時刻表博士まっこうくじらのウェブサイト
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第12回時刻表検定第1種試験 解答と解説
2006(平成18)年11月19日に実施された、第12回時刻表検定第1種試験の解答と非公式な解説です。検定問題については著作権の関係で掲載できませんので、お手元の冊子を参照ください。解説の出典はすべて、JR時刻表2006年11月号です。なお、当ページは時刻表検定協会の公式なものではありません。
第12回時刻表検定第1種試験 ランク認定データ
受験者数1,273名(−18) 最高点187点(−13) 平均点112.3点(−14.4)
時刻表博士6名(−9) 1級79名(−204) 2級410名(−83) 不認定778名(+278)
※括弧内数値は前回比
1号車 設問1 正解1番 配点3点 正答率87.4%
【内容】旅程表中で利用した航空便の選択
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】「クラスJ」の利用なので全日空便ではない。羽田空港へ8時25分に到着するのは日本航空1500便のほう。
「クラスJ」は日本航空が2004年6月1日に国内線へ導入した特別席。従来のスーパーシートから人的や供食のサービスを削減する代わりに料金を片道1,000円に大幅値下げし、現在も庶民の人気を集めている。対する全日空は同年12月1日に料金を事実上大幅値上げした「スーパーシートプレミアム」を導入し、エグゼクティブの人気を集めている。
1号車 設問2 正解2番 配点3点 正答率84.4%
【内容】旅程表中で利用した航空便の発地の選択
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】日本航空1500便の発地は大阪(伊丹)で、空港コードはITM。
現在は伊丹空港と呼ばれることが多くなった大阪国際空港は、開港前は関西新空港と呼ばれていた現在の関西空港の開港に伴い、地元の要望により騒音問題を理由に廃港となる予定であったが、地元が手のひらを返して存続を求め、このとおり現在も存続中。1997年4月の大阪モノレール延伸によりアクセスも便利になり、一度は関空へ移行した国内線もこちらへ戻りつつある。
1号車 設問3 正解3番 配点4点 正答率90.3%
【内容】旅程表中で利用した航空便と列記便との共通点の選択
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】秋田、岡山、福岡と伊丹で並べれば、運賃や所要時間が同じはずはない。そこで各便の出発時刻と機種を調べると、機種は全便同一ではなくが、出発時刻はすべてが7時20分発になっている。時刻表の早引きよりむしろ視認力が求められる設問。
1号車 設問4 正解1番 配点3点 正答率88.8%
【内容】東京駅にない待ち合わせスポットの選択
【参照】主要駅のご案内
【解説】東京駅に実在するのは「東京ベイプラザ」ではなく「京葉ベイプラザ」。
東京駅は千回以上利用しているはずだが、「びゅう・スクエア」なる待ち合わせ場所など初めて聞いた。「銀の鈴」をはじめ東京駅にはJRが待合場所と案内する場所が各地にあるが、実際には「八重洲北口改札前」など改札口で指定するのが分かりやすいだろう。駅構内の案内表示での誘導もそれに対応している。
2号車 設問5 正解2番 配点3点 正答率90.3%
【内容】東京駅で帰る駅弁の組み合わせの選択
【参照】本文
【解説】お赤飯弁当は850円ではなく、三彩おこわは横浜駅の、鯵の押寿しは大船駅の駅弁である。吹き寄せ弁当1,300円、北海味メッセ1,700円の組み合わせは合っている。東京駅では駅弁名や価格がどんどん変わっていくので、内容を暗記しても意味がない。おおまかな掲載場所を覚えておくこと。
2号車 設問6 正解1番 配点3点 正答率85.3%
【内容】こまち13号の車内販売営業会社の選択
【参照】ブルーのページ
【解説】こまち号に限らず東北方面新幹線の車内販売は、1982年の開業時から日本レストランエンタプライズ、かつての日本食堂が独占している。他の選択肢は会社名そのものが間違っている。
