旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
駅弁資料館談話室へ2011年1月23日から31日までに投稿された記事です。
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阪神百貨店の収穫(2) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2011年 1月31日(月)23時33分11秒
こんばんは、まっこうくじらです。阪神の続きです。
●2011年1月30日(日)
大阪府・東海道本線大阪駅「浪花なんでも弁当」(980円)
大分県・日豊本線大分駅「万葉孤悲歌」(1,000円)
兵庫県・山陽新幹線新神戸駅「新幹線みずほ・さくら弁当」(1,050円)
北海道・新千歳空港「ジンギスカン弁当」(950円)
愛知県・中部国際空港「なごやバーガー」(380円)
宮城県・仙台空港「金華鯖寿司」(1,200円)
福岡県・鹿児島本線小倉駅「陣立巻き辨當」(1,000円)
前日に引き続き朝10時の開店一番での訪問も、
新幹線弁当5種のうち1個を買うのに25分もかかりました。
しかしよく見ると、案内役や誘導役や整理券配布担当など、
総勢10名以上で対応しているにもかかわらず
販売は1分あたり1〜2名程度しか進めていません。
クレジットカードやポイントカードの対応もあるようですが、
これは演出上の行列ではないかとも感じられたところです。
宮崎は引き続き未入荷、鮎屋の得薦が早くも完売。
10時50分の横浜行バスに飛び乗り、
PC作業を行いながら駅弁を消費し続けます。
先月も今回も大阪駅では見かけなかった淡路屋の大阪駅弁。
大阪城や通天閣を描くパッケージも、
たこやき、串カツ、アナゴ鳴門巻、タコ旨煮などを詰める中身も、
確かに大阪らしい内容と風味ではあります。
大分駅弁は桃色の和紙風な風呂敷に包まれた二段重ね弁当。
下段は大分県臼杵名物という粒の固い黄飯(おうはん)、
上段はとり天、焼サバ、玉子焼、カボチャなどの煮物、高菜など、
他の駅弁に似ない旅の御馳走です。
新幹線弁当は既存のN700系な陶器をお色直し。
桜花型のかまぼこにたこ焼き、ママカリ高菜巻、牛肉煮、ししとう、
さらに馬肉ベーコン、イカ明太子、薩摩揚、焼うどん、煮穴子まで入る、
容器で買われる駅弁とは思えないほど中身に凝っている印象で、
乗車記念としても旅の記念としても印象深い秀作だと思います。
言ってしまえば容器だけのE5系弁当に完勝の、今後に残る駅弁かと。
中部空弁は甘めのパンに味噌カツを挟んで袋詰めしただけのもの。
新千歳空弁は電子レンジNGのB級グルメ用発泡材容器に
白御飯と味付羊肉。加えて大粒のフライドポテトやカボチャや
ニンジンやコーンなどを添えて、北の大地らしさが感じられます。
仙台空弁は伯養軒の細く小さな焼かないサバ棒寿司。
輸送のためか酢が変に強く利いており、魚に存在感がありません。
小倉駅弁は弁当というより太巻寿司で、
サバのじんだ煮と玉子焼を巻いた海苔巻3個と昆布巻2個。
ワサビ酢飯のワサビと酢はとても軽く、サバの味を引き立てます。
一切のイラストがないパッケージは小倉らしくないシンプルさ。
なお、高速道路の速弁についてですが、
新名神の甲南PAがコンビニ弁当だけだったのはともかく、
牧ノ原サービスエリアで販売される非コンビニ弁当は、
静岡や駿河ないし遠江と関係ない地域名を名乗る寿司ばかり。
足柄サービスエリアは昨年11月に
商業施設は都内のデパ地下と何ら変わらないものになり、
名物と書いてある各種の弁当も東京ブランドでした。
速弁への注目は去り、地域の個性は受け入れられなかったようです。
>1/31 ゆういちさん:
情報のご提供ありがとうございます。
