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 旅の友「駅弁」。実際に食べた9,000個以上の駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。

駅弁資料館談話室へ2017年1月16日から25日までに投稿された記事です。

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京王の収穫2017(8終) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月24日(火)00時00分19秒

こんばんは、まっこうくじらです。
2週目の土曜日にして、初めて開店時から京王に行けました。

●2017年1月21日(土)
石川県・北陸本線金沢駅「輪島朝市弁当」(1,050円)※高野商店
北海道・北海道新幹線新函館北斗駅「トマトごはんとザンギ弁当」(1,080円)※吉田屋
鳥取県・山陰本線鳥取駅「ゲゲゲの鬼太郎丼」(1,350円)※アベ鳥取堂
三重県・紀勢本線松阪駅「モー太郎弁当×平成ウシカニ合戦勃発」(1,350円)※新竹商店
鳥取県・山陰本線鳥取駅「スーパーはくと恋のとりめし」(950円)※アベ鳥取堂
大分県・日豊本線大分駅「なごり雪」(1,296円)※寿し由
岩手県・東北本線一ノ関駅「熟成肉の炙り焼き弁当」(1,300円)※斎藤松月堂
北海道・根室本線釧路駅「ずわい御膳」(1,150円)※釧祥館
北海道・釧網本線摩周駅「摩周の豚丼ミックス」(1,280円)※ぽっぽ亭
北海道・函館本線旭川駅「海鮮四季味御膳」(1,350円)※旭川駅立売
三重県・紀勢本線松阪駅「御辨當」(1,400円)※新竹商店
兵庫県・山陽本線姫路駅「上等御辨當」(950円)※まねき食品

1階入口には開店10分前の到着。
階段で7階へ上がり、開店90秒後には輸送販売の行列に到着。
ほどなく売り場へ入れ、未収穫品を手当たり次第カゴに放り、
集中レジでお会計。さらに摩周、一ノ関、釧路、旭川と実演を漁り、
今まで買っていないと思う復刻掛紙駅弁を2個取って終えました。
12個14506円ものお買い物で、今年の課題はクリアした感じ。

金沢か加賀温泉で輪島を名乗る駅弁は、カキ飯に大根漬を添えて、
サザエ煮、タラコ煮、イカ煮と酢ワカメ、ブリ角煮、白身魚のがんも、
小魚「ごり」の佃煮、高野豆腐と玉子焼という、個性作なおつまみ弁当。
磯の香りでなく味で、日本酒が進むのではないかと思います。

函館は、トマト御飯を鶏唐揚で覆い、タルタルソースをかけて、
ポテトサラダと玉子焼と柴漬けを添えるもの。
その常温での飯や唐揚の味は、なんとなく東京駅のチキン弁当。
ざらついた鶏唐揚が、本当にたっぷり詰められています。

鳥取は以前と変わらない、目玉おやじがいる、味は中の下の牛丼。
今回は丼の底に、鬼太郎と子泣き爺がいました。
調製元公式サイトによると、この絵柄は第6弾なのだとか。

松阪は、調製元情報提供のとおり、モー太郎弁当のパッケージ違いで、
黒い牛顔の容器も、白御飯と牛肉煮の中身と味も、今までどおり。
「ふるさと」のメロディーが以前よりだいぶ低音になり、
単音の電子音にフェードアウトが少し効き、音質がやや向上しました。
そういえば、14年前のモー太郎弁当から我が家の冷蔵庫へ移した
メロディセンサーは、いまだに現役で鳴り続けています。
公称約2000回の寿命を、何倍も超えているような。

もうひとつの鳥取は、掛紙で智頭急行の路線図や恋山形駅の写真を
かわいらしくデザイン。
中身は鶏飯を期待したら、茶飯に載る鶏肉はひとつまみくらいで、
フキやタケノコやシイタケ煮、そしてハート型のニンジンで覆う、
おかずに不自由する内容。鶏肉もコリコリで、味はかなり残念。

