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JR九州 宇土(うと)駅2006年1月29日訪問Googleマップ
JR-Kyushu Uto Station

駅名標 駅舎 駅構内

熊本駅から普通列車で3駅十数分、鹿児島本線が三角線を分ける駅。宇土市は熊本市の南で有明海に面する人口約4万人の城下町で、現在は熊本市のベッドタウン。駅弁は消え、写真の駅舎も2009年にありふれた橋上駅舎へ建て替えられたが、かつての駅売り名物であった小さな餅が、今も駅前の商店で売られる。1895(明治28)年1月28日開業、熊本県宇土市三拾町。

うと餅(324円)2006年1月29日に駅前コンビニで購入
Uto Mochi

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

宇土駅で長らく駅売り名物だったはずの鉄道銘菓。現在に駅キヨスクの営業があるかは分からないが、この商品は駅前のコンビニのレジで入手できる。白く小さな専用プラ容器に昔風の掛紙をかけて紙帯で縛り、専用の紙袋に入れて渡される。中身は10個の小さなこしあん入り餅。心地よい甘さと柔らかさ、そして日を置くと硬くなる点が昔懐かしい、今で言う駅スイーツや空スイーツの原点。価格は購入当時で263円、2016年時点でおそらく324円。

宇土は熊本から10kmほどしか離れてないが、自前の城と城下町を持つ交通の要衝であり、鉄道も鹿児島本線が三角線を分け、過去には駅弁販売駅でもあった。戦後は熊本市の近郊という性格を増し、鉄道も1966(昭和41)年の天草五橋の開通で三角線が廃れ、今は広い駅構内と1947(昭和22)年築の駅舎に往時をしのぶ、通勤通学等の地元短距離客で賑わう駅に変わった。

※2016年12月補訂:価格を推定
販売駅
鹿児島本線 宇土(うと)駅 1895(明治28)年1月28日開業 熊本県宇土市三拾町
調製元
有限会社 みなみの風 熊本県八代市萩原町2丁目1−6 0965(39)5150
合資会社 うと餅本舗城南堂 熊本県宇土市三拾町144−14 0964(22)0243

小袖餅(320円)2011年2月5日に熊本駅ホーム面駅弁売店で購入
Kosode Mochi

掛紙 掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身

宇土駅で長らく駅売り名物だったはずの鉄道銘菓。2009年に完成した橋上駅舎に売店はなく、その前に62年の歴史を刻んだ和洋折衷の木造駅舎のキヨスクも長らく営業をしていなかったようだが、この商品は駅前の調製元に加えてこうやって熊本駅でも入手できる。10個の白く小さなあんころもちを、半透明紙に包んで、竹皮の柄を印刷した紙でまた包み、古めかしいデザインである朱色の掛紙をかけて、黄色い紙ひもでしばっていた。上の「うと餅」との違いは調製元だけではないかと思う。昭和の昔の宇土駅でどうやって共存していたかは、今となってはもう分からない。価格は購入当時で300円、2016年時点でおそらく320円。

宇土駅は、快速や一部の急行は止まるけれど特急は止まらないという格であったうえ、三角線が分岐するといっても三角線の全列車は熊本駅まで乗り入れるため、分岐駅や乗換駅として賑わう場所ではなかったと思うし、国鉄末期以降の普通列車の増発と急行列車の廃止で都市近郊の駅となった。この駅が2011年10月8日、三角線の観光特急列車「A列車で行こう」がデビューしたことで、特急停車駅の地位をおそらく初めて手に入れた。

※2016年12月補訂:価格を推定
販売駅
鹿児島本線 宇土(うと)駅 1895(明治28)年1月28日開業 熊本県宇土市三拾町
調製元
有限会社 みなみの風 熊本県八代市萩原町2丁目1−6 0965(39)5150
合名会社 小袖餅本舗 熊本県宇土市城之浦町10番地 0964(22)0246