旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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ロビー(TOP)>九州の空弁>長崎空港の空弁>長崎空港の空弁 長崎空港の空弁(9種類を収蔵)
長崎鯖バッティラ(870円?) 2012年3月30日に長崎空港旅客ターミナルビル内エアポートショップで購入 日本海側を中心に各地で空弁や駅弁や土産物になっているサバの棒寿司の、長崎空港版。空弁の名前こそ長崎っぽいが、中身は他の地域のものと変わらず、焼かずに酢締めの松浦旬サバを、長崎県産米の酢飯に合わせ、白板昆布で覆い、白ゴマを置いてガリを添え、竹皮柄の紙を巻いて醤油を添え、竹皮と掛紙で巻く。小柄と安価がお手頃で、もはや忘れ去られつつある空弁の特徴を押さえているように感じた。 【長崎空港】1955(昭和30)年5月1日開港 長崎県大村市箕島町593 http://www.nabic.co.jp/ 【和み本店】長崎県佐世保市田原町13−5 0956(49)7362 長崎角煮バッティラ(945円) 2012年3月30日に長崎空港旅客ターミナルビル内エアポートショップで購入 豚角煮を混ぜた酢飯を薄い玉子焼で巻いた俵飯が5個、竹皮風の紙でまとめて包まれて食品トレーに載り、透明な緩衝材でパンパンに膨れたものを竹皮で巻き、掛紙と割りばしとしおりをまとめて輪ゴムで留めていた。電子レンジで温めることが推奨される土産物。 【長崎空港】1955(昭和30)年5月1日開港 長崎県大村市箕島町593 http://www.nabic.co.jp/ 【合資会社和企画】長崎県佐世保市田原町13−5 0956(49)7362 大村名物角ずし(735円) 2012年3月30日に長崎空港旅客ターミナルビル内エアポートショップで購入 デパートでもおなじみの下記「大村名物角ずし」の、空港で買えた5個入り版。緑色の専用紙箱に大村寿司を5個分詰めてガリを添え、包装紙を巻き、割りばしとしおりを添え、さらに掛紙で包んでいた。「やまと」と「ぎおん」は大村寿司の二大ブランドである感じ。 【長崎空港】1955(昭和30)年5月1日開港 長崎県大村市箕島町593 http://www.nabic.co.jp/ 【有限会社元祖大村角ずしやまと】長崎県大村市本町474−5 0957(52)3546 http://www.kakuzushi.jp/ 長崎ぶらぶらいなり(525円) 2012年3月30日に長崎空港旅客ターミナルビル内エアポートショップで購入 商品名と長崎民謡「長崎ぶらぶら節」を記した包装紙に包まれる長方形の容器に、タコ焼きのような形状でおいなりさんを9個詰め、ガリを添える。滋賀県のJR草津駅の駅弁より、和歌山県のJR御坊駅の駅弁より、かわいらしく食べやすい軽食。 【長崎空港】1955(昭和30)年5月1日開港 長崎県大村市箕島町593 http://www.nabic.co.jp/ 【和み本店】長崎県佐世保市田原町13−5 0956(49)7362 玖島城大村ずし(735円) 2012年3月30日に長崎空港旅客ターミナルビル内スカイショップで購入 墨字が力強い掛紙をかけた、小柄でポップなボール紙の箱に、大村寿司が4個分、ぴったり収まる。ゴボウとニンジンが中に挟まれ、ゴマとかんぴょうとかまぼこと錦糸卵を載せたこの大村寿司は、見た目によらず重量級で、他の大村寿司よりちょっと高価。調製元は玖島城(くしまじょう)の城址にあたる大村公園の中で明治時代から営業する大村寿司屋さん。 【長崎空港】1955(昭和30)年5月1日開港 長崎県大村市箕島町593 http://www.nabic.co.jp/ 【有限会社梅ヶ枝】長崎県大村市玖島1−36 0120-52-1389 ぶらぶら笑方巻(580円) 2012年3月30日に長崎空港旅客ターミナルビル内エアポートショップで購入 商品名や調製情報をゆるく描いた掛紙が巻かれる惣菜弁当向けプラ製容器に、玉子焼やキュウリやかんぴょうや桜でんぶなどを巻いた太巻き寿司が4切れと、タコ焼きのような形をしたおいなりさんが4個収まる。