banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 上越妙高(じょうえつみょうこう)駅2015年3月14日訪問Googleマップ
JR-East Joetsumyoko Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線で約2時間。上越市は新潟県の西部で日本海に面する人口約20万人の城下町で、古代から現在まで交通の要衝や行政の拠点である。駅弁は2015年3月の新幹線駅の開業と上越妙高駅への改称とともに、直江津駅の駅弁屋が改札外に店舗を構えて販売。1921(大正10年)8月15日開業、新潟県上越市大和五丁目。

釜ぶた弁当(1,100円)2015年10月24日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Kamabuta Bento

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

北陸新幹線と上越妙高駅の開業に向けて、2014(平成26)年3月1日に直江津駅で発売。新潟県の上越商工会議所青年部地域開発委員会が「釜蓋遺跡をイメージしたかまぶた丼・釜蓋弁当」のテーマで2013年6〜8月に駅弁レシピを公募、10月の駅弁コンテストで1位となった市内の小学生の応募作「越後笹(ささ)ぶた弁当」に基づき、駅弁屋と共同で開発したもの。

切干大根みそ漬と生姜酢漬を混ぜた、新潟県産米の白御飯を、豚肉の味噌漬焼で覆い、味噌の大葉巻き、大根みそ漬、野沢菜漬を添える。見た目でも内容でも、豚肉駅弁ないし豚焼肉丼であることは確かであるものの、食べればどこからでも漬物が湧いてくる、実は漬物弁当。漬物は駅弁では、以前から年寄りの嗜好品。11歳の女子小学生が、よくぞこんな内容を考えついたものだ。

釜蓋遺跡は、上越妙高駅の西口の目の前で、土地区画整理事業に伴い2005年に発掘された、弥生時代の終わりから古墳時代はじめの大規模な環濠集落跡。2008(平成20)年7月に付近の2遺跡とともに斐太遺跡群(ひだいせきぐん)として国の史跡となり、約4.6ヘクタールの史跡公園として2015年4月にオープンした。

販売駅
北陸新幹線 上越妙高(じょうえつみょうこう)駅 1921(大正10年)8月15日開業 新潟県上越市大和五丁目
調製元
株式会社 ホテルハイマート 新潟県上越市中央1−2−3 025(543)3151 http://www.heimat.co.jp/lunch_box/

愛のご膳(1,300円)2009年7月25日に大宮駅「駅弁屋旨囲門」で購入
Ai no Gozen

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2009(平成21)年5月の登場。見ただけでは分からないが2009年のNHK大河ドラマ「天地人」関連の駅弁で、主人公の直江兼続(なおえかねつぐ)が戦でかぶった兜(かぶと)に掲げた文字「愛」にちなんだもの。

ボール紙製のやや小柄な正方形容器に、商品名や山や海などを描いた掛紙を巻いて、赤いひもでおしゃれにしばる。中身は雑穀混じりの赤い御飯に梅干や漬物、大根などの煮物、焼鮭、棒ダラ甘露煮、生タイプのタラコ、バイ貝、するめ天、笹団子などがぎっしり。風味も内容もとてもとても手が込んでいて、作るのが大変そうな印象。日本酒にとても合う弁当だという評価もある。

中身や由来に関する宣伝が「越の国 海の幸 山の幸 里の幸」としかないのが潔い。しかし掛紙上部「大宮駅←→直江津駅 限定駅弁」ということで、新潟や直江津や直江兼続にゆかりのない埼玉県・東北本線大宮駅のNRE駅弁売店の店長がこの駅弁の開発に深く関わっているのだそうな。

駅弁は地元で開発しなければならないというルールはなく、駅弁でも催事業者など駅弁屋以外の者が企画開発に関わることが珍しくないはずだが、これは大宮駅弁なのか直江津駅弁なのか、地元で生まれ育ったというイメージで他の弁当類と差別化を図っているきらいもある駅弁のアイデンティティを殺すことにならないか。この手の大宮発の駅弁はよく売れているというから、駅弁の古臭い固定観念を転換する必要もあるのだろうが、どうもしっくりこない。しかしとにかく、この駅弁の中身と風味は良いと思う。2010年時点で要予約になった模様。価格は購入当時で1,200円、2015年時点で1,300円。