大分は今年の京王で、最も買いにくい駅弁のひとつであった模様。
掛紙での副名称「豊後鰆西京焼ちらし」のとおり、茶飯のような酢飯を
サワラの西京焼3切れで覆い、大葉とはじかみで彩り、
おかずに有頭海老、とり天、ししとう揚、肉団子などを添えるもの。
添付のしおりで語るサワラの味は、濃いめの味付けで飯のおかずに申し分なし。
御飯が酢飯でなければ、もっと美味だったかと個人的には思いました。

一ノ関は、白御飯を牛肉煮で覆い、ししとうを載せ、
ガリと玉こんにゃくを添えるだけのシンプルな中身。
うまい牛丼だと思いますが、その理由は熟成か肉質かタレなのか。

釧路は、小柄な正八角形容器に茶飯を詰め、錦糸卵とカニほぐし身で覆い、
カニ棒肉とイクラで彩り、ガリを添えて透明なふたをする、催事向けな海鮮弁当。
これを商品名や宣伝文を書いたビニール袋に詰めてシーリングする外装は、
今までの駅弁にないもので、興味深いところです。

摩周は、御飯を覆う豚肉の半分が通常版の「甘辛だれ」、半分が「うに味噌だれ」。
焼き鳥でいうタレとシオの組合せのように感じました。
通常版でも良好ですが、味が2種あるのも変化があってうまい感じ。

旭川は、長方形の容器に掛紙ならぬ掛フィルムをかけています。
中身はそのフィルムの絵柄から判断して、春のホタテ丼、
夏のウニ丼の昆布巻添え、秋のイクラ丼というよりガリ丼、
冬のカニ丼のセット。味はやはり、物産展や駅弁大会の海鮮弁当。

もうひとつの松阪は、掛紙記載の食品表示での商品名「黒毛和牛 牛めし」。
以前に道弁の扱いで買った8年前の同名駅弁と、同じ容器と中身と風味。
モー太郎弁当との食べ比べでは、味はこちらのほうが好みです。

姫路の調製シール上の商品名は「但馬牛と十品目の野菜弁当〔復刻掛紙版〕」。
中身は牛丼と煮物と和え物で、そこにカボチャやニンジンや小松菜などの
野菜を使用。容器と中身が貧弱な感じですが、掛紙の姫路城は見事。

日曜は不戦敗、月曜は所用で行けず、火曜は18時閉場ということで、
この日が今年の京王百貨店駅弁大会への、最後の訪問となりました。

>1/23 中年18きっぷさん:
大洗駅弁の収穫のご報告ありがとうございます。
日の丸弁当がもし京王百貨店駅弁大会に来たら、見向きもされないか、
あるいは初日のテレビでうまく話題になって入手困難になれるか。
まずは東京駅「駅弁屋 祭」の駅弁大会での腕試しがあればと思いました。

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大洗駅弁「日の丸弁当」食べてきました 投稿者:中年18きっぷ
投稿日:2017年 1月23日(月)01時01分7秒

京王の駅弁大会たけなわではありますが、鹿島臨港鉄道大洗鹿島線の駅弁を食べてきました。

1月14日
1. 大洗駅「日の丸弁当」(こうじや(お弁当の万年屋)、¥500)
2. 大洗駅「スペシャル日の丸弁当」(こうじや(お弁当の万年屋)、¥700)

気になっていた「日の丸弁当」を確実に購入すべく、訪問の2日前に大洗駅の売店に電話して駅弁の販売状況を尋ねた。駅弁は7:30頃から販売だが、数が少ないのでということで予約を勧められた。そこで上記2種の予約をお願いしたところ、「え、日の丸弁当?あの、白いご飯に梅干しだけのお弁当なんですが、それでいいんですか?」という反応であった。当方もうろたえて「いや、ご飯の中におかずが入っているんで、それでいいんですよ」と応じるも、「中にふりかけのようなものが入っているそうですが、それにしても梅干しだけのお弁当ですよ?他にもお弁当はありますよ」と再三翻意をうながされたが、最終的には「では注文しておきますので」と予約が受け付けられたのであった。身内と言える販売員にここまでけちょんけちょんにされる「日の丸弁当」、今後の命運が心配になります。

