東京と日本の中央駅。東海道・山陽・東北・上越・山形・秋田・北陸の各新幹線、東海道・中央・総武・東北の各線、山手線や京浜東北線などの電車が、一日あたり3000本以上行き交い、100万人以上の利用者で終日賑わう。駅弁はJR東日本やJR東海の子会社のもので約100種類とも、エキナカの商品を含め400種類以上とも、デパ地下の弁当を含め1000種類以上とも言われ、さらに全国各地の駅弁も集まり、こちらも日本最大。1914(大正3)年12月20日開業、東京都千代田区丸の内1丁目。
下記の駅弁「釜めし弁当」や「わっぱ飯五目めし」の、2013(平成25)年時点での姿。山菜となめこと漬物が消え、付合せのトレーもなくなっているが、趣旨と風味は変わらない。もっとも、パッケージ上での駅弁の名前が「わっぱ飯五目めし」と読めた頃でも、公式な商品名はこれと同じく「五目わっぱめし」であった。価格は購入時で900円、2014年時点で950円。2020年で終売か。
※2022年4月補訂:終売を追記2016(平成28)年5月20日に購入した東京駅弁のパッケージ。容器も中身も価格も、3年前と同じ。違いはQRコードの有無だけ。
食品表示ラベル上や公式サイトでの駅弁の名前は「五目わっぱめし」。下記の駅弁「五目釜めし」を、2010(平成22)年の夏までにリニューアル。木に紙を貼った楕円形の容器に透明なふたをして、駅弁の名前を大きく書いたボール紙の枠にはめる。中身は鶏肉やシイタケの炊込飯の上に、こんにゃくやタケノコなどの煮物、鶏照焼、山菜の醤油漬、菜の花のおひたし、うずらの卵、シイタケやクリやニンジンなどを載せて、なめことそばの実和えや漬物類を添えるもの。
中身の食材は少々入れ替わったが、中身の味や感じは変わらない。容器が以前の味気ないプラ製トレーから「エコウッド容器」なる木製に替わり、しかも付合せを除き御飯を直に容器へ詰めているため、駅弁としての雰囲気が格段に向上したと思う。値段も20円ほど上がったが、気が付いたら東京の駅弁はおしなべて1,300円になってしまったため、安くはないが比較上の割安感がある。
東京駅で最も売れる駅弁のひとつ。やや味気ない楕円形の薄い樹脂容器に、透明なふたをかけてボール紙の枠にはめる。中身は茶飯の上にタケノコやホタテやコンニャクやレンコンなどの煮物に鶏照焼と甘い栗を載せて、きんぴらと小茄子漬と和菓子を添える。
ベストセラーなだけに欠点らしい欠点は見あたらない。東京都内の各駅やJR東日本の各新幹線でほぼいつでも買え、当たりはしないが絶対に外れもしない安心感がある。缶茶と買って千円という価格設定も良いが、今はペットボトル茶がより好まれるので、もう一声かけて850円にできればなお良い。2010年の夏までに上記の駅弁「わっぱ飯五目めし」へリニューアル。
※2011年3月補訂:リニューアルを追記東の新幹線の、車内販売のサンドイッチ。透明なプラ製容器に、タマゴサラダサンド、ツナポテトサンド、ハムチーズサラダサンドを各2切れ収め、ラップで包んで食品表示ラベルを貼る。分量や風味や品質は価格相応かもしれないが、どうしても高コスト高価格となる車内販売で、西の新幹線の1/3強、コンビニより安い値段でサンドイッチを売ってくれるサービスを評価したい。10年前はもっとパサパサしていたと思うが、今回はしっとり。この年にNREが神奈川県の大船駅弁の大船軒を傘下に収めてから、東の新幹線の車内販売で売られるサンドイッチが「大船軒サンドウヰッチ」になったため、このような商品が買えることはなくなったと思う。
※2019年9月補訂:終売を追記