駅構内や列車内で食堂を営業していた6社を1938(昭和13)年に戦時統合して誕生した日本食堂は、1987(昭和62)年の国鉄分割民営化に伴い、翌年までにJR各社のエリアへ切り分けられた。本体はJR東日本管内を担当する会社として残ったが、1998年に「日本レストランエンタプライズ」という長く分かりにくい名前に改称している。英字3文字の略称「NRE」が定着。
2号車 設問7 正解3番 配点3点 正答率79.9%
【内容】旅程表中で宿泊施設名の名称を選択
【参照】ピンクのページ
【解説】宿泊施設の電話番号から逆引きすると、3の鶴の湯温泉が該当する。試験終了時配布の模範解答では4の蟹場温泉を正解としていたが、後日訂正された。
鶴の湯温泉は温泉名ではなく、秋田県田沢湖町の乳頭温泉郷で秘境や秘湯を売る温泉旅館。東北の山中の温泉地は冬場を雪に閉ざされるため、秘境や秘湯など巡りきれないほど存在する。国鉄の分割民営化で首都圏と東北上信越を割り当てられたJR東日本は、他社エリアとなる静岡以西を売らずに東北ばかり売るようになったため、東北の秘湯が妙に首都圏での知名度を伸ばしている。
3号車 設問8 正解3番 配点3点 正答率94.7%
【内容】駅レンタカーのクラスと車名の組み合わせに関する間違い探し
【参照】ピンクのページ
【解説】ティーダ・カローラなどは、A・SAクラスではなく、A・SDクラス。試験終了時配布の模範解答では4の「B・SBクラス:ブルーバードシルフィなど」を正解としていたが、後日訂正された。
駅レンタカーはJR線を一定条件で利用すると、JRの運賃や料金とレンタカー代が安くなる商品だが、レンタカー代は他社と比べて安いわけではない。むしろJRのトクトクきっぷが使えない経路のきっぷを安くする手法として、そこそこ利用されている気がする。
3号車 設問9 正解1番 配点3点 正答率53.5%
【内容】旅程表中で駅レンタカーの料金を選択
【参照】ピンクのページ
【解説】乗用車(1,800cc)を21日12時15分から22日9時50分まで借りるので、暦日で2日より時間制で24時間借りたほうが安い。巻頭で「レール&レンタカーきっぷ」利用とあり、適用に問題はないので、その料金12,070円が正解。免責補償料もこれに含まれている。
レンタカーの「売れ筋」はおそらく1,300ccから1,500ccなのだろう、それ以外のクラスを申し込もうとすると、選択肢が限られたり、禁煙車やその他オプションの設定がなかったり、乗り捨てに制限があったり、予約獲得に少々難儀する感じ。
3号車 設問10 正解2番 配点3点 正答率92.4%
【内容】仙台から鳴子までの特急バスの運行会社を選択
【参照】会社線のページ
【解説】宮交大崎バスの運行。時刻表に掲載されるバスは主に高速バスと路線バスに分かれ、「特急」という種別が付くものは少ないので、これに気を付けて選択すれば、他の紛らわしい路線に引っかからないかも。
仙台から鳴子へは、新幹線を古川で乗り換えて1時間強、在来線を小牛田で乗り換えて2時間前後。かつては直通列車も走っていたが、前者で2,290円、後者で運賃1,620円がかかるところを1,000円で結ばれてしまえば、列車の需要はないだろう。
3号車 設問11 正解1番 配点3点 正答率54.7%
【内容】旅館所属地域名と同一駅名がない宿泊施設を選択
【参照】ピンクのページ
【解説】高友旅館が所属する東鳴子(温泉)という駅名がない。以前はあったが、鳴子御殿湯に改称された。
1997年3月のダイヤ改正に合わせて陸羽東線では、上岩出山を西大崎へ、西岩出山を上野目へ、川渡を川渡温泉へ、東鳴子を鳴子御殿湯へ、鳴子を鳴子温泉へ、中山平を中山平温泉へ、宮城県内16駅中6駅もの駅名改称を断行した。鳴子周りでは4駅連続の変更で、時刻表上では別の路線に変わった感じ。観光振興目的の駅名改称もここまで来るとえげつないが、はたして効果は上がったのだろうか。
4号車 設問12 正解1番 配点3点 正答率57.9%
【内容】旅程表中での乗換時間を選択
【参照】本文と会社線のページ
【解説】松島乗船場の最寄り駅である仙石線松島海岸駅へ11時30分に到着する列車はないが、東北本線松島駅へ11時30分に到着する上り列車ならある。古川10時52分→11時4分小牛田11時11分→11時30分松島、という乗継が成立するので、乗換時間は7分。ただの鈍行なので「普通車自由席」が使えるし、駅から乗船場までの徒歩時間は旅程表に書かれていない。昔の時刻表には松島駅からの所要時間が書いてあった気がする。
