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北海道の駅弁北海道 > 「北斗星」の食事 (5種類収蔵)

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■ 寝台特急列車 北斗星 2007年6月13日乗車

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 東京都の上野駅と北海道の札幌駅との間、1214.7kmを約16時間かけて結ぶ寝台特急列車。1988年3月の青函トンネル開通と同時に登場し、料金の高い寝台個室や予約制のディナーで話題になった。国内では他に「トワイライトエクスプレス(大阪〜札幌間)」「カシオペア(上野〜札幌間)」にしか残っていない食堂車を連結し、事前予約の夕食を提供するほか、深夜は予約なしで軽食を提供、朝は朝食の提供や弁当類の販売が行われる。

イタリアンハンバーグセット(2,000円) 2007年6月13日に北斗星3号食堂車で注文

外観

 上野発札幌行寝台特急「北斗星3号」で食べた夕食。予約時間の終了後から23時までは「パブタイム」と称して、無予約注文が可能な営業が実施される。酒類や軽食の他に、こういう食事メニューも食べられる。

 風味はまあまあ。昭和の頃の食堂車の評判に付いて回った「まずい」には当たらないが、「高い」印象は否めない。しかし、日本国内の食堂車営業が「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」の札幌発着寝台特急を残して消滅し、昔のように無予約でふらりと来られる時間はパブタイムと朝の数時間のみになってしまった。車窓に光が流れてガタガタ揺れるレストランという希少な体験も、料金に含まれていると考えるべきだろう。

 なお、乗車当日は他に「ビーフシチューセット」(2,500円)「北海の幸クリームパスタ」(1,200円)「ビーフカレー」(1,200円)の計4種が食事メニューにあった。予約制メニューは7,800円のフランス料理コースと5,500円の懐石御膳のいずれかであり、こちらのほうがぐっとおトクに食堂車での夕食を経験できる。
そらまめ(600円) 2007年6月13日に北斗星3号食堂車で注文

外観

 上野発札幌行寝台特急「北斗星3号」で食べたおつまみ。別紙のメニューで6月13〜15日限定をうたい、衝動的に注文。今の食堂車でもそんなことをやるのかと思った。内容と味は見たまんま。

 日本国内でも昭和40年代までは、特別急行列車に食堂車が付くことは当然であり、むしろないほうが珍しかったし、メシ抜き特急などと非難の対象にもなった。しかし特急の増発と短区間化による利用の減少や高度経済成長期の人手不足などで、以後は在来線特急の食堂営業は縮小を始める。1986年11月のダイヤ改正で北海道内特急「おおとり」「オホーツク」を最後に昼行特急の食堂営業が廃止され、1993年3月に九州方面の寝台特急の食堂営業が一斉に打ち切られ、以後は札幌発着の寝台特急のみが食堂車の営業を続けている。
牛タンスモーク(800円) 2007年6月13日に北斗星3号食堂車で注文

外観

 上野発札幌行寝台特急「北斗星3号」で食べたおつまみ。スーパーで売ってるカットレタスと牛タンスモークパックを皿に載せてタマネギをスライスしただけ、と言われればそうかもしれないが、非日常空間で食べればひと味違う。

 新幹線の食堂車は1964(昭和39)年の東海道新幹線開業時には存在せず、山陽新幹線が全通し東京・博多間で約7時間の旅が始まった1975(昭和50)年に登場した。その登場時に大量の要員を新幹線へ投入するために、在来線での食堂やビュフェの営業が縮小されたと言われる。
本日のケーキ(500円) 2007年6月13日に北斗星3号食堂車で注文

外観

 上野発札幌行寝台特急「北斗星3号」で食べたデザート。内容は小さなチョコケーキ、バニラアイス、キウイ、オレンジ。見た目も風味も寂しいが、こういうものは昼間のティータイムに提供するメニュー。夕食と朝食の営業しかしない食堂車に備わっていること自体に、感謝すべきか、違和感を覚えるべき。

 1982(昭和57)年開業の東北・上越新幹線に食堂車は登場しなかったが、東海道・山陽新幹線ではほぼすべての「ひかり号」で食堂車の連結と営業があった。1985(昭和60)年に登場した新型新幹線電車100系には二階建食堂車も登場した。

 しかし1987(昭和62)年の国鉄分割民営化で東海道新幹線を割り当てられたJR東海は、自社区間のみの利用者を念頭に置き、バブル景気に乗じてか、食堂車の新造を打ち切ってグリーン車に変更した。山陽新幹線のJR西日本は引き続き二階建食堂車を新造したが、電車の更新に伴い食堂車とその営業列車が減少し、2000年の全廃に至る。
朝食(1,600円) 2007年6月14日に北斗星3号食堂車で注文

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 上野発札幌行寝台特急「北斗星3号」で食べた朝食。白身魚フライ、卵とじ、生野菜サラダ、ポテトとソーセージが載るメインのプレートに、フルーツ、コーンスープ、パン、ジュース、コーヒー、冷水を付けるもの。分量や風味や見栄えと価格は、シティホテルのものと大差ないだろう。大沼や駒ヶ岳に噴火湾を車窓に眺めながら、絶対に非日常的なブレックファースト。

 朝食は予約制ではなく早い者勝ち。かつては和定食と洋定食というメニュー構成であったそうだが、今回利用時は「朝食」の一種類のみ。今回選んだ「パン・スープセット」の他に「ご飯・味噌汁セット」があり、そちらを選択すれば白身魚を焼鮭か何かに、パンを御飯に、スープを味噌汁に、冷水をお茶に変える模様。メニューに他の食事はいっさいなく、その多様性のなさを補う意味でか、テーブルをひとつ使って函館の駅弁も販売していた。夜より一層、合理化の雰囲気を感じる。
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2001年6月17日開設 2010年10月17日更新
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