banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
汽車客車客車客車客車客車客車客車客車客車客車

くじら弁当(1,000円)2016年7月15日に館山駅で予約購入
Kujira Bento

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2001(平成13)年に登場した、関東地方では稀な非公式駅弁。近辺の公式な駅弁より駅弁らしく見える、経木枠の長方形容器を使用。これに経木のふたをして輪ゴムで留め、近年では珍しくCGの香りがしない、商品名とクジラのイラストを描いた掛紙を巻き、セロハンテープで留める。

中身は白御飯の上を、クジラの大和煮と2種類のそぼろに炒り卵で覆い、ごぼうと柴漬けと紅生姜を少々添えるもの。掛紙記載「貴重な味わい」のとおり、クジラ丼と呼べる駅弁は今世紀では、ここの他に新宮のステーキ丼長崎のカツ丼しか思い当たらない。少々の臭みはあるが、肉の柔らかさと分量は駅弁で日本一だろう。JR子会社と老舗駅弁屋が駅弁を支配する関東地方で、地元業者が弁当1品で食い込んでくること自体も貴重である。一日あたり30個の注文販売。

国際捕鯨委員会(IWC)は1982(昭和57)年に商業捕鯨のモラトリアム(一時停止)を可決、中曽根内閣が対米配慮でこれに対する異議申し立てを取り下げ、さらに国内規制を追加したため、日本の捕鯨産業は壊滅した。館山を含めた房総半島各地には江戸時代から沿岸捕鯨の歴史が残り、第二次大戦後は館山の東方約15km先に位置する和田に捕鯨基地が設けられたが、現在は調査捕鯨として年間100頭程度の沿岸小型捕鯨が、ここと北海道の網走、函館、宮城県の鮎川、和歌山県の太地で実施されているにすぎない。

※2016年9月補訂:写真の更新
販売駅
内房線 館山(たてやま)駅 1919(大正8)年5月24日開業 千葉県館山市北条
調製元
館山駅構内 マリン 千葉県館山市北条1884 0470(24)0622

【掛紙】くじら弁当(1,000円)2012年3月16日に館山駅1階食堂売店で購入
Kujira Bento

掛紙

2012(平成24)年3月16日の調製である、館山駅弁の掛紙。下記の5年前と比べて、「館山名物」の表記が「房州名物」に差し替えられている。なぜだろうか。

販売駅
内房線 館山(たてやま)駅 1919(大正8)年5月24日開業 千葉県館山市北条
調製元
館山駅構内 マリン 千葉県館山市北条1884 0470(24)0622

【掛紙】くじら弁当(1,000円)2007年4月7日に館山駅1階食堂売店で購入
Kujira Bento

掛紙

2007(平成19)年4月7日の調製である、館山駅弁の掛紙。現在と、そしておそらく発売当時から、変わらないデザインの掛紙で、変わらない中身だと思う。

販売駅
内房線 館山(たてやま)駅 1919(大正8)年5月24日開業 千葉県館山市北条
調製元
館山駅構内 マリン 千葉県館山市北条1884 0470(24)0622

【終売】おむすびコロリン(399円)2002年3月23日に佐倉駅駅弁売店で購入
Omusubi Kororin (end of sales)

掛紙 外観 中身

ボール紙を立体に組み立てたスナック菓子のようなパッケージの中に、おむすびが3つで380円+消費税。おむすびは最近はコンビニでも復活しつつある、あらかじめ海苔が巻かれて湿ったタイプで、かわいらしい外観に懐かしい味。駅構内では買えず、駅前広場に面した階段下の小さな小さな売店で販売されていたが、2002年3月31日限りで駅弁業者の撤退により終売となった。

販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市大崎台4−13−12 043(484)0052

【終売】やきとり弁当(630円)2002年3月23日に佐倉駅駅弁売店で購入
Yakitori Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

1961(昭和36)年に登場した、かつての佐倉駅弁の代表格。ボール紙のパッケージに白いトレーを入れ、その容器いっぱいに白御飯を敷き詰め、甘めのタレにからめた脂身のない地鶏胸肉の焼き鳥と鶏そぼろを載せた駅弁。21世紀になってJR東日本の発足当初のキャンペーン「LOOK EAST」のロゴマークを見るとは思わなかった。

2002年3月31日限りで駅弁業者の撤退により、駅弁としては終売となった。2015年時点で調製元とこの弁当は健在で、佐倉でのイベントで販売されたり、仕出し弁当として調製元へ注文することができる模様。2017年1月の同社の破産により、今は買えない模様。

佐倉では江戸時代から養生のために肉類を食べる「薬食い」が奨励され、特に鶏肉が重用されたことが、この駅弁の由来だとパッケージに記されている。佐倉自体は現在はすっかり東京の通勤圏で、ロングシートの通勤電車が多く乗り入れる。

※2017年2月補訂:終売を追記
※2015年8月補訂:販売現況を追記
販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市大崎台4−13−12 043(484)0052