当日8:25に大洗駅売店を訪れ確認したところ、棚に並んでいたのは「印籠弁当」「だいだらぼうのはまぐりめし」「三浜たこめし」の3種がそれぞれ6個ほどで、電話でのやり取りで想像はついてはいたが、「日の丸弁当」は予約分のみの用意であり陳列はされていなかった。また、密かに期待していたホッキガイの弁当「一念発起」も販売が無かった。「このところ入って来ない」ということ。

さて実物の「日の丸弁当」、実に楽しめるおいしい駅弁であった。まず、七会産のコシヒカリというご飯が冷めてもうまい逸品。「日の丸」のシンボルである大振りの梅干しは、全国のこれまで食べた駅弁の梅干しの中でナンバーワンと言える秀逸な風味。そしてご飯の中に隠されている、レンコンとゴボウを使った鶏そぼろはご飯にベストマッチの逸品で量もたっぷりであった。これでお値段ワンコインとは素晴らしい費用対効果と思う。「スペシャル日の丸弁当」は、隠れたおかずに卵焼きと牛肉煮が加わり、容器も四角形の素っ気ないものから楕円形に変わり、掛け紙のデザインも少しランクアップの感じで、より一般受けしそうな包装と内容ながらふたを取って見た外見ば「日の丸」に変わりはない。しかし、スペシャルを名乗った時点で「日の丸弁当」のコンセプトとは相反しているような気がしないでもない。こちらも素晴らしくおいしい。

本年の京王にはこうじやから「印籠弁当」と「だいだらぼうのはまぐりめし」の2品がエントリーされていたが、個人的にはこの「日の丸弁当」はそれに勝る価値のある弁当と思う。是非とも推奨したいが、でもやっぱりこのネーミングでは趣味者はともかく一般人に手に取ってもらうのは難しいかもしれない。残念ながら売れないだろうなあ。

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京王の収穫2017(7) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月22日(日)00時29分33秒

こんばんは、まっこうくじらです。
平日ですが、午前中の京王に行けました。

●2017年1月20日(金)
北海道・釧網本線摩周駅「摩周の豚丼」(1,080円)※ぽっぽ亭
熊本県・南阿蘇鉄道立野駅「南鉄とり飯」(700円)※ヒライ
広島県・山陽本線宮島口駅「あなごめし」(1,944円)※うえの
広島県・山陽本線宮島口駅「あなごめし」(1,944円)※うえの
山梨県・中央本線小淵沢駅「丸政こだわりのW炭火焼肉弁当」(1,000円)※丸政
愛知県・東海道本線名古屋駅「風祭」(1,000円)※だるま
石川県・北陸本線加賀温泉駅「金沢日和」(1,000円)※高野商店
福島県・東北本線郡山駅「野菜畑の牛めし」(1,000円)※福豆屋
東京都・東海道新幹線東京駅「東海道新幹線弁当」(1,000円)※ジェイアール東海パッセンジャーズ

平日、2週目、雪予報のトリプルパンチを受けたのか、
駅弁の行列はほとんどなく、整理券は宮島口を含め取り放題。
午前中は実演の摩周のみを購入しました。
12年前のここでデビューした当時から、姿も形も実質的な価格も
何も変わらないため、それ以来の購入かもしれません。
タレとコショウの利いた豚焼肉が、白御飯にうまく合います。

所用の後、予定より早く15時前に会場着。なんと輸送も実演も行列ゼロ。
今回は駅弁に人気の過熱や偏りがない感じであるとはいえ、
こんな京王は初めて見ました。お休み処にも空席たっぷり。
とはいえ、他のデパート催事に比べたら、断然に賑やかです。

今回初めて、整理券のキャンセル待ち行列に潜入。
整理券が無効になる15時30分以降、十数番目かの順番が来てみたら、
やはり要整理券な駅弁が選びたい放題で、目当ての立野に加えて
宮島口×2を衝動買いしました。また、その隣での輸送販売は
どうも千円駅弁特集だったようで、ここでも現役や復刻を5個も購入。

