banner  旅の友「駅弁」。
 館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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JR東日本 水戸(みと)駅2006年10月9日訪問Googleマップ
JR-East Mito Station

駅名標 駅舎 駅構内

上野駅から特急で1時間ちょっと。JR常磐線がJR水郡線と鹿島臨海鉄道を分ける駅。水戸市は関東北東部で那珂川に面した人口約26万人の城下町で、県庁所在地で商業都市で江戸時代の水戸徳川家の拠点。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋3社が2010年1月までにすべて撤退、2011年4月頃から市内の居酒屋チェーンが後継に入り、駅のコンビニに弁当を卸す。1889(明治22)年1月16日開業、茨城県水戸市宮町一丁目。

昔おにぎり(550円)2015年7月18日に水戸駅改札内コンコースNEWDAYSで購入
Mukashi Onigiri

掛紙 外観 外観 中身 中身 中身

2011(平成23)年4月までに、水戸駅で登場か。この時に登場した4種の駅弁「常陸之國(ひたちのくに)美味紀行」(1,000円)「牛べん」(1,000円)「豚べん」(950円)「昔おにぎり」(500円)の一角。購入日時点での価格は550円。掛紙の文字で分かるとおり、茨城産コシヒカリを使う梅おにぎりと鮭おにぎりがひとつずつ入り、エビフライ、鶏唐揚、玉子焼、大根桜漬を添える。

容器も価格もコンビニ商品風で、これが売られる店もエキナカのコンビニであるが、おにぎりにおかずを添えるセット販売は、古風な昔のスタイルかもしれない。食べればスーパーやコンビニとは違う印象の、しっかりしたおにぎり駅弁。

販売駅
常磐線 水戸(みと)駅 1889(明治22)年1月16日開業 茨城県水戸市宮町一丁目
調製元
しまだフーズ 有限会社 茨城県水戸市千波町2884−3 029(231)0501 http://www.kitanoshimada.com/

いばらき弁春(1,000円)2013年4月19日に水戸駅コンコース駅弁売店で購入
Ibarakiben Haru

掛紙
外観 外観 外観 中身 中身 中身

2013(平成25)年4月1日から6月初旬まで販売された新作駅弁で、前年の9月22日から12月2日まで販売された「いばらき弁 秋」の春バージョン。中身はタケノコ御飯に鶏梅しそ巻、鶏ささみの梅しそフライ、鶏つくねやシイタケなどの炊合せ、シメジ蕗味噌和え、花揚げ、梅しんじょう、ブリ照焼、玉子焼、菜の花、ちまき餅。梅と県産のタケノコで多くを固める茨城の味であり、確かな春のお弁当。

販売駅
常磐線 水戸(みと)駅 1889(明治22)年1月16日開業 茨城県水戸市宮町一丁目
調製元
しまだフーズ 有限会社 茨城県水戸市千波町2884−3 029(231)0501 http://www.kitanoshimada.com/

【終売】茨城海の幸山の幸(1,100円)2008年4月6日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
Ibaraki Uminosachi Yamanosachi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2008(平成20)年の登場か。細長い発泡材容器に、幕の内弁当に使われるようなデザインのボール紙でふたをして、海と山と駅弁名を描いた掛紙を巻いて、ひもで十字にしばる。中身は仕切りで3分割され、左に牛丼、右に鮭ひじき御飯、真ん中がおかずでブリ照焼、煮ホタテ、鶏照焼、煮穴子、カマボコ、玉子焼など。

牛丼の甘さ、鮭ひじき御飯の酸っぱさ、おかずの味の濃さで、分量やカロリー以上の重量感がある。最新作なのに薄味ヘルシーが好まれる世の中の流れに反してなぜこういう味付けにしたのだろうと思う、個性的で頑固そうなお弁当。これが茨城県の海の幸や山の幸なのかは、よく分からない。

なお、この駅弁は2008年5月頃の調製元の休業により売られなくなり、2010年1月に駅弁売店そのものが閉店したため、今後は入手できないのではと思う。

※2010年3月補訂:終売可能性を追記
販売駅
常磐線 水戸(みと)駅 1889(明治22)年1月16日開業 茨城県水戸市宮町一丁目
調製元
有限会社 芝田屋弁当部 茨城県水戸市宮町2−2−12 029(221)4359

【終売】水戸の味 梅里(1,200円)2008年4月6日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
Mito no Aji Bairi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身 中身

2008(平成20)年の水戸の梅まつり期間限定駅弁として、2月23日から3月31日まで発売、その後も販売継続中である模様。強度のない正方形の木目調発泡材枠容器に、ピンク色の用紙にインクジェットプリンタで駅弁名などを書いた掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。

6区画に収まる中身は、ゆかりをかけた白御飯、シラスとサクラエビを少々かけた白御飯、サワラとイカとホタテ、海老やレンコンなどの揚げ物、豚肉や鶏肉のあんかけ、ニンジンや里芋などの煮物と玉子焼に納豆カップ。

駅弁の生まれに因るものだろうが、良さげな内容と分量と品質を、容器や掛紙や中身の見栄えの悪さが打ち消してしまった。この駅弁に使われるコメ「黄門米(こうもんまい)コシヒカリ」のネーミングも、どうかと思う。もう少し考えたら良い駅弁になるのに、という印象が強い。

