空弁資料館ロゴマーク 旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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ロビー(TOP)九州の空弁福岡空港の空弁>うなぎ・あなごの空弁
福岡空港、うなぎ・あなごの空弁(5種類を収蔵)

 福岡空港 2006年11月2日他訪問
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 年間2千万人近い利用者数を誇る九州最大の空港。1945年に陸軍の飛行場として開設、まもなく米軍に接収され、今も米軍に加え航空自衛隊、海上保安庁、警察、消防が共用する。博多から地下鉄で5分、天神から10分と福岡の中心部に近接する利便性を誇り、その裏返しとして拡張困難、騒音問題、建築制限などの制約を受ける。空弁はブーム以降に過熱増殖し、空港内のほとんどの売店で販売、種類も業者も入り乱れるが、特に棒寿司類が充実する。

あなごちらし(770円) 2008年3月29日に福岡市営地下鉄福岡空港駅売店で購入
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 木目柄で柔らかく薄く小柄な発泡材容器に、商品名を白黒コピーして朱印を押した掛紙を巻いて、マジックカットで十字に留める。中身は酢飯の上に錦糸卵と刻みアナゴとでんぶをたっぷり敷き、玉子焼や昆布巻などを添えるもの。九州北部の駅弁で名高い「かしわめし」のアナゴ版という印象。軽食に見えて風味と分量で満腹にしてくれる。

 訪問時の福岡空港の空弁は、かつての棒寿司天国がウソのように消え、JRの小倉駅や博多駅や鳥栖駅の駅弁屋がつくる、駅弁では見ない弁当が幅を利かせていた。棒寿司の空弁は全国各地で今もあるところにはあるので、ここでいったい何があったのだろうか。

【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/
【博多駅 寿軒】福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目10−16 092(431)0331

あなごちらし寿しわさび飯(1,050円) 2005年12月29日に小倉駅改札脇駅弁売店で予約購入
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 小倉駅弁「あなごちらし寿し」を2005年にリニューアルしたものか。押寿司タイプの木枠容器を、商品名を書いたワサビ色のボール紙枠にはめて、ラップに包み調製シールを貼る。中身はワサビ混じりの酢飯に刻み穴子が散らされるもの。穴子も飯も大人の味で、以前のプレーン酢飯版に対して確実に、風味に奥行きが出ている。福岡空港の空弁でもあり、そこでは一日20個限定の人気商品なんだとか。

【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/
【北九州駅弁当株式会社】福岡県北九州市小倉北区下富野3−11−6 093(531)0036
鰻ちらし(1,000円) 2005年9月12日に福岡空港第1ターミナル搭乗待合室内売店で購入
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 華やかな柄の正方形発泡材容器に、和紙墨字風の空弁名シールを貼る。中身はタレ酢飯の上にに錦糸卵を敷いてシメジとニンジンを散らし、鰻蒲焼を放射状に並べ、カニ・エビ・イクラを添えるもの。一人前の価格に対して分量は半人前だが、品質の高さが感じられる美味さがあるし、見栄えも美しい。

 第1、第2、第3、国際とある福岡空港のターミナルビルのうち、第1は国内線の小型機や短距離便に使われるため、幹線大型機と多くの利用者で賑わう第2+第3ターミナルと比べて、古いうえに立地が奥まることもあり、なんとなく場末の雰囲気。空弁の種類も限られていた。しかし棟内には、航空利用が高嶺の花だった昭和中期の主要空港ターミナルの雰囲気が残っていると思う。羽田その他のターミナルは移転や改装が進んだので、希少性があるような。

【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/
【美食工房味和】福岡県福岡市博多区中洲4丁目1−10−B1F 092(282)3478

あなご寿司(1,575円) 2005年1月30日に阪神百貨店駅弁大会で購入
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 福岡市内の日本料理屋の通販対応な土産物あなご寿司が、空弁ブームに乗り福岡空弁を名乗るもの。酢飯の中と上に焼穴子を置いた棒寿司を、昆布で巻いてラップに包み、竹皮を巻いて黒い紙箱に入れる。昆布で巻いた穴子棒寿司は初めて見たが、キレのある風味が軽めの穴子が心地よく、この種の商品にしてはえらく高めの価格にも納得できる。

【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/
【株式会社てら岡】福岡県福岡市中央区渡辺通り5−24−28 092(731)2480 http://www.teraokagroup.co.jp/
鰻寿司(2,100円) 2005年1月30日に阪神百貨店駅弁大会で購入
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 福岡市内の日本料理屋の通販対応な土産物うなぎ寿司が、空弁ブームに乗り福岡空弁を名乗るもの。酢飯の上に鰻蒲焼を置いた棒寿司を、昆布で巻いてラップに包み、竹皮を巻いてイラスト入りの白い紙箱に入れる。昆布で巻いたうなぎ棒寿司は初めて見たが、食べたものはメインのうなぎがぷにょぷにょで噛み切れず、つくづくウナギは難しい食材だと思う。しかし2,100円も取るのだから材料の吟味はしてほしかった。

【福岡空港】1972(昭和47)年4月開港 福岡県福岡市博多区大字下臼井778番地の1 http://www.fuk-ab.co.jp/
【株式会社てら岡】福岡県福岡市中央区渡辺通り5−24−28 092(731)2480 http://www.teraokagroup.co.jp/
2006年2月19日開館 2011年6月26日再編 URL:https://kfm.sakura.ne.jp/soraben/
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