banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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しまかぜ(1,200円)2014年1月25日に大阪難波駅の弁当売店で購入
Shimakaze

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2013(平成25)年の近鉄の観光特急列車「しまかぜ」のデビューに合わせて発売か。容器を菓子折のように包む掛紙には、同列車に使われる近鉄50000系電車のイメージイラストを大きく載せる。「特製・幕の内」と書かれる中身は12区画に細かく分割され、日の丸御飯、鯛めし、いなりずしとひじき、バッテラ、チキンステーキ、サケ塩焼き、煮物、玉子焼と大根なます、海老天、さつまいもとブロッコリー、金時豆と大根桜漬、水まんじゅうと抹茶わらびもち。美味で様々な御飯やおかずや甘味を詰める、まるごとなんでも弁当。

「しまかぜ」は2013(平成25)年3月21日に、大阪難波駅〜賢島駅と近鉄名古屋駅〜賢島駅で運行開始。翌年9月に京都駅〜賢島駅でも運行開始。かつて近鉄グループの稼ぎ頭で、バブル経済の崩壊以降に約20年間の低迷を続けた、伊勢志摩方面へ投入した新型観光特急。前面展望、個室座席、カフェ車両という、やはりバブル経済の崩壊以降に約20年間に全国各地の鉄道で負け続けた車内設備を備えてデビューすると、時代が二回りして変わったのか、これを書いている運行開始4年半後の時点でもチケットが取りにくく、旅行会社のパッケージツアーの目玉に据えられるような人気の列車になった。

販売駅
近畿日本鉄道 大阪難波(おおさかなんば)駅 1970年(昭和45年)3月15日開業 大阪府大阪市中央区難波四丁目
調製元
株式会社 ジャパンフーズクリエイト 大阪府堺市美原区黒山776 連絡先の記載なし http://www.japanfc.co.jp/

BILLIKEN辨當(1,029円)2013年1月27日に大阪難波駅の弁当売店で購入
BILLIKEN Bento

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2010(平成22)年4月までに通天閣で発売か。アメリカ生まれの幸運の神様で、大阪の新世界、後に通天閣で親しまれるビリケンを、ひょうたん型の発泡材容器に描く。中身は海苔にビリケンを描いた肉しぐれの三角おにぎり、「一本押し」とある細長いゆかりの俵飯、足形のニンジン、「大吉」焼き印付き玉子焼、福神漬、鶏照焼、みたらし団子、たこウインナー、たこ焼、串カツなど。価格は購入時点で1,000円、2014年4月の消費税率改定により1,029円。

中身には大阪のくいだおれを爽やかでコンパクトに詰め込んだ印象を受けた。大阪観光の良い記念になる。これは通天閣が公認するビリケンの公式グッズ、ビリケンの商標を持つ田村駒の認定商品であり、駅弁として生まれたり位置付けられた商品ではないようだが、近鉄の難波駅で売られることで、駅弁と紹介され始めている。

販売駅
近畿日本鉄道 大阪難波(おおさかなんば)駅 1970年(昭和45年)3月15日開業 大阪府大阪市中央区難波四丁目
調製元
一冨士ケータリング 大阪府高槻市大塚町5−21−1 連絡先の記載なし http://www.ichifuji-c.co.jp/

【終売】阪神沿線ぼっかけ弁当(1,000円)2011年1月29日に阪神百貨店駅弁大会で購入
Hanshin Ensen Bokkake Bento (end of sales)

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2011(平成23)年1月26日から2月1日まで阪神百貨店で開催された、販売種類日本一の駅弁大会「全国有名駅弁とうまいもんまつり」で、催事の目玉かつ記念として会場内でのみ販売されたお弁当。調製元は姫路駅の駅弁屋である。木目柄で発泡材枠の長方形容器にボール紙でふたをして、阪神電車やこれにちなむ漫画を掲載した掛紙で包む。

中身は白御飯の上に牛すじ肉とコンニャクの煮込み、錦糸卵、チャーシュー、シイタケ、インゲンなどを敷き、大根生酢と奈良漬を添えるもの。黄色いメガホンはかまぼこでできている。神戸のご当地B級グルメ「ぼっかけ」をイメージしたようだが、牛スジもチャーシューもどう見てもチラシ写真の半分程度しかなく、味はクセが控えめでスマートだが御飯ばかりを食べさせられたような印象。実演販売ブースにも行列ができていなかった。

この掛紙からも分かるとおり、今回の阪神は双葉社「漫画アクション」の連載漫画「駅弁ひとり旅」とのタイアップ。会場には作品のパネル展示や単行本の立ち読みコーナーなどを設けた作品紹介ブースが用意されていた。

販売駅
阪神百貨店 1933(昭和8)年3月開店 大阪市北区梅田一丁目13番13号
調製元
まねき食品 株式会社 兵庫県姫路市北条953番地 079(224)0255 http://www.maneki-co.com/

【終売】環状線べんとう(900円)2007年1月29日に上本町駅ホーム上コンビニ売店で購入
Kanjosen Bento (end of sales)

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2004(平成16)年までに「環状線辨當」の名前で登場し、2006年頃にいったん消滅、2007年に「環状線べんとう」として中身と価格を変えずに再登場した、近鉄線の大阪エリアで販売されていると思われる駅弁。正六角形の容器はフタの側面で、近鉄にとっては他社線であるJR大阪環状線のオレンジ色の電車が走り、上面でその沿線の名物名所がイラストで描かれる。