4号車 設問13 正解4番 配点3点 正答率78.3%
【内容】旅程表中で利用した遊覧船のコース名を選択
【参照】会社線のページ
【解説】松島乗船場発着、所要時間50分、2階席利用、料金1人2000円という条件を満たすのは、松島湾一周コース。
4号車 設問14 正解2番 配点3点 正答率82.2%
【内容】旅程表中で利用した駅名の選択
【参照】会社線のページ
【解説】松島(乗船場)徒歩7分の駅は、仙石線松島海岸駅。こちらは駅までの所要時間が旅程表に記されている。
4号車 設問15 正解1番 配点3点 正答率25.1%
【内容】旅程表中で利用するバスの運行会社名を選択
【参照】会社線のページ、ピンクのページ。
【解説】仙台駅16時30分発の「特急」バスは、山交バスの作並温泉行。旅程表記載の宿泊施設も作並温泉にあるので、これで大丈夫。
5号車 設問16 正解4番 配点3点 正答率83.3%
【内容】仙台駅での乗り換えに関する記述の正解探し
【参照】本文
【解説】時刻表であおば通駅の利用が推奨されている乗り換えは、仙石線と仙台市営地下鉄の組み合わせ。
5号車 設問17 正解1番 配点3点 正答率93.6%
【内容】仙台駅の駅弁のうち選択肢中最安値を選択
【参照】本文
【解説】宮城もち豚弁当が900円、その他はすべて1,000円と書かれている。仙台駅の駅弁は50種類前後があると言われる。
5号車 設問18 正解4番 配点3点 正答率94.7%
【内容】仙台駅構内に実在する通路を選択
【参照】主要駅のご案内
【解説】新幹線改札外高架下に牛たんレストランを集めた「牛たん通り」がある。実際に行くと名前で感じるほど食堂が集まっている感じでもないが。
5号車 設問19 正解1番 配点3点 正答率60.8%
【内容】やまびこ220号を追い抜く列車に関する正解探し
【参照】ブルーのページ
【解説】「こまち/はやて86号」は11月23日に運転されておらず、つばさ/Maxやまびこの2列車は後発後着で追い抜かれない。全選択肢共通の「やまびこ64号」と「こまち/はやて28号」のみが、やまびこ220号を追い抜いていく。
5号車 設問20 正解2番 配点4点 正答率18.5%
【内容】旅程表中で仙台から東京までの特急料金を選択
【参照】ピンクのページ
【解説】通常期に仙台から東京まで普通車指定席を利用するので、定価は三角表どおりの4,810円。巻頭で「レール&レンタカーきっぷ」利用とあり、適用に問題はないので、1割引して4,320円。問題文をしっかり読んでおかないと、確実に落としそうな設問。
6号車 設問21 正解2番 配点3点 正答率85.8%
【内容】旅程表中で利用した列車の選択
【参照】ブルーのページ
【解説】東京駅20時44分着で乗り換えられる新大阪までの新幹線は、のぞみ269号。他の3本は11月23日の運転がない。
6号車 設問22 正解2番 配点3点 正答率52.9%
【内容】設問21での利用列車が追い抜く列車の本数を選択
【参照】ブルーのページ
【解説】「のぞみ号」が「のぞみ号」を抜くことはない。抜かれる「ひかり号」は運転日でないので、東京発新大阪行「こだま号」1本だけが該当。その後発の「こだま号」も追い抜いている気がしないでもないが、時刻表上では確認できない。
6号車 設問23 正解3番 配点3点 正答率68.1%
【内容】設問21での利用列車の先頭車両の席番配置図を選択
【参照】ブルーのページと席番配置図
【解説】東海道新幹線で700系とも500系とも書かれていない列車は300系の使用。1は700系、2は500系、4は東海道新幹線から引退した100系なので、3が正解。
6号車 設問24 正解1番 配点4点 正答率87.2%
【内容】旅程表中で東京から新大阪までの特急料金を選択
【参照】ピンクのページ
【解説】通常期に東京から新大阪まで「のぞみ号」の普通車指定席を利用するので、定価は三角表どおりの4,810円。仮にレール&レンタカーきっぷの利用でも「のぞみ号」の特急券は割引にならず、他の割引や割増もないので、定価どおりが正解。
6号車 設問25 正解2番 配点4点 正答率50.1%
【内容】旅程表中で所持する乗車券のねだんを選択
【参照】ブルーのページ、ピンクのページ
