空弁資料館ロゴマーク 旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国と海外の空弁を紹介します。
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鹿児島空港の空弁(9種類を収蔵)

 鹿児島空港 2018年6月3日訪問
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 1932年に鹿児島市街付近の鹿児島湾に面した鴨池地区で鹿児島市営の水陸両用飛行場として開港。1972年にその北西に30km以上も離れた山中に移転しジェット化。幹線や県内離島線が充実し、年間約600万人の利用者数を誇る。空弁は搭乗待合室の軽食スタンドでのみ、数種類が売られる。

枕崎浜めし(860円) 2018年6月4日に鹿児島空港の搭乗待合室の軽食スタンド「SKY SHOP」で購入
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 2014年4月に枕崎の町おこし弁当としてJR鹿児島中央駅で発売した「枕崎浜めし」を、2018年3月までに鹿児島空港の空弁にしたものか。鉄道の駅で売るものよりコンパクトで安価にした模様。

 漁船の船団写真と商品名を書いた黒いスリーブに、魚フレーク飯に焼魚の小片を載せて、玉子焼、かまぼこ、煮物、魚の揚げ物や焼き物数点、辛子高菜を詰めた細長い容器を収めたもの。食品表示ラベルによるとカマス、赤ムロ、サバ、カツオ、シイラが入るそうな。どれがどれだか分からなくても、味も分量も軽めで手軽なお魚弁当。

【鹿児島空港】1972(昭和47)年4月開港 鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 http://www.koj-ab.co.jp/
【株式会社 ぶるぺん】鹿児島県枕崎市中央町180番地 0993(73)2005

料理長のかつサンド(700円) 2018年6月4日に鹿児島空港の搭乗待合室の軽食スタンド「SKY SHOP」で購入
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 発売時期は不詳。昭和時代から全国各地で機内食や空港食堂を手掛けるロイヤルの箱サンド。真っ白な紙箱に、トンカツのソース漬けを食パンに挟んだ、手作り感のあるカツサンドを4切れ詰める。掛紙には桜島が描かれているため、この見栄えでは鹿児島空港限定の空弁ではないだろうか。ややサクサクで、少々固めで臭めな点も手作り感。

【鹿児島空港】1972(昭和47)年4月開港 鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 http://www.koj-ab.co.jp/
【ロイヤル空港高速フードサービス 株式会社 ロイヤルコーヒーショップ 鹿児島空港店】鹿児島県霧島市溝辺町麓822番地 0995(58)3399 http://www.royal-ahf.jp/

枕崎だし弁当(860円) 2018年6月3日に鹿児島空港の搭乗待合室の軽食スタンド「SKY SHOP」で購入
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 2014年の発売か。翌2015年には「鹿児島空港で1、2位を争う人気の空弁に」とネット上のニュースで紹介された。店舗では「鶏めし」として販売。他に「かますめし」があった模様。鶏肉混じりの五目飯を薄焼き卵で覆い、各種の煮物を添える。黄色い幕と、これをめくると現れる飯の色覚が上品な感じ。味も刺激のない柔らかさ。飯を鶏とカツオの特製だしで炊き上げたそうな。

【鹿児島空港】1972(昭和47)年4月開港 鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 http://www.koj-ab.co.jp/
【株式会社 ぶるぺん】鹿児島県枕崎市中央町180番地 0993(73)2005

いろどり宝弁当(864円) 2018年6月3日に鹿児島空港の搭乗待合室の軽食スタンド「SKY SHOP」で購入
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 発売時期は不詳。9区画の容器に古代米、日の丸御飯、五目飯、チキンカツ、玉子焼と薩摩揚、牛肉煮、キビナゴの和え物、高菜と味噌、「安納芋ポテト」を詰める。なんとなく鹿児島らしいかもしれない惣菜弁当。今回の訪問時、鹿児島空港の一般エリアには空弁も土産物でない食べ物の販売もなく、保安検査を経た搭乗待合室の各売店にもなく、唯一「SKY SHOP」という軽食スタンドにのみ、看板を出して何種類かの空弁が販売されていた。

【鹿児島空港】1972(昭和47)年4月開港 鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 http://www.koj-ab.co.jp/
【株式会社 エアポート山形屋 溝辺営業所】鹿児島県霧島市溝辺町麓861−2番地 0995(58)2586

かごしま黒豚角煮弁当(1,100円) 2009年1月11日に藤沢さいか屋駅弁大会で購入
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 2006年秋までに催事場で、少なくとも2008年春までに現地で登場。赤いトレーを接着した長方形の発泡材枠容器に透明なふたをして、商品名を大きく書いたボール紙の枠にはめる。中身は鹿児島産伊佐枚のタレ御飯に、焼酎で煮込んだ「かごしま黒豚」のごつい角煮をごろごろと置き、つぼ漬と高菜を添えるもの。

