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 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

JR西日本 富山(とやま)駅2018年5月27日訪問Googleマップ
JR-West Toyama Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から北陸新幹線で約2時間。富山市は日本海の富山湾に面した、富山県の面積の3割を占めるの県庁所在地で、人口約42万人の城下町。かつて市内を流れる神通川のサクラマスを使った押寿司の郷土料理「ますのすし」が、鉄道の開通で駅弁となり全国に知名度を広げ、富山と駅弁を代表する商品として君臨する。1899(明治32)年3月20日開業、富山県富山市明輪町。

2004年度JR西日本「駅弁の達人」

ぶりのすし(1,500円)2004年5月21日に横浜そごう内スーパーで購入
Buri No Sushi

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1957(昭和32)年の発売。富山で「ますのすし」より通に好まれる名物。中身はつまり「ますのすし」のマスをブリとかぶらと人参に置き換えたもので、北陸の郷土料理「かぶらずし」をヒントに考案されたらしい。個人的にはかぶらの大根のようなカブのような臭いと酸味がブリの風味を消しているように感じるが、そんなところも通好みといったところだろう。

普通の駅弁は製造後8時間前後で廃棄となるが、こちらは製造後20〜30時間が一番の食べ頃という。つまり写真のようにスーパーで安値処分となる頃が最も美味になるようで、以前に定価で買ってすぐ食べた時と比較して角の丸い柔らかな風味が出ていたと思う。価格は購入当時で1,300円、2014年時点で1,500円。

※2020年7月補訂:発売年を追記
※2014年12月補訂:価格の変更を追記
※2004年5月補訂:再収蔵に伴い説明文を全面改訂
販売駅
北陸新幹線 富山(とやま)駅 1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
調製元
株式会社 源 富山県富山市南央町37−6 076(429)3100 http://www.minamoto.co.jp/

ぶりかま紅ずわい蟹白えび(1,300円)2017年11月19日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Burikama Benizuwaigani Shiroebi

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2017(平成29)年秋の新作か。この年から4月の「白えび天ぷら」、夏の「牛すき焼き」、10月の「能登豚弁当」とシリーズ化されているように見える富山駅弁「源の旅めし」のひとつ。黒い片面段ボールで包装した正方形の容器の中に、酢飯を敷き、刻み昆布をまぶし、ぶりかまを置き、カニとフキとレンコンと白海老天で彩るもの。つまり、冬に人気の富山駅弁「ぶりかまめし」の変型。この味は何度でもいける。値段は購入時で1,380円、2018年時点で1,300円となっている。

※2020年5月補訂:値下げを追記
販売駅
北陸新幹線 富山(とやま)駅 1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
調製元
株式会社 源 富山県富山市南央町37−6 076(429)3100 http://www.minamoto.co.jp/

たいのすし小箱(950円)2017年4月14日に富山駅コンコースの駅弁売店で購入
Tai no Sushi

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富山駅の知られざる駅弁。十年以上前には発売されていたようだが、駅で普通に買えるようになったのは2010年頃からか、あるいは北陸新幹線富山駅の開業後か。これは「小箱」シリーズのサイズで、有名な駅弁「ますのすし」「ぶりのすし」と同じように、酢飯にタイの身を貼り合わせ、白板昆布で覆う。味はマスやブリと違い淡泊で、それらに比べて印象に残りにくい感じ。

販売駅
北陸新幹線 富山(とやま)駅 1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
調製元
株式会社 源 富山県富山市南央町37−6 076(429)3100 http://www.minamoto.co.jp/

ぶりかまめし吹雪(1,200円)2016年1月18日に京王百貨店駅弁大会で購入
Buri Kamameshi Fubuki

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2016(平成16)年1月に京王百貨店駅弁大会の実演販売でデビュー、同時に富山、高岡、金沢駅などで発売。富山駅弁で定評の「ぶりかまめし」の容器と飯とぶりかまを変えず、付合せであるワカメと白エビを、かぶらとカニほぐし身に差し替えたもの。焼魚やタレの味とカニは喧嘩して、かぶらは良い気分転換で、こんな組合せがあってもよい感じ。旧作のリニューアルでなく、両者を仲良く併売する。

販売駅
北陸新幹線 富山(とやま)駅 1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
調製元
株式会社 源 富山県富山市南央町37−6 076(429)3100 http://www.minamoto.co.jp/