※2015年7月補訂:値上げを追記
販売駅
北陸新幹線 上越妙高(じょうえつみょうこう)駅 1921(大正10年)8月15日開業 新潟県上越市大和五丁目
信越本線 直江津(なおえつ)駅 1886(明治19)年8月15日開業 新潟県上越市東町1丁目
調製元
株式会社 ホテルハイマート 新潟県上越市中央1−2−3 025(543)3151 http://www.heimat.co.jp/lunch_box/

謙信弁当(880円)2007年7月28日に直江津駅台売りで購入
Kenshin Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

直江津駅のホテルハイマート版幕の内駅弁。上杉謙信や林泉寺を描いたボール紙の長方形容器を使用、中身は日の丸御飯に焼鮭、エビフライ、レンコン揚げ、玉子焼、蒲鉾、煮物、わさび漬けなど。焼鮭が塩辛になり、エビとレンコンの揚げ物が油漬けになり、付合せの刺激物が4種も入る昭和の昔の内容と風味。食事よりも酒のつまみに向く。価格は購入当時で840円、2015年時点で880円。

※2015年7月補訂:値上げを追記
販売駅
北陸新幹線 上越妙高(じょうえつみょうこう)駅 1921(大正10年)8月15日開業 新潟県上越市大和五丁目
信越本線 直江津(なおえつ)駅 1886(明治19)年8月15日開業 新潟県上越市東町1丁目
調製元
株式会社 ホテルハイマート 新潟県上越市中央1−2−3 025(543)3151 http://www.heimat.co.jp/lunch_box/

【終売】越後の小昼(こびり)(840円)2007年7月28日に直江津駅台売りで購入
Echigo no Kobiri (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

19×9×4cmとやや小柄な竹皮柄のボール紙箱を使用、中身は山の幸の押寿司ということで、鮭、ワラビ、椎茸とタケノコ、ひじきという、海も入ると思う押寿司が、笹の葉の仕切りで二段重ねになって各1個ずつ。これにそばずしやチキンナゲット、焼マスやふき味噌や笹団子などを添える。

こびりとは、新潟県上越地方に加えて福井や大分その他の地域でも使われているらしい方言で、間食や軽食やおやつの意味。地味だけど雰囲気が良く、味付け控えめで風味が良く、価格の割に腹持ちが良い、買って食べた後に良さが分かる駅弁。

なお、この駅弁は2008年末頃の調製元の駅弁撤退により失われた。

※2010年4月補訂:終売を追記
販売駅
信越本線 直江津(なおえつ)駅 1886(明治19)年8月15日開業 新潟県上越市東町1丁目
調製元
株式会社 ホテルセンチュリーイカヤ 新潟県上越市中央1−2−7 0255(45)3110 http://www.ikaya.co.jp/

【終売】越後の四季(1,050円)2007年7月28日に直江津駅台売りで購入
Echigo no Shiki (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

昭和の頃からある、直江津駅のイカヤ版な幕の内タイプの駅弁。静岡新見函館のような、横にとても細長いボール紙の容器を使用、黒いトレーに収まる中身は、日の丸御飯にカニ玉子そぼろ御飯、焼マスにアジフライに明太子ロール、肉団子にちくわに海老、煮豆その他の付合せにパインとサクランボなど。

塩マスは薄味、アジフライはサクサク、白とカニ寿司の御飯2種に付合せもおしとやかで、同日購入のライバル駅弁に210円の追加でこれだけ変わるものかと。こちらは車中での一食に向く。四季で中身が変わるかどうかは分からない。

