banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 黒磯(くろいそ)駅2010年9月5日訪問Googleマップ
JR-East Nasu-Shiobara Station

駅名標 駅舎 駅構内

上野駅から普通列車を乗り継いで約2時間半。黒磯駅は那須観光の玄関口であり、異なる電化方式が接続し機関区を擁する鉄道の要衝である。しかし1982年の東北新幹線の開業により観光利用は皇族を含め那須塩原駅に移転、特急列車や長距離列車の発着もほぼなくなった。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が2社とも2005年までに撤退し、現在は売られていない。1886(明治19)年12月1日開業、栃木県那須塩原市本町。

JR東日本 那須塩原(なすしおばら)駅2008年2月2日訪問Googleマップ
JR-East Nasushiobara Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京から新幹線で約1時間強。那須塩原市は2005年1月に黒磯、西那須野、塩原の1市2町が合併した人口約12万人の新しい市で、その名称には新幹線の駅名が採用された。駅弁は国鉄時代の黒磯の駅弁屋2社が1982年の新幹線開業と共に進出したがいずれも撤退、現在は宇都宮駅の駅弁が輸送されている。1898(明治31)年11月24日開業 栃木県那須塩原市大原間。

【終売】きじ焼栗めし(800円)2005年11月23日に黒磯駅改札脇駅弁台売りで購入
Kijiyaki Kurimeshi (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

経木の栗型容器に割箸とおしぼりを添えて紙ひもで縛り、駅弁名を書いたボール紙の枠にはめる。中身は笹の葉一枚を敷いて茶飯を敷き詰め、その上に鶏肉きじ焼と焼栗に山菜などを載せるもの。栗飯ではなく栗入り鶏飯で、そのすべてに自然な高品質を感じずにいられない秀作。しかし調製元の弁当事業ごとの駅弁撤退により、2005年11月30日限りで失われた。

黒磯は鉄道の町。SL時代には機関車の付け替えで、鉄道が電化されても直流電化と交流電化の境界駅として、列車の乗り換えや停車時間が多く取られたほか、皇族も訪れる那須への玄関口として賑わった。しかし東北新幹線建設の際に、西那須野と黒磯の急行停車駅同士で醜い停車駅争いを演じた結果、その中間の小駅であった東那須野に駅が設けられ、結果として両駅とも衰退することとなる。

販売駅
東北本線 黒磯(くろいそ)駅 1886(明治19)年12月1日開業 栃木県那須塩原市本町
東北本線 那須塩原(なすしおばら)駅 1898(明治31)年11月24日開業 栃木県那須塩原市大原間
調製元
フタバ食品 株式会社 黒磯営業所 栃木県黒磯市宮町1−1 0287(62)0850 http://www.futabafoods.co.jp/

【終売】九尾釜めし復刻版(900円)2005年11月23日に黒磯駅改札脇駅弁台売りで購入
Kyubi Kamameshi Fukkokuban (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

1950(昭和25)年の登場か。本体に駅弁名を、フタに九尾のキツネを描いた益子焼の釜飯容器に、やはり駅弁名と九尾のキツネを描いた掛紙をして紙ひもでしばる。おしぼりと割箸は別添。中身は茶飯の上に鶏肉、ごぼう、椎茸、うずらの卵、栗2個、錦糸卵、紅生姜、ラッキョウなどを載せる、内容としては普通の釜飯駅弁。2000年に発売50周年を記念して発売当時の味と雰囲気を再現したそうで、それで「復刻」の名が付く。

食べれば普通の釜飯。しかし蓋の向き、ゴムで広がりを押さえた掛紙の見せ方、紙ひもの縛り具合、長目の割箸に大きめのナプキンと、調製シールの貼り方を除き釜飯駅弁としての外観の整然さは日本一級かと。そういう周辺部分のしっかりとしたつくりも、また味を出す。

駅弁業者はアイスクリームやマロングラッセで有名なフタバ食品。栃木で創業し鉄道弘済会に冷菓を納入していたことが縁かどうか、1957(昭和32)年に黒磯駅で駅弁の販売を開始した。しかし調製元の弁当事業ごとの駅弁撤退により、2005年11月30日限りですべての駅弁が失われた。黒磯の街でひそかに人気を集めていた弁当の工場直売も、今はなくなったと思われる。

※2006年2月補訂:写真の掲載と解説文の全面改訂
販売駅
東北本線 黒磯(くろいそ)駅 1886(明治19)年12月1日開業 栃木県那須塩原市本町
東北本線 那須塩原(なすしおばら)駅 1898(明治31)年11月24日開業 栃木県那須塩原市大原間
調製元
フタバ食品 株式会社 黒磯営業所 栃木県黒磯市宮町1−1 0287(62)0850 http://www.futabafoods.co.jp/

【終売】あつあつ釜めし(1,000円)2005年11月23日に黒磯駅改札脇駅弁台売りで購入
Atsuatsu Kamameshi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

1990年代に登場したと思われる、九尾釜めしの加熱式版。円形の加熱機能付き容器をボール紙のパッケージに収める。中身は九尾釜めしと同様、茶飯の上に鶏肉、ごぼう、椎茸、うずらの卵、栗、錦糸卵、紅生姜、ラッキョウなどを載せる。

飯も具も加熱式駅弁としては多めな感じで、発熱機構の熱量が不足しアツアツにはならなかったが、ホカホカでも良い風味を出すし、具が大きいので見栄えも良い。しかし調製元の弁当事業ごとの駅弁撤退により、2005年11月30日限りで失われた。

販売駅
東北本線 黒磯(くろいそ)駅 1886(明治19)年12月1日開業 栃木県那須塩原市本町
東北本線 那須塩原(なすしおばら)駅 1898(明治31)年11月24日開業 栃木県那須塩原市大原間
調製元
フタバ食品 株式会社 黒磯営業所 栃木県黒磯市宮町1−1 0287(62)0850 http://www.futabafoods.co.jp/