ぶりかまステーキ弁当(980円)2013年7月6日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Buri Kama Steak Bento

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2012(平成24)年の12月までに発売か。デビューの地や主戦場はもしかすると、東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」かもしれない。中身は上記の名駅弁「ぶりかまめし」とほぼ同じ。違いは、ブリのカマが1個ではなく3切れになったこと、ラッキョウの赤ワイン漬と甘酢生姜の付合せが付いたことと、丸い容器が四角くなったことと、ふたに富山駅の名物駅弁「ぶりのすし」の絵柄を持ってきたこと。味の良さは折り紙付き。できればこの味は、酢の入らない飯でいただきたいところ。

販売駅
北陸新幹線 富山(とやま)駅 1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
調製元
株式会社 源 富山県富山市南央町37−6 076(429)3100 http://www.minamoto.co.jp/

ぶりかまめし(1,100円)2005年1月16日に京王百貨店駅弁大会で購入
Buri Kamameshi

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2004(平成16)年11月17日に、翌年3月までの期間限定で登場、後に11月下旬から3月中旬までの冬季限定駅弁として、販売を継続中。高さのある楕円形の発泡材容器に透明なふたをかけて、中身の写真を載せたボール紙のパッケージにはめる。中身は、わさび風味の酢飯を薄く敷き、その上にワカメや白エビや生姜などと共に、ブリ一尾でふたつだけ取れるカマを、煮込んでタレに付けて載せる。

「ます(ぶり)のすし」以外の富山駅弁が、輸送や実演で販売されることはとても珍しい。魚のカマは、骨や殻や鱗の処理に苦労して食べる通好みの食材という印象があるが、この駅弁では売り文句のとおりそのままかぶりつける。食べた人からは好評しか聞こえてこない人気商品。価格は購入当時で950円、2014年時点で1,100円。

※2014年12月補訂:値上げを追記
販売駅
北陸新幹線 富山(とやま)駅 1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
調製元
株式会社 源 富山県富山市南央町37−6 076(429)3100 http://www.minamoto.co.jp/

ぶりのすし弁当(750円)2003年10月11日に富山駅コンコースの駅弁売店で購入
Buri No Sushi Bento

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下記「ぶりのすし」のミニチュア版。長方形のボール紙製容器を使用する以外は「ぶりのすし」そのもので、手頃な量なのでひとりで食べられる。列車内や駅弁大会ではあまり扱われないので、「ぶりのすし」よりは正当な駅弁と言えそうだ。価格は購入当時で750円、2014年時点で「ぶりのすし小箱」と名を変えて850円。

富山駅弁は魚津・高岡の各駅の他に県境を越えて金沢でも購入可能で、「ますのすし」「ぶりのすし」は東京駅や上野駅にも毎日出荷される。

※2014年12月補訂:改称と値上げを追記
販売駅
北陸新幹線 富山(とやま)駅 1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
調製元
株式会社 源 富山県富山市南央町37−6 076(429)3100 http://www.minamoto.co.jp/

【終売】黒部名水クリームソース鰤照り丼(1,000円)2015年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Kurobe Meisui Cream Sauce Buri Teri Don (end of sales)

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2014(平成26)年12月29日の発売。おそらく事実上は、2015年1月の京王百貨店駅弁大会で実演販売するために生まれたのだろう、掛紙代わりのシールには大会の正式な名称が記される。駅弁の容器では他に見たことがない平皿に、御飯をこんもりと小さく盛り、クリームソースをかけたブリかま煮焼、目玉焼き風オムレツ、ブロッコリー、カリフラワー、プチトマト、パプリカを被せる。

これは駅弁催事をコンベンションに見立てて出品したコンセプトモデルではないか。高い値段と少ない分量で、ネット上の評判は芳しくないものの、大きめな皿に少しだけ料理を盛り、立体的に彩り豊かな具材を並べる、北陸新幹線の開業をにらんだ今後の駅弁の姿として意欲的な取り組みだと、私は感じた。新幹線が開業する2015年3月に「京王百貨店…第50回記念駅弁」の標記を外して、駅売りされることはあるのだろうか。味は「ぶりかまめし」での定評が生きている。駅弁大会の会期の後には、売られなかったようだ。

※2017年4月補訂:終売を追記
販売駅
北陸新幹線 富山(とやま)駅 1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
調製元
株式会社 源 富山県富山市南央町37−6 076(429)3100 http://www.minamoto.co.jp/