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第14回時刻表検定第1種試験 解答と解説

2008(平成20)年11月16日に実施された、第14回時刻表検定第1種試験の解答と非公式な解説です。検定問題については著作権の関係で掲載できませんので、お手元の冊子を参照ください。解説の出典はすべて、JR時刻表2008年11月号です。なお、当ページは時刻表検定協会の公式なものではありません。

※2008年11月18日23時補訂:
・設問33の正解訂正を反映
・設問43の正解訂正を反映

※2008年11月18日補訂:
・設問33の解説を変更

※2008年11月17日補訂:
・設問27の正解訂正を反映
・設問54の正解訂正を反映

※2008年11月16日23時補訂:
・設問33の正解案を訂正
・設問35の解説を追加
・設問46の解説を追加
・設問54の正解案を訂正

第14回時刻表検定第1種試験 ランク認定データ

受験者数1,176名(−114) 最高点197点(前回不明) 平均点124.2点(+12.3)
 時刻表博士約14名(+11) 1級約190名(+127) 2級約494名(+125) 不認定約478名(−377)
 ※括弧内数値は前回比。今回も公式な認定人数が発表されなかったため、公式サイト掲載の認定割合と受検結果掲載の受験者数から推定した。

1号車 設問1 正解3番 配点3点

【内容】日本とロサンゼルスの時差を求める
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】日本はGMT+9、ロサンゼルスはGMT−8、つまりイギリスのグリニッジより日本は9時間進んでロサンゼルスは8時間遅れているのだから、差は17時間で、進んでいるのは日本だと読める。

1号車 設問2 正解3番 配点3点

【内容】行程表中利用した航空会社の選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】SQはシンガポール航空。

1号車 設問3 正解2番 配点3点

【内容】設問2で利用した航空会社と成田空港で異なるターミナルビルを使う航空会社の選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】GAことガルーダ・インドネシア航空は第2ターミナル。SQとAM、NW、UAは第1ターミナル。

2号車 設問4 正解2番 配点3点

【内容】成田エクスプレスと京成スカイライナーとの差額計算
【参照】ピンクのページ、空港への交通案内
【解説】成田エクスプレス成田空港から東京までは、おとな1名の普通車指定席の通常期で早見表から2,940円。京成スカイライナーの成田空港から京成上野までは1,920円。その差額は1,020円となる。

2号車 設問5 正解1番 配点3点

【内容】東京駅での待ち合わせ場所の選択
【参照】駅構内のご案内
【解説】東京駅にあるのは銀の鈴広場。時刻表の駅構内図ではそこにどうやって行けるのか不思議な図になっているが、駅で係員に聞けば大丈夫、エキナカ商業施設「グランスタ」の中に埋もれている。

2号車 設問6 正解2番 配点3点

【内容】東京山手線内に含まれない駅の選択
【参照】さくいん地図
【解説】大久保はJR運賃制度上の「東京都区内」には含まれるが「東京山手線内」には含まれない。田端と田町は山手線の駅だし、飯田橋は山手線内の中央線の駅なので、駅や路線図が浮かべば読んで字のごとく。

3号車 設問7 正解3番 配点3点

【内容】東京モノレールに関する記述の間違い探し
【参照】会社線のページ
【解説】始発列車は羽田空港第2ビル発より浜松町発のほうが早い。空港快速と区間快速があり、空港快速のほうが所要時間は短く、浜松町から羽田空港の両方の駅までの運賃は470円で正しい。

3号車 設問8 正解4番 配点3点

【内容】旭川空港の空港コードの選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】旭川空港はAKJと書いてある。空港コードが時刻表のどこに書いてあるか、覚えていれば何の問題もない。

3号車 設問9 正解1番 配点3点

【内容】行程表中で羽田から旭川まで利用した航空会社の選択
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】羽田10:35発、旭川12:15着は日本航空の便。

4号車 設問10 正解1番 配点4点

【内容】行程表中で利用したJR特急列車の列車編成の選択
【参照】列車編成のご案内
【解説】旭川17:00発、札幌18:20着は「スーパーカムイ44号」これは5両編成でモノクラス(グリーン車なし)という鉄道ファンの知識があれば、残る選択肢はひとつしかない。

