banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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会津鉄道 会津田島(あいづたじま)駅2017年3月19日訪問Googleマップ
Aizu Tetsudo Aizutajima Station

駅名標 駅舎 駅構内

浅草駅から電車を乗り継いで約3時間半。南会津町は2006年に田島町、舘岩村、伊南村、南郷村の合併によりできた、緑と雪が豊かな人口約2万人の町。駅弁は改札外駅舎内のキオスク型売店での販売で、駅弁の個性と実力で静かに知名度を広げている。1934(昭和9)年12月27日開業、福島県南会津郡南会津町字西番場。

松茸二段弁当南山のたび(1,080円)2017年3月19日に会津田島駅の改札外駅舎内の売店で予約購入
Matsutake Nidan Bento Nanzan no Tabi

掛紙 掛紙 掛紙 外観 外観 外観 外観 中身 中身 中身

駅弁のなかった会津田島駅でひっそりと売られ始め、少しずつ知名度を上げている地元の駅弁。正方形のプラ製惣菜容器を2つ重ねて、仕出し用のボール紙箱に詰め、駅弁名しか書かない簡素な掛紙を置いて、麻ひもで十字にしばる。中身は下段が松茸しめじ御飯、上段がおかずでエビフライ、エリンギ、玉子焼、タケノコなどの煮物、ワカサギのフリッターなど。

松茸は駅弁では、日本一の大きさと分量ではないかと思う。おかずも衣がカラッとしたままの大きなエビフライ、その脇を固める野菜や山菜などの煮物や和え物。これだけ風味と雰囲気が良い弁当が、千円の駅弁として買えるとは、コンビニのバイヤーさんも感心していたし、駅弁ファン(私)も感嘆の溜め息を漏らした。ローカル線駅弁の最高峰。販売数が少ないようで、ふらりと訪問して買えれば運がよい。価格は購入当時で1,000円、2015年時点で1,080円。

※2017年4月補訂:写真を更新
※2015年8月補訂:値上げを追記
販売駅
会津鉄道 会津田島(あいづたじま)駅 1934(昭和9)年12月27日開業 福島県南会津郡南会津町字西番場
調製元
有限会社 緑屋 福島県南会津郡南会津町田島字上町甲4050 0241(62)1043

南山のたび 田舎弁当(700円)2007年2月3日に会津田島駅キオスクで購入
Nanzan no Tabi Inaka Bento

掛紙 外観 外観 中身 中身

ここ数年で出てきた新作か。全国チェーンでないコンビニや弁当屋で使われるようなプラ製惣菜容器に、駅弁名を墨字風に印刷した茶色い掛紙をかけて、麻ひもでしばる。中身は白御飯をサバ味噌煮、タラの芽フライ、鶏ごぼう、椎茸やこんにゃくなどの煮物、薩摩芋、玉子焼など、たっぷりのおかずで囲むもの。

現在は大内宿が観光地になっている、主に現在の東武鬼怒川線、野岩鉄道、会津鉄道のルートでと日光を結んだ会津西街道は、南山(みなみやま)通りとも呼ばれ、その沿道を南山地方と呼んだ。その名前に続く駅弁名に少々の勇気を感じた、会津田島の幕の内駅弁格。おかずが出す暖かみ、手作り感、風味、雰囲気は、直前に食べた浅草駅弁とはまるで対照的。ここまで来た甲斐があった。

販売駅
会津鉄道 会津田島(あいづたじま)駅 1934(昭和9)年12月27日開業 福島県南会津郡南会津町字西番場
調製元
有限会社 緑屋 福島県南会津郡南会津町田島字上町甲4050 0241(62)1043

【掛紙】みどりやの松茸二段弁当 南山のたび(1,000円)2007年2月3日に会津田島駅改札脇売店で購入Midoriya no Matsutake Nidan Bento Nanzan no Tabi

掛紙 掛紙

2007(平成19)年2月3日の調製である、会津田島駅弁の掛紙と紙箱。2011年現在のものと比べて、掛紙の色と、そこに記される駅弁の名前が異なるが、容器も中身も価格も変わらない。

販売駅
会津鉄道 会津田島(あいづたじま)駅 1934(昭和9)年12月27日開業 福島県南会津郡南会津町字西番場
調製元
有限会社 緑屋 福島県南会津郡南会津町田島字上町甲4050 0241(62)1043

【終売】なかじまソースカツ丼(1,000円)2007年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
Nakajima Sauce Cutlet Don (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2007(平成19)年1月の京王百貨店駅弁大会で実演販売されていた、会津鉄道会津田島駅弁を名乗るお弁当。京王百貨店が駅弁大会のために、福島県の密かな名物である煮込みソースカツ丼の元祖と言われる会津若松市内の食堂を駅弁屋に仕立てたと思われる。

持ち帰り丼タイプの発泡材容器に、仕出し弁当タイプの薄い掛紙をセロテープで貼る。中身は白御飯の上にやや固めなウスターソース漬けロースカツの卵とじを載せて、グリーンピースで彩り、漬物を添える。

田島はともかく会津の地域性が反映されている弁当だが、さぼてん、万世、まい泉、和幸その他の柔らかカツに慣れている東京の人に売り込むには、高額感が前面に出てしまう。それに、駅弁として冷めた状態で売ったり食べるとどうか、そもそも会津田島駅で売られるのか、需要が存在するのか、駅弁大会の会場で食べながらも、様々な懸念が思い浮かんだ。

販売駅
会津鉄道 会津田島(あいづたじま)駅 1934(昭和9)年12月27日開業 福島県南会津郡南会津町字西番場
調製元
なかじま 福島県会津若松市上町2−39 0242(24)5151

【終売】なかじまソースカツ丼(1,000円)2007年2月3日に会津田島駅キオスクで購入
Nakajima Sauce Cutlet Don (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

上記駅弁の現地版。駅弁名、価格、掛紙、容器、中身、風味のいずれも、京王百貨店駅弁大会で買ったものと同じ。改札外駅舎内のキオスク型売店で、雑誌や雑貨に囲まれて発泡スチロールの保冷箱が置かれ、その中でホカホカになって詰まっていた。

駅弁が駅で買えるのは当たり前だと思われているはず。しかし駅弁大会に出てくる駅弁はそうでないものも少なくない。特に今回2007年の京王ではこれとかこれとかこれとかこれとか、目玉の実演販売駅弁がことごとく、催事のために開発した新作で、催事の終了と共に消滅するという、駅弁と呼ぶにふさわしくない催事用弁当ばかりであった。

そのため、現地と催事場で同じ駅弁が売られていたことに驚いた。会津田島駅の駅弁需要は大きくないと思うが、デパートのチラシや催事場、そしてテレビのワイドショーや雑誌などで大々的に駅弁だ駅弁だと宣伝したのだから、当分の間は売り続けなければならないと思う。土休日のみ一日10個の発売という情報がある。

2011年10月に会津田島駅へ再訪したら、場所を少し変えた売店でこの弁当はすでに影も形もなかった。やはりあまり長続きしなかった模様。

※2012年6月補訂:終売を追記
販売駅
会津鉄道 会津田島(あいづたじま)駅 1934(昭和9)年12月27日開業 福島県南会津郡南会津町字西番場
調製元
なかじま 福島県会津若松市上町2−39 0242(24)5151