【解説】2人旅行で、東京駅で相方が別れるので、基本的には東京から新大阪までの三角表どおりの運賃8,510円がかかる。そして、レール&レンタカーきっぷ利用との運賃を比較する。
古川から新大阪まで2人分の2割引は、9,320円×2=18,640円。古川から東京までの2人分の2割引と東京から新大阪まで1人分は、5,040×2+8,510=18,580円。わずかに後者のほうが安いので、ひとりだけ定価のきっぷが正解。田沢湖からのケースは未計算。
7号車 設問26 正解2番 配点3点 正答率78.7%
【内容】「北斗星号」に関する記述の正解探し
【参照】本文
【解説】北斗星1〜4号はすべて、青森を通過も停車もせず、青森を通らなくなった。これだけで他の選択肢が消える。鉄道記事をチェックしていれば時刻表を見る必要がない。
7号車 設問27 正解4番 配点3点 正答率79.2%
【内容】「はまなす」に関する記述の正解探し
【参照】本文
【解説】下り「はまなす」は流山温泉や仁山を通らない「||」マークだが、上り「はまなす」は両駅を通過する「レ」マーク。この区間は下り線だけ勾配緩和の別ルートがある。
7号車 設問28 正解4番 配点3点 正答率50.3%
【内容】「北陸」に関する記述の正解探し
【参照】ピンクのページ
【解説】「北陸」は運転区間が600キロに満たないので、特急料金が寝台列車の料金で見慣れた在来線の最高額にならない。自販機は席番配置図で「あけぼの」にないと書かれるので「北陸」にはある模様。ちょっと信じがたいがJRの個室寝台はサンライズの一部を除き全室喫煙室である。寝台内は昔から禁煙で、そんなプレートが鉄道グッズとして市販されているほか、JR時刻表ではP.981の左側中段に小さく書いてある。
7号車 設問29 正解4番 配点3点 正答率73.7%
【内容】下り「あけぼの」の着時刻に関する正解探し
【参照】ブルーのページ
【解説】時刻表検定第1種試験のリピーターなら、着時刻の引っ掛けにやられてはならない。選択肢の各駅は、本文ではすべて発時刻のみの掲載だが、ブルーのページであれば朝の寝台特急は着時刻を載せるので、これを参照する。
7号車 設問30 正解3番 配点5点 正答率37.0%
【内容】「北斗星」や「あけぼの」の停車駅に関する間違い探し
【参照】ピンクのページ「ブルートレイン便」
【解説】本文やブルーのページを見ても、選択肢はすべて通過の「レ」記号。しかしなんとピンクのページ「ブルートレイン便」を見ると、北斗星の盛岡発着時刻と、「あけぼの」が上下とも長岡で荷扱いをすることが載っているので、これと選択肢を照合する。
8号車 設問31 正解2番 配点4点 正答率30.0%
【内容】設問の行程での特急料金の総額を選択
【参照】本文とピンクのページ
【解説】まずは定価を出す。11月22日はうずしお30号が1,660円、サンライズ瀬戸も1,660円、ひかり487号が2,920円。11月24日はのぞみ12号が3,120円、うずしお9号とむろと1号が通しの特急料金にできて2,610−510=2,100円。
うずしお30号はサンライズ瀬戸との乗継割引で半額の830円、サンライズ瀬戸は新幹線との乗継割引で半額の830円、24日の四国内も新幹線との乗継割引で半額の1,050円。これを合計して、8,750円。
8号車 設問32 正解3番 配点4点 正答率31.5%
【内容】設問の行程で博多から京都までの特急料金を選択
【参照】ピンクのページ
【解説】「のぞみ号」複数区間と「ひかり・こだま号」を通しで利用し、各区間の「のぞみ号」利用の割増額を適用すると全区間の「のぞみ号」料金を超える場合には、全区間の「のぞみ号」料金を適用する。11月22日は通常期なので、料金は三角表どおりの6,050円。ちょっと骨っぽい設問。
9号車 設問33 正解2番 配点4点 正答率36.9%
【内容】設問の行程で特急料金の精算額を選択
【参照】ピンクのページ
【解説】三角表にも書かれるとおり、浜田から米子までの自由席特急料金は特例で1,260円。浜田から鳥取までの自由席特急料金は普通に通常期指定席の510円引きで2,310円。前者から後者への変更なので、差額の1,050円を支払う。自由席特急券なので乗車列車の概念はないから、有効期間中であればきっぷのうえでは乗り遅れということはない。
9号車 設問34 正解4番 配点3点 正答率13.9%
