banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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【掛紙】幕の内辨當(100円)調製年月日不詳
Makunouchi Bento

掛紙

昭和30年代頃の調製と思われる、昔の岡崎駅弁の掛紙。絵柄は岡崎城と花火大会。ここは名物駅弁がないのに定評のある駅弁屋さんだったようだが、今の岡崎駅に駅弁やその痕跡は何もない。

販売駅
東海道本線 岡崎(おかざき)駅 1888(明治21)年9月1日開業 愛知県岡崎市羽根町字東荒子
調製元
鍵屋 愛知県岡崎市羽根町 74番

(姫路駅幕の内辨當)(1,200円)2012年9月17日に博物館明治村の食堂で購入
Himeji-eki Makunouchi Bento

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 外観 外観 中身 中身 中身

愛知県犬山市のテーマパーク「博物館明治村」での企画催事「明治のりもの博」の開催に伴い、村内(施設内)の食堂で復刻販売した、かつての姫路駅の駅弁。この弁当の調製元であると思われる地元のホテルの名を記した和紙風風呂敷に包まれる、発泡材枠な正方形二段重ねの容器の中身は、下段が五目飯と日の丸御飯、上段がかまぼこ、有頭海老、伊達巻、サトイモやタケノコやナスなどの煮物、きんとんなど。

1889(明治22)年に姫路駅で初めて出現した幕の内駅弁は、現在も姫路駅の駅弁屋である調製元からも時々販売されている。それとこれで味はともかく中身がだいぶ異なると思うが、まあ「近いものを再現」したということで気にしない。

博物館明治村は名古屋鉄道が、その中興の祖である土川元夫の夢と力で、愛知県犬山市内で江戸時代初期に築造された農業用溜池である入鹿池のほとりの約15万坪の緩斜面に、約10億円をかけて設けたテーマパーク。日本の第二次大戦後の高度経済成長に伴い失われつつあった明治時代の建築物について、全国各地からまずは15軒を移築し公開した。同じ犬山市内に設けた野外民族学博物館のリトルワールドや、サルの研究や展示を行う日本モンキーセンターと共に、名鉄の文化事業と沿線観光開発を兼ねて、その企業イメージと収益をも支えた。

しかし、ピーク時の1968(昭和43=明治100)年度には年間で158万人もいた入館者数は、1990年代以降のバブル経済の崩壊やレジャー嗜好の変化により激減、2000(平成12)年度には40万人を割ってしまった。2000年代には名鉄グループの経営不振により、リトルワールドは閉鎖が検討され、モンキーセンターへのモノレールは廃線になり、明治村への投資も滞った。それでも現在は、開館当初の倍に拡張された敷地に国の重要文化財10を含む67の施設を抱え、テレビなどの撮影でも活用され、年間40万人台の入館者数で収支を償えるよう経営を見直し、その運営が続けられている。

販売駅
博物館明治村 1965(昭和40)年3月18日開村 愛知県犬山市字内山1番地
調製元
調製元の記載なし 所在地の記載なし 連絡先の記載なし

(名古屋折詰御辨當)(980円)2012年9月17日に博物館明治村の売店で購入
Nagoya Orizume Obento

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愛知県犬山市のテーマパーク「博物館明治村」での企画催事「明治のりもの博」の開催に伴い、村内(施設内)の売店で復刻販売した、かつての名古屋駅の駅弁。明治時代の駅弁掛紙のコピーをかけた発泡材枠な正方形二段重ねの容器の中身は、下段が日の丸御飯、上段が鶏肉煮、アユ佃煮、玉子焼、かまぼこ、ウナギ蒲焼、カボチャやシイタケなどの煮物など。名古屋の駅弁屋は復刻駅弁を出さないため、これがいつどこの誰の駅弁を再現したのかは分からない。