4号車 設問11 正解3番 配点3点

【内容】行程表中で札幌駅での発着番線に関する記述の正解探し
【参照】本文
【解説】先ほどの「スーパーカムイ44号」は札幌駅5番線着、こんどの「快速エアポート181号」は4番線発。これで選択肢はひとつに絞られる。

4号車 設問12 正解2番 配点3点

【内容】行程表中で宿泊したホテルの選択
【参照】JR協定旅館
【解説】客室100室以上、JR小樽駅徒歩5分と書いてあるので、これに合致するホテルを選べばよい。オーセントH小樽でOK。

4号車 設問13 正解2番 配点3点

【内容】行程表中で利用した列車の列車名の選択
【参照】本文
【解説】小樽14:11発、札幌14:50着は、「区快」いしかりライナーで問題ない。

5号車 設問14 正解4番 配点3点

【内容】札幌駅で購入した駅弁の組み合わせに関する正解探し
【参照】本文欄外
【解説】北海道知床とりめしは880円、北海道旅弁当は1,000円、幕の内いしかりは800円、すし処えぞ賞味は980円、SL弁当は1,120円、かに三種味くらべは1,100円。あとは2個足して1,980円になる組み合わせを選べばよい。

5号車 設問15 正解1番 配点3点

【内容】行程表中で利用した宿泊施設の特徴の選択
【参照】JR協定旅館
【解説】「ザ・ウインザーホテル洞爺 リゾート&スパ」の解説文を見つけられればOK。

5号車 設問16 正解3番 配点3点

【内容】行程表中で利用した列車のグリーン料金の選択
【参照】本文及びピンクのページ
【解説】洞爺から函館までは目分量で営業キロが約150キロ程度。これに対するグリーン料金はどノーマルの2,670円。

6号車 設問17 正解1番 配点4点

【内容】設問の航空便5便と行程表中で利用した航空便との共通事項の選択
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】受験テクニックとして、こういう調べものは下からやるとよい。設問の全日本空輸854便は函館12:40発、羽田14:05便と行程表に書いてあり、使用機材はB73。設問最後の日本航空911便は羽田10:30発、那覇13:20着、使用機材はB73。これで正解を取れたらすぐに次、間違っても試験中に他の便を調べに行って時間を浪費してはならない。

6号車 設問18 正解3番 配点3点

【内容】行程表中で利用したバスより運賃が高額なバス路線の選択
【参照】空港への交通機関
【解説】設問17のテクニックをそのまま使用。まずは羽田から成田までバスで3,000円、土浦・つくばセンターから成田空港まで2,540円、坂戸・川越から成田空港まで3,500円。ここで調べものを打ち止めし、残る2区間は帰宅してからゆっくり調べる。

6号車 設問19 正解2番 配点4点

【内容】行程表中で利用した航空便での受託手荷物の記述に関する正解探し
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】成田からロサンゼルスまでエコノミー席とあるので、設問どおり時刻表どおりの4択からこの条件に合致するものを選べばよい。

7号車 設問20 正解1番 配点3点

【内容】行程表中で利用した航空便の所要時間の選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】毎度おなじみの時差問題。正攻法で、成田18:30からGMT+9を引いてイギリスでは9:30、同じくロサンゼルス11:25からGMT−8を足して19:25、これで所要時間は9時間55分。

7号車 設問21 正解4番 配点4点

【内容】設問の虫食い特急券で利用した列車の途中停車駅の選択
【参照】新幹線・特急ガイド、JRの営業案内
【解説】特急券つまり普通車指定席の利用で12月8日の15:51着の1号車A席の820円から列車名を断定しなければならない。12月8日はJR6社の閑散期、つまり1,020円という特急料金の設定があればよい。これはJR四国の25キロまでだけなので、その途中停車駅としては四国の駅名を選べばよい。