【終売】やきとり弁当(702円)2015年12月18日に調製元から団体予約で購入
Yakitori Bento (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2002(平成14)年3月限りで駅から消えた、かつての佐倉駅弁が、2015(平成27)年時点で地元の弁当として生き残っていた。写真のとおり、容器も中身も駅弁当時のまま。さすがにパッケージからは、鉄道に関連する表記が消えている。甘味のある鶏肉のタレや、辛味のある鶏そぼろの味付けは、今の外食や中食にない、懐かしさを覚える味。地元のイベントで販売されたり、こうやって団体予約により買うことができた。2017年1月の調製元の破産により、今は買えない模様。

※2017年2月補訂:終売を追記
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市大崎台4−13−12 043(484)0052

【掛紙】名物牛どん(?円)調製年月日不明
Meibutsu Gyudon

掛紙 掛紙

1990年代頃の調製と思われる、昔の佐倉駅弁のボール紙パッケージ。やきとり弁当のものと同じ大きさと構造を持ち、右側の解説文「牛どん弁当・由来のお話し」も同じように書いてある。佐倉駅に加えて、四街道駅でも売られていたことが分かる。

販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市大崎台4−13−12 043(484)0052

【掛紙】やきとり弁当(?円)調製年月日不明
Yakitori Bento

掛紙

1990年代頃の調製と思われる、昔の佐倉駅弁の掛紙。後のやきとり弁当と同じ絵柄を持ち、当時はボール紙箱でなく掛紙が使われていたことが分かる。

販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市六崎264 (84)0052

【掛紙】御料理(?円)調製年月日不明
Oryori

掛紙

1980年代頃に使われたのではないかと考えられる、昔の佐倉駅弁の掛紙。商品名からは仕出し弁当向けの掛紙にも思えるが、掛紙には「国鉄中央会々員 佐倉駅」の文字が見える。

販売駅
総武本線 佐倉(さくら)駅 1894(明治27)年7月30日開業 千葉県佐倉市六崎
調製元
株式会社 いせや 千葉県佐倉市六崎264 (84)0052

鯛ちくわ(840円?)2012年6月23日に海ほたる観光売店で購入
Tai Chikuwa

掛紙 外観 外観 中身 中身

これは駅弁ではなく、東京湾アクアラインの海ほたるパーキングエリアの観光売店で売られていた土産品。キンメダイとイトヨリダイと天然天日塩を使ったという個別包装された太めの竹輪が5本、縦と横に向きを変えて整然と詰められる。駅弁に似たデザインの掛紙を使っていたから買ってみた。おいしくいただけた。

東京湾アクアラインは、東京湾を横断して神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ15.1kmの自動車専用道路。渋滞の緩和と所要時間の短縮と地域経済振興の期待を乗せて、バブル経済の1989年5月に着工、直径14.14メートルの超大口径シールドマシン8機で掘った9.6kmの隧道「アクアトンネル」や、海中に築いた全国最長4.4kmの橋梁「アクアブリッジ」などに約1.4兆円の事業費をかけて、1997年12月に開通した。

アクアラインの開通により千葉県と神奈川県はわずか10分で結ばれた。人工島「海ほたる」は渋滞覚悟の観光名所となった。木更津駅と川崎駅や横浜駅を結ぶ路線から始まった高速バス路線は好調に推移し、東京都心や羽田空港、千葉県内各地、神奈川県方面の各地を結ぶバスが終日行き交う。沿線の観光施設や商業施設やゴルフ場への近道としても活用される。

しかし建設当時の需要予測をはるかに下回る通行量と開通当初で普通車4,000円という高額な通行料金が非難の対象となり政治に翻弄され続け、開通直後から木更津市は全国最悪の地価下落が続いたなど、公共事業悪玉論者にとっての格好の餌食となってしまった。

販売駅
東京湾アクアライン 海ほたるパーキングエリア 1997(平成9)年12月18日開業 千葉県木更津市中島地先海ほたる
調製元
厚生水産 株式会社 千葉県船橋市浜町3−1−4 0120-62-0903 http://www.kouseisuisan.co.jp/

鯖押し寿司(500円)2013年11月2日にイトーヨーカドー駅弁大会で購入
Saba Oshi Zushi

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

酢飯と焼かない締めサバを貼り合わせて昆布で巻いた棒寿司を、惣菜向けプラ製トレーに4カット分並べ、ガリと醤油も詰めてボール紙の枠にはめる。スーパーでの駅弁催事で「この商品は駅弁ではありません」と赤い文字で明記して販売するという、なぜここにあるのか、そんなことをするのか不思議な商品。味は同じような駅弁と、あまり変わらない。調製元は千葉市内のパン屋さん。

調製元
株式会社 川島屋 千葉県千葉市花見川区犢橋町349−1 043(258)2501

【掛紙】上等御辨當(35銭)調製年月日不明
Joto Obento

掛紙

戦前に使用されたものと思われる、昔の大網駅弁の掛紙。1972(昭和47)年までの大網駅は、現在の東金線の少し先にあり、外房線の列車はここで進行方向を変えていた。つまり停車時間があり、駅弁が売れたのだろう。「東金、成東、銚子方面乗かへ」の文字がある。調製元の富田屋は1990年代まで「とり御飯」などの駅弁をここで販売していた。

販売駅
外房線 大網(おおあみ)駅 1896(明治29)年1月20日開業 千葉県大網白里市南玉
調製元
富田屋 所在地の記載なし 連絡先の記載なし