banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR北海道 小樽(おたる)駅 2009年10月4日訪問  Googleマップ

駅名標 駅舎 駅構内

 札幌駅から快速電車で30分強。北海道開拓の玄関口となる港町として19世紀末に鉄道が敷かれて貿易港として繁栄、しかし第二次大戦後は大陸側の共産圏化やエネルギー革命などにより衰退、現在は札幌市のベッドタウンであるとともに、旧市街地の観光で賑わう。駅弁は改札外駅舎内のコンビニでコンビニ弁当と併売。1903(明治36)年6月28日開業、北海道小樽市稲穂2丁目。

【掛紙】文化だんご(20銭) 調製年月日不明

昔の駅弁掛紙

 戦前のものと思われる、昔の小樽駅弁の掛紙。その名前から、弁当ではないと考えられる。1911(明治44)年から1944(昭和19)年まで小樽の名物であった、小樽港で石炭を積み出した手宮高架桟橋の絵柄を、「小樽駅 構内売店 南小樽駅」「小樽 意匠登録願 名物」「代表的名菓」「萬人之嗜好」「創製 太平楽 本舗」「小樽みやげ」「風味高尚」「四味四色」などの文字で囲む。
【掛紙】上等御辨當(40銭) 1922年頃調製

昔の駅弁掛紙

 1922(大正11)年頃の調製と思われる、昔の小樽駅弁の掛紙。同年に上野公園で開催された平和記念東京博覧会で英国の皇太子殿下が来日されたことを記念して、全国各地の駅弁屋が同じデザインの記念掛紙を使用したもの。周囲に日本と英国の国旗を配し、右に駅弁名、左下に調製元、下部に日英の歓迎文、上部の2枠は広告枠。
【掛紙】特製幕の内弁当(200円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 昭和40年代頃の調製と思われる、昔の小樽駅弁の掛紙。鰊御殿、日和山燈台、水族館が簡単なスタンプのようなイラストで描かれる。小樽が観光地として認識されるのは1990年代に入ってからだと思うし、その目玉である運河はここに登場しない。
【掛紙】特製おたるかにめし(600円) 1985年4月19日調製

昔の駅弁掛紙

 1985(昭和60)年4月19日9時の調製と思われる、昔の小樽駅弁の掛紙。現在の同名駅弁は中身と駅舎の写真を掲載するが、当時のものは毛ガニの写真と道南の地図を描き、こちらのほうがスケール感がある。
疑義駅弁 小樽いかめし(500円) 2005年11月19日にイトーヨーカドー立場店駅弁大会で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 スーパーの駅弁催事で小樽駅弁を名乗る商品。容器の構造は森駅の有名駅弁「いかめし」に似て、中身と風味と価格は敦賀駅の無名駅弁「越前いかめし」に似る。掛紙では駅弁をうたわないが、左端注記に「容器・空ビン・あき缶等はくず入れにお捨てください。」と、駅弁を臭わせる。

 駅弁として疑義を感じる以前に、商品には電話番号「0120-001452」を除いて調製元や消費期限など製造者に関する情報が全くなく、食品衛生の法令に違反するのではないかと思う。後のスーパーのチラシでは小樽駅弁ではなく「小樽名物」と表示したり、現物に調製元の情報が入ったりしているのは確認している。

【函館本線小樽(おたる)駅】1903(明治36)年6月28日開業 北海道小樽市稲穂2丁目
【※調製元不詳】※所在地不詳 TEL:0120-001452

寿司(480円) 2004年9月11日に小樽駅コンビニキヨスクで購入

掛紙 外観 外観 中身

 小樽駅の助六寿司駅弁。小樽の寿司というと観光名物にもなっているが、この駅弁はそれとは無縁の存在で、写真のとおり簡素な発泡材容器に太巻四個と細巻三個と稲荷二個。他に同じ調製元で二種類の寿司があったが、掛紙があったのはこれだけで、他は見るからにスーパーの惣菜であった。価格は購入当時で460円、2014年4月の消費税率改定により480円。

 小樽駅弁は駅舎内改札外のコンビニ風キヨスクの冷蔵ショーケースで販売されるため、駅弁大会での盛況と異なり旅の雰囲気がとても薄いが、駅舎そのものは上野駅を模して1934(昭和9)年竣工の歴史ある建物で、地面は売店や広告で台無しだが、上方を見上げれば吹き抜け風のホールが気持ちよい。