こちらはインフルエンザでない咳が3週間も長引いています。
小諸の写真は上屋もホームも懐かしの昭和時代で通用しそうです。
横川は竹皮編み容器のサンドイッチとか、サンドなのに「弁当」とか、
掛紙のデザインも含めて確かに個性的に見えます。
イベントでの新作駅弁など、大概がすぐに、またはほどなく
消えていると思いますが、廃盤にはしないが調製もしないとは、
こちらも確かに不思議な存在だと思います。
新潟県駅弁合戦には当面販売の縛りでもあるのでしょうか。
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にいがた駅弁合戦+1 投稿者:ゆういち
投稿日:2011年 1月31日(月)22時44分48秒
さらに続編です。連続投稿すみません。
日付は遡って1月15日です。
恒例の京王一大イベントのスタート時期でしたが、個人的には年々関心が薄れており、
今回も見向きもせず子供と列車の旅へ。
東京駅に着くなり新幹線不通のニュースに青くなりましたが、
上越・長野新幹線には影響なしとのことでひと安心。
上越新幹線を高崎と長岡で2回乗り換えて新潟へ行き、多分すべて期間限定の駅弁を入手したのち、
在来線で直江津に出て、ほくほく線経由で戻ってきました。
@高崎駅「和田英富岡日記弁当」(1,100円)
A長岡駅「雪国の春待ち弁当」(1,050円)
B新潟駅「村上牛すきやき弁当」(三新軒,1,100円)
C新潟駅「咲花小箱」(新発田三新軒,1,100円)
D新潟駅「ほっいわむろ」(新潟三新軒,1,100円)
E直江津駅「鵜の花月」(1,200円)
新潟駅で11月ごろに行われる「にいがた駅弁合戦」は、新潟県内の駅弁業者が新商品を持ち寄って、
その売れ具合を競うものだそうで、何年か前から行われている模様。
私はその場に居合わせたことがなく、後日その地区を訪問する機会があった際に拾って歩くようにしていますが
今年は事前問い合わせの段階で新潟駅(神尾弁当部)と越後湯沢駅(川岳軒)が販売不可との事。
前者は春になれば食材が手に入るとのご回答でしたが、後者は「社長の指示で…」と言うばかり。
こういう企画商品が1日限りであっても別に構わないと思いますが、
売るつもりがあるのかないのか、それだけは是非ハッキリして欲しいですね。
@は先述したぐんまの物語弁当コンテストのたかべんバーションで、値段の割に中身が薄い印象。
A〜Dはいずれも過去の同イベント用新商品に似ているような気がしますが、まあ仕方ないのでしょうか。
個人的な満足度はEDCの順です。ハイマートの駅弁は外れに出会った試しがないですね。
貝の煮付け、ふぐの照り焼き、卵つきのエビ唐揚げ…どの料理も素晴らしかったです。
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横川駅にて 投稿者:ゆういち
投稿日:2011年 1月31日(月)13時36分18秒
続編です。
小諸駅では発車待ちの間に「ソースかつ弁当」を食べましたが、
肉はボリューム十分なうえに甘辛いタレも相性よく、子供と奪い合ってたいらげました^^;)
小諸からは軽井沢に出て、さらに横軽バスで横川へ。
15時前だというのに薄暗くて寒々しく、気分は盛り上がりません。
駅前にある鉄道文化むらに初めて入って見ましたが、春まで改修中とかでほぼすべての乗り物が休止中でした。
せめてミニSLでもと思いきや、5歳の子供でも乗る気がしないという仮設レールのみ営業中という有様で、
あとは朽ち果てた旧式車両が傾いた日差しの中で不気味に佇んでいるだけ。
せめて改修が終了するまで休館扱いにするか、無料で入場させるかにすべきではないかと思いました。
そもそもこの文化むら、今でも一定の入場者がいるのでしょうか?