立野駅弁は白御飯の上にとりそぼろ、錦糸卵、鶏照焼スライス、
高菜、煮物、ダイコンで、味や見た目や価格はスーパーの惣菜弁当レベル。
調製元は熊本市のヒライとあります。熊本駅にも入る地元大手の弁当屋のようです。
災害で復旧の見通しが立たない駅で新作駅弁が出たことになっている不思議。
もし駅が復旧したら本当にこんな駅弁が売られるのか、疑問に思うところ。

あなごめしは、掛紙を2枚集めるためだけに購入したようなもの。
どうも豪華列車のための駅整備で宮島口駅から売店が消えたそうで、
するとこの駅弁も、駅売り弁当から駅前弁当に変わったのでしょう。

小淵沢は、ミニ豚丼とミニミニ牛丼と付合せのトレー3個を
容器に詰めて、商品名を書いたカラーコピーの紙帯を巻いたもの。
京王の千円駅弁のために今ある材料を詰めた、やっつけ作に見えますが、
それでも具の味と種類が確保されている感じなのは、さすがです。

名古屋も、たとえは古いですが新幹線のカフェテリアにあったような
白いプラ製トレーに何かいろいろ詰め合わせた簡易な商品。
しかし、海苔の帯を巻く俵飯4個がすべてゆかり混じりで、
おかずに小さなみそかつとエビフライ、きしめんサラダ、
3色の串団子型ういろうがあって、よく観察すると名古屋を凝縮。

加賀温泉もまた、細長くてコンパクトで簡易的。
掛紙に中身のイラストが描かれ、ベニズワイといくらのちらし寿し、
たらのこ旨煮、カキのいしる煮、他には煮物とサツマイモ。
珍味入り小腹向けな、中の上の駅弁として、あってもよい感じ。

郡山も、ここまでの千円駅弁と同じような、細長い容器。
中身は白飯に牛肉煮に付合せという、普通の牛肉駅弁で、
牛肉煮の分量を抑え、カボチャ、ニンジンレンコン、シイタケ、
カボチャ、インゲンを折り重ねて「野菜畑」と呼んでいたり、
掛紙が牛肉駅弁らしからぬ緑黄色のパターンであることが特徴か。

東海道新幹線弁当は、掛紙でJR東海の新幹線の顔写真が勢揃い。
中身は関東、東海、関西の東海道新幹線沿線グルメとうたうものの、
ネット上で指摘のとおり、前年の「東海道新幹線ドクターイエロー弁当」、
前々年の「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会50回記念弁当」、
その前年の「東海道新幹線50周年記念弁当」と、容器を含めて同じでした。

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京王の収穫2017(6) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月22日(日)00時20分48秒

こんばんは、まっこうくじらです。
滞在時間はともかく、字面としては今年は順調に京王へ通えています。

●2017年1月19日(木)
愛知県・東海道本線名古屋駅「ひつまぶし」(1,350円)※だるま
北海道・石北本線網走駅「いくら数の子弁当」(980円)※モリヤ商店
福井県・北陸本線福井駅「黄金のウニ・かに合戦」(1,500円)※番匠本店
石川県・北陸本線加賀温泉駅「香箱蟹丼」(1,800円)※高野商店
石川県・北陸本線加賀温泉駅「加賀のかにすし」(1,200円)※高野商店

この日も夜の京王。初日以上に限られた時間での訪問となり、
目当ての(=まだ買ってない)実演販売品を慌てて買い漁ったため、
会場の様子は分かりません。ただ、今回買った各社のブースに
行列がなかったことだけは確かです。今年は実演が買いやすい感じ。

名古屋は「抹茶ひつまぶし日本一弁当」のリニューアル品を買ったはずが、
掛紙には「必食」「名古屋名物」「ひつまぶし」「愛知三河一色産うなぎ」のみ。
買い間違えたかなと思い、ふたを開けると、以前の解説文が出現。
中身はウナギの刻みが細かくなったくらいしか変化がなく、
容器が防水トレーに戻ったので、ひつまぶしにしやすくなりました。
好位置での販売で客も行列も見当たらないのは、このおとなしい外装からか、
あるいはコテコテの味噌カツを売ったほうが客付きが良いのか。