7号車 設問22 正解2番 配点3点

【内容】設問の虫食い特急券で利用した列車の両数の選択
【参照】新幹線のりかえ、列車編成のご案内
【解説】在来線特急の着時刻問題はまずブルーのページの「新幹線のりかえ」を参照、というのが第1種試験の常識。設問21の丸亀をキーワードに探せば、予讃線の特急しおかぜ15号といしづち19号の伊予三島駅が該当し、1号車の普通車指定席を使うから正解はいしづち号。これは3両編成での運転。

7号車 設問23 正解4番 配点3点

【内容】設問の虫食い特急券で利用した列車の設備に関する間違い探し
【参照】列車編成のご案内
【解説】四国にハイデッカーグリーン車など過去にも現在にも存在したことがないから、知識でこれをサクッと選べれば心強い。1号車の一部が女性専用車、しおかぜのほうに3両の普通車指定席、隣の2号車に喫煙ルームがあることは、編成表のページに書いてあるから、消去法を使っても大丈夫。

8号車 設問24 正解2番 配点3点

【内容】ムーンライトえちごから米坂線経由での青春18きっぷ行程による青森駅到着時刻の選択
【参照】本文
【解説】18きっぱー待望の設問。白新〜羽越〜米坂〜奥羽線の順路に従い調べていけばOK。青森駅には19時50分着。

8号車 設問25 正解3番 配点4点

【内容】青森からの青春18きっぷ行程による札幌駅到着時刻の選択
【参照】本文
【解説】これも津軽〜海峡〜江差〜函館線の順路に従うが、一応山線(倶知安経由)と海線(室蘭〜千歳線経由)の両方を見ておく。結論はやはり海線経由だが、19時34分札幌着の鈍行は19時25分札幌着の快速エアポートに乗り継げるので、最速の着時刻はこちらを選択する。

8号車 設問26 正解2番 配点3点

【内容】札幌からの青春18きっぷ行程による知床斜里駅到着時刻の選択
【参照】本文
【解説】特急「オホーツク」の経路で行けば20時35分、滝川から根室線を経由すれば20時43分に着ける。余裕があれば石勝線経由や富良野線経由もチラ見して、20時35分と正解を選択。

8号車 設問27 正解3番 配点4点

【内容】横浜−(サンライズ瀬戸シングル)→坂出−(しまんと3号普通車指定席)→阿波池田の料金計算
【参照】本文及びJRの営業案内
【解説】サンライズの特急料金は3,150円、シングルの寝台料金は7,350円、そして「しまんと3号」には乗継割引が利き、その発車日である11月17日(月)は閑散期で、坂出から阿波池田までの営業キロは約55キロなので、その指定席特急料金は(1,660−200)÷2=730円。すべて足せば11,230円。試験終了時配布の解答では正解を4の11,330円としていたが、翌日に訂正された。

9号車 設問28 正解3番 配点3点

【内容】設問27の料金券の払い戻し額を選択
【参照】ピンクのページ
【解説】特急券と寝台券の一葉券の払いもどしの際には、特急券の部分に払いもどし手数料はかからない。寝台券は前日の払いもどしで3割、つまり7,350×3割の端数切り捨てで2,200円、しまんとの特急券は2日前と考えるのか前日と見なされるのか、時刻表に記述はないが結局は320円となるので、その合計額は2,520円。

9号車 設問29 正解1番 配点4点

【内容】新横浜−(ひかり普通車指定席)→岡山−(南風5号自由席)→阿波池田の料金計算
【参照】JRの営業案内
【解説】まともに計算してもよいが、12月5日の金曜日は通常期なので、ここは早見表を活用した。新横浜から阿波池田まで7,500円と書いてあるが、これは「のぞみ号」利用時なので差額の500円を引き、さらに「南風」が自由席なので差額の半分の250円か260円を引けばよいとして選択肢を眺めると、6,740円といういい具合の金額が書いてある。

9号車 設問30 正解3番 配点3点

【内容】新宿駅こ線橋架替工事に伴うダイヤ変更に関する間違い探し
【参照】JRニュース
【解説】上記工事で中央本線快速列車が各駅停車になる区間は、中野〜御茶ノ水間ではなく御茶ノ水〜三鷹間。その他の選択肢は黄色いページの記載内容そのまんま。

