banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 大船(おおふな)駅2015年9月5日訪問Googleマップ
JR-East Ofuna Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から電車で約45分。大船駅は明治時代からの分岐駅で、鉄道の車庫や工場が置かれた鉄道の要衝であり、駅弁が売られ、鎌倉の文人や映画撮影所の関係者に親しまれた。今もその当時からの駅弁屋が、下り側の改札口の内外に駅弁売店を構える。1888(明治21)年11月1日開業、神奈川県鎌倉市大船1丁目。

大船軒サンドウヰッチ(530円)2014年6月15日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Sandwich

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

1899(明治32)年に登場した、全国初のサンドイッチ駅弁。古風なデザインと駅弁誕生秘話の説明文を記した紙箱に、ハムサンド4切れと、チーズサンド2切れを収める。大船駅に限らず、首都圏の駅弁売店や、JR東日本の新幹線や特急列車の車内販売で、広く売られる。サンドイッチなど、様々な種類のものが全国津々浦々のコンビニエンスストアで365日24時間買えるからこそ、こんなシンプルなものが駅で生き残っていてもよい。

明治時代の発売当時のサンドイッチは、最高級の駅弁であり、今でいう幕の内弁当や助六寿司や牛肉弁当より高価であった。大船駅では、ここで駅弁を販売していた富岡周蔵が、親交のあった黒田清隆からのアドバイスにより、ハムを輸入しサンドイッチを作り、駅で販売した。後に駅弁で使うハムの自家製造を始め、その製造部門が分離独立した会社が、現在の鎌倉ハム富岡商会である。だからこの駅弁でも、富岡商会のハムを使用する。

調製元は長らく、大船駅弁の大船軒であったが、現在は埼玉県戸田市の日本レストランエンタプライズの弁当工場で作っている模様。今回購入のものでは調製シールに「販売者(株)大船軒SH」とあった。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
販売元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/

【掛紙】大船軒サンドウヰッチ(500円)2011年7月10日に東北新幹線やまびこ号車内で購入
Ofunaken Sandwich

掛紙

大船駅弁のサンドイッチの、2011(平成23)年時点での姿。3年後と価格を除きまったく変わらない。リニューアルと同時かどうか、調製元が大船軒から日本レストランエンタプライズ(NRE)に変わった。今回購入したものの調製シールでは下記のとおり、調製元がNREになっていた。

※2017年4月補訂:新版の収蔵に伴い、解説文の大部分と写真を削除
※2015年9月補訂:値上げを追記し解説文を調整
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 埼玉県戸田市美女木1269−17 048(422)7759

【終売】鎌倉ハムサンドウヰッチ(480円)2008年9月23日に大船駅南口コンコース駅弁売店で購入
Kamakuraham Sandwich (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2008(平成20)年9月1日に従来の下記「サンドウィッチ」をリニューアル。掛紙のデザインを変えて、中身を鎌倉ハムのサンドイッチに統一、3切れにマーガリンを、3切れに粒辛子マヨネーズを塗っている。値段は100円も上がったが、駅構内にコンビニもデパ地下も進出してきた現在、駅弁としての、そして110年の歴史を刻むサンドイッチを売るには、彼らに似ないオリジナリティを復刻する方向に間違いはないと思う。地元のメディアが食い付いて、駅弁イベントに出品でき、オールドファンが泣いて喜ぶ再出発。2010年9月14日限りで上記商品へリニューアル。

※2012年5月補訂:リニューアルを追記
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/

【終売】サンドウイッチ(380円)2007年7月21日に大船駅東海道線下りホーム上駅弁立売で購入
Sandwich (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

チーズとハムのサンドイッチがそれぞれ3切れずつ、紙箱にぴったりと収まる。大船駅弁は大船・鎌倉駅の他に戸塚・藤沢・茅ヶ崎・東戸塚・逗子の各駅でも購入可能で、一部商品は東京や横浜のデパートや売店でも販売される。この駅弁は2001年7月時点で350円、2007年7月に買ったら380円。

※2007年11月補訂:写真の更新
販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/
催事駅弁

【終売】サンドウイッチ(380円)2008年1月12日にさいか屋藤沢店駅弁大会で購入
Sandwich (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2008(平成20)年1月のさいか屋藤沢店駅弁大会で復刻販売された、大船駅伝統の駅弁。1964(昭和39)年の東京オリンピックの頃の掛紙を復刻し、確かにその文字が記されている。しかし掛紙をよく見ると、法定の容器包装識別表示や調製シールはともかく、当時になかった駅弁マークや公式サイトURLまで印字しており、これでは復刻ではなく創作になるような。箱の構造や中身や分量や風味に価格は、現行品と同一。

調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/

催事駅弁

【終売】サンドウイッチ(復刻版)(700円)2008年1月27日に横浜駅西口の駅弁イベントで購入
Sandwich (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

JR横浜支社が管内の駅弁屋4社を集めて2008(平成20)年1月26〜27日に横浜駅西口で実施したイベント「どんどん食べて!!記念・限定駅弁フェア」にて、目玉企画として販売された記念駅弁。一日20個に一時間の待ち行列ができていた。記念駅弁としてそこそこよくできあがった印象。そこそこ、なのは再現掛紙に似つかわしくない駅弁マークやURL等と、紙箱の安っぽさから。

紙箱にビニールシートを敷いてサンドイッチ6切れを詰め掛紙をかける内容は現行と同じ。サンドイッチの具が発売当時の鎌倉ハムで、その厚さは現在の倍、バターや辛子も当時のものを再現したという。価格は現行品の倍近いが、戦前のサンドイッチ駅弁は幕の内弁当より高価であったから、まだ安いとも言える。

調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本2丁目3番3号 0120-014541 http://www.ofunaken.co.jp/

【掛紙】サンドウヰツチ(70円)1960年3月16日調製
Sandwich

掛紙

1960(昭和35)年3月16日11時の調製と思われる、昔の大船駅弁の掛紙。大船駅弁のサンドイッチは、その歴史や知名度の割に、残されている掛紙が少ないと思う。

販売駅
東海道本線 大船(おおふな)駅 1888(明治21)年11月1日開業 神奈川県鎌倉市大船1丁目
調製元
株式会社 大船軒 神奈川県鎌倉市岡本295番地 大船2005番