banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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関西の駅弁京都府 > 京都駅 > 幕の内の駅弁 (4種類・8枚収蔵)

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幕の内お弁当(600円) 2009年1月4日に京都駅新幹線上りホーム上駅弁売店で購入

掛紙 外観 外観
外観 中身 中身

 京都駅で昭和の頃から売られている並等幕の内駅弁。経木枠の長方形容器に経木のふたをかけ、葵祭の牛車を描いたであろうイラストを掲載する掛紙で包み、ひもで十字にしばる。中身はゴマ振り俵飯に焼鮭、玉子焼、かまぼこ、ハンバーグと称する醤油メンチ、ハム揚げ、タケノコやフキや高野豆腐や金時豆など。小粒ながら幕の内駅弁の三種の神器を入れているものの、おかずとして他にめぼしいものがなく、白御飯を持て余す感じ。野暮な方向に個性的だと思う。

 調製元の萩の家(はぎのや)は1891(明治24)年に創業した老舗の駅弁屋。しかし今では京都駅の在来線エリアから完全撤退、新幹線改札内でも直営売店はホーム上で昇降口から背を向けられ、弁当売店ではJR東海の100%子会社の弁当と併売こそされているものの、ショーケースでの取り扱いは当然に子会社優先。写真のとおり見た目が古風、言い換えると冴えないこともあり、劣勢に立たされている印象を受ける。ネット上ではJRに追い出されたのではないかとさえ書かれていた。

 なお、萩の家の駅弁は、2008年9月までに在来線改札内から売店が消え、2010年9月に新幹線改札内から商品が消え、同年12月に売店も閉店してしまい、今では駅で買うことができなくなっている。梅小路蒸気機関車館の敷地内の弁当販売小屋では、晴天の土休日に限りこの弁当が購入できる模様。

※2013年5月補訂:梅小路での販売現況を追記
※2011年1月補訂:販売現況を追記

【東海道本線京都(きょうと)駅】1877(明治10)年2月6日開業 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
【萩の家】京都府京都市下京区東洞院通七条下ル二丁目東塩小路町847 TEL:075(361)1301

【掛紙】幕の内お弁当(500円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1980年代頃の調製と思われる、昔の京都駅弁の掛紙。下の1983年2月のものと同じ。価格がそれより安い500円で、「いい日旅立ち」のロゴマークが付いているので、調製年月を絞り込めるかもしれない。
【掛紙】幕の内お弁当(600円) 1983年2月27日調製

昔の駅弁掛紙

 1983(昭和58)年2月27日の調製と思われる、昔の京都駅弁の掛紙。どうも京都・葵祭の牛車を描いているらしい。
幕の内お弁当(800円) 2009年1月4日に京都駅新幹線上りホーム上駅弁売店で購入

掛紙
外観 外観 外観
中身 中身 食後

 京都駅で昭和の頃から売られている中等幕の内駅弁。正八角形の経木折を二段重ねて経木のふたをかけ、屏風と扇子だと想像するイラストを掲載する掛紙で包み、ひもで十字にしばる。中身は下段が梅花型白御飯に柴漬け、上段がおかずで焼サワラ、玉子焼、紅白のかまぼこ、鶏ササミ揚げ、ハム、タケノコ、高野豆腐、ひじき、昆布巻、金時豆など。600円版と比べて中身も見栄えも価格差以上のグレードアップ、これならばおかずが不足することもない。

 日本最初の鉄道は開港場の横浜と帝都の新橋を結び、同じく開港場の神戸から商都の大阪を経由して古都の京都を結んだ。ここで挙げた5駅のうち4駅は高架駅となり、駅の表裏がスムーズに移動できるが、京都駅だけは小移転こそあれ相変わらず地上に駅がある。京都駅の高架化は明治時代にいち早く実行されようとしたが、1915(大正4)年の大正天皇の即位の礼に工事が間に合わないとして、地平構造のままその前年に駅舎を新築、高架化の機会を逸したまま現在に至る。近鉄京都線は東海道新幹線の建設に伴い高架化され、その真上を新幹線が使っている。

 なお、萩の家の駅弁は、2008年9月までに在来線改札内から売店が消え、2010年9月に新幹線改札内から商品が消え、同年12月に売店も閉店してしまい、今では駅で買うことができなくなっている。梅小路蒸気機関車館の敷地内の弁当販売小屋では、晴天の土休日に限りこの弁当が購入できる模様。

※2013年5月補訂:梅小路での販売現況を追記
※2011年1月補訂:販売現況を追記

【東海道本線京都(きょうと)駅】1877(明治10)年2月6日開業 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
【萩の家】京都府京都市下京区東洞院通七条下ル二丁目東塩小路町847 TEL:075(361)1301

