゴマーク 旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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松山空港の空弁(3種類を収蔵)

 松山空港 2008年6月19日訪問
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 1943年に海軍の飛行場として松山市街の西方約6kmの瀬戸内海沿岸で開設。終戦による米軍接収を経て1956年に大阪線が就航、1958年に第二種空港に指定され1960年に正式供用。1972年に四国の空港として初めてジェット化。訪問時に空弁と宣伝し販売される商品はなかったが、空弁に見える地元の弁当やサンドイッチが売られていた。

いろは屋特製カツサンド(525円) 2008年6月19日に松山空港ターミナルビル観光売店で購入
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 松山空港の売店で売られていた箱入りカツサンド。小柄な正方形の白い紙箱に、トンカツとキャベツを厚手の食パンで挟んだサンドイッチが2切れ収まる。その食感は不思議とマッシュポテトのよう。柔らかく優しく、しかしトンカツっぽくないような。なお、売店にはこの商品の製造者であるパン屋さんのブースが設けられ、様々な惣菜パンに加えて、愛媛のみかんを丸ごと使ったという「みかんパン」「みかんブレッド」も販売されていた。

【松山空港】1943(昭和18)年完成 愛媛県松山市南吉田町 http://www.matsuyama-airport.co.jp/
【株式会社いろは屋】愛媛県松山市清水町3丁目70−2 089(923)5688 http://www.irohaya.co.jp/
瀬戸内産鯛巻き(945円) 2008年6月19日に松山空港ターミナルビル観光売店で購入
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 太巻き寿司用の惣菜容器をラップで包み、商品名シールと調製シールを貼る。中身は厚めの7切れに刻まれた、細めの太巻きが1本。その中身は厚焼き玉子、真鯛の酢締め、かんぴょう、アナゴ、しいたけなど。その個々の食材をほじって食べると、甘い味付けな素材の味を感じるのに、太巻きとしてまとめて口に含むとすべての風味が吹き飛んで、酸味しかしない不思議な味。

 松山空港は松山の市街地から5km程度しか離れていない。しかも開港以来移転を経験していないためか、マイカーや観光バスを使わない個人旅行者にとってアクセスが良好な空港であると思う。鉄道はないものの、市街から普通の路線バスもリムジンバスも合計毎時6〜8本が出ており、運賃はわずか300〜400円。空港バスが本当にリムジンであった頃の高運賃小本数が今でもどこでも当たり前の中、これはうれしい。

【松山空港】1943(昭和18)年完成 愛媛県松山市南吉田町 http://www.matsuyama-airport.co.jp/
【有限会社みふな屋】愛媛県松山市来住町1420−1 089(956)6000 http://www.mifunaya.jp/
瀬戸内産たこめし(735円) 2008年6月19日に松山空港ターミナルビル観光売店で購入
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 楕円形の発泡材枠容器に透明なふたをして、ラップで包んで商品名シールと調製シールを貼る。中身はタコの炊込飯にタコ足を少々刻む、商品名どおりのタコ飯。醤油の風味がやや強めなものの、柔らかく軽い味わい。

 愛媛県青果販売農業協同組合連合会が1952(昭和27)年に発売したみかん飲料「ポンジュース」は、1991年の牛肉・オレンジの輸入自由化の頃までは全国で最も有名で親しまれた果汁飲料のひとつであろう。今でもその知名度は衰えておらず、愛媛県では水道の蛇口をひねるとポンジュースが出るというネタが都市伝説の域に達した。

 そこで松山空港では2008年1月5日から7日まで、搭乗待合室にポンジュースが出る蛇口を設置してしまった。この悪乗りがずいぶんと話題を呼んだため、愛媛と就航路線のPR役を担い、同年6月から毎月第3日曜日の定例行事となっている。

【松山空港】1943(昭和18)年完成 愛媛県松山市南吉田町 http://www.matsuyama-airport.co.jp/
【有限会社みふな屋】愛媛県松山市来住町1420−1 089(956)6000 http://www.mifunaya.jp/
2006年2月19日開館 2011年6月26日再編 URL:https://kfm.sakura.ne.jp/soraben/
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