というわけで、16:30の閉館までゆっくり過ごすつもりのところ僅か30分で用済みとなり、
おぎのやの弁当を買って早々と撤収することにしました。
「新島襄の洋風弁当」は、群馬県・JR東日本・JAグループ群馬・上毛新聞の共催で行われたという
ぐんまの物語弁当コンテストにおいて、集まった555点の中から商品化された最優秀賞3種類の弁当の一つとのこと。
今回は群馬を代表する人物がテーマとのこと。
まだ続編もあるようですが、群馬県内ではそれなりの知名度がある企画なのでしょうか。
おぎのやの弁当については、群馬県庁のHPによると予約のみ対応とのこと。
http://www.pref.gunma.jp/07/b2100038.html
控えめながら駅弁マーク入りです。
とりあえず話のタネにでもと思って予約購入してみたところ、これがなかなかの出来ばえ。
こだわりを見せる梅ジャムはどこに特長があるか分かりませんでしたが、
豚メンチサンドと鶏肉のコーンフレーク揚げは秀逸でした。
おぎのやが最優秀賞を受賞したわけではなくて、
受賞作品を同社が商品化したものらしいです。
http://www.takasaki-u.ac.jp/dept/eiyo/news/details.php?C=3016
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小諸駅にて 投稿者:ゆういち
投稿日:2011年 1月31日(月)12時34分55秒
どうも、お久しぶりです。
相変わらず駅弁は食べ続けておりますが、いかんせん整理が悪くて報告がおろそかになっていました。
今日はインフルエンザで強制休暇^^;)のため、暇つぶしをかねて…(失礼
さる1月19日、子供を連れて長野方面に出向いてきました。
主目的は今春引退する長野電鉄2000系と、再度国鉄色に戻したしなの鉄道を見に行くためで、
始発の長野新幹線から乗りついで須坂まで行き、「スノーモンキー」として再デビューする予定の旧NEX、
2000系などを見たり乗ったりしながら長野に戻り、しなの鉄道に乗り換えました。
しなの鉄道に乗り換えた後になって、そういや昼食のアテがないな…と思案し、
乗ったり降りたりの途中で小諸駅のひしや弁当店に電話をすると、
「ソースかつ弁当ならできます」とのお言葉。さっそく予約すると「ホーム売店で」との指示あり。
ホーム売店???まだ残ってたのか、と感慨にふけりつつ小諸駅に降り立つと、
かつての趣のままの売店がどっしりと構えていました。
急行型電車にそばスタンド…
小諸駅は往年の国鉄時代の雰囲気を今でも味わえる数少ない駅ですね。
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阪神百貨店の収穫(1) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2011年 1月30日(日)22時06分24秒
こんばんは、まっこうくじらです。
夜行+1泊で阪神百貨店へ行ってきました。
今回は目的を駅弁大会と旭屋書店に絞り、
梅田界隈でのんびり過ごしています。
●2011年1月29日(土)
大阪府・阪神百貨店駅弁大会「阪神沿線ぼっかけ弁当」(1,000円)
鹿児島県・鹿児島本線鹿児島中央駅「鹿児島よくばり弁当」(1,100円)
熊本県・九州新幹線新八代駅「鮎屋の得薦」(1,050円)
愛知県・東海道本線名古屋駅「だるまの大えびふらい&みそかつ弁当」(880円)
福井県・バス弁「数の子いり蟹ちらし」(880円)
鹿児島県・九州新幹線出水駅「桜島とりめし」(950円)
青森県・東北新幹線新青森駅「塩ホタテ海鮮ひつまぶし弁当」(1,050円)
福岡県・鹿児島本線小倉駅「鶏かしわめし」(1,050円)
今回の阪神は連載漫画「駅弁ひとり旅」と強力にタッグを組んでおり、
チラシや会場内サイン類にイラストや案内を多用するほか、
作品や著者紹介などのパネル展や
実物の立ち読みや購入ができる「ミニギャラリー」まで開設。
まるで「駅弁ひとり旅」展のようです。
輸送販売は新幹線弁当群に果てしない行列ができており、
そのミニギャラリーは行列の誘導場所として占拠されていました。
その他は厚岸と静内を除き、疑義駅弁もあまりない印象。
宮崎が噴火の影響で未入荷、折尾が航空機材トラブルで入荷遅れ。
11時を過ぎても完売品はなく、19時を過ぎても約50種を選べました。
実演はチラシ&ネットのとおり、会場内番号順に、
京都&西明石(淡路屋)、小淵沢(丸政)、旭川(旭川駅立売)、
