banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 秋田(あきた)駅2009年9月22日訪問Googleマップ
JR-East Akita Station

駅名標 駅舎 駅構内

東京駅から新幹線「こまち」号で約4時間、秋田新幹線の終点であり、奥羽本線と羽越本線が接続し男鹿線列車が乗り入れる駅。秋田市は秋田県の中央に位置し日本海に面した人口約32万人の城下町で、8月の竿燈祭には130万人もの観光客が押し寄せる。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋とJR子会社などの商品が、改札内の駅弁売店と改札外のキヨスクで買える。1902(明治35)年10月21日開業、秋田県秋田市中通7丁目。

牛めし(1,000円)2017年11月5日に秋田駅の在来線改札内コンコースの駅弁売店で購入
Gyumeshi

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

秋田駅の牛肉駅弁。白御飯を牛肉煮と糸こんにゃくで覆い、金時豆、あんずシロップ煮、からしナスを添える。色の濃い、味の濃い、ちょっと古めかしい牛すき焼き丼。2017(平成29)年のJR東日本の駅弁キャンペーン「駅弁味の陣2017」へのエントリーに合わせ、その40年前の掛紙とおかずを復刻したという。そこでは「明治35年発売」と紹介されたが、明治時代に牛肉駅弁は存在していなかったはず。通常版も駅売店で併売されていた。

販売駅
奥羽本線 秋田(あきた)駅 1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
調製元
株式会社 関根屋 秋田県秋田市東通一丁目1番26号 018(833)6461 http://www.sekineya.jp/

あきた白神和牛弁当(1,300円)2017年11月5日に秋田駅の在来線改札内コンコースの駅弁売店で購入
Akita Shirakami Wagyu Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

新型リゾートしらかみ「?(ぶな)」編成運行開始と、五能線の全通80周年を記念し、五能線季節をめぐる旅シリーズの第2弾夏バージョンとして、2016(平成28)年7月に1,500円で発売。約半年後までに1,300円の駅弁へリニューアルか。掛紙には「限定弁当」「数量限定販売」の文字が見える。

世界自然遺産である白神山地の美しいブナ林の写真を掛紙に使用。中身は白御飯を白神和牛煮と、ごぼう、ぶなしめじ煮、玉子焼で覆い、きのこ味噌和えとフキ胡麻油炒めを添えるもの。同じ日に買った古い上記「牛めし」と違い、こちらは見ても食べても今風に美しい牛肉駅弁。

販売駅
奥羽本線 秋田(あきた)駅 1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
調製元
株式会社 関根屋 秋田県秋田市東通一丁目1番26号 018(833)6461 http://www.sekineya.jp/

おばこ弁当(1,050円)2017年11月5日に秋田駅の在来線改札内コンコースの駅弁売店で購入
Obako Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

「おばこ」とは秋田弁で少女の意で、秋田美人の写真がふたを飾る。その正八角形のふたを開けると、平行な対角線で3分割された真ん中に、鶏照焼・鶏そぼろ・錦糸卵が載るとりめし、その上下に焼鮭、肉団子、玉子焼、煮物や漬物などを配置する。おばこ弁当=「少女弁当」=女性向けと思うと、ボリュームがありすぎる。長い名前の製造業者は、つまり以前の日本食堂。

※2017年11月補訂:写真を更新
※2015年9月補訂:値上げを追記
※2014年8月補訂:値上げを追記
※2006年1月補訂:写真を掲載
販売駅
奥羽本線 秋田(あきた)駅 1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
調製元
株式会社 関根屋 秋田県秋田市東通一丁目1番26号 018(833)6461 http://www.sekineya.jp/
販売元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 秋田営業支店 秋田県秋田市中通7丁目1番1号 018(834)4157 http://www.nre.co.jp/

【掛紙】おばこ弁当(950円)2005年10月9日に日比谷公園「鉄道フェスティバル」で購入
Obako Bento

掛紙

2005(平成17)年10月9日に購入した、秋田駅弁の掛紙。見た目は中身は、12年後と変わらない。当時は日本レストランエンタプライズが調製していた。価格は購入当時で950円、2014年時点で1,000円、2015年時点で1,050円。

