banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR西日本 御坊(ごぼう)駅2004年12月11日訪問Googleマップ
JR-West Gobo Station

駅名標 駅舎 駅構内

和歌山駅から特急で約40分または普通列車で約1時間。御坊市は和歌山県の中部で紀伊水道に面する人口約2.4万人の寺町。エンドウ類や果樹類と花卉などの農業と麻雀牌の生産、鉄道ファンにはミニ私鉄の存在で知られる。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が駅舎の隣に食堂を構えて販売していたが、2014年に閉店した。1929(昭和4)年4月21日開業、和歌山県御坊市湯川町小松原。

【終売】子安いなり寿し(500円)2003年3月20日に御坊駅構内食堂で購入
Koyasu Inarizushi (end of sales)

掛紙 外観 中身

1953(昭和28)年に登場した、御坊駅のいなりずし。キツネを描いた黄色く細長い紙箱の中に経木枠の容器が入り、その中に小粒ないなりずしが5個入る。価格は全国の稲荷寿司駅弁と比較して分量の割にやや高い気もするが、軽い甘さと辛さが調和したおあげに包まれた、もちっとした食感の椎茸や胡麻の混じり飯は、汽車旅で小腹が空いた際や口元が寂しい時にすいすい入る味とサイズだ。2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁。

なお、この駅弁は駅弁屋の閉店により、2014年には買えなくなっていた模様。

※2015年4月補訂:終売を追記
販売駅
紀勢本線 御坊(ごぼう)駅 1929(昭和4)年4月21日開業 和歌山県御坊市湯川町小松原
調製元
有限会社 御坊あしべ 和歌山県御坊市湯川町財部581−2 0738(22)0869
2004年度JR西日本「駅弁の達人」

【終売】子安いなり寿し(500円)2004年12月11日に御坊駅構内食堂ホーム側売店で予約購入
Koyasu Inarizushi (end of sales)


掛紙 外観 外観 中身

パッケージも中身も価格も、上記の駅弁「子安いなり寿し」と同じ。容器が経木からプラスティック製に変わったため、その調湿効果が失われ、もちっとしていたいなりずしに少々のベチャつきが感じられた。今回は「駅弁の達人」収集目的での予約購入で、おそらく調製と消費の時間差は小さかったと思うが、時間が経てば風味の差はより顕著になるだろう。コストや調達の問題はあるのだろうが部外者の意見として、経木に戻ればいいなと思った。

販売駅
紀勢本線 御坊(ごぼう)駅 1929(昭和4)年4月21日開業 和歌山県御坊市湯川町小松原
調製元
有限会社 御坊あしべ 和歌山県御坊市湯川町財部581−2 0738(22)0869
2004年度JR西日本「駅弁の達人」

【終売】清姫一夜寿し(870円)2004年12月11日に御坊駅構内食堂ホーム側売店で予約購入
Kiyohime Ichiya Zushi (end of sales)

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身

御坊駅の名物駅弁で、全国唯一のなれずし駅弁だと思われる。経木枠紙ぶた紙底の長方形容器を、駅弁名に由来するやや気味悪い絵柄のボール紙容器に詰め、、JR西日本内駅弁屋団体の公式サイト「駅弁図鑑」のURLを記したシールで留める。蓋を開くと笹の筒が整然と6個出てきて、その中には御飯と鯖が入っている。

寿司のルーツといわれ今も紀州で親しまれる、柔らかく炊いた御飯にこうじと塩魚を合わせ、重石を載せて約1〜2週間漬けた発酵食品である「なれずし」を、食酢を使い一晩や数時間で完成させた「早なれずし」らしい。少々の独特な酸味がある。しおりには2〜3日目が食べ頃と書かれ、しかし法令の制限からか消費期限は当日限り。2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁。

駅弁の名前にされた安珍清姫伝説は、安珍が清姫に熊野詣後に妻にすると嘘を付いたのがバレたため、清姫が大蛇となって安珍を追い火を噴き焼き殺したという結末に至るまでのストーリー。この話には多種多様なバージョンがあるらしい。その現場とされる道成寺は、御坊駅から普通列車で1駅3分の道成寺駅で下車して徒歩5分。しかし列車は毎時1本しかないので、御坊駅から車を使うか、または石段までは平地なので御坊駅から30分歩いて訪問するのも良い。

なお、この駅弁は駅弁屋の閉店により、2014年には買えなくなっていた模様。

※2015年4月補訂:終売を追記
※2005年3月補訂:写真の掲載と解説文の手直し
販売駅
紀勢本線 御坊(ごぼう)駅 1929(昭和4)年4月21日開業 和歌山県御坊市湯川町小松原
調製元
有限会社 御坊あしべ 和歌山県御坊市湯川町財部581−2 0738(22)0869

【終売】お弁当(1,130円)2003年3月20日に御坊駅構内食堂で購入
Obento (end of sales)

掛紙 外観 中身

御坊駅の幕の内駅弁。注文するとその場で詰めたてのホカホカ御飯のトレーと冷蔵おかずのトレーを黒地金文字のボール紙製折箱に収めた。中身は日の丸御飯に玉子焼や肉団子や蒲鉾や焼魚など普通のおかずが入り、デザートは和歌山らしくみかんの4分の1カットが入る。見た目も味も分量も可もなく不可もないが、1,130円という高価格なのに内容がこの程度では、旅の印象が悪くなる。駅弁収集が目的でなければ、他の駅弁の選択が無難だ。

この駅から出ている紀州鉄道は、全線乗っても8分間2.7km180円という日本有数のミニ私鉄。普段は兵庫県の北条鉄道から来た中古の小型レールバスがゆらゆらと走る。御坊市の公式サイトにも紹介があるので、観光目的で乗る人が多いと思いきやそうでもないのか、カメラを向けると運転士に怒鳴られたのには驚いた。

なお、この駅弁は駅弁屋の閉店により、2014年には買えなくなっていた模様。

※2015年4月補訂:終売を追記
販売駅
紀勢本線 御坊(ごぼう)駅 1929(昭和4)年4月21日開業 和歌山県御坊市湯川町小松原
調製元
有限会社 御坊あしべ 和歌山県御坊市湯川町財部581−2 0738(22)0869