米沢(新杵屋)、新青森(伯養軒)、宮古(魚元)、
名古屋(だるま)、鳥栖(中央軒)、豊橋(壷屋)、
小樽(小樽駅構内立売商会)、「阪神沿線」(まねき)、
釧路(引田屋)、長崎(くらさき)、福井(番匠)、
鹿児島中央(松栄軒)、森(阿部商店)、中部国際空港(一乃松)、
高山(金亀館)、松江(一文字屋)、有田(おおた)、
新千歳空港(佐藤食品)、仙台(こばやし)の22ブース。
「牛肉どまん中」を除いて誘導が必要な行列はなく、
賑やかですが混雑や混乱という雰囲気はありません。
新千歳空港は昨年と違い上げ底上げ透明蓋の催事弁当が増え、
神戸駅弁の淡路屋が「京都牛膳」ブランドで京都駅弁も名乗り、
越前かにめしがランダムに金色容器を使っていたり
(これは京王百貨店駅弁大会でもやっていたようですが)、
松栄軒が出水、川内、鹿児島中央の3駅の駅弁屋を名乗ったり、
このくらいが以前との違いでしょうか。
19時過ぎで全ブースが無行列も完売閉店ブースがなく、
京王に比べてとても買いやすい印象です。
会場内の休憩所は座席が減り過半が立ち食い用の高い台となり、
ミニギャラリーにも立ち食い用の高いテーブルが点在していました。
今回の催事の目玉のひとつである阪神電車弁当は残念ながら無行列。
牛スジもチャーシューもどう見てもチラシ写真の半分程度しかなく、
味はクセが控えめでスマートですが御飯ばかり食べていたような。
もうひとつの目玉商品には行列ができていましたが、
これは15分待っていて5個しか作らなかった調製ペースのためか。
中身はパッケージのイラストとチラシの写真どおりで、
甘い甘い牛すきと、スッキリした豚焼肉と、少量も肉の味を生かす茶飯。
桜島大根といこもちの付合せも興味深く、価格以外には不満なし。
京王では実演で「鮎屋の極薦」、ここでは輸送で「鮎屋の得薦」、
中身は京王が鶏飯+鮎飯で、ここではあか牛しぐれ煮の牛飯+鮎飯。
あか牛なのに調理法と味付けで没個性的ですが、うまい味ではあります。
大えびふらい弁当は京王とのパッケージ違いと思い購入したら、
中身も大きく違い、エビフライ1本とみそかつ、煮物、玉子焼、
ポテトサラダが入るもの。現地ではどちらが売られるのでしょうか。
リスト未記載のバス弁はセールで600円にて購入。
名前のとおりカズノコの小片が少し混じったカニほぐし身を載せる
小さなわっぱ飯風お弁当で、かなり少量ですが食べやすい感じ。
ここでのバス弁の定義は、観光バスに積み込むお弁当、のようです。
リストでは鹿児島中央駅弁とされている桜島とりめしは、
掛紙に出水駅の名しかないため、ここでは出水駅弁にしておきます。
長距離輸送のためか鶏肉はジューシーでなくボソッとしていますが、
たれ焼きもそぼろも大粒で肉の分量も多く、満足感のある商品です。
京王で買えなかった実演の新青森駅弁を、阪神にて輸送で収穫。
御飯の上に帆立とウニを散らす内容は目新しいものではなく、
なぜあんなに人気だったのかと。ただし、味は八戸駅弁で保証済。
最後に小倉駅弁。名前にニワトリが2羽いたり、
ストライプに刻み海苔がなかったりと、かしわめしでない感じですが、
名古屋で見たタイプな揚げてから切る大きな鶏唐揚の旨さは光ります。
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第7回「九州の駅弁」ランキングの結果 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2011年 1月29日(土)23時34分59秒
こんばんは、まっこうくじらです。
2011年1月27日付のJR九州ニュースリリースで、
第7回「九州の駅弁」ランキングの結果が出ています。
鮎屋三代、かれい川、たみこ、えびめしで上位を占めてきた
過去6年間とはだいぶ異なるリストになっている感じがします。
なお、発表や報道では触れられていませんが、
博多駅の寿軒の3種は同日の品評会に出ていないでしょうから、
ランキングの対象外になったのではと思います。
第1位:佐賀県・佐世保線有田駅「有田焼カレー」(1,500円)※初エントリー
第2位:鹿児島県・九州新幹線出水駅・鹿児島中央駅「龍馬薩摩路紀行(りょうまさつまじきこう)」(1,050円)※初エントリー
第3位:鹿児島県・九州新幹線出水駅・鹿児島中央駅「鹿児島黒豚赤ワインステーキ弁当」(1,050円)※前回11位
第4位:「SL人吉」車内「おごっつぉ弁当」(500円)※前回7位
第5位:鹿児島県・肥薩線嘉例川駅、特急「はやとの風」車内「百年の旅物語「かれい川」」(1,050円)※前回1位