販売駅
奥羽本線 秋田(あきた)駅 1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
調製元
株式会社 日本レストランエンタプライズ 秋田営業支店 秋田県秋田市中通7丁目1番1号 018(834)4157

【終売】いわて短角和牛弁当(1,050円)2013年11月23日に大船駅駅弁大会で購入
Iwate Tankaku Wagyu Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年5月の発売。秋田新幹線の開業15周年でも記念したのだろうか。長方形の発泡材容器に透明なふたをして、駅弁の名前を墨字で著した赤黒いふたをさらにかける。中身は白御飯の上を岩手県岩泉の短角牛の焼肉で覆い、ゼンマイやいぶりがっこなどを添えるもの。容器も中身も米沢その他の東北地方各地の牛肉駅弁と同じ感じだが、ぐにゅっとした肉の視覚と味覚での脂が印象的。価格は発売当時や購入時点で1,000円、2014年時点で1,050円。2014年頃までの販売か。

列車で座っているとなかなか気が付きにくいが、岩手県と秋田県の県境は奥羽山脈によりかなり険しく、北から八幡平、真昼山地、栗駒山地と横たわる標高1000メートル越えの山塊が往来を阻んできた。鉄道では横黒線、現在の北上線が1924(大正13)年に通じ、花輪線が1931(昭和6)年までに全通し、田沢湖線の全通は戦後の1966(昭和41)年にまでずれ込んだ。各路線には急行列車が設定され、東北本線と奥羽本線を結んだ。

1971(昭和46)年に東北新幹線の盛岡までの整備計画が定められると、その速達性の秋田方面への波及として後進の田沢湖線が活用されることとなり、1年間の運休で改良工事を施したうえで1982(昭和57)年11月に電化開業、特急「たざわ」が走り始めて新幹線と秋田を結ぶメインルートとなった。さらに山形新幹線に次ぐ新幹線と在来線との直通運転路線のルートにもなり、また1年間の運休で線路を敷き直し、1997年3月から秋田新幹線「こまち」が走り始めた。

後輩の躍進を尻目に、北上線と花輪線では長距離列車や急行列車が消えて、すっかりローカル線に。北上線はまだ、東北本線と奥羽本線を結べる貴重なルートとして、寝台特急の迂回運転などに活用されたが、東北自動車道にも踏み潰された花輪線はもはや見る影もない。

※2017年8月補訂:終売を追記
※2015年2月補訂:写真の更新
販売駅
奥羽本線 秋田(あきた)駅 1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
調製元
株式会社 関根屋 秋田県秋田市東通一丁目1番26号 018(833)6461 http://www.sekineya.jp/

【掛紙】いわて短角和牛弁当(1,000円)2011年7月17日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋旨囲門」で購入
Iwate Tankaku Wagyu Bento

掛紙

2011(平成23)年7月17日の調製である、秋田駅弁の掛紙。上の2年後のものと違い、発売当時はこんなポップな掛紙を使っていた。中身は変わらない。

販売駅
奥羽本線 秋田(あきた)駅 1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
調製元
株式会社 関根屋 秋田県秋田市東通一丁目1番26号 018(833)6461

【終売】うご牛焼肉弁当(1,500円)2013年6月30日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Ugo-Gyu Yakiniku Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

秋田駅中央改札口のコンビニエンスストア「NEWDAYS秋田中央口店」のリニューアルを記念して、2013(平成25)年4月26日に発売。長方形のプラ製容器の中身は、秋田県雄勝郡羽後町産の白御飯を、同町のうご農業協同組合のブランド牛「うご牛」の焼肉で覆い、卵、太鼓かまぼこ、ネギ入りの玉子焼、ゼンマイとゴボウの煮物、昆布巻、いぶりがっこを添えるもの。

味はうまいのだが、秋田の牛肉駅弁はなぜかいつも肉の分量が寂しく、これもまた然り。そのため、値段の高さが大いに気になった。しかしこの駅弁の目玉はおそらく、萌え系イラストなパッケージなので、大き目の容器でこれを見せ、しっかり話題をつかむことが大切。

