banner  旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR九州 八代(やつしろ)駅2011年2月5日訪問Googleマップ
JR-Kyushu Yatsushiro Station

駅名標 駅舎 駅構内

熊本駅から普通列車で約40分。JR鹿児島本線、JR肥薩線、肥薩おれんじ鉄道の接続駅。八代市は熊本県の中部で不知火海に面する人口約13万人の城下町で、干拓地や埋立地での農業や工業がさかん。駅弁は2004年の九州新幹線部分開業と共に進出した駅前の鮎問屋がつくる「鮎屋三代」がヒット、以後は新八代駅と同じ数種類の駅弁が売られる。1896(明治29)年11月21日開業、熊本県八代市萩原町1丁目。

鮎屋三代(1,150円)2004年1月10日に京王百貨店駅弁大会で購入
Ayuya Sandai

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身

2004(平成16)年1月9日のデビュー。竹皮の籠目を印刷した発泡材容器に、表紙に駅弁名と鮎の魚拓を、裏で調製元と八代の蘊蓄(うんちく)を語った掛紙を巻き、赤いゴム紐でしばる。日本三大急流に数えられる球磨川の鮎を使用、中身は焼鮎で出汁を取った炊込御飯の上に、掛紙の魚拓の半分程度の、頭からかぶりつくことも可能な鮎甘露煮が載る。

駅弁名は調製元が地元で三代百年続く鮎問屋であることから付けられたとか。これは2004年3月13日の九州新幹線部分開業に伴う鹿児島本線八代・川内間の経営移管に伴い、その八代駅で名物駅弁を販売しようと開発した駅弁を、同年1月の京王百貨店駅弁大会で先行発売したもの。つまり街おこし、駅おこし型の駅弁。それが見事に人気駅弁となり、初年度に2万個、次年度に3万個が売れたという。

その後に無事に新八代駅と八代駅の駅弁となり、熊本県物産振興協会の平成15年度優良新商品金賞を受賞したり、第1回九州の駅弁ランキングで三冠を達成、翌年の第2弾でも一位を獲得。今は八代はもちろん、熊本県や九州を代表する駅弁となった。熊本空港の空弁でもある。登場時は900円、2006年1月の購入時には1,050円、2014年時点で1,150円。

いわゆる整備新幹線の建設にあたり、その代替となる平行在来線をJR線でなくすることが政治的に決定された。1997年の長野新幹線高崎・長野間の開業では信越本線横川・軽井沢間が廃止され軽井沢・篠ノ井間が、2002年の東北新幹線盛岡・八戸間の延伸では東北本線盛岡・八戸間が、地元出資の第3セクター鉄道に移管された。

ただ、JRが引き続き運営しても良いため、高崎・横川間は引き続きJR東日本線で残る。JR九州は九州新幹線の平行在来線のうち博多・八代間と川内・鹿児島間を引き続き運営するとしたため、残る区間が熊本・鹿児島の両県と沿線自治体が出資する第3セクター鉄道となったもの。

※2014年6月補訂:値上げを追記
※2006年2月補訂:九州の駅弁ランキング第2弾の結果を追記
※2006年2月補訂:写真の更新と解説文の一部追加
※2005年6月補訂:公式サイトURLの変更
販売駅
九州新幹線 新八代(しんやつしろ)駅 2004(平成16)年3月13日開業 熊本県八代市上日置町
鹿児島本線 八代(やつしろ)駅 1896(明治29)年11月21日開業 熊本県八代市萩原町1丁目
調製元
鮎問屋 頼藤商店 熊本県八代市萩原町2丁目1−6 0965(33)1145 http://www.yorifuji.org/

鮎屋三代塩焼き(1,100円)2013年1月19日に京王百貨店駅弁大会で購入
Ayuya Sandai Shioyaki

掛紙 掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2013(平成25)年10月の第10回九州駅弁グランプリにエントリーされた新商品。その前の同年1月の京王百貨店駅弁大会で実演販売されており、2012年12月に現地で発売という情報もある。内容はつまり、通常版の「鮎屋三代」のアユ甘露煮をアユ塩焼きに差し替えたもので、掛紙の地色も若草色に替えた。