【内容】函館から知内までと蟹田までの特急料金の比較に関する正解探し
【参照】ピンクのページ
【解説】2月20日は北海道内に限り繁忙期、全国的には閑散期。知内までは100キロまで1,410円の200円増し、蟹田までは150キロまで1,810円の200円引きで、つまり同額となる。
9号車 設問35 正解4番 配点3点 正答率56.3%
【内容】水色の電車を使う路線を選択
【参照】本文
【解説】京浜東北線は時刻表上で「銀色青帯の電車」を使い、他の3線は「水色の電車」も使う。
9号車 設問36 正解3番 配点4点 正答率17.3%
【内容】中央線の平日時刻に関する間違い探し
【参照】本文と会社線のページ
【解説】中野5時発の東西線電車は、本文の東京地区のページでは西船橋行に見えるが、会社線の東葉高速鉄道のページを見ると東葉勝田台行となっているので、この内容が誤りで設問の正解。東京駅発青梅行22時30分発は「青梅ライナー3号」で、青梅線のページではなく中央本線のページに載っている。
10号車 設問37 正解3番 配点3点 正答率74.9%
【内容】駅時刻表の空欄列車の説明に関する正解探し
【参照】本文
【解説】長野から篠ノ井までの時刻は、中央西線のページとしなの鉄道のページを見比べる。7時22分と7時50分の間には、7時41分発松本行快速が挟まり、これにはグリーン車自由席が連結されている。
10号車 設問38 正解1番 配点3点 正答率54.0%
【内容】駅時刻表の空欄列車の行き先を選択
【参照】本文
【解説】19時18分と19時42分の間には、19時36分発快速「しなのサンセット4号」があり、これが乗車券に加えて乗車整理券が必要、つまり誤って書き写した列車であり、その行き先は上田駅。19時31分発特急「しなの26号」名古屋行という可能性も考えられるが、「乗車券だけで乗車できる普通列車と快速列車」の後者の部分は誤っていないと解釈するのだろう。
11号車 設問39 正解3番 配点まとめて9点 正答率57.9%
11号車 設問40 正解1番 配点まとめて9点 正答率57.9%
11号車 設問41 正解2番 配点まとめて9点 正答率57.9%
【内容】駅時刻表でメモしなかった列車の発時刻を選択
【参照】本文
【解説】時間1桁分2桁の数字を別々にマークさせて3問まとめて9点問題にする、大学入試センター試験のような出題手法。選択肢を見て6〜9時台で11月5日(日)に運休する普通列車は、8時03分発の土休日運休な戸倉行なので、これを選択。マークミスがないように、慎重に塗りつぶす。
11号車 設問42 正解1番 配点まとめて9点 正答率45.7%
11号車 設問43 正解3番 配点まとめて9点 正答率45.7%
11号車 設問44 正解2番 配点まとめて9点 正答率45.7%
【内容】駅時刻表でメモしなかった列車の発時刻を選択
【参照】本文と黄色いページ
【解説】設問39〜41と同様の出題手法。9〜12時台で中央西線のページとしなの鉄道のページに載っている普通列車は書き漏らしていないため、黄色いページで臨時列車を探すと、11月3〜5日運転の「快速軽井沢ミラクル2号」9時41分発が該当するので、この時刻をやはり慎重に塗りつぶす。
13号車 設問45 正解2番 配点4点 正答率51.7%
【内容】指定席電話予約メモで利用する座席の席番探し
【参照】ブルーのページ、ピンクのページ列車編成表、席番配置図
【解説】乗車駅の9235は佐賀駅、降車駅の8180は下関駅。列車名の41000を調べなくても、この区間で普通車指定席に乗れるのは寝台特急「あかつき」のレガートシートしかない。列車編成表で10号車と確認、席番配置図で11番B席がないことを確認でき、正解は2の「10号車11番C席」。試験終了時配布の模範解答では1の「10号車11番B席」を正解としていたが、後日訂正された。
13号車 設問46 正解4番 配点4点 正答率13.5%
【内容】指定席電話予約メモで利用する列車の特急料金を選択
【参照】本文とピンクのページ
【解説】11月はJR九州の閑散期。佐賀から下関までの営業キロ132.6kmに対する指定席特急料金1,870円の200円引きで、1,670円が正解。山陽本線の下関から西もJR九州の路線である。
14号車 設問47 正解3番 配点5点 正答率32.4%