なお、この駅弁は2010年1月の調製元の撤退(倒産?)により失われた。

※2010年3月補訂:終売を追記
販売駅
常磐線 水戸(みと)駅 1889(明治22)年1月16日開業 茨城県水戸市宮町一丁目
調製元
株式会社 鈴木屋 茨城県水戸市宮町1−4−4 029(221)2386

【終売】栗めし(735円)2004年4月3日に水戸駅改札内コンコース駅弁売店で購入
Kurimeshi (end of sales)

掛紙 外観 外観 中身

水戸駅の古風な栗飯駅弁。栗型容器は総経木製で、それを昭和レトロなデザインの掛紙で包み栗色の紙ひもでしばる。中身は椎茸と甘い栗が載った栗飯に、鶏唐揚やカニカマ天などを添える。かつて栗飯駅弁はその存在だけで有名になったようなのに、水戸の栗飯は無名で、つまり味はそんなもの。但しここまで古風に残ってくれているのなら、せめて食品表示のシールを掛紙でなく容器側面にでも貼り付けて、あと一歩の外観の演出が欲しかった。

なお、この駅弁は2010年1月の調製元の撤退(倒産?)により失われた。

※2010年3月補訂:終売を追記
販売駅
常磐線 水戸(みと)駅 1889(明治22)年1月16日開業 茨城県水戸市宮町一丁目
調製元
株式会社 鈴木屋 茨城県水戸市宮町1−4−4 029(221)2386

【終売】JR弁当(945円)2002年8月15日に水戸駅改札内コンコース駅弁売店で購入
JR Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

1987(昭和62)年に、JRグループ発足を記念して登場。長方形の容器を内部で12分割し、4種の御飯やフライなど雑多な具がちらばる。水戸でなぜJR弁当?と思うが、当時の水戸駅は駅弁業者が3社も入る日本有数の駅弁激戦地だったので、生き残りを賭けてアイデアを何でも取り入れていたのだろう。この駅弁は15年目にも生き残っている。食事よりも酒のつまみ向け、平たく浅い容器は揺れる特急「スーパーひたち」にも向いている。

掛紙には国鉄時代から特急の先頭車に掲げられるヘッドマーク20種類が掲載されているが、1990年から掛紙のデザインを変えていないため、「ひたち」「そよかぜ」など7種類は過去帳入り。新型車両はヘッドマークを掲げないため、実際に使用されているものはもっと少ない。

なお、この駅弁は2010年1月の調製元の撤退(倒産?)により失われた。

※2010年3月補訂:終売を追記
販売駅
常磐線 水戸(みと)駅 1889(明治22)年1月16日開業 茨城県水戸市宮町一丁目
調製元
株式会社 鈴木屋 茨城県水戸市宮町1−4−4 029(221)2386

【終売】納豆弁当(550円)2001年8月12日に水戸駅改札内コンコース駅弁売店で購入
Natto Bento (end of sales)

掛紙 外観 中身

2001(平成13)年4月10日の登場。今までなぜなかったのかが不思議な、水戸納豆を題材にした駅弁。底が深い楕円形の木製風ボール紙製容器の中に、納豆の天ぷらの軍艦巻がふたつ、納豆の高葉巻のり巻がふたつ、納豆と挽肉の炒め物を卵で包んだ手まり寿司がひとつ、これで550円。容器は小ぶりながら安くて量があり、中身はまさに納豆づくし。味にキレもあり、納豆嫌いとあまり糸を引かない納豆を認めたくない方以外にはおすすめできる。

納豆で水戸が有名になった理由は、水害の多発や痩せた土地で小粒にしか育たない大豆で作った納豆が、小粒納豆として逆に人気を集め、明治時代の鉄道開通に伴う駅売り開始により全国区になったものだそうな。今でも駅売店でワラに包まれた納豆を買うことができる。

駅弁催事には輸送されず、近年は水戸駅の駅弁売店でもなかなか出会えずにいたが、2010年1月の調製元の撤退(倒産?)により失われた。

※2010年3月補訂:終売を追記
販売駅
常磐線 水戸(みと)駅 1889(明治22)年1月16日開業 茨城県水戸市宮町一丁目
調製元
株式会社 鈴木屋 茨城県水戸市宮町1−4−4 029(221)2386

【終売】水戸の香(1,100円) 
Mito no Kaori (end of sales)

1989(平成元)年に登場した、全国初の梅酒入り駅弁で、全国を探しても種類は一桁でしかないであろう酒入り駅弁のひとつ。とはいえ梅酒はメインではなく、長方形の容器の中に梅花型の白御飯と、蒸鶏や海老フライや煮物類に、青梅砂糖漬に甘露梅と、香り高い駅弁。

かつて駅弁業者3社が競合していた水戸駅では、駅構内販売を日替わりで回していたそうな。現在は共用の売店で全社の駅弁を一手に扱う形式となり、売店を眺めていると次々と駅弁が納入されるのが面白い。

なお、この駅弁は2008年5月頃の調製元の休業により売られなくなり、2010年1月に駅弁売店そのものが閉店したため、今後は入手できないのではと思う。

※2010年3月補訂:終売可能性を追記
販売駅
常磐線 水戸(みと)駅 1889(明治22)年1月16日開業 茨城県水戸市宮町一丁目
調製元
有限会社 芝田屋弁当部 茨城県水戸市宮町2−2−12 029(221)4359