banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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うなぎちらしごはん(1,600円)2016年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
Unagi Chirashi Gohan

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2005(平成17)年かそれ以前から、京都駅で売られているお弁当。うなぎのたれをまとう御飯に大葉を貼り、炭火でふっくらとやわらかに焼き上げたという国産ウナギの蒲焼きを並べ、生姜を添える。炭火の焦げ目と香りを感じるウナギは脂が控えめで、最近の柔らかいウナギ弁当と違う、落ち着いてほっとする締まり具合。

調製元は京都市内のちりめん山椒屋。新幹線の高架下に「調進所」なる弁当工場を構え、京都駅の「駅弁」を調製し、JR東海やJR西日本の子会社に納める。旧国鉄〜JRが認定する駅弁屋でなかったり、駅弁大会に出てくる業者でなかったため、駅弁趣味の観点ではノーマークだった。こうして日本最大級の駅弁大会で実演販売を実施すれば、今後はテレビや雑誌で駅弁として紹介してもらえるようになるかどうか。

たしかに京都駅では、旧国鉄時代からの駅弁屋が撤退した後も、駅弁のような弁当がいろいろ売られている。新幹線エリアではJR東海の子会社と京都や奈良の弁当屋の商品が、JR西日本エリアでは神戸など関西の駅弁屋の商品が、それぞれ売られているように見える。

販売駅
東海道本線 京都(きょうと)駅 1877(明治10)年2月6日開業 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
調製元
なかがわ 京都府京都市東山区大和大路四条下ル一筋目東入ル 075(681)5261 http://www.kyoto-nakagawa.com

【終売】うなぎ寿し(1,050円)2009年2月25日に京都駅駅弁売店で購入
Unagi Zushi (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

写真のとおりウナギの棒寿司が1本、竹皮に包まれて、ひもでしばられて、写真もイラストも何もない掛紙に巻かれている。風味はなかなかまともなもの。地味が過ぎて今では誰も紹介してくれなくなっているが、京都駅の駅弁屋「萩の家」のウナギ駅弁は1909(明治42)年以来の伝統を持つ。京の歴史に比べればたいしたことはないけれど、大切にしたい鉄道の味である。

なお、萩の家の駅弁は、2008年9月までに在来線改札内から売店が消え、2010年9月に新幹線改札内から商品が消え、同年12月に売店も閉店してしまい、今では駅で買うことができなくなっている。

※2011年1月補訂:販売現況を追記
販売駅
東海道本線 京都(きょうと)駅 1877(明治10)年2月6日開業 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
調製元
萩の家 京都府京都市下京区東洞院通七条下ル二丁目東塩小路町847 075(361)1301

【終売】うなぎめし(840円)2003年8月30日に京都駅ホーム上駅弁売店で購入
Unagi Meshi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

京都駅の通常版ウナギ駅弁。亀甲形の八角形容器は枠も底もフタも全部経木、これを割り箸ごと掛紙で包み紙ひもでしばる。中身は粘り気のあるタレ御飯に小振りながらとても柔らかい鰻蒲焼が二切れで、価格は手頃な840円。「鰻のねどこ」等の高価なウナギ駅弁のほうが食べ応えがあるかもしれないが、こちらはとことん古風なつくりに感心できる。古都・京都の駅弁はこうでありたい。

現在の京都駅は、新幹線駅構内にJR東海子会社の東海道新幹線共通弁当があふれ、建設で物議を醸した京都駅ビル内には多くの売店や飲食店が入居するので弁当購入や食事は容易だが、京都ネイティブな駅弁屋といえば今も昔もこの業者だけ。新幹線駅構内の売店にも多種の駅弁があったが、この駅弁はそこに姿がなく、在来線1番ホームの階段下の隠れ家のような駅弁売店で販売されていた。

なお、萩の家の駅弁は、2008年9月までに在来線改札内から売店が消え、2010年9月に新幹線改札内から商品が消え、同年12月に売店も閉店してしまい、今では駅で買うことができなくなっている。

※2011年1月補訂:販売現況を追記
販売駅
東海道本線 京都(きょうと)駅 1877(明治10)年2月6日開業 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
調製元
萩の家 京都府京都市下京区東洞院通七条下ル二丁目東塩小路町847 075(361)1301

【終売】鰻のねどこ(1,100円) 
Unagi no Nedoko (end of sales)

中身

タレが染み込んだ御飯の上に鰻蒲焼が3切れ載る鰻重を、経木の細長い細長い長方形容器に詰める。京都の町家建築からヒントを得た駅弁だろう。味はよいがずいぶんと高価だという評価がよく聞こえてきて、在来線エリアでは見かけず新幹線改札内で取り扱われているという販売形態は正しそう。

なお、萩の家の駅弁は、2008年9月までに在来線改札内から売店が消え、2010年9月に新幹線改札内から商品が消え、同年12月に売店も閉店してしまい、今では駅で買うことができなくなっている。

※2011年1月補訂:販売現況を追記
販売駅
東海道本線 京都(きょうと)駅 1877(明治10)年2月6日開業 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
調製元
萩の家 京都府京都市下京区東洞院通七条下ル二丁目東塩小路町847 075(361)1301