banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 いわき駅2007年12月22日訪問Googleマップ
JR-East Iwaki Station

駅名標 駅舎 駅構内

上野駅から特急列車で約2時間10分、常磐線が磐越東線を分ける駅。いわき市は福島県南東部で太平洋に面する人口約35万人の工業都市で、過去には石炭で賑わい、現在は温泉やレジャー施設や漁港で観光客も集める。駅弁は明治時代からの駅弁屋が2005(平成17)年に廃業、茨城県内の駅弁屋が売店を構えたが2007(平成19)年に撤退、その後はJRの子会社がおおむね東京と同じ駅弁を売る。1897(明治30)年2月25日開業、福島県いわき市平字田町。

JR東日本 湯本駅2016年11月18日訪問Googleマップ
JR-East Yumoto Station

駅名標 駅舎 駅構内

上野駅から特急列車で2時間強。湯本は古くから温泉が湧き、明治時代から昭和中期まで炭鉱で栄え、今は閉山した炭鉱の湧水である温泉を活用したリゾートやホテルの町。1966(昭和41)年にいわき市の一部になるまで、単独で市制を敷いていた。駅弁は2015(平成27)年4月に初めて登場し、改札外駅舎内2階の土産店で販売。湯本駅弁は、いわき駅でも販売。1897(明治30)年2月25日開業、福島県いわき市常磐湯本町天王崎。

いわき名産うに貝焼き弁当(1,000円)2016年8月27日に東京駅の駅弁売店「駅弁屋 祭」で購入
Iwaki Meisan Uni Kaiyaki Bento

掛紙 外観 外観 外観 中身 中身 中身

福島県観光キャンペーン2016「福が満開・福のしま」の実施に合わせて、2016(平成28)年4月1日にいわき駅と湯本駅で発売。前年10月発売の「浜街道 潮目の駅弁」と同じく、JR東日本水戸支社と調製元とのタイアップ。扇形の容器のふたを、セロハンテープでがっちり留めて、さらにシール構造の紙帯を厳重に巻く、なかなか開けにくい構造。

中身はウニ飯に蒸しウニを敷き詰め、ガリ、ホタテ、シイタケ、ニンジンを添えるもので、ほぼウニ飯ないしウニ丼。駅弁の名前である「うに貝焼き」の名に反して、貝殻は実物でもフェイクでもどこにも見当たらないが、駅弁としては適度に柔らかい、しっかり固めのウニと飯に、ウニの量と味と香りがたっぷり感じられる、強力なウニ駅弁。

販売駅
常磐線 いわき駅 1897(明治30)年2月25日開業 福島県いわき市平字田町
調製元
株式会社 アクアマリンパークウェアハウス 福島県いわき市小名浜字辰巳町43−9 0246(54)3409 http://www.bishokuhotel.com/

【終売】うにめし弁当(950円)2002年1月20日に京王百貨店駅弁大会で購入
Uni Meshi Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

1969(昭和44)年の登場。黒い井形の正方形容器いっぱいに御飯が敷かれ、刻んだタケノコや椎茸や錦糸卵と共に粒ウニがきれいに敷かれて、アクセントにグリーンピース。中身も外観も控えめで目立たない、基本だけをしっかり押さえた駅弁。それだけに暖かみを感じながらいただける。

福島県いわき市は東京23区全体の2倍の面積を誇り、2003年の静岡・清水両市の合併まで長い間、日本一の面積を持つ市であった。駅弁屋さんは駅前に店舗を構えそこで駅弁が購入できるが、駅構内ではどこに店を構えているのだろう。2度の訪問では見つけられなかった。

なお、この駅弁は調製元の廃業により、2005年5月22日限りで失われる予定であったが、最終営業が5月末に延伸されたうえに、水戸駅弁の鈴木屋がレシピを引き継ぐことになった。今後にいわき駅ホーム上に、水戸と日立の駅弁とうにめしを売る駅弁売店が設置される見込み。