第6位:鹿児島県・鹿児島本線鹿児島中央駅「鰹一本釣り弁当」(850円)※前回9位
第7位:宮崎県・日豊本線都城駅・西都城駅「かしわめし(都城)」(720円)※前回14位
第8位:福岡県・鹿児島本線折尾駅・黒崎駅「大名道中駕籠(だいみょうどうちゅうかご)」(1,000円)※前回ランク外
第9位:熊本県・九州新幹線新八代駅「鮎屋三代」(1,100円)※前回5位
第10位:鹿児島県・九州新幹線出水駅・鹿児島中央駅「えびめし」(900円)※前回6位
第11位:熊本県・肥薩線人吉駅「栗めし」(900円)※前回10位
第12位:佐賀県・長崎本線佐賀駅「佐賀名産特製ちらし寿司」(1,260円)※前回8位
第13位:長崎県・長崎本線長崎駅「龍馬とお龍のおしどり弁当」(1,000円)※初エントリー
第14位:福岡県・鹿児島本線博多駅「南関いなり」(580円)※前回13位
第15位:鹿児島県・鹿児島本線鹿児島中央駅「黒豚弁当」(650円)※前回3位
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京王の収穫(6) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2011年 1月26日(水)23時16分9秒
こんばんは、まっこうくじらです。京王の収穫の最後です。
●2011年1月24日(月)
長崎県・長崎本線長崎駅「ながさき鯨カツ弁当」(1,050円)
岩手県・「八幡平おやこめし」(980円)
岩手県・「八幡平清流寿し」(700円)
福井県・北陸本線敦賀駅「若狭牛松茸弁当」(1,050円)
山形県・奥羽本線米沢駅「戦国幕の内弁当」(1,100円)
岩手県・東北本線一ノ関駅「ふかひれ海鮮弁当」(1,100円)
秋田県・奥羽本線秋田駅「山菜鶏釜めし」(900円)
山梨県・中央本線小淵沢駅「甲斐乃国天下とりかつサンド」(580円)
山梨県・中央本線小淵沢駅「清里高原かつサンド」(580円)
夕刻の京王に行けるのはこの日が最後。
輸送コーナーがまだ開いており、実演も城崎と新青森を除き販売中。
行列もほとんどなく、快適なお買い物ができました。
仙台は相変わらず盛大に白煙を上げていました。
金曜に続き、いかめしの行列がゼロだったのが不思議です。
白御飯にクジラカツとクジラそぼろを載せてクジラ竜田揚を添える
内容になってから初めて購入した、ながさき鯨カツ弁当。
噛み締めるほど臭みが出てくるもののサクッとジューシーで、
個性的でうまい駅弁だなとつくづく感じます。
続く2品は「うまいもの」扱いの実演販売弁当で、
箸袋には「道の駅にしね 赤松どおりふれあい館」の表記。
八幡平おやこめしは生に近いサーモンと小粒で固いイクラのお弁当、
かと思ったら、ベニマスのスライスとほぐし身と卵のお弁当でした。
ゆり根が異臭を放っていたことを除けば柔らかくジューシーなお味。
八幡平清流寿しは2003年の京王でいわて沼宮内駅弁として
実演販売されていた商品と全く同じ掛紙と名称を使用、
製造者が「松尾ふるさと振興公社」から「八幡平市産業振興株式会社」に
変わっているものの、所在地が同じなので3町村合併による名称変更でしょう。
今では駅や併設観光施設とは決別してしまったのでしょうか。
中身は押寿司から握り寿司に変わり、玉子焼やゆり根などのおかずも付け、
よりおいしいものにはなっています。
敦賀駅弁はまるで三原=福山の駅弁のような内容と風味。
牛肉は茶飯の半分も覆っていませんが、味は確かでした。
戦国幕の内は松川弁当店製。煮物と焼物で入る牛肉が旨く、
御飯もおかずも付合せも視覚や味覚で良好、牛肉駅弁にない好感触。
ふかひれ海鮮弁当は昭和50年代風な掛紙に
見覚えがないので購入したら、中身は3年前と同じでした。
山菜鶏釜めしは秋田駅弁らしくない抹茶色の掛紙と陶製釜飯容器で、
中身は鶏肉といぶりがっこで秋田らしい印象。
もちっとした茶飯がうまく、マイタケやゼンマイにも合います。
帰路にJR新宿駅南口改札内のNRE売店で
京王になかったカツサンドがあったので2箱を購入。
とりかつサンドはつまり「甲州かつサンド(とり)」に金粉をまぶして、
かつサンドはつまり「甲州かつサンド(ぶた)」からキャベツを抜いて、
パッケージと名称を変えた派生商品のようです。だから味はほぼ共通。
今週末は阪神へ行きます。
来週末かその次週かどちらかには鶴屋へ行きます。
3月は九州に2度行くかもしれません。
京王でかなりの出費がありましたが、なんとか頑張りたいところ。