明治村では、1874(明治7)年輸入の蒸気機関車が明治40年代製造の三等客車を牽引する「蒸気機関車」や、明治末期に製造された路面電車による「京都市電」で、園内を移動することができる。2010年12月20日から無期限の運休となり廃止が懸念されたが、今回の訪問時にはいずれも試運転を実施しており、京都市電は2012年9月28日に、蒸気機関車は同年11月8日に、それぞれ運行を再開した。

販売駅
博物館明治村 1965(昭和40)年3月18日開村 愛知県犬山市字内山1番地
調製元
岐南食品 有限会社 岐阜県羽島郡岐南町平島9丁目51番地 連絡先の記載なし http://www.baipasu.co.jp/

JR東海 三河安城(みかわあんじょう)駅2013年1月1日訪問Googleマップ
JR-Tokai Nagoya Station

駅名標 駅舎 駅構内

名古屋駅から新幹線で1駅約11分または在来線で約30分。安城市は人口約19万人の農工業都市で、19世紀末の明治用水の建設により「日本のデンマーク」と言われるくらい畑作や畜産で栄えた。駅弁は名古屋駅弁の一部が、改札外の改札口脇の駅弁売店で販売されている模様。1988(昭和63)年3月13日開業、愛知県安城市三河安城町一丁目。

【終売】Oh!デンマーク(1,000円) 
Oh! Denmark (end of sales)

1988(昭和63)年3月13日の駅開業と共に「新幹線グルメ」のひとつとして誕生した洋風駅弁。酪農が盛んなこの地域が日本のデンマークと呼ばれたことに由来し、焼き豚を載せたピラフ、サンドイッチにハンバーグ、コーンにフライドポテトと、一般的な駅弁らしくない食材がふんだんに使用されている。残念ながら2001年末頃に消滅。

販売駅
東海道新幹線 三河安城(みかわあんじょう)駅 1988(昭和63)年3月13日開業 愛知県安城市三河安城町一丁目
調製元
株式会社 だるま 名古屋支社 愛知県名古屋市中村区亀島2−1−1 052(452)2101 http://nagoyadaruma.jp/

リニア・鉄道館2011年4月16日訪問Googleマップ
SCMaglev and Railway Park

駅名標 駅舎 駅構内

愛知県名古屋市の埋立地に建設された、JR東海の企業博物館。蒸気機関車から新幹線やリニアモーターカー実験線用車両まで39両の鉄道車両を展示するほか、新幹線その他の鉄道技術の解説展示、鉄道模型ジオラマ、鉄道運転シミュレータ、ミュージアムショップや飲食売店などを備える。2011年3月14日開館、愛知県名古屋市港区金城ふ頭三丁目。

弁当(復刻昭和39年新幹線開業弁当)(800円)2011年4月16日に「リニア・鉄道館」弁当売り場で購入
Bento

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愛知県名古屋市の金城ふ頭で、2011(平成23)年3月14日に開業したパビリオン「リニア・鉄道館」の中で売られているお弁当。1964(昭和39)年の東海道新幹線の開業当時に販売されていた弁当を復刻したものだという。経木折の形状と模様を持つ容器に、当時の駅弁掛紙と現在の注記を印刷した掛紙を巻き、ラップで丸ごと包んで調製シールを貼る。中身は日の丸御飯に白身魚フライ、鶏竜田揚、牛しぐれ煮、フキ佃煮、玉子焼、ごぼう甘辛煮、かまぼこ、玉子焼、漬物、さくらんぼなど。

白身魚フライの存在感がある、懐かしさが出た弁当になっている。また、2002年に川崎さいか屋で販売された復刻版に比べて、価格が350円上がり、掛紙は小さいうえデザインの改変も強いが、味は確実に向上している。

