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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR東海 新横浜(しんよこはま)駅 JR-Tokai Shin-Yokohama Station
2017(平成29)年2月訪問 GoogleMap「新横浜駅」

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で18分。水田の中に出現した新横浜駅は、開業後約20年間は閑散としていたが、「ひかり」の停車と地下鉄の開業で急速に発展、駅の表口はオフィスビル街となり、その先に大きな競技場もできた。駅弁は横浜駅と同じものと、東海道新幹線各駅のものと、テナントの弁当屋のものが売られる。1964(昭和39)年10月1日開業、神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目。

【終売】新横浜駅開業55周年記念弁当(950円)2019年10月4日に新横浜駅ビルの崎陽軒売店で購入
Shin-Yokohama-Eki Kaigyo 55-Shunen Kinen Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身 中身

新横浜駅の開業55周年を記念し、2019(令和元)年9月28日から11月中旬まで、新横浜駅の各地で販売。掛紙には開業当時と現在の、新横浜駅の新幹線ホームの写真を掲載した。中身はいつもの「炒飯弁当」とほぼ同じで、炒飯、鶏唐揚、塩焼きそば、カニかまとクラゲの和え物、タケノコ煮、紅生姜、シウマイ3個。鶏唐揚を1個減らし、「55th新横浜駅」絵柄の磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」を詰めた。

開業当時の新横浜駅の写真のとおり、夢の超特急が東京と大阪を結び始めた1964(昭和39)年当時、駅前は昭和20年代の耕地整理により整備された、鶴見川の氾濫原がルーツの水田だった。昭和30年代に堤康次郎の西武グループが土地を買い占め始めても、昭和40年代の土地区画整理事業で道路が整備されても、各駅停車の「こだま」のみ停車する駅に来る企業や住民はなく、駅前には畑や空き地、古タイヤなどの廃棄物集積場、ラブホテルくらいしかなく、ハマの都心はここへは移らなかった。

1985(昭和60)年3月の国鉄ダイヤ改正で、「ひかり」の毎時2本停車が実現、同日に横浜市営地下鉄が乗り入れた。その頃からのバブル経済にも乗り、駅前は5年ほどでオフィスビル街に変貌、バブル崩壊後は残る空き地をマンションが埋め、賑やかな市街地となった。1989(平成元)年4月には横浜アリーナがオープン、1992(平成4)年3月には新横浜プリンスホテルが開業、1998(平成10)年3月には横浜国際総合競技場(後の日産スタジアム)がオープン、2008(平成20)年3月には駅ビル「キュービックプラザ新横浜」が開業、同日にJRダイヤ改正で「のぞみ」を含む新幹線全列車の停車が実現し、今に至る。

ただし、掛紙の現在写真は、そんなビル街を背に撮られている。駅の南側では地主の反対により土地区画整理事業が失敗し、乱開発で下水道も整備されないような不良市街地が形成された。今も東海道新幹線の下り列車で大阪方面へ行こうとする客は、いわゆる整備新幹線が開業するまでは珍しかった、新幹線の駅前で立派でなく、立派になり損ねてさえいない田舎の風景に見送られる状況にある。

販売駅
東海道新幹線 新横浜(しんよこはま)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380

【終売】ひょうちゃんのおでかけランチボックス(800円)2008年7月21日に高島屋横浜店の地下食料品売り場で購入
Hyochan no Odekake Lunch Box (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

2008(平成20)年7月19日から8月24日まで新横浜駅で販売された期間限定駅弁。15個入り以上のシウマイに付いてくる磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」をキャラクターにしたイラストを描くボール紙製の専用紙箱を使用、白いトレーに詰めた中身は、鶏の親子そぼろ御飯、エビフライ2本、肉団子、スパゲティ、鶏唐揚、ポテトサラダ、フライドポテト、ミニトマト、オレンジ、シウマイまん。