※2014年7月補訂:値上げを追記

【函館本線小樽(おたる)駅】1903(明治36)年6月28日開業 北海道小樽市稲穂2丁目
【株式会社小樽駅構内立売商会】北海道小樽市稲穂2丁目22番1号 TEL:0134(23)5281
 http://www.ekiben.or.jp/otaru/
特製おたる御弁当(900円) 2004年9月11日に小樽駅コンビニキヨスクで購入

掛紙 外観
外観 外観 中身

 小樽駅の特製幕の内弁当。特製でない幕の内弁当は掛紙のない普通の惣菜弁当なので、こちらだけを購入した。

 市販の長方形ボール紙惣菜弁当容器に、道南の地図と北海道最古級の蒸気機関車しづか号のイラストを載せた掛紙をかける。中身は日の丸ご飯に蒲鉾や玉子焼やエビフライ、そしてニシン甘露煮や帆立やイカ・イクラ・数の子和えにシウマイや大学芋など、かすかに北海道らしいうまいものがいろいろ詰まっている。価格は購入当時で850円、2014年時点で900円。

 港湾都市として明治期に繁栄した小樽は、札幌の台頭と戦後の日本海側諸国との交易の減少により衰退したが、そのため銀行や倉庫など明治期のレトロな建物が市街地に多く残る。昭和末期の道路拡幅事業の副産物である運河散策路が予想外に大当たりした結果、現在は押しも押されぬ観光都市。一年中朝から晩まで、観光客が市街地を右往左往している。

※2014年7月補訂:値上げを追記

【函館本線小樽(おたる)駅】1903(明治36)年6月28日開業 北海道小樽市稲穂2丁目
【株式会社小樽駅構内立売商会】北海道小樽市稲穂2丁目22番1号 TEL:0134(23)5281
 http://www.ekiben.or.jp/otaru/
おたる特製かにめし(980円) 2003年1月15日に京王百貨店駅弁大会で購入

掛紙 外観 中身

 1981(昭和56)年9月の登場か。「北海手綱」と同じ容器に同じ御飯を詰め、その上にカニのほぐし身をたっぷり敷いて、椎茸やグリーンピースに錦糸卵や梅干しをアクセント程度に載せて透明なふたをかけ、小樽駅舎と中身の写真を載せたフルカラーの掛紙をかける。価格は購入当時で850円、2014年時点で980円。

 小樽駅から札幌方面に2駅で小樽築港駅。この駅の脇の旧国鉄用地に建てられた1999年3月開業のマイカル小樽は、開業初年に1,300万人が訪れ大変な話題となったが、マイカル本体の経営破綻に伴い開業2年半にして2001年9月に経営破綻(民事再生法申請)。テナントを入れ替えながら営業が続けられ、2003年3月から「ウイングベイ小樽」として営業を再開した。

※2014年7月補訂:値上げを追記

【函館本線小樽(おたる)駅】1903(明治36)年6月28日開業 北海道小樽市稲穂2丁目
【株式会社小樽駅構内立売商会】北海道小樽市稲穂2丁目22番1号 TEL:0134(23)5281
 http://www.ekiben.or.jp/otaru/
小樽燻煙棒寿し(980円) 2009年10月4日に小樽駅駅舎内コンビニキヨスクで購入

掛紙 外観 外観 外観
中身 中身 中身

 小樽駅のキヨスクで買えた土産物タイプの棒寿司。竹皮タイプのボール紙製容器を、商品名を書いた白い掛紙で巻き、セロテープで留める。中身はスモークしたサクラマスの棒寿司を海苔で巻いてスライスした、太巻きに見える棒寿司。調製元は朝里駅前の寿司屋で、他にサンマ、サバ、ニシン、サケのものもある模様。

【函館本線小樽(おたる)駅】1903(明治36)年6月28日開業 北海道小樽市稲穂2丁目
【浜の寿し処 あさり家】北海道小樽市朝里4丁目1番1号 TEL:0134(54)0067