網走は、チラシやパッケージの写真と寸分違わず、飯をイクラとカズノコが覆います。
カズノコのほぐしは、駅弁以外を含めて初体験。
風味はほぐさないほうが良いものの、これで見栄えと個性を備えた感じ。
この催事場で千円を切る価格にも好感を持てました。

福井は最近も買った金色のカニ型プラ容器にウニの炊込飯を詰め、
カニ・ウニ・イクラ・とびっこのごちゃまぜで覆うもの。
いつまで売られるかは分かりませんが、伝統の越前かにめしに、
こんな華やかな姉妹作があってもよいのではないでしょうか。

加賀温泉は2個。そういえば、この京王では高野商店を、
最近の金沢駅弁でなく、従前からの加賀温泉駅弁扱いにしています。
いずれも同じ黒箱を使い、全面に白い酢飯を敷き、
香箱蟹丼はカニ棒肉と2種のほぐし身に内子と外子とイクラで、
かにすしはカニ棒肉のみで覆い、ガリを添えるもの。
前者は珍味の、後者はカニの、味と香りが自然に生きている感じを受け、
落ち着きのある良い駅弁だと思いました。

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箱根湯本駅などの収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月21日(土)23時02分8秒

こんばんは、まっこうくじらです。
順番がまちまちですが、年始の三連休の最終日の収穫です。

●2017年1月9日(月祝)
神奈川県・箱根登山鉄道箱根湯本駅「箱根登山電車弁当」(1,080円)※丸高 小田原あじ彩
神奈川県・箱根登山鉄道箱根湯本駅「箱根湯本駅発贅・箱根よくばり弁当」(1,030円)※丸高 小田原あじ彩
神奈川県・東海道本線小田原駅「東華軒のよくばり弁当伝統」(1,250円)※東華軒
神奈川県・東海道本線小田原駅「東華軒のよくばり弁当誉」(1,350円)※東華軒
小田急ロマンスカー車内「ロマンスカーVSE弁当」(1,030円)※四季フーズ
山梨県・中央本線小淵沢駅「八ヶ岳高原玉子と炭火焼肉弁当」(1,050円)※丸政

まっすぐ帰るのはつまらないので、
湯河原で一日わずか3本のバスをつかまえて、
湯河原(バス)箱根町(船)元箱根(バス)箱根湯本(特急)新宿と
時間も費用も無駄に遠回りしました。箱根は本当に外国人だらけ。

箱根湯本駅の改札の前の駅弁売り場は、きょうも弁当を山積み。
小田原駅との共通点が多かったり、新作があまり出なかったりで、
未収穫品は今回購入の4点のみ。

3000形アレグラ号のイラストを掛紙に使う箱根登山電車弁当の
調製シール上の商品名は「箱根登山電車新車両記念弁当」。
中身は茶飯をキンメダイそぼろと牛すき焼で覆い、サクラエビを少しまぶし、
煮物と煮豆を添えたもの。少量で高価も、ていねいに作られた感じ。
小柄で細長い容器は、常に満員の登山電車でも食べやすい、かどうか。

これより大きいのに少し安いよくばり弁当は、
掛紙の上面に広重の箱根湖水図とおしながき、
側面に登山電車の路線図と箱根の交通機関案内。
中身は白御飯を少量のそぼろやサクラエビなどで彩り、
豚肉煮、白身魚や焼鮭、煮物や煮豆、鯵寿司などを詰めた御料理弁当。
こちらは味にも中身にも高級感を持たせるも、つくりはちょっと雑。

2016年に各調製元が出した「よくばり弁当」の小田原駅版は
「伝統」「誉」の2種。前日の湯河原駅コンビニにもありました。
「伝統」は「小鯵押寿司」「天城峠の釜飯(おかず)」
「鯛めし」「足柄峠の釜飯」のセット、
「誉」は「味わい牛肉御膳」「金目鯛の味くらべ(おかず)」
「桜海老とじゃこの海物語」「デラックスこゆるぎ弁当」のセット。
松花堂風に並べた4枚のトレーにそれぞれを詰めるのは他社と同じ。
「伝統」「誉」の使い分けが曖昧でも、味や中身に影響はしません。