見るからに子供向けで、中身も食材が茶色に傾く、子供が好きそうな偏食メニュー。しかしポケモン弁当やキティちゃん駅弁などと違い、磁器の醤油入れ「ひょうちゃん」の知名度は地元の中高年に傾いていると思われるため、子供を連れた家族旅行にどこまで買われていけるか。ひょうちゃんの実物は、この駅弁には入っていない。

販売駅
東海道新幹線 新横浜(しんよこはま)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380

【終売】味わい和風(850円)2005年8月14日に新横浜駅の改札内待合室売店で購入
Ajiwai Wafu (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2005(平成17)年8月1日に発売した新横浜駅限定駅弁。横浜の蒸気車(鉄道)と黒船を描いた明治時代の錦絵を描くボール紙のパッケージを使用、中身は日の丸御飯に豚角煮、赤魚照焼、煮物各種、タケノコ角切り、玉子焼とシウマイなど。

駅弁の名前に違い和風一色というわけでもなく、しかし幕の内でもない不思議なコンセプトの駅弁。同時発売の「味わい中華」を左に置くと、ふたの絵がつながる。駅弁として一般的で崎陽軒では珍しい形のパッケージ。崎陽軒の新横浜駅限定駅弁としては珍しく、調製元の公式サイトでの紹介があった。いつの間にか消滅。

※2011年7月補訂:終売を追記
販売駅
東海道新幹線 新横浜(しんよこはま)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380

【終売】味わい中華(950円)2005年8月14日に新横浜駅の改札内待合室売店で購入Ajiwai Chuka (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2005(平成17)年8月1日に発売した新横浜駅限定駅弁。横浜の蒸気車(鉄道)と黒船を描いた明治時代の錦絵を描くボール紙のパッケージを使用、中身はちまき風御飯にエビチリ、春巻、酢豚、イカ山椒和え、チャーシュー、クラゲ盛合せとシウマイなど。

調製元の得意分野が生きる中華駅弁。同時発売の「味わい和風」を右に置くと、ふたの絵がつながる。駅弁として一般的で崎陽軒では珍しい形のパッケージ。崎陽軒の新横浜駅限定駅弁としては珍しく、調製元の公式サイトでの紹介があった。いつの間にか消滅。

※2011年7月補訂:終売を追記
販売駅
東海道新幹線 新横浜(しんよこはま)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380

【終売】新幹線幕の内よこはま(800円)2002年5月19日に新横浜駅の新幹線下りホーム上の駅弁売店で購入
Shinkansen Makunouchi Yokohama (end of sales)

掛紙 外観 中身

新横浜駅の新幹線ホーム上でのみ入手できる、崎陽軒の新横浜駅限定販売の幕の内弁当。看板駅弁「シウマイ御弁當」より一回り大きな経木枠の長方形の容器を使用、半分弱を白御飯、半分弱をおかずで占める。おなじみのシウマイや角切りタケノコと、鶏唐揚や鮪照焼、そしてたっぷりの海老チリなど。駅弁屋さんの公式サイトを含め世間に紹介されることがほとんどない幻の駅弁。少なくとも2005年までに販売が終了したと思われる。

販売駅
東海道新幹線 新横浜(しんよこはま)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380

【終売】The・横濱辨當(1,000円)2002年5月19日に新横浜駅の新幹線下りホーム上の駅弁売店で購入
The Yokohama Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

1987(昭和62)年11月にJR東海の「新幹線グルメ」キャンペーンで誕生した駅弁。長方形の厚みのある容器に、白飯とシウマイ・海老団子・鶏唐揚にミニ中華まんとあんずが入る。崎陽軒の駅弁の中では最も容器がしっかりしている。

2002年9月1日に内容がリニューアルされ、酢豚・クラゲ酢・海老団子・海老とイカのオーロラソース・チャーハン・ザーサイが入るそうだ。新横浜駅でも新幹線改札内だけで販売されていたが、2005年には見なくなっていたと思う。

※2009年3月補訂:終売を追記
販売駅
東海道新幹線 新横浜(しんよこはま)駅 1964(昭和39)年10月1日開業 神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目
調製元
株式会社 崎陽軒 神奈川県横浜市西区高島2−12−6 0120-882-380