【掛紙】おたるかきめし(1,050円) 2005年11月6日に京急ストア日の出町店駅弁大会で購入

掛紙

 2005年11月6日頃の調製と思われる小樽駅弁の掛紙。下の3年後と同じものに見えるが、調製シールの形式に加えて、調製元の社名や所在地、リサイクルマークや駅弁マークの位置も異なるため、版が違う模様。価格や中身は同じ。
おたるかきめし(1,080円) 2009年10月4日に小樽駅駅舎内コンビニキヨスクで購入

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 発泡材枠の浅い長方形容器に透明なふたをして輪ゴムで留め、中身や小樽市街を眺め下ろした写真を印刷する掛紙を巻き、割りばしを置いて輪ゴムとひもでしばる。中身はカキの煮汁で炊いたという茶飯に煮カキとニンジンを散らし、大根みそ漬を添えるもの。価格は購入当時で1,050円、2014年4月の消費税率改定により1,080円。

 小樽は海産物が豊かな街であり、カキのうまい店もあるようだが、カキの産地ではなく、駅弁も美しく輝きすぎる茶飯の風味が物足りない感じ。同じ内容で比べると厚岸より高く、同じ価格で比べると広島に劣る、中途半端な印象。

※2014年7月補訂:値上げを追記
※2010年10月補訂:写真の更新と解説文の手直し

【函館本線小樽(おたる)駅】1903(明治36)年6月28日開業 北海道小樽市稲穂2丁目
【株式会社小樽駅構内立売商会】北海道小樽市稲穂2丁目22番1号 TEL:0134(23)5281
 http://www.ekiben.or.jp/otaru/
あつあつかきめし(1,200円) 2013年2月10日に鶴屋駅弁大会で購入

掛紙 掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 上記駅弁の加熱機能付き容器版。冬季限定とも、催事限定とも言われる。これは百貨店の駅弁催事での実演販売で購入したのだが、カキから錦糸卵まですべての具の分量が、パッケージの見本写真の半分くらいしかなく、悲しかった。価格は購入当時で1,150円、2014年4月の消費税率改定により1,200円。

【函館本線小樽(おたる)駅】1903(明治36)年6月28日開業 北海道小樽市稲穂2丁目
【株式会社小樽駅構内立売商会】北海道小樽市稲穂2丁目22番1号 TEL:0134(23)5281
 http://www.ekiben.or.jp/otaru/
疑義駅弁 おたる焼たらば弁当(1,950円) 2009年1月25日に阪神百貨店駅弁大会で購入

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 2008年1月の阪神百貨店駅弁大会で登場。円形の加熱機能付き容器を使用、中身とカニと小樽運河の写真を美しく豪華に掲載したボール紙の枠にはめる。中身はカニの混ぜ御飯の上にカニほぐし身を敷いた後にカニ脚を3本並べ、レンコンやごぼうサラダなどを添えるもの。

 通常のカニ飯駅弁の倍近い価格もあり、カニの風味はもちろん分量もたっぷり、これを食べたら普通に戻れないかもしれない。しかし残念ながらこの商品は、阪神百貨店駅弁大会限定ながら小樽駅の駅弁を名乗る疑義駅弁である模様。価格は購入当時で1,890円、2014年4月の消費税率改定により1,950円。

※2014年7月補訂:値上げを追記

【函館本線小樽(おたる)駅】1903(明治36)年6月28日開業 北海道小樽市稲穂2丁目
【株式会社小樽駅構内立売商会】北海道小樽市稲穂2丁目22番1号 TEL:0134(23)5281
 http://www.ekiben.or.jp/otaru/
おたる(?円) 2013年2月10日に鶴屋駅弁大会で購入

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中身 中身 中身

 2013年2月の鶴屋駅弁大会で、小樽駅弁と共に実演販売されていたお弁当。上げ底、上げふたの催事向け容器に飯を敷き、ウニ、イクラ、カニなどを盛り、「おたる OTARU」と書かれた、風景写真を使った掛紙をかけていた。味は見た目のとおりで、どこの食べ物なのか分からない内容。価格と本来の商品名は失念。

【株式会社小樽駅構内立売商会】北海道小樽市稲穂2丁目22番1号 TEL:0134(23)5281
 http://www.ekiben.or.jp/otaru/
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2001年6月17日開設 2015年7月15日更新
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