2007年10月に宿敵のJR東日本が埼玉県さいたま市に「鉄道博物館」を開設して大いに話題を集めたことを受けてか、JR東海は2008年5月に「JR東海博物館」の建設を発表、名古屋市が金城ふ頭に用意した約4ヘクタールの敷地に14100平方メートルの建物を建て、JR東日本の鉄道博物館の開館当時より1両多い39両の鉄道車両を収め、「リニア・鉄道館」の名称で開館した。開館3日前に東日本大震災が発生したため、宣伝は自粛され報道が小さくなったが、1年間で100万人以上の入場者を集める人気の施設となっている。

販売駅
リニア・鉄道館 2011(平成23)年3月14日開業 愛知県名古屋市港区金城ふ頭三丁目
調製元
株式会社 ジェイアール東海パッセンジャーズ 東京都中央区日本橋3−1−17 0120(919)212 http://www.jr-cp.co.jp/

特選名古屋(1,000円)2011年4月16日に「リニア・鉄道館」弁当売り場で購入
Tokusen Nagoya

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

愛知県名古屋市の金城ふ頭で、2011(平成23)年3月14日に開業したパビリオン「リニア・鉄道館」の中で売られているお弁当。名古屋駅で売られる同名の駅弁の、パッケージ違いである。長方形の発泡材枠容器に、ここではJR東海関連の新幹線電車5種類とリニアモーターカーの先頭側面を描いたボール紙でふたをする。中身はタレ御飯に錦糸卵と小さなアナゴ蒲焼を載せ、みそかつ、エビフライ、天むす2個、玉子焼、さつまあげ、ちくわ、サトイモやコンニャクなどの煮物などを詰めたもの。分量の割には腹に重い弁当。

リニア・鉄道館の展示の半分は新幹線という印象で、実質的には「新幹線館」。JR東海の鉄道事業収入の8割以上が新幹線であり、その企業博物館なのだから当然にそうなる。また、先頭車ではないため通常はなかなか保存されない、食堂車、ビュフェ、グリーン車のような中間車両が多く収蔵されている点が興味深い。

販売駅
リニア・鉄道館 2011(平成23)年3月14日開業 愛知県名古屋市港区金城ふ頭三丁目
調製元
株式会社 ジェイアール東海パッセンジャーズ 東京都中央区日本橋3−1−17 0120(919)212 http://www.jr-cp.co.jp/

キッズランチ(500円)2011年4月16日に「リニア・鉄道館」弁当売り場で購入
Kids Lunch

掛紙 掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

愛知県名古屋市の金城ふ頭で、2011(平成23)年3月14日に開業したパビリオン「リニア・鉄道館」の中で売られているお弁当。名古屋駅で売られる同名の駅弁の、パッケージ違いである。小さな長方形の発泡材枠容器を、一応リニアモーターカーの先頭形状を模した感じのボール紙の枠にはめる。トレーディングカードと称する紙片が1枚付いてくる。

中身は白飯、古代米の赤飯、鶏五目飯の小さなおにぎりが各1個と、玉子焼、ポテトフライ、ソーセージ、かまぼこ、鶏唐揚、ポテトサラダ、ミニトマト。ジャガイモだらけ、かつ揚げ物が強い、しかし子供受けだけを狙っていない感じの軽食。

館内は原則として飲食禁止で、2階の飲食スペースと屋外留置の117系電車内では、持ち込みも含めた飲食が可能である。JR東日本の鉄道博物館では館内の展示車両の一部でも飲食ができたが、2008年8月に禁止されてリニア・鉄道館と同じ扱いになっている。鉄道車両は都会の電車を除いて食堂車、ビュフェ、駅弁などの飲食の場でもあるためか、施設単体での利益最大化を考えずに済むのか、どこぞのテーマパークなどと違いいずれも持込禁止などという世知辛い扱いでないのがうれしい。

販売駅
リニア・鉄道館 2011(平成23)年3月14日開業 愛知県名古屋市港区金城ふ頭三丁目
調製元
株式会社 ジェイアール東海パッセンジャーズ 東京都中央区日本橋3−1−17 0120(919)212 http://www.jr-cp.co.jp/