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京王の収穫(5) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2011年 1月24日(月)22時14分4秒
こんばんは、まっこうくじらです。土曜日は京王でした。
●2011年1月22日(土)
岩手県・東北本線一ノ関駅「前沢牛ローストビーフにぎり寿司」(1,250円)
山梨県・中央本線小淵沢駅「甲州とりもつべんとう」(880円)
大阪府・東海道本線大阪駅「あなご三本仕立て」(1,050円)
神奈川県・東海道本線小田原駅「まさカリーパン」(680円)
滋賀県・東海道本線米原駅「湖北のおはなし」(1,100円)
兵庫県・山陽本線姫路駅「黒田庄和牛メンチカツ弁当」(980円)
兵庫県・山陽本線姫路駅「但馬牛 牛めし」(1,100円)
島根県・山陰本線松江駅「島根牛みそ玉丼」(950円)
佐賀県・鹿児島本線鳥栖駅「牛めし」(1,100円)
福井県・北陸本線敦賀駅「若狭牛釜飯」(900円)
石川県・北陸本線加賀温泉駅「海鮮上すし百万石」(1,180円)
鳥取県・山陰本線米子駅「米屋吾左衛門鮓鱒鯖厚切り四貫」(1,100円)
愛媛県・予讃線今治駅「瀬戸の押寿司」(1,260円)
島根県・山陰本線米子駅「蟹としじみのもぐり寿し」(1,100円)
福井県・北陸本線敦賀駅「鯖街道焼き鯖寿し」(1,100円)
会期10日目にして初めての朝一番での訪問。
開店10分前に地下一階へ到着し、階段を登って一ノ関を買い、
輸送コーナーに15分並んで14個を追加しました。
一ノ関。5カンで1,250円だと単価250円…と計算してしまい、
食べ甲斐という点では以前のローストビーフ弁当が好みです。
今年は切り口を変えてチラシでも推されて好調に売れたようですが、
この駅弁の存続はこれからが正念場だと思います。
小淵沢。鶏肉の食感はハツに近いものの味はやっぱりレバーであり、
私も含めこの味が苦手な人は絶対に好きになれないクセのある内容。
大阪の調製元は神戸の淡路屋。今や京阪神の駅弁屋と言えるのでしょう。
確かに白御飯の上で煮アナゴが3本横たわっていますが、
以前の水了軒の「穴子三本勝負」に比べてずいぶんと薄い気が。
小田原は透明な袋入りのパンを3個、紙箱に収めたもの。
単独で催事場にも来る富士屋ホテルの「総料理長監修」という
ごぼうと牛肉が入ったカレーパンです。パッケージに駅弁マークなし。
湖北のおはなしは輸送対応でしょうか、おこわが紙に包まれています。
最近は現地でなかなか出会えませんが、本当に良い雰囲気のお弁当です。
「プラ」な和紙風風呂敷が菱形であることに初めて気が付きました。
メンチカツ弁当はカレーピラフの上を厚切り錦糸卵で覆い、
一口サイズの牛メンチカツを半身で6切れ置いたもの。
輸送でジューシーさが失われた感じで、現地で食べればうまいかと。
添付のタレがシロップのように甘く、かけないほうがいけるかも。
同じ姫路の牛飯は、牛肉が御飯の半分しかないうえに油が勝り、
最近の高級牛肉はそういうものだと思うも、常温では生きない味か。
その点、松江の牛丼は牛肉を全面に敷き詰めてボリューム感があり、
食べ進めば飽きてくるかもしれませんが購入意欲はそそられます。
敦賀の牛釜飯は牛肉の甘辛煮が高級っぽく御飯を覆い尽くしており、
冷蔵に近い冬の常温でも旨みと柔らかさが感じられ、
この3連続牛肉駅弁で最も安いのに味は最も良かったと思います。
今期から?梅鉢御紋より元に戻った加賀温泉駅弁、
価格を下げたためか中身にウニもなくカズノコもなく、
過去との比較上は寂しくも、単体では容器も具も美しい海鮮丼です。
米子の吾左衛門は4切れ入りの少量廉価版パッケージ。
黒昆布と白昆布、サケとサバで4切れすべて異なる見栄えを持ち、
食べれば昆布も大きな魚も臭みと旨みを持つ定評の味。
瀬戸の押寿司は9年前と同一ですが写真更新目的で購入。
輸送の影響か、身が白濁し固くなっていた印象でしたが、
その9年前も京王で買っていましたし、思い違いでしょうか。
米子のもぐり寿司は、具が飯に潜っているからその名
見栄えのためか輸送対応か苦情でもあったのか、
カニもシジミも酢飯の表面で味を出していました。
敦賀の焼きさばずしはパッケージが変わった気がしたため購入。
味は変わらず。酢飯がノーカットで1本なのに
焼鯖が6切れにカットされている不思議な合わせ方でした。
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大洗と横須賀さいか屋の収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2011年 1月24日(月)22時10分46秒
