banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東海 高山(たかやま)駅2017年4月14日訪問Googleマップ
JR-Tokai Takayama Station

駅名標 駅舎 駅構内

名古屋駅から特急「ひだ」で約2時間半。高山市は岐阜県の北部を占める人口約9万人の天領。飛騨の小京都と呼ばれる重要伝統的建造物群保存地区に選定された古い町並みや、乗鞍や穂高などの山岳への玄関口として、年に約400万人の観光客が訪れる。駅弁は駅の開業時からあり、現在は改札脇の待合室に専用売店がある。1934(昭和9)年10月25日開業、岐阜県高山市昭和町1丁目。

飛騨路わっぱ(880円)2017年4月14日に高山駅の待合室内の駅弁売店で購入
Hidaji Wappa

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

円形の上げ底なプラスティック製容器に、ボール紙のふたをかける。中身は笹を敷いた上に御飯を敷き詰め、その上に錦糸卵と共にうずらの卵・細竹・栗・椎茸などを配置する。御飯は夏には味付飯、冬には酢飯になるそうな。御飯に対しておかずの分量が足りない、価格の割に中身が薄いガッカリ系駅弁に思えるが、山の幸のヘルシーな駅弁と見なせるし、なにより笹の香りがすべてを包んでくれる。

※2017年4月補訂:写真を更新
販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
有限会社 金亀館 岐阜県高山市川原町30−2 0577(32)0184

【掛紙】飛騨路わっぱ(850円)2003年10月10日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
Hidaji Wappa

掛紙

2003(平成15)年10月10日に購入した、高山駅弁のふた。絵柄はかつての街道のルートをイメージか。「飛騨路わっぱ」の容器や中身は、2017年とほぼ変わらない。

販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
金亀商事 株式会社 岐阜県高山市川原町30−2 0577(32)0184

アルプス一万尺トレッキング弁当(880円)2008年10月9日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
Alps Ichimanjaku Trekking Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

2006(平成18)年までに登場か。二層構造のプラ製ホカ弁容器を、ハイキングというか駅弁名からトレッキングと解釈すべきイラストを掲載したボール紙の枠にはめる。中身は下段がおにぎり3個、上段は焼魚、カマボコ、玉子焼、鶏唐揚、ナス肉詰め、昆布巻、エビやがんもどきやレンコンの煮物、よもぎ大福、付合せ。酸味が勝る山の味。価格は購入当時で850円、2014年4月の消費税率改定により880円。

幼児の手遊びで親しまれている民謡「アルプス一万尺」は、アメリカの独立戦争時の愛国歌(Yankee Doodle)に、その歌詞の内容と関係ない日本語の詩が付いたもの。だから「アルプス」は、ヨーロッパのアルプス山脈ではなく日本アルプスである。子供たちは誰もが子ヤギだと思って歌っているであろう「小槍(こやり)」は槍ヶ岳の山頂付近にある岩で、天気が良ければ紙枠に描かれる二階建のロープウェイ(新穂高ロープウェイ)から眺めることができるが、訪問はロッククライミングの上級者でないと無理だそうな。

※2015年7月補訂:値上げを追記
販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
有限会社 金亀館 岐阜県高山市川原町30−2 0577(32)0184

小京都弁当もみじ(1,080円)2008年10月9日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
Syokyoto Bento Momiji

掛紙 外観 外観 外観 中身

高山駅で8〜1月に販売される季節限定駅弁で、下記「さくら」の対になる形で2005年までには登場か。紅葉と旧家の門を描いたボール紙のパッケージを使用、白いトレーに収まる中身は、片方がきのこ御飯、片方がおかずで昆布巻、山ごぼう、カボチャやナスやフキやタケノコなどの煮物、サバ塩焼、カマボコ、玉子焼、栗、サツマイモ、大福など。

950円で登場した「さくら」から、価格と分量を上げて軽食駅弁から上等幕の内へ変化した。通常は中身の見栄えを落とす白いトレーを使っているのに、秋色の食材がきれいに見えるし、味も良好な季節の幕の内。価格は購入当時で1,050円、2014年4月の消費税率改定により1,080円。

※2015年7月補訂:値上げを追記
販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
有限会社 金亀館 岐阜県高山市川原町30−2 0577(32)0184

開運さるぼぼ弁当(1,080円)2006年11月1日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
Kaiun Sarubobo Bento