【内容】指定席電話予約メモで利用する座席の席番探し
【参照】ブルーのページ、ピンクのページ席番配置図
【解説】乗車駅の9010は小倉駅、降車駅の9040は香椎駅。列車名の36529は直接に該当がないが、P.134下部の変換方法を見れば「有明29号」DXグリーンと判明する。この席番は1号車1番A〜C席しかないので、3の「1号車1番C席」が正解。試験終了時配布の模範解答では4の「1号車1番D席」を正解としていたが、後日訂正された。
14号車 設問48 正解2番 配点5点 正答率26.0%
【内容】指定席電話予約メモで利用する列車の料金を選択
【参照】ピンクのページ
【解説】小倉から香椎までの特急料金は特例で500円、DXグリーン料金が58.8kmで1,600円、合計で2,100円。
15号車 設問49 正解3番 配点4点 正答率30.8%
【内容】設問の法則を満たす駅名頭文字を選択
【参照】さくいん地図
【解説】記憶で解ければあっという間。そうでなければ、さくいん地図を必死に探す。水郡線の上菅谷、中菅谷、下菅谷でも、芸備線の上深川、中深川、下深川でも、どちらかが見つかれば3を選択できる。本当の正解は設問の出題区間で「至※※、※※」とあるとおり、上菅谷で二股に分かれる水郡線なのだろうが、とりあえず合っていればOKだろう。無印がないのがミソで、浦和や白滝などの有名な所は頭文字が付かない駅が挟まるのでNG。
15号車 設問50 正解3番 配点3点 正答率73.4%
【内容】神戸空港に乗り入れていない航空会社を選択
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】スカイネットアジア航空は羽田と九州を結ぶために新規参入した格安航空会社で、現時点でその範囲を出ていないため、そういう知識があれば時刻表を読まずに選択できる。スカイマークも当初は羽田と福岡だけを結んだが、各地に手を出しては引っ込めて、今は羽田・神戸便もたくさん飛ばしている。
15号車 設問51 正解3番 配点4点 正答率38.7%
【内容】日本航空の航空券支払金額が最も高額になる区間を選択
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】選択肢の全区間が定価32,700円。しかし中部は200円、羽田と北九州は100円の旅客施設使用料が上乗せされるので、その2つを載せる東京(羽田)〜北九州が最高額となる。
15号車 設問52 正解1、3番 配点4点 正答率48.5%
【内容】航空ダイヤ国内線に関する記述の間違い探し
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】九州9時発の羽田行航空便は、ANAで福岡発と長崎発が10時30分着、熊本発と大分発が10時25分発なので、同時刻の羽田到着とはならないので1が正解。さらに、九州の空港を12時15分に出発する、福岡発のJAL便とANA便に長崎発のSNA便は、いずれも13時45分に羽田へ着くが、ターミナルが第1と第2に分かれるので3も正解。試験終了時配布の模範解答では2を正解としていたが、後日訂正された。
16号車 設問53 正解2番 配点3点 正答率68.6%
【内容】航空会社と空港と旅客ターミナルの組み合わせに関する正解探し
【参照】航空ダイヤ国内線、航空ダイヤ国際線。
【解説】関東在住の飛行機ユーザーであれば即答可能か。羽田は第1ターミナルがJAL系、第2ターミナルがANAその他で、成田はANAその他スターアライアンス各社が第1ターミナル、JALその他が第2ターミナル。
16号車 設問54 正解1番 配点3点 正答79.1率%
【内容】存在しない鉄道駅名を選択
【参照】さくいん地図
【解説】空港第2ビルはJRと京成、羽田空港第1ビルと羽田空港第2ビルは東京モノレールに実在。空港第1ビルはない。モノレールが「鉄道」かという議論はあるが、国交省の定義では鉄道の一種とされるし、実態や時刻表でもだいたい同様だし、この設問では明らかに存在しない駅があるので間違いはない。
16号車 設問55 正解4番 配点3点 正答率31.7%
【内容】福岡発名古屋(中部)行のスーパーシートプレミアム設定便数を選択