商品名はもはや節分の国民的行事となった恵方巻をもじったものだろうか。2月3日前後によらず、一年中販売されている模様。調製元は佐世保市内の寿司屋さん。 もともと平地が少なく歩く人が多い、坂道が多く歩かざるを得ない人が多い長崎市街は、2006年の「長崎さるく博」の成功により、ぶらぶら歩くことを主眼とした観光案内やイベントが行われるようになった。飛行機や電車や自動車では「ぶらぶら」とはいかない。 【長崎空港】1955(昭和30)年5月1日開港 長崎県大村市箕島町593 http://www.nabic.co.jp/ 【合資会社和企画】長崎県佐世保市田原町13−5 0956(49)7362 大村ずし(462円) 2012年3月30日に長崎空港旅客ターミナルビル内エアポートショップで購入 惣菜寿司用の食品トレーが、商品名を書いた白い掛紙に巻かれる。中身は大村寿司が3切れ分。はんぺん、しいたけ、かんぴょう、でんぶ、ごぼう、ごまが入っている。調製元は大村市内の食事もできる大村寿司屋さん。この日もここでは多種多様な、しかし見た目も味もその差が分からない大村寿司が売られていた。 【長崎空港】1955(昭和30)年5月1日開港 長崎県大村市箕島町593 http://www.nabic.co.jp/ 【ぎおん本舗】長崎県大村市西本町581−2 0957(53)2118 http://www.octp-net.ne.jp/~o-gion/ 大村名物角ずし(504円) 2009年1月25日に阪神百貨店駅弁大会で購入 惣菜用の正方形発泡材容器に透明なふたをして輪ゴムでしばり、商品名を書いた緑色のボール紙の枠にはめる。中身は商品名のとおり、大村名物という角ずしが4ブロック入る。酢飯の上にシイタケやカンピョウやゴボウを細かく刻み、錦糸卵で覆う押寿司。おにぎりの代わりにおかずいらずでいただける手軽な御飯物。 1474年に島原の有馬氏に敗れ大村を明け渡した大村純伊(すみこれ)が1480年に大村を奪還した際に、喜んだ領民達が侍を迎えるにあたり、各家庭にあったもろぶたと呼ばれる木箱に御飯と錦糸卵とありあわせの材料を詰めて押し寿司をこしらえ、侍達がこれを脇差で縦横に切って食べたのが、大村寿司の由来だそうだ。だから押寿司なのに円形でも棒状でもなく、正方形の形をしている。 しかし大村で500年以上の歴史を刻む本来の大村寿司は、白身の魚の酢締めも入る2層構造であり、この商品のような魚のない1層構造ではないようだ。ただ、大村市街に店を構えるやまとの角ずしは評判が高く、これが長崎駅や長崎空港の売店ほか県内各地で販売され、県民に親しまれている。 【長崎空港】1955(昭和30)年5月1日開港 長崎県大村市箕島町593 http://www.nabic.co.jp/ 【有限会社やまと】長崎県長崎市ダイヤランド1丁目29−24 095(879)2680 http://www.kakuzushi.jp/ 大村角寿し(819円) 2003年1月21日に京王百貨店駅弁大会で購入 実演販売の係員によると長崎空港でも販売するという、大村の郷土料理。半分は太巻き、半分大村は寿司のバージョンを購入したもの。錦糸卵の下には二層の甘酢の酢飯が隠れており、かんぴょうや椎茸や魚や野菜が刻まれて酢飯の中と上で層を為す。御飯に各種の味が混ざり合う、柔らかくて甘めの押し寿司。ただ、後に空弁ブームが発生しても一度も長崎空港の空弁として紹介されないので、実際は空港にないのかもしれない。2005年以降の京王百貨店駅弁大会でも同じ商品が実演販売されていた。 長崎空港はかつて大村空港という名称で大村市街地の海岸沿いにあったが、約1km沖の大村湾内に浮かぶ簑島の周囲を埋め立てた世界初の海上空港として1975に移転し改称した。旧滑走路も自衛隊用として健在だ。 【長崎空港】1955(昭和30)年5月1日開港 長崎県大村市箕島町593 http://www.nabic.co.jp/ 【平野屋】長崎県西彼杵郡時津町 無記載 Copyright (C) 2006-2022 まっこうくじら |