こうやって発売されてみれば、なぜ今までこういう駅弁がなかったのか不思議にも思える。通常の骨まで軟らかい甘露煮と比べ、塩焼きのアユは骨っぽさに難儀するが、これも乙なもの。催事場でアユを焼くエンターテインメントには恐れ入った。それが視界に入っただけで食欲をそそる。

販売駅
九州新幹線 新八代(しんやつしろ)駅 2004(平成16)年3月13日開業 熊本県八代市上日置町
鹿児島本線 八代(やつしろ)駅 1896(明治29)年11月21日開業 熊本県八代市萩原町1丁目
調製元
有限会社 みなみの風 所在地の記載なし 0965(39)5150
鮎の老舗 より藤 熊本県八代市萩原町2丁目1−6 0965(33)1145 http://www.yorifuji.org/

このしろ寿司(700円)2005年12月30日に八代駅キヨスクで予約購入
Konoshjiro Zushi

掛紙 外観 外観 中身 中身

熊本空弁「?・鮗・このしろ寿司」の駅弁版。笹の葉を敷いたプラ製惣菜容器に、このしろ寿司を間に経木を挟んで6個入れ、発泡材の板を載せてビニール袋に詰めて包装紙で包む。味はサバでもアジでもイワシでもないけど何だろうと思うような青魚の寿司という感じ。

空弁と比べて、外観も容器も中身も風味も掛紙も共通で、掛紙に貼るシール「熊本空港発」を「八代発」にしただけ。密封パックの商品は運搬に便利なのだが、今回買ったロットはコノシロから出ただろう液漬けになっており、鈍行車内での消費に難儀した。弁当ではなく土産物と見るべきか。価格は購入当時で700円、2014年時点で830円。

※2014年6月補訂:値上げを追記
販売駅
九州新幹線 新八代(しんやつしろ)駅 2004(平成16)年3月13日開業 熊本県八代市上日置町
鹿児島本線 八代(やつしろ)駅 1896(明治29)年11月21日開業 熊本県八代市萩原町1丁目
調製元
有限会社 みなみの風 熊本県八代市萩原町2丁目1−6 0965(39)5150
合資会社 頼藤商店 熊本県八代市萩原町2丁目1−6 0965(33)1145 http://www.yorifuji.org/

このしろ寿司(830円)2006年1月15日に京王百貨店駅弁大会で購入
Konoshiro Zushi

掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身

上記駅弁の駅弁大会版。内容や価格や風味は同じだが、掛紙が目立ち見栄えがするカラー印刷に差し替えられているし、追加された黒い紙箱もやはり見栄えを演出する。価格は購入当時で700円、2014年時点で830円。

※2014年6月補訂:値上げを追記
販売駅
九州新幹線 新八代(しんやつしろ)駅 2004(平成16)年3月13日開業 熊本県八代市上日置町
鹿児島本線 八代(やつしろ)駅 1896(明治29)年11月21日開業 熊本県八代市萩原町1丁目
調製元
有限会社 みなみの風 熊本県八代市萩原町2丁目1−6 0965(39)5150
合資会社 頼藤商店 熊本県八代市萩原町2丁目1−6 0965(33)1145 http://www.yorifuji.org/

【終売】鮎屋の得薦(1,050円)2011年1月29日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Ayuya no Tokusen (end of sales)

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2010(平成22)年10月の第7回九州駅弁ランキング開始までに登場か。黒塗りの長方形の発泡材容器を使用、駅弁の名前と熊本城の天守を描いた白い掛紙を巻く。中身はつまり八代駅弁「鮎屋三代」と「阿蘇赤うし」を半分ずつ詰めたもの。だから鮎のサイズも牛肉の分量も、それぞれ半分になった感じ。こちらの牛肉はあか牛なのに調理法と味付けで没個性的だが、うまい味ではある。2014年時点で販売されていない模様。

※2014年6月補訂:終売を追記
販売駅
九州新幹線 新八代(しんやつしろ)駅 2004(平成16)年3月13日開業 熊本県八代市上日置町
鹿児島本線 八代(やつしろ)駅 1896(明治29)年11月21日開業 熊本県八代市萩原町1丁目
調製元
有限会社 みなみの風 所在地の記載なし 0965(39)5150
鮎の老舗 より藤 熊本県八代市萩原町2丁目1−6 0965(33)1145 http://www.yorifuji.org/