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】スーパーシートプレミアムはANAのB4・B44・B63・B72・B73にのみ設定。そんな便を探すと、一日13便も飛んでいるのに18時発の1便しかない。
16号車 設問56 正解4番 配点3点 正答率49.8%
【内容】国際線発着空港を複数持つ都府県を選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】東京!と答えたいところだが、成田空港は千葉県にある。福岡県は福岡空港に加えて北九州空港にも国際線の発着があり、これが正解。愛知県の小牧と大阪府の伊丹は国内線専用。
16号車 設問57 正解4番 配点3点 正答率80.8%
【内容】航空会社コードから航空会社名を選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】「KA」は香港ドラゴン航空。この設問にたどり着くまで余裕時間を持っている人に与えられたボーナス問題。
16号車 設問58 正解3番 配点3点 正答率22.4%
【内容】単独で日本発着便を持つ航空会社を選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】知識がなければ航空ダイヤ国際線の全ページを必死で探さなければならない罰ゲーム。「EL」ことエアーニッポンが成田〜台北線の毎日2往復のうち週3往復だけを単独運行しているが、そんなことを60問90分以内で発見できるとは思えない。エアーパラダイス国際航空ってどこよ、と思わないくらいのレベルにある受験者がどれだけいたことか。検定協会の満点阻止設問か。
16号車 設問59 正解4番 配点3点 正答率46.7%
【内容】実在しない便名を選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】これも頑張って探す設問だが、成田でない発着空港が書かれているので少しは楽。福岡発のチャイナエアライン111便は台北行、関空発アシアナ航空111便はソウル行、福岡着中国南方航空333便は広州発があるので、残る1個が正解。
16号車 設問60 正解4番 配点4点 正答率14.8%
【内容】ノースウエスト航空69便の所要時間を選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】NW69便はデトロイト発関空経由台北行。13時5分(GMT−5)発、20時50分(GMT+8)着の所要時間は、分の単位が45分で、距離的に7時間45分ということはないだろう。設問に「デトロイトを15時30分に出発」という誤記があるが、正答の選択に影響はない。
第1種試験 解答と解説
第1回 1999年11月14日実施
第2回 2000年6月4日実施
第3回 2000年11月19日実施
第4回 2001年6月10日実施
第5回 2001年11月25日実施
第6回 2002年6月23日実施
第7回 2002年11月17日実施
第8回 2003年6月29日実施
第9回 2003年11月16日実施
第10回 2004年11月21日実施
第11回 2005年11月20日実施
第12回 2006年11月19日実施
第13回 2007年11月18日実施
第14回 2008年11月16日実施
第15回 2009年11月15日実施
第2種試験 解答と解説
第1回 1999年11月14日実施
第2回 2000年6月4日実施
第3回 2000年11月19日実施
第4回 2001年6月10日実施
第5回 2001年11月25日実施
第6回 2002年6月23日実施
第7回 2002年11月17日実施
第8回 2003年6月29日実施
第9回 2003年11月16日実施
第10回 2004年11月21日実施
第11回 2005年11月20日実施
第12回 2006年11月19日実施
第13回 2007年11月18日実施
第14回 2008年11月16日実施
第15回 2009年11月15日実施
時刻表“旅”検定試験 解答と解説
第1回 2007年8月実施
第2回 2008年7〜9月実施
第3回 2009年7〜8月実施
1999年11月20日開設 2007年1月9日更新
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