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

2006(平成18)年10月の登場。飛騨高山の郷土人形「さるぼぼ」型の赤いプラ製容器を使用、これに紙帯を巻いたりセロハンテープで留めて封とする。中身は白御飯の上に鶏そぼろと錦糸卵を敷いて焼き鳥3個を載せて、煮玉子や煮物に山菜などを添える、強いて言えば鶏親子飯。その分量や風味より容器のインパクトが大であり、選択基準はここに求めるべき。さるぼぼの駅弁立売ストラップが付いており、これを得るために買ってもよい。価格は購入当時で1,050円、2014年4月の消費税率改定により1,080円。

さるぼぼとは、猿(さる)の赤ん坊(ぼぼ)を表した人形で、飛騨地方では厄除け、安産、縁結び、家庭円満や子供のお守りとして親しまれてきたほか、その見た目のかわいらしさから近年では土産の定番として売られる。

※2015年7月補訂:値上げを追記
販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
有限会社 金亀館 岐阜県高山市川原町30−2 0577(32)0184

さくら(1,080円)2003年10月10日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
Sakura

掛紙 外観 外観 中身

高山とハワイ・オアフ島を舞台にしたNHKの連続テレビ小説「さくら」の放送に合わせて2002年4月に登場。9月の放送終了までの期間限定駅弁のはずが、好評のためか発売が継続されている。番組の視聴率も平均23.3%と好調だったとか。

桜柄で桜色の発泡材容器に、高山祭の屋台と桜の花を描いたボール紙のふたをかける。中身はほうばに包まれた山菜味御飯に、つくし胡麻和えや桜鯛や桜蒲鉾などにデザートには桜餅。春色満点なメニューも良いが、なによりも香りの高さが素晴らしく、確かに期間限定で消してしまうには惜しい駅弁。

この駅弁はその後、2〜7月販売の季節駅弁としてレギュラー入りした。ただし中身はだいぶ変わった模様。購入時点で950円、2009年時点で1,050円、2014年4月の消費税率改定により1,080円。

※2015年7月補訂:値上げを追記
※2009年3月補訂:販売継続と価格改訂を追記
販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
有限会社 金亀館 岐阜県高山市川原町30−2 0577(32)0184

飛騨の高山味ごのみ(1,100円)2003年10月10日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
Hida no Takayama Ajigonomi

掛紙 外観 外観 外観 中身

経木枠の正八角形の容器に、高山の古い街並みを描いたボール紙のふたをかける。中身は俵飯に鯖塩焼・蒲鉾・卵焼きに海老や鶏唐揚にこもどうふやわらびなど、つまり正統な幕の内駅弁。中身のグレードの割に価格が高過ぎると感じた。また、これは駅弁屋から見れば仕方がないが、パッケージに高山を通らない新幹線のぞみ号の、高山と関係ない品川駅開業のシールが貼られていてデザインを害しているのは残念。価格は購入当時で1,050円、2015年時点で1,100円。

※2015年7月補訂:値上げを追記
販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
有限会社 金亀館 岐阜県高山市川原町30−2 0577(32)0184

【終売】飛騨味噌漬込アツアツ豚せいろ(1,050円)2006年11月1日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
Hida Miso Tsukekomi Atsuatsu Buta Seiro (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身

2006(平成18)年10月の登場。正方形の加熱機能付き容器を、中身写真と駅弁名を書いたボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上を焦げ目のある豚肉味噌漬と豚焼売で覆い、ししとうと紅生姜を載せてこんにゃくごぼうを添えるもの。中身に着色料と刺激臭を提供してしまった紅生姜が別添であれば、見栄えや風味や分量や品質について文句なし。現存しない模様。

※2015年7月補訂:終売を追記
販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
有限会社 金亀館 岐阜県高山市川原町30−2 0577(32)0184

【掛紙】御辨當(20銭)調製年月日不詳
Obento

掛紙

戦前のものと思われる、昔の高山駅弁の掛紙。調製元は現在と同じ金亀館。稜線と森と社殿がシンプルに描かれる。

販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
金亀館 所在地の記載なし 505番

【掛紙】御辨當(30銭)調製年月日不詳
Obento

掛紙

戦前の調製と思われる、昔の高山駅弁の掛紙。奥飛騨の紅葉が色鮮やかに描かれ、当館収蔵の駅弁掛紙の中で、最も美しいもののひとつだと思う。

販売駅
高山本線 高山(たかやま)駅 1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目
調製元
金亀館 所在地の記載なし 505番