こんばんは、まっこうくじらです。
京王の合間にこんなところへ行っています。
●2011年1月21日(金)
茨城県・鹿島臨海鉄道大洗駅「三浜たこめし」(750円)
所用により団体で予約購入。7年前に催事場で買った時は
御飯とタコのみずみずしさと柔らかさに感動した印象がありますが、
今回は御飯もタコもカチンカチン。
寒さで締まったのか、これが普段の姿なのか。
●2011年1月23日(日)
なし
夕刻前に横須賀さいか屋の駅弁大会へ行きました。
実演に1〜7、輸送駅弁に8〜100、輸送空弁に101〜105の
チラシと会場で同じ通し番号が打たれていて、調査上は便利です。
実演は1旭川、2米沢、3森、4高山、6宮古、7鯖江で
5は峠の釜めしの輸送販売。実は7もブースを構えた輸送販売。
電話やFAXでの事前予約もやっており、
輸送コーナーの一角にお渡し所が設けられていました。
実際には旭川が「まんざいどん」各種、米沢が牛そぼろ弁当も作り、
高山や宮古もいつもの一式、鯖江は一乃松の棒寿司が4種はあったかと。
実際には120種類程度の駅弁や空弁や催事商品が手に入ったようです。
米沢は別ブースで牛肉コロッケ屋も開いていました。
未収穫品がなかったので、何も買わずに帰宅します。
>1/23 大笑い鹿島線さん:
大洗駅弁のご報告ありがとうございます。
上記の訪問時はたこめしとダイダラボウしかありませんでしたが、
販売什器の中には「磯節弁当」と「印籠弁当」の紙片があり、
これらが置かれることもあるように見えました。
京王での輸送販売と添付紙片の内容は以前の投稿のとおりです。
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印籠弁当 投稿者:大笑い鹿島線
投稿日:2011年 1月23日(日)15時22分56秒
初めて書き込みさせていただきます。
本日、大洗駅で駅弁を購入したのですが、その中に終売したはずの印籠弁当がありました。
気になったので売店の方に来てみると鈴木屋さんからの要請で万年屋がメニューを少々変更に販売を続けているとのことです。
残念ながら水戸駅での発売はできず大洗駅で販売しているそうです。
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京王の収穫(4) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2011年 1月23日(日)14時51分55秒
こんにちは、まっこうくじらです。
●2011年1月20日(木)
愛知県・東海道本線三河安城駅「大えびふらい弁当」(1,100円)
熊本県・九州新幹線新八代駅「鮎屋の極薦」(1,100円)
香川県・予讃線高松駅「讃岐たいらぎ弁当」(1,100円)
広島県・山陽本線広島駅「とろ〜りあなご寿司」(1,000円)
愛知県・東海道本線名古屋駅「家康膳」(800円)
北海道・宗谷本線稚内駅「さいほく釜めし」(1,200円)
京王への訪問が5日間も開いた間に後半戦へ入っていました。
チラシでの予告どおり、わたらせ渓谷鐵道が郡山に、新山口が高松に、
松江が長崎に、七戸十和田がうまいものに入れ替わり。
訪問時は輸送コーナーは閉鎖され、D−1で武将特集その他の残り物を販売。
実演は八代を除き目玉扱いのところは完売していました。
大えびふらい弁当は最後の数個のところをなんとか収穫。
エビフライは確かに大きく、衣で増量せず身での大きさがあり、
「びっくりみそかつ」に続きインパクトのある商品が誕生した感じ。
現地ではどこでどのように販売されるのでしょうか。
八代の目玉商品は、既存の「鮎屋三代」と「天草大王地鶏めし」を
足して2で割った内容ですから味は保証付き。大量調製でも雑味なし。
しかし催事場では単純で見栄えがする商品のほうが人気を集めるため、
行列が連日絶えないライバルの新青森に完敗しているのでは。
開業した東京に来る東北新幹線と、開業前で東京に来ない九州新幹線との
報道量の差もあるでしょうし、競争条件にも大差を感じます。
年末の高松で見送ったたいらぎ弁当にここで再会。
タイラギが塩焼、照焼、煮付、佃煮と様々な表情を出していますが、
やはりこれも西日本の味で関東では受けが悪かったのでしょう、
ライバルの三河安城に前半の新山口ともども完敗している印象です。
広島はNREの「贅沢煮穴子棒寿司」東京駅の棒寿司と同じ味。
棒状酢飯の上面と真ん中に柔らかい煮アナゴを挟んでいました。