なお、この駅弁は2008年末頃の調製元の駅弁撤退により失われた。

※2010年4月補訂:終売を追記
販売駅
信越本線 直江津(なおえつ)駅 1886(明治19)年8月15日開業 新潟県上越市東町1丁目
調製元
株式会社 ホテルセンチュリーイカヤ 新潟県上越市中央1−2−7 0255(45)3110 http://www.ikaya.co.jp/

【終売】謙信公お立ち飯(1,050円)2002年11月4日にどこかで購入
Kenshinko Otachimeshi (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 中身

謙信公とはもちろん、戦国武将・上杉謙信のこと。「お立ち」とは出陣の際にごちそうを出すことだそうで、質素倹約に慣らされた兵士の志気を上げる役割を果たしたそうな。楕円形の容器の中に、笹に包まれた栗とシソのおにぎりがひとつずつ、おかずは鱒塩焼・ホタルイカ・エビ・鶏肉に加え、謙信公旗印の焼き印が捺されたかまぼこが入っている。直江津駅は東京と大阪を結ぶ中山道経由の鉄道敷設用資材の陸揚げ地として早期に開業し、現在はJR東日本とJR西日本の境界駅。

なお、この駅弁は2008年末頃の調製元の駅弁撤退により失われた。

※2010年4月補訂:終売を追記
販売駅
信越本線 直江津(なおえつ)駅 1886(明治19)年8月15日開業 新潟県上越市東町1丁目
調製元
株式会社 ホテルセンチュリーイカヤ 新潟県上越市中央1−2−7 0255(45)3110 http://www.ikaya.co.jp/

【掛紙】いなりすし(15銭)調製年月日不詳
Inarisushi

掛紙

戦前の調製と思われる、昔の直江津駅弁の掛紙。佐渡を望む直江津の日本海を描き、鳥居は五智国分寺を示すのだろうか。調製元の山崎屋旅館は、現在も直江津で駅弁を売り駅前に宿泊施設を構えるホテルハイマート。

販売駅
信越本線 直江津(なおえつ)駅 1886(明治19)年8月15日開業 新潟県上越市東町1丁目
調製元
山崎屋旅館 所在地の記載なし 222番

【掛紙】上等御辨當(30銭)調製年月日不詳
Joto Obento

掛紙

戦前のものと思われる、昔の直江津駅弁の掛紙。調製元は山崎屋旅館、現在のホテルハイマート。直江津海岸と春日山城跡、五智国分寺を描く。古さを感じさせない、とても整然としたデザインだと思う。

販売駅
信越本線 直江津(なおえつ)駅 1886(明治19)年8月15日開業 新潟県上越市東町1丁目
調製元
山崎屋旅館 所在地の記載なし 222番

【掛紙】上等御辨當(30銭)1930年3月17日調製
Joto Obento

掛紙

1930(昭和5)年3月17日7時の調製と思われる、昔の直江津駅弁の掛紙。手前に五智国分寺、奥に春日山城趾、沖に佐渡島を描く。調製元のいかや旅館は現在のホテルセンチュリーイカヤ。今も駅前に宿泊施設を構える。

販売駅
信越本線 直江津(なおえつ)駅 1886(明治19)年8月15日開業 新潟県上越市東町1丁目
調製元
いかや旅館 所在地の記載なし 7番

【掛紙】特製御辨當(400円)調製年月日不詳
Tokusei Obento

掛紙

昭和50年代の調製と思われる、昔の直江津駅弁の掛紙。春日山城は江戸時代に入りまもなく廃城となり建物はなく、林泉寺やその周辺に五重塔のようなものはなさそうなので、この掛紙はどこの何をイメージしたのだろうか。調製元の新旧の名称が左下部に記される。

販売駅
信越本線 直江津(なおえつ)駅 1886(明治19)年8月15日開業 新潟県上越市東町1丁目
調製元
株式会社 ホテルハイマート 新潟県上越市中央1丁目2番3号 (43)3151