中身は中央に日の丸御飯を配し、その周囲をばってらの鯖寿司、豚角煮、ゴーヤチャンプル、串カツ、牛焼肉、かぼちゃ等の煮物で囲む。つまり、関東人でも分かる沿線名物を描き、中身も旅人には分かる沿線名物をおかずで詰めている。価格ひかえめ、ボリュームあり、見栄えも駅弁らしい。しかし2008年以降には売られていないと思う。

※2015年9月補訂:終売を追記
販売駅
近鉄大阪線 上本町(うえほんまち)駅 1914(大正3)年4月30日開業 大阪府大阪市天王寺区上本町6丁目
調製元
近鉄観光 株式会社 大阪調理所 大阪府大阪市天王寺区上之宮町2−14 06(6772)3371

【終売】特撰牛ヘレ肉弁当(1,200円)2009年10月3日に上本町駅ホーム上コンビニ売店で購入
Tokusen Gyu Fillet Niku Bento (end of sales)

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近鉄線内ではおそらく一番の有名駅弁で、名古屋から難波まで各地の主要駅で売られているお弁当。発泡材枠の長方形容器に商品名をデザインしたボール紙のふたをして、輪ゴムで留めてラップで包む。中身は俵型の白御飯に牛ヒレ焼肉、フライドポテト、きんぴらごぼう、タケノコやシイタケなどの煮物、エリンギ炒めとオレンジ。

1,200円もするけれど、和洋折衷なB級グルメ感たっぷり。固めの肉を食べてうまいとは思えなかったが、近鉄沿線ではこういう味が受けるのだと思うと、牛ヒレ肉を「牛ヘレ肉」と表記する点も含め、郷土の味の一種であると思う。かつて近鉄の駅弁は子会社による調製と販売が行われていたが、この時点では別業者の弁当を仕入れて駅で販売する形態に変わった模様。2010年頃までの販売か。

※2017年8月補訂:終売を追記
販売駅
近鉄大阪線 上本町(うえほんまち)駅 1914(大正3)年4月30日開業 大阪府大阪市天王寺区上本町6丁目
調製元
株式会社 味の大和路 奈良県大和郡山市馬司町536−2 0743(56)5561 http://www.frux.jp/

【掛紙】御飯(?銭)調製年月日不詳
Gohan

掛紙

戦前の調製と思われる、昔の駅弁の掛紙。御飯だけの駅弁ではなく、御飯とおかずが別容器になった駅弁のそれぞれの容器に掛紙がかかっていたものと思われる。大阪エリアの鉄道路線図と駅弁販売駅に駅弁の種類と価格の一覧が掲載される。肝心の販売駅は不詳。

販売駅
不詳
調製元
記載なし

【掛紙】御飯(?銭)調製年月日不詳
Gohan

掛紙

戦前の調製と思われる、昔の駅弁の掛紙。上のものと内容は変わらないが、大きさはやや大きく、左側の注意書きの「オ」が平仮名の「お」に変わっている。やはり販売駅は不詳。

販売駅
不詳
調製元
記載なし

【終売】大阪寿司(750円) 
Osakazushi (end of sales)

天王寺駅で最後まで売られていた駅弁のひとつ。押し寿司を握りサイズにカットした箱寿司に細巻きと太巻きを正方形の箱に詰めたもの。この駅弁は駅弁業者の自己破産により、2002年5月6日限りで失われてしまった。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9−23 連絡先の記載省略(番号が個人宅へ転用のため)

【終売】鯛ずし(820円)2001年12月15日に天王寺駅ホーム際駅弁売店で購入
Taizushi (end of sales)

掛紙 外観 中身

長方形の細長い容器の中に、酢で締めた小鯛を握り酢飯に載せた鯛ずしが8つ入る、古くからの天王寺駅の名物駅弁ながら大阪らしくないシンプルな駅弁。鯛や飯の色つやは抜群だが、味は普通だった。この駅弁は駅弁業者の自己破産により、2002年5月6日限りで失われてしまった。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9−23 連絡先の記載省略(番号が個人宅へ転用のため)

【終売】王将(1,050円)2001年12月15日に天王寺駅ホーム際駅弁売店で購入
Oushou (end of sales)

掛紙 外観 中身

将棋の王将の駒の形をした容器を使用。中身は胡麻かけ梅干し御飯とじゃこ飯の2種類の御飯に、竹に刺さった文字通りの竹輪や煮物の数々、牛肉や焼き魚に、たこ焼きとなぜか静岡県田丸屋のわさび漬。容器も中身も上記「鯛ずし」と異なりこれぞ大阪らしい駅弁。由来は天王寺は通天閣といえば将棋の名人坂田三吉とのこと。岐阜の駅弁「美濃囲い」はよく似ているが別物。この駅弁は駅弁業者の自己破産により、2002年5月6日限りで失われてしまった。

販売駅
関西本線 天王寺(てんのうじ)駅 1889(明治22)年5月14日開業 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10丁目
調製元
有限会社 芦の家 大阪府大阪市天王寺区南河堀町9−23 連絡先の記載省略(番号が個人宅へ転用のため)