いつも売れ残りの家康膳は軽食タイプのおにぎり弁当。
締まりのある鶏やナスやタイ天やうずら卵など、
麦飯の日の丸おむすびともども固めの食感が心地よく、
今回の催事場での評価が不思議に思えるところです。
「顧客・法人様向け出荷」とか「ご予約は3日前にご注文」とか、
公式サイト上での表現が正直になってきた稚内駅弁のひとつ。
日によってはきっと駅待合室のキヨスクに置かれるのでしょう。
商品そのものはカニ肉たっぷりで味わい深いものでした。
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さいか屋と東京駅の収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2011年 1月23日(日)13時59分31秒
こんにちは、まっこうくじらです。
●2011年1月19日(水)
広島県・広島空港「三波羅のカツサンド寿し」(880円)
東京都・東海道本線東京駅「信州職材 福味鶏と信州サーモンの吟醸炭火焼弁当」(1,000円)
東京都・東海道本線東京駅「男前BOX」(1,000円)
東京都・東海道本線東京駅「彩り野菜のBeauty小町」(1,000円)
青森県・東北新幹線新青森駅「E5系はやぶさ弁当」(1,150円)
東京都・東海道本線東京駅「こだわり焼肉店「米沢べこや」の焼肉弁当」(1,300円)
さいか屋川崎店の駅弁大会へ6年ぶりの訪問。
神奈川県内に3店舗を持つ老舗の百貨店ですが、
2010年2月に昔の表現を使えば倒産しており、
営業は継続され駅弁大会も3店で開催されていますが、
川崎では催事場の真下が100円ショップになるなど
デパートとしては寂しいことになっています。
夕刻の訪問で催事場は客も品も少ない状態でしたが、
会場掲示で輸送108種類、実演で旭川グループと
稚内(ふじ田)、森、米沢、大船が出ていました。
催事名が「有名駅弁厳選120」で、
チラシにも確かに120種類の写真が掲載されている、
意外にも従前の上野松坂屋に近いくらいの規模があるようです。
未収穫品がなかったため、掛紙で広島空弁を名乗る
実演販売のカツサンドを1箱だけ収穫。
市販のサンドイッチ用紙箱に透明なトレーを収めて、
広島産牛、広島産牛ロース、広島産牛チーズ入りのカツを
それぞれマヨネーズをたっぷりかけて酢飯に挟んで詰めています。
分量風味ともただのB級グルメで、
3切れで880円も取る高級サンドには感じられません。
収穫が足りないので、続いて東京駅へ。
東京5号売店、駅弁屋旨囲門、ニッポンの駅弁とも
品揃えもお客さんの数も少なめでした。
ニッポンの駅弁の「信州職材…」はJRの信州キャンペーンに伴い
2010年9月1日に長野駅でデビューしたと発表されていますが、
ここでは駅名地名の紹介がないため、とりあえず東京駅弁としておきます。
少量も焼き鮭も焼き鳥も香りと旨みがしっかり強めに詰まっており、
コンソメライスと共に他駅に似ない独特の風味がある、今の長野駅弁の味。
価格が三桁であればお買い得感も出るのではないかと思います。
旨囲門の男前BOXは昨年11月19日に買ったばかりですが、
掛紙が単なる商品名から中身写真入りに激変していたため購入。
中身も一変し、カツサンド2切れにコロッケサンド1切れと
鶏あんかけ2個、コロッケとソーセージと煮玉子が各半分、
ごぼうサラダが少々という形に簡略化されてしまっています。
同じ紙箱を使い女性向けだと思う、もうひとつのサンドイッチ弁当、
タマゴ、エビ、ハムのサンドイッチと煮玉子、カボチャサラダ、
野菜サラダ、サーモンとクリームチーズを塗ったパン、ごぼうサラダと、
こちらは見栄えはともかく彩りも内容も風味もよくできています。
ただ、2点ともどうして千円も取るのだろう、とは思います。
京王その他の駅弁催事では人気で買えないE5系はやぶさ弁当が、
旨囲門では売れ残っていました。調製元は八戸の吉田屋。
子供向けの中身に見るべきものはなく、予想以上に容器を買って楽しむ駅弁でした。
最後にニッポンの駅弁の加熱機能付容器の焼肉弁当。
調製元は米沢の松川弁当店ですが、駅弁マークを付けず箸袋も透明で
「焼肉べこや」ないし「米沢べこや」の別ブランドを名乗っており、
これも東京駅弁なのでしょう。加熱式では珍しい発泡材容器に
少量の御飯を油が勝り身が固い牛ばら肉で覆って半熟玉子を添付。
宣伝が賑やかな分だけ、味は米沢の輸送駅弁より劣化した印象です。
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