9号車 設問31 正解2番 配点3点

【内容】東北新幹線に関する記述の間違い探し
【参照】新幹線・特急ガイド
【解説】仙台〜盛岡間のみ運転のやまびこ号の下り便は、仙台駅7:05発の97号、同18:25発の99号と2本があり、1本ではないからこれが正解。大宮駅通過列車の選択肢もあるから、全ページを素早く眺めてフィルタをかける処理能力を問われる。

10号車 設問32 正解4番 配点4点

【内容】竜飛海底駅停車時刻に関する間違い探し
【参照】本文
【解説】竜飛海底駅の着時刻が分かるのは、見学コースの行程表のみ。白鳥3号、スーパー白鳥22号、白鳥18号はそれぞれ、見学コースで下車する時刻が記載されているが、白鳥15号は乗り込むだけなので発時刻しか分からない。

10号車 設問33 正解1番 配点3点

【内容】天王寺発普通列車にに関する間違い探し
【参照】本文P.314及びJRニュースP.18
【解説】2008年11月24日(月)は平日ではなく勤労感謝の日の振替休日だから土休日ダイヤ。天王寺発6時台の紀伊田辺直通列車は6時50分発しかないように見える。しかしP.315欄外下部に案内のある「熊野古道号」の時刻をJRニュースP.18で見ると、11月の土休日は6時27分発の関空快速・紀州路快速が紀伊田辺まで延長運転されるから、これにも触れた選択肢を選ぶ。試験終了後配布の模範解答では6:50発のみの3を正解としていたが、翌々日に訂正された。

10号車 設問34 正解2番 配点3点

【内容】博多駅発の山陽新幹線に関する記述の正解探し
【参照】新幹線・特急ガイド
【解説】11月30日に博多駅を最後の時刻に出発する0系新幹線は、9:19発のこだま638号。674,724の各号の0系での運転は前日までで、620号は福山発の新大阪行。

10号車 設問35 正解4番 配点5点

【内容】表定速度がもっとも遅い区間の選択
【参照】本文
【解説】北越5号は柏崎から長岡まで36.7キロを26分で、しなの9号は京都から米原まで77.1キロを38分で、くろしお11号は天王寺から和歌山まで61.3キロを45分で、かもしか2号は青森から弘前まで37.4キロを29分で、それぞれ走っている。

 模範解答のように表定速度を求めるためにすべてのケースで電卓を叩いてもよいが、時間と距離を眺めてみて、明らかに速いしなのとくろしおを除外し、できればさらに北越とかもしかを見た目で比べて、どちらが速いと判断できるとよい。なお、模範解答の計算結果は分速で比較しているが、通常は時速で比べると思う。

 なお、表定速度は該当区間の停車時間等を含めた所要時間を距離で割った速度であるが、この用語の解説が時刻表にも設問にもないことは、少々気になる。鉄道雑誌を読んでダイヤに興味があれば自然に身に付くが、一般的に使われる用語かと聞かれたら自信がない。

11号車 設問36 正解3番 配点5点

【内容】はまなす号の長万部から函館までの表定速度の計算
【参照】本文
【解説】函館から長万部までの営業キロ112.3kmは大沼公園経由であり、東森経由というか砂原経由の差分12.8km(P.972参照)を加えた125.1kmが経由距離。ここを1:03〜2:52の1時間49分で走るので、距離を時間で割る表定速度はだいたい時速68キロくらいだろう。砂原経由を失念すると時速62キロの選択肢4に誘導されてしまう。

11号車 設問37 正解2番 配点4点

【内容】11月15日の首都圏の列車に関する記述の間違い探し
【参照】JRニュース、本文
【解説】設問30で参照した新宿駅工事により、新宿に絡む選択肢3個をまとめて正しいと処理できる。21:00〜21:59に葛西臨海公園に停車する上り快速列車は、京葉線のページを見ると21:06、21:32、21:53の3本しか見つからないが、設問33と同様にそのP.745の欄外下部で「京葉線の臨時列車は748ページとJRニュースのページをご覧ください」というヒントをつかめれば、JRニュースP.14の臨時列車を追加で1本算定できる。