羽後という大きな旧国名を名乗りながら、秋田県南部で人口が2万人を割る、鉄道のない小さな町である羽後町の、その一部のみをエリアとするうご農業協同組合は、2008年産あきたこまちの袋に、同年夏の町内でのイベントに招かれた、主にアダルトゲームのキャラクターをデザインするイラストレーターの西又葵(にしまたあおい)による美少女のイラストを採用した。これが、インターネット上での通信販売にて1か月で通常の2年分30トンもの注文が来た、東京の大新聞に記事が載ったなどの大騒ぎとなった。萌え系の流行に乗ったのではなく、後のクールジャパンの流れを創った出来事のひとつである。

以後も羽後町や農協と西又氏との協力関係によるものか、チラシやポスターやレトルトカレーなどへの展開が始まり、こうやって秋田駅の駅弁にもやってきた。イラストの内容は同町にちなんでおり、ここでは西馬音内(にしもない)盆踊りと小野小町の美少女、そして特産のコメを描き表したという。ただ、この駅弁は半年ほどで売り止めてしまったようで、これはもったいない。

販売駅
奥羽本線 秋田(あきた)駅 1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
調製元
株式会社 関根屋 秋田県秋田市東通一丁目1番26号 018(833)6461 http://www.sekineya.jp/

【終売】田沢湖のこだわり豚丼(1,100円)2009年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
Tazawako no Kodawari Butadon (end of sales)

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

2008〜2009年の駅弁大会シーズンに向けた投入か。電子レンジ対応のプラ製釜型容器を、駅弁名や田沢湖の写真を載せたボール紙の箱に詰める。中身は白御飯の上に「紅の豚」の名が付いた豚肉の少々厚い薄切りを煮たものを、ささがきごぼうと混ぜて載せて、シイタケとミョウガなどを添えるもの。

容器は加熱式ではなく、電子レンジの使用が推奨されている。フタを開けると脂身だらけの肉とゴボウだらけの具が見えてガッカリするが、食べれば意外にふんわりしたもの。しかしパッケージから漂ってくる宣伝臭は消えない。もしかするとユニーと京王の駅弁大会でしか売られない商品かもしれない。価格は購入当時で950円、2014年時点で1,100円、2015年時点で販売終了。

※2015年9月補訂:終売を追記
※2014年8月補訂:値上げを追記
販売駅
奥羽本線 秋田(あきた)駅 1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
調製元
株式会社 関根屋 秋田県秋田市東通一丁目1番26号 018(833)6461 http://www.sekineya.jp/
催事駅弁

【終売】秋田肉三昧(1,500円)2008年10月13日に東京駅「東日本縦断駅弁大会」で購入
Akita Nikuzanmai (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2008(平成20)年10月12・13日の両日に東京駅構内で開催された「東日本縦断駅弁大会 〜秋〜」で販売されたお弁当で、全8種が登場した「メガ駅弁」のひとつ。長方形の発泡材容器に透明なふたをかけて、商品名と肉の名前にそのイラストを書いた掛紙で包み、ひもで十字にしばる。中身は白御飯に上に田沢湖紅の豚のスライスと、秋田錦牛のすき焼きと、比内地鶏のフレークが、それぞれ色濃く煮られて敷き詰められるもの。味付けが似ているから、肉を混ぜても混ざっても、風味に違和感はなかった。

分量が通常版の1.5倍というが、秋田駅弁でこういう商品を思い当たらない。後日の報道では、今回の駅弁大会での好評を受けて「(秋田駅で)いつでも常時販売できるよう、すでに容器や包装紙を準備した」のだそうな。鶏飯は昔から、牛丼は現代の、豚丼は最近の、それぞれ駅弁として売れ筋となっているものだが、これを3種混ぜた駅弁の先行きはいかに。

販売駅
奥羽本線 秋田(あきた)駅 1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
調製元
株式会社 関根屋 秋田県秋田市東通一丁目1番26号 018(833)6461 http://www.sekineya.jp/