 最初はボール紙枠の白いデザインには食欲や購買意欲が湧かず、食べ始めても常温で消費するには脂の浮きが厳しいような気はしたが、分量でも食感でも豚角煮のボリューム感が凄く、鹿児島がとてもわかりやすい中身でもあり、これは人気が出そうな印象。実際に2008年7月4日放送のTBS系列「ランキンの楽園」内「ギャル曽根が食べまくって決める日本全国44空港激うま空弁ランキン」で第4位を獲得している。

 これで鹿児島空港の空弁はもう安泰だろう。なお、同じ催事屋と同じ調製元のタッグで、2007〜2008年の駅弁大会シーズンに「道弁」なる駅弁催事向け商品を出していた気がする。

【鹿児島空港】1972(昭和47)年4月開港 鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 http://www.koj-ab.co.jp/
【株式会社萬來】鹿児島県志布志市志布志町安楽4623−5 099(472)3835

(華ごよみ)(820円) 2005年9月12日に鹿児島空港コンコース内軽食スタンドで購入
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 これが鹿児島空港特製の空弁なのだとか。鉄道の日記念イベントで買った千葉県の小湊鉄道五井駅弁と同じ、市販の惣菜弁当用ボール紙箱をそのまま使用。中身はそぼろやキノコを載せた御飯、太巻や細巻や稲荷や握りの寿司各種、薩摩揚2点と緑豆と缶詰フルーツなど。

 空弁の世で言われる定義やイメージを何一つ満たさない、ただの空港売り弁当を空弁と呼んではいけない。品質も価格も悪くないが、その存在が痛々しい。東京便がたくさん飛び、利用者も多い空港なのに、こんな状況が続くのは、かなり不思議。

【鹿児島空港】1972(昭和47)年4月開港 鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 http://www.koj-ab.co.jp/
【株式会社エアポート山形屋】鹿児島県姶良郡溝辺町麓861−2番地 0995(58)2892

(お料理弁当)(820円) 2005年9月12日に鹿児島空港コンコース内軽食スタンドで購入
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 これが鹿児島空港特製の空弁なのだとか。どこかで見たような、市販の惣菜弁当用ボール紙箱をそのまま使用。中身は日の丸御飯に薩摩揚、鶏唐揚、肉焼きそば、海老団子、きんぴらごぼう、昆布巻など。

 空弁の世で言われる定義やイメージをほとんど満たさなそうな、ただの空港売り弁当を空弁と呼んではいけない。品質も価格も悪くないが、その存在が受け入れ難い。ターミナルビルには、全国の空港で空弁を競うJAL系売店もANA系売店も入居するのに、彼らがここでは空弁を売り出さない現況に、なんとなく変なものを感じる。

【鹿児島空港】1972(昭和47)年4月開港 鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 http://www.koj-ab.co.jp/
【株式会社エアポート山形屋】鹿児島県姶良郡溝辺町麓861−2番地 0995(58)2892

ROYAL Sandwich(430円) 2004年12月20日に鹿児島空港搭乗待合室内軽食スタンドで購入
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 鹿児島空港で見つけた箱入りサンドイッチ。白い紙箱の中にハムサンドやチーズサンドが入るが、コンビニより高価なのにパサパサなパンに極薄無風味ハムを少量挟んだだけ。調製シールを見ると添加物もだいぶ入っているようで、呆れを通り越して、こういうタイプのサンドイッチがまだ現役で残っていたのかと感心した。

 近年の空弁ブームにより、鹿児島空港でも「空弁あり」旨の掲示があったが、弁当の外観はどう見てもコンビニ弁当か惣菜弁当。羽田から飛行機で一時間半の距離でも流行や文化の波及には年単位の時間が必要なのか。次回の訪問では状況の改善が見られることを願う。

【鹿児島空港】1972(昭和47)年4月開港 鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 http://www.koj-ab.co.jp/
【ロイヤル株式会社鹿児島空港店】鹿児島県姶良郡溝辺町麓822番地 無記載

食膳 米米麦麦(こめこめばくばく)(590円) 2004年12月20日に鹿児島空港搭乗待合室内軽食スタンドで購入
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 鹿児島空港で見つけた箱入りミニおむすび。弁当名と調製元のロゴマークを書いた細い細いボール紙容器の中に、味気なく個々にビニール包装されたおむすびが5種5個入る。中身の解説がないのでコンセプトは不詳だが、おかかで枕崎を、とんかつで鹿児島を連想しておく。小腹に効く手軽で味も良い空弁。

 鹿児島空港はかつて鹿児島市街の鴨池にあったが、利用増で手狭になったことと桜島の火山灰がジェットエンジンに悪いとのことで、1972年4月に市街から遠く遠く離れた現在地に移転した。当時のターミナルビルは商業施設に、格納庫はバス車庫に転用され、今も真砂本町51番地に残る。

【鹿児島空港】1972(昭和47)年4月開港 鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 http://www.koj-ab.co.jp/
【イワサキホテルズ株式会社】鹿児島県姶良郡溝辺町麓822 0995(58)4668 http://www.iwasaki-group.com/
2006年2月19日開館 2018年7月1日更新 URL:https://kfm.sakura.ne.jp/soraben/
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