11号車 設問38 正解3番 配点3点

【内容】ひかり447号と同一の車両を使う列車の選択
【参照】新幹線・特急ガイド
【解説】注意書きがわかりにくいが、つまり列車運用を推定する設問。ひかり447号は博多駅12番線に9:35着。同番線同時刻にひかり456号が入線しており、これが新大阪駅20番線に12:44着。その同番線同時刻にひかり467号が入線しており、これが選択肢にある。

11号車 設問39 正解1番 配点3点

【内容】南海の特急列車に関する正解探し
【参照】会社線のページ、空港への交通機関
【解説】南海特急「サザン」のうち難波〜和歌山港間列車の全席指定席便は確かに一日3本のみ。「こうや」「りんかん」併結列車は一日1往復しか見つからず、特急券の電話予約は「できません」と書いてあり、ラピートの関西空港から難波までのスーパーシート利用では時刻表掲載の1,390円に追加料金200円が乗ってくる。

11号車 設問40 正解4番 配点4点

【内容】和泉府中から関西空港までの大人通勤定期運賃の選択
【参照】本文、JRの営業案内
【解説】営業キロは25.1キロ。この区間での本州幹線の定期運賃に、関西空港線の加算額を加える。1か月では14,080+6,340=20,420円で、これは選択肢にないから、3か月(40,130+18,040=58,170)と6か月(69,550+30,370=99,920)も計算し、6か月でようやく選択肢に出会えた。

12号車 設問41 正解3番 配点3点

【内容】阪神電車と阪急電車に関する記述の間違い探し
【参照】会社線のページ
【解説】梅田から三宮まで、阪急は32.3km、310円、時刻表上での最速27分、阪神は31.2km、310円、時刻表上での最速29分。つまり阪神ではなく阪急が速い。神戸高速鉄道は阪神や阪急と山陽との相互直通運転に神戸電鉄との乗換接続を目的に敷かれた路線であったが、阪急と山陽の相互直通運転は現在ではなくなっている。

12号車 設問42 正解4番 配点3点

【内容】福知山で乗り継げない特急列車同士の選択
【参照】新幹線・特急ガイド
【解説】P.123〜125の参照がスマート。タンゴエクスプローラー1号ときのさき1号、文殊2号ときのさき8号、はしだて5号と北近畿13号は、特急ページに明記されるぴったり乗り換えパターン。北近畿10号とタンゴディスカバリー2号は同時期発着とならないため、タンゴからは乗り継げるが北近畿からは乗り継げない。

12号車 設問43 正解なし 配点4点

【内容】カシオペアと北斗星に関する記述の間違い探し
【参照】設問
【解説】「列車編成のご案内」の該当ページが設問に転記されている。カシオペアは青森〜函館間のみ逆向きだから、上野を最後尾で出た12号車のラウンジカーは札幌でも最後尾。北斗星は函館〜札幌間が逆向きだから、上野で先頭というかカマ(機関車)の次位であった1号車のB寝台車が札幌では最後尾に来る。北斗星のBコンパートメントは11号車ではなく1号車で、どちらの列車にも6号車にはシャワー室があると書いてあるから、間違いが存在しない。試験終了時配布の模範解答では2の北斗星札幌到着時最後尾B寝台が正解つまり内容の間違いとされたが、翌々日に訂正された。

13号車 設問44 正解4番 配点3点

【内容】札幌市営地下鉄に関する記述の間違い探し
【参照】会社線のページ
【解説】初乗り200円の地下鉄の全線を一日300円で乗せる太っ腹な発想は、民間が手を出さない不採算路線の敷設に要する数千億円の建設費をわずかな補助金と独立採算で担わせる日本の公営地下鉄に求むべくもない。一日300円の「どサンこパス」は、地下鉄ではなく市電が乗り放題のきっぷ。