小田急ロマンスカーの車内販売弁当は、
容器も中身も価格も5年前の前回購入時と変わりませんが、
座席に備えたカードの写真が以前と違う感じがして購入。
お子様ランチか山の弁当かという内容は変わらずも、
海苔巻がなくなり、おいなりさんが入り、コロッケがエビフライに
なったなどの変化があるようです。

新宿に来たので、駅弁大会をやっていない京王百貨店を見物。
催事場には大量の服が吊り下げられていて、客の姿が見えません。
中地階の食品売場の、輸送駅弁が一年中売られる最奥部で小淵沢を1個。
いろんな小淵沢駅弁で見る牛焼肉丼に玉子焼4枚を並べて貼る姿は、
パッケージのデザインを含め、新潟駅弁「えび千両ちらし」そっくり。
味は、牛丼か牛すき焼丼に見えて、ちゃんと焼肉の味と香りがする
小淵沢駅弁の牛焼肉丼そのものでした。

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京王の収穫2017(5) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月18日(水)22時05分27秒

こんばんは、まっこうくじらです。昨日の京王の報告です。

●2017年1月17日(火)
北海道・北海道新幹線新函館北斗駅「北海道肉敷きローストビーフ弁当」(1,480円)※吉田屋
島根県・山陰本線松江駅「島根牛すき焼き煮切り丼」(1,200円)※一文字家
兵庫県・山陽本線西明石駅「金色のひっぱりだこ飯」(1,280円)※淡路屋
兵庫県・山陽本線姫路駅「鯛寿司」(1,080円)※まねき食品
兵庫県・山陽本線姫路駅「黄金の穴子一本寿司」(1,680円)※まねき食品
兵庫県・山陽本線姫路駅「名代穴子寿司」(1,800円)※まねき食品

またまた夜に短時間だけ訪問できた、事実上の前半最終日。
今まで輸送ばかり買っていたので、今回は実演のみに絞りました。
牛肉どまん中に少々の行列ができ、一ノ関の熟成肉が売り切れている以外は、
行列ができたり、ひいたり、なかったり、どれも容易に買える状態でした。
うまいものは盛況か、551は大行列、開店時に売り切れた店舗もあった模様。

目玉の肉対決の一翼を担う新函館北斗駅弁。
白御飯の周囲を甘い牛肉煮で、中央を赤黒いローストビーフで覆い、
玉子焼とポテトサラダと、ステーキソースを添えるもの。
千円代後半の実演販売に囲まれた感覚の麻痺を差し引いても、
この駅弁なら値段相応のお肉と質と味がありそうな感じ。
ブースではローストビーフの端切れを500円で販売していました。

函館の対面は松江。
7年前のここで大人気だった「島根牛みそ玉丼」と同じもので、
紙枠を掛紙に、中身写真を牛の絵に、牛肉の味付けを味噌から甘辛に
添付品を漬物からタレに変えたもの。だから味は良好というか不変。
ただ、具の半分がタマネギとコンニャクで、この値段は高価か。

西明石はどうやって作ったのか、いつもの「ひっぱりだこ飯」の
容器と掛紙が、本当にキンキラキン。
中身のタコが大きく柔らかいのは、実演ならではでしょうか。

あとは姫路の実演を3個。
鯛寿司は、京王のリストでは「瀬戸内鯛寿司」。
やはり7年前のここで実演販売したときと同じ中身で、
当時の掛紙が同じ絵柄でボール紙ふたに替わり、値段は230円もアップ。
「ハッピーまねき」当時からの柑橘系の香りが、薄くなった気がしました。

今回の黄金弁当対決の一翼を担う穴子一本寿司は、
チラシの写真のとおり、アナゴの棒寿司に金箔を振りかけたもの。
見た目にふんわり柔らかそうで、食べたらそうでもなし。
これより高価な名代穴子寿司は、16年前には感動の味だったものの、
今回はただ固いだけで、タレは香らず、飯との相性もいまいち。
現地で食べた姫路のアナゴ駅弁は、こんなものではなかったはず。

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東