※2005年5月補訂:存続見込みを追記
※2005年3月補訂:消滅見込み情報を追記
販売駅
常磐線 いわき駅 1897(明治30)年2月25日開業 福島県いわき市平字田町
調製元
株式会社 住吉屋 福島県いわき市平字田町58−2 0246(23)4549

【終売】磯の香うにめし弁当(950円)2006年1月15日に京王百貨店駅弁大会で購入
Iso no Kaori Uni Meshi Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

旧調製元の廃業により2005(平成17)年6月に水戸駅の駅弁屋へ引き継がれた、いわき駅の名物駅弁。中身は当然に以前のものと同じなのだが、ウニの粒状感や柔らかさ、そしてボリューム感がやや取れてしまった中身。パッケージには福島県浜通りやいわきを示すものがなく、水戸市の鈴木屋だけが属地情報としてあり、これでは立派な水戸駅弁。

地元駅弁消滅後のいわき駅には、今までなかった駅弁売店がホーム上に新設され、そこで水戸と日立の駅弁が販売されるようになったため、駅弁の入手はむしろ容易になった。しかしこの駅弁は2010年1月の調製元の倒産により失われた。それ以前にいわき駅での販売も、なくなっていたはず。

※2012年3月補訂:終売を追記
販売駅
常磐線 いわき駅 1897(明治30)年2月25日開業 福島県いわき市平字田町
調製元
株式会社 鈴木屋 茨城県水戸市宮町1−4−4 029(221)2386

【終売】いわきウニピラフ弁当(1,000円)2007年7月22日にいわき駅常磐線上りホーム上駅弁売店で購入
Iwaki Uni Pilaf Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

NREといわき市内のレストラン「メヒコ」との共同開発により、2007(平成19)年7月1日に登場。灯台とレストラン名と駅弁名を書いた、17×12×4センチと小さなボール紙の箱をラップで包む。レンジでチンできそうなプラ製トレーに入った中身は、駅弁名どおりのウニピラフ。渋い色のウニ混じり御飯の上に、ウニのほぐしやそぼろが置かれる。見た目の分量以上に、濃厚なウニの風味が口の中に広がる印象。

メヒコのピラフは、いわきを含む福島県浜通りエリアでは誰もが知るシーフードレストランの名物料理。「福島県人はメヒコのピラフで育つ」とまで雑誌に書かれた、いわば郷土料理の駅弁への進出は、ただの新作ではない。将来的に富山駅弁「ますのすし」や宮島口駅弁「あなごめし」級の著名駅弁になりうるポテンシャルを感じた。

なお、これらのウニとカニの駅弁は2011年3月の東日本大震災を機に、売られなくなった模様。2015年時点でホーム上のNREの駅弁売店そのものは健在である模様。

※2015年8月補訂:終売を追記
販売駅
常磐線 いわき駅 1897(明治30)年2月25日開業 福島県いわき市平字田町
調製元
株式会社 エム・イーファクトリー 福島県いわき市小名浜島字高田町34 0120-85-9869 http://www.mehico.com/

【終売】貝焼き弁当(1,150円)2005年5月7日にいわき駅前の調製元で購入
Kaiyaki Bento (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

訪問時のいわき駅での最高額駅弁。正八角形の発泡材容器に、うにめしと意匠が同じボール紙のふたをかけて紙ひもでしばる。中身は日の丸御飯に海老と白身魚フライと蒲鉾と玉子焼と竹輪と煮物などを添える幕の内風弁当だが、中央にウニを満載した貝殻が添えられ、これがこの駅弁の最大の特徴であり商品名にもなっている。

注文調製な購入時には、冷蔵おかずとホカホカ御飯の組み合わせで、これは駅弁がたくさんは出ない駅でよくあるケース。これも調製元の廃業により2005年5月末までに失われるが、容器の不足で中旬にはもう買えなかったらしい。

販売駅
常磐線 いわき駅 1897(明治30)年2月25日開業 福島県いわき市平字田町
調製元
株式会社 住吉屋 福島県いわき市平字田町58−2 0246(23)4549