13号車 設問45 正解4番 配点3点

【内容】11月18日の大井川鉄道SL列車の運転本数の選択
【参照】会社線のページ
【解説】稼ぎ時の紅葉シーズンに運休列車を出すはずがない。時刻表に記載されているSL列車の全4便が、11月18日の火曜日にちゃんと運転されている。

13号車 設問46 正解3番 配点4点

【内容】設問の虫食いバス乗車券の発売日の選択
【参照】JRの営業案内P.992
【解説】各社で異なるだろうバス乗車券の発売日を知らせてくれるのはおそらくJRバスだけだろうとピンクのページをめくれば、出発日の1か月1日前から売ってくれると書いてあった。乗車日が12月1日であれば、1か月前の11月1日の、1日前の10月31日が発売日になってくれる。

 しかし、ジェイアールバス関東の公式サイト上での記載によると、5月1日乗車のきっぷはその前日の4月30日の1か月前である3月30日が発売開始日だと例示されており、これを12月1日に置き換えれば発売開始日は10月30日となる。

 制度とおそらく運用に従えば正解なしと言えそうだが、JR時刻表上では単に「1カ月1日前」としか書かれておらず、他に紛らわしい選択肢もないため、試験の正解としては問題ないと考えることもできるだろう。

13号車 設問47 正解4番 配点3点

【内容】設問の虫食いバス乗車券の出発時刻の選択
【参照】会社線のページP.780
【解説】大阪から広島までJRバスで5,700円の便は、山陽ドリーム広島1号。昼間の便は同区間で片道5,000円なので、そんな他の選択肢は間違い。

14号車 設問48 正解1番 配点3点

【内容】設問の虫食いバス乗車券の払いもどし額の選択
【参照】JRの営業案内P.992
【解説】JRの鉄道とは異なり、バスの払いもどし手数料は出発前までいつまでも100円均一なので、これを引けばOK。

14号車 設問49 正解2番 配点3点

【内容】行程表中で利用した高速バスの運行会社の選択
【参照】会社線のページ
【解説】青森から東京までの夜行バス「ラ・フォーレ」について、京浜急行バスは予約のみだと書いてある。この社名に×を付けると、選択肢はひとつしか残らない。

14号車 設問50 正解2番 配点3点

【内容】行程表中で利用した高速バスの発着場所の選択
【参照】会社線のページP.761
【解説】「東京駅=乗車は八重洲南口、降車は日本橋口」と書いてあるとおり。利用経験があれば即答も可能だろう。

14号車 設問51 正解2番 配点4点

【内容】行程表中で利用した高速バスの運賃の選択
【参照】会社線のページP.761
【解説】東海道昼特急大阪3号の東京駅から大阪駅までの運賃は6,000円。4点問題なので何らかの割引や割増があるのかと警戒して該当ページを探したが、何もなかった。

15号車 設問52 正解4番 配点3点

【内容】行程表中で利用した高速バスの運行会社と愛称の組み合わせの選択
【参照】会社線のページ
【解説】「さつま号」に間違いはないが、設問49と同様に阪急バスは予約のみなので、運行会社は南国交通のみ。

15号車 設問53 正解2番 配点3点

【内容】フェリーありあけの11月18日14時現在の位置の選択
【参照】会社線のページP.884
【解説】東京・志布志〜奄美・沖縄の航路。11月18日は那覇新港から出航する日で、14時には名瀬へ向かう道中にいるはず。

15号車 設問54 正解なし 配点5点

【内容】高岡からウラジオストックまでの航路の所要時間の選択
【参照】国際航路P.887、航空ダイヤ国際線
【解説】高岡18:00発、ウラジオストックには翌々日の9:00着、そしてGMTがそれぞれ+9と+10というところから計算開始。高岡がGMTで9:00、ウラジオストックが翌日の23:00となるから、所要時間は14+24=38時間。しかしそんな選択肢がない。38時間10分という惜しいものはあるのだが。試験終了時配布の解答では正解を3番の40時間としていたが、翌日に問題ミスによる全員正解へ訂正された。5点のサービスは大きい。