【掛紙】幕の内お弁当(800円) 1983年6月7日調製

昔の駅弁掛紙

 1983(昭和58)年6月7日の調製と思われる、昔の京都駅弁の掛紙。この掛紙は屏風と扇子を描いているのだろうか、やはりだいぶ抽象的なもの。
幕の内お弁当(1,000円) 2009年1月4日に京都駅新幹線上りホーム上駅弁売店で購入

掛紙 外観 外観 外観
中身 中身 食後

 京都駅で昭和の頃から売られている上等幕の内駅弁。経木枠の正方形容器を二段重ねて経木のふたをかけ、「山王祭礼図」「祇園精舎」と欄外に書かれるイラストを掲載する掛紙で包み、ひもで十字にしばる。中身は下段が白御飯の俵飯に菱形のゆかりめし、上段がおかずで焼サワラ、出汁巻卵2切れ、紅白のかまぼこ、うなぎ蒲焼、ハム、タケノコ、高野豆腐、笹巻麩、昆布巻など。一切の媚びがない個性を感じる、千円で中身を楽しめる京風弁当。同じ名前で3ランクもの幕の内弁当を売る駅弁屋も、もう京都にしか残っていないのでは。

 京都市街の地名は難解で、「東洞院通七条下ル二丁目東塩小路町」など呪文か暗号かと思うところだが、電車や自動車に頼らず街を歩いていくと、意外に便利な所在地表記であると思えてくる。この事例でも、東洞院通を七条から下る(南下する)と二丁目に東塩小路町があるぞ、と解釈して歩いていくと、確かにそこへたどり着くもの。

 なお、萩の家の駅弁は、2008年9月までに在来線改札内から売店が消え、2010年9月に新幹線改札内から商品が消え、同年12月に売店も閉店してしまい、今では駅で買うことができなくなっている。梅小路蒸気機関車館の敷地内の弁当販売小屋では、晴天の土休日に限りこの弁当が購入できる模様。

※2013年5月補訂:梅小路での販売現況を追記
※2011年1月補訂:販売現況を追記

【東海道本線京都(きょうと)駅】1877(明治10)年2月6日開業 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
【萩の家】京都府京都市下京区東洞院通七条下ル二丁目東塩小路町847 TEL:075(361)1301

京のおばんざい(1,030円) 2013年5月6日に新大阪駅新幹線コンコース駅弁売店で購入

掛紙 掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 2005年9月または12月に、新幹線京都駅限定の駅弁として発売。翌年1月には新大阪駅での販売も始まり、今に至る。朱塗りの折箱を模したボール紙の容器に入れた黒いトレーに、ちりめん山椒と大根桜漬を載せた白御飯、湯葉やニンジンやサトイモなどの煮物、牛すき焼き、ヒメタケ天、サワラ味噌漬焼、鶏照焼、薩摩揚げ、うの花などを詰める。

 京都での普通の家庭料理「お番菜」をイメージしたという。考えながら食べると、ちょっと変わったおかずが入っているなと思わせる、普段使いの幕の内駅弁。価格は購入当時で1,000円、2014年時点で1,030円。

【東海道本線京都(きょうと)駅】1877(明治10)年2月6日開業 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
【株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズJ35】東京都中央区日本橋3−1−17 TEL:0120-919-212
 http://www.jr-cp.co.jp/
【掛紙】御辨當(20銭) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 戦前の調製と思われる、昔の京都駅弁の掛紙。小さい紙片に必要最低限の内容しか書かれていない簡素な掛紙も、左上部に二羽のひよこを描くお遊びはある。
【掛紙】上等御辨當(35銭) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 戦前の調製と思われる、昔の京都駅弁の掛紙。京都の街並み雰囲気だけで描いているのかどうか。かつての幹線筋の主要駅には一日中旅客列車が発着しており、調製印から推測される11月12日午前3時という深夜の駅弁調製も、珍しいものではなかった模様。
【掛紙】御辨當(朝食)(?円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 昭和30年代頃の調製と思われる、昔の京都駅弁の掛紙。朝食向け駅弁は昭和末期から平成初期にかけて流行したと思うが、こんな昔からあったのかと思う。絵柄6点のうち1点だけ京都らしくないビルは、三代目の京都駅舎と思われる。
【掛紙】お弁当(300円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 入手状況等から1972年の調製と思われる、昔の京都駅弁の掛紙。1985年のものと比較して、価格や調製印の位置やロゴマークなどの相違点はあるが、絵柄自体は全く同じである。それが傾いているのはスキャナの操作ミスではなく、実際に図柄が角度をもって印刷されているもの。
【掛紙】お弁当(800円) 1985年11月11日購入

昔の駅弁掛紙

 1985(昭和60)年11月11日10時の調製と思われる、昔の京都駅弁の掛紙。京都らしいような、らしくないような、そんなマンガのデザインだと感じる。
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2001年6月17日開設 2014年12月30日更新
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