旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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元気つくし弁当(950円) 2013年3月24日に福岡空港ターミナルビルANAFESTAで購入 2013年の発売か。弁当向け惣菜容器に福岡米「元気つくし」の白御飯を詰め、ブリ照焼、鶏つくね、タケノコやニンジンなどの煮物、高菜漬け、辛子明太子カップを添えるもの。スーパーやコンビニのお弁当に見られそうな普通の姿をしながら、中身に福岡がたくさん詰まる。JR博多駅での収穫報告も見られる。調製元は福岡市内の弁当宅配店。 「元気つくし」は、福岡県農業総合試験場で2009(平成21)年に誕生したイネの品種。福岡県や九州での主流であるヒノヒカリの弱点である高温登熱性に優れる、つまり夏が暑過ぎてもイネの種子つまりコメがよく発育・肥大・成熟してくれるうえで、収量や食味も良い品種として、今後の栽培の拡大が期待されている。 【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/ 【株式会社マンジャ】福岡県福岡市中央区小笹1−22−25 092(531)9888 http://www.mangia.jp/ 博多名物たかな寿し(840円) 2012年2月26日に福岡空港搭乗待合室内売店で購入 福岡県内の食品業者の通販対応な土産物の棒寿司が、空弁ブームに乗って福岡空港の空弁を名乗るようになったもの。量を持て余す棒寿司にしては珍しくひとり分に丁度良い分量の、鮭フレークを敷いて高菜の漬物を貼り付けた棒寿司が、密封されて割箸や通販チラシと共に竹皮に包まれ掛紙ごと縛られる。 高菜は福岡や熊本の食卓に欠かせない野菜。漬物にしたりこれを焼いたりして、そのまま食べたり御飯に混ぜたりして使う。他の地域では南紀で「めはりずし」に使っているくらいしか見ないと思う。 【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/ 【有限会社清広食品】福岡県粕谷郡須恵町上須恵989−5 092(932)8588 博多おむすび弁当(735円) 2009年2月15日に福岡空港第2ターミナルビル搭乗待合室で購入 2009年の登場か。白いボール紙製の深い正方形容器に取っ手がついている。中身は辛子明太子と高菜のおにぎりが各1個、その上に透明なトレーで、焼サバ、鶏つくね、玉子焼、きんぴらごぼう、柚なますなどのおかずを重ねている。可もなく不可もない、幕の内タイプのお弁当。おにぎりの具でとりあえず九州っぽさは出ているが。 今回の訪問では夕刻という時間帯が悪かったのか、以前あれほど賑わっていた空弁販売がうそのように静か。惣菜を売るすべての売店に「空弁」の文字はあったものの、棒寿司は消え、販売ケースは小さく、品揃えもミニコンビニ程度で、九州や福岡・博多の個性を伝えるような商品に乏しかった。 【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/ 【株式会社ヤマコウ】福岡県福岡市南区柳瀬2丁目9−14 092(575)1533 http://yamakou1986.com/ めんむすめのツナマヨネーズ(180円) 2008年3月30日に福岡空港第2ターミナルビル搭乗待合室で購入 三角形の透明なプラ製ケースに、海苔を直に巻いたおにぎりが1個入る。明太子で有名な業者の名前が商品名に入り、そんな大きめなシールをわざわざ貼っていたから、どんな味なのかと思い購入したものの、中身は本当にただのツナマヨネーズおにぎり。コンビニで105円な内容に、期待はずれ。他の具が入るものも数種類、併売されていた。 【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/ 【株式会社ヤマコウ】福岡県福岡市南区柳瀬2丁目9−14 092(575)1533 http://yamakou1986.com/ 竹籠辨當(840円) 2008年3月30日に福岡空港第2ターミナルビル搭乗待合室で購入 竹皮を編んだ長方形の容器に、中身写真と商品名と博多弁などを印刷した掛紙を巻き、ゴムで留めてラップで包む。透明なトレーに詰める中身は、タケノコのおにぎりが2個に、里芋やこんにゃくなどの煮物、蒲鉾と玉子焼、栗に菜の花など。肉も魚もないヘルシーな、一方でおかずに困る内容。おにぎりの具は季節で変える模様。 2007年の4月か10月に登場したJR小倉駅の駅弁「驛舎竹籠辨當」と中身や容器が全く同じである。製造者が同じなので、共通の商品に掛紙だけ変えて空弁に持ってきたのだろう。しかし駅弁は800円、これは840円。その価格差はどこから出てきたのだろうか。 【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/ 【北九州駅弁当株式会社】福岡県北九州市小倉北区下富野3−11−6 093(531)0036 故郷の味 母ちゃん弁当(840円) 2008年3月30日に福岡空港第2ターミナルビル搭乗待合室で購入 竹皮を編んだ長方形の容器にオレンジ色の掛紙を巻いて調製シールで留める。中身は白2、ひじき、とびっこ、明太子のミニおむすびが合計5個と、ニンジンやカボチャやタケノコなどの煮物、焼きサバ、玉子焼、きんぴら、切り干し大根などで、商品名とよく合っている。この中身はどこの母ちゃんの誰の故郷を表しているのだろうか。 【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/ 【株式会社ドゥイットナウ 仕出し工房事業部】福岡県福岡市西区福重3丁目33−28 092(882)3305 幸巻(こまき)すし(525円?) 2002年12月15日に福岡空港搭乗待合室内売店で購入 福岡空港の搭乗エリアの売店で購入した、博多の江戸前うなぎ料理屋さんのお弁当。複雑に折り込まれた金色のボール紙を容器とする。中身は椎茸・ごぼう・鰻などが巻かれた太巻。福岡市の中心部まで地下鉄で2〜4駅と抜群の利便性で多くの旅客を集める空港なので駅弁のような空弁があるかと探したが、2002年12月現在で特にそれらしいものはなかった。2004年2月の訪問ではJALUXの売店に三種の弁当と五種の棒寿司が存在。 福岡空港は1972年4月の開港だそうだが、これは運輸大臣(当時)が設置管理する第二種空港として供用が開始された年月で、1951年10月から羽田〜伊丹〜板付の定期便が飛んでいたので、この年月が事実上の開港日か。1944年に日本陸軍が着工した席田(むしろだ)飛行場が、敗戦の後に米軍に接収され板付飛行場となったもの。 【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/ 【博多川扇】福岡県福岡市博多区博多駅東3丁目3−3 092(471)6114 Copyright (C) 2006-2022 まっこうくじら |