15号車 設問55 正解3番 配点3点

【内容】地方自治体運航航路に関する記述の間違い探し
【参照】会社線のページ
【解説】三豊市営の航路の大人運賃は、片道400円ではなく往復400円。その他の選択肢は正しいし、福山、福岡、北九州に比べて三豊の知名度は格段に低いはずだから、消去法で正解にたどり着いた人のほうが多かったのではないかと思う。

15号車 設問56 正解4番 配点3点

【内容】空港への交通機関に関する記述の間違い探し
【参照】空港への交通機関
【解説】信州まつもと空港と長野県庁との間は「松本BTで乗換え」と書いてある。秋田駅の東口からは30分で秋田空港へ行けるし、仙台駅から仙台空港へは仙台空港鉄道の開業により電車でも行けるようになり、鹿児島空港は九州で充実する高速バスネットワークの途中停留所になっている印象。

16号車 設問57 正解4番 配点3点

【内容】航空国内線に関する記述の間違い探し
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】やはり尻から検証していったら、秋田から札幌(新千歳)の12月3日は2便のうち1便の運休期間に入っていたので、これを選択。頭から解いて羽田から福岡までJALのクラスJで、羽田空港の施設使用料を失念して27,700+1,000=37,700円ではないか、とやるとNGをつかまされる。

16号車 設問58 正解3番 配点3点

【内容】選択肢からのもっとも運賃の安い区間の選択
【参照】航空ダイヤ国内線
【解説】さすが1種試験で、ずいぶん微妙な区間を並べられたから、頑張って運賃を探す。JALエクスプレスの中部から仙台まで28,400円、スカイネットアジア航空の羽田から宮崎まで28,500円、全日空の宮崎から那覇まで28,300円、日本航空の伊丹から新潟まで29,000円ということで、正解は全日空。

16号車 設問59 正解3番 配点4点

【内容】KIX−(BR168)→LAX※4泊−(BR167)→KIXの最短帰着日時の選択
【参照】航空ダイヤ国際線
【解説】11月17日(月)以降であれば、BR168便は火曜日に乗る。LAXには同じ火曜日の9:00に到着。4泊すれば土曜日から乗れて、最短のBR168は11月23日(日)発、KIXには翌日つまり11月24日の16時30分に到着。もし出題文が暗号のようだと感じてしまったら、捨てて適当にマークして次へ進む。

16号車 設問60 正解2番 配点3点

【内容】エールフランスが問い合わせの代行を行う航空会社の選択
【参照】航空ダイヤ国際線P.915
【解説】航空会社コードの表を参照。「AFが代行」はSB、つまりエア・カレドニア・インターナショナル。

第1種試験 解答と解説

第1回 1999年11月14日実施

第2回 2000年6月4日実施

第3回 2000年11月19日実施

第4回 2001年6月10日実施

第5回 2001年11月25日実施

第6回 2002年6月23日実施

第7回 2002年11月17日実施

第8回 2003年6月29日実施

第9回 2003年11月16日実施

第10回 2004年11月21日実施

第11回 2005年11月20日実施

第12回 2006年11月19日実施

第13回 2007年11月18日実施

第14回 2008年11月16日実施

第15回 2009年11月15日実施

第2種試験 解答と解説

第1回 1999年11月14日実施

第2回 2000年6月4日実施

第3回 2000年11月19日実施

第4回 2001年6月10日実施

第5回 2001年11月25日実施

第6回 2002年6月23日実施

第7回 2002年11月17日実施

第8回 2003年6月29日実施

第9回 2003年11月16日実施

第10回 2004年11月21日実施

第11回 2005年11月20日実施

第12回 2006年11月19日実施

第13回 2007年11月18日実施

第14回 2008年11月16日実施

第15回 2009年11月15日実施

時刻表“旅”検定試験 解答と解説

第1回 2007年8月実施

第2回 2008年7〜9月実施

第3回 2009年7〜8月実施

 
1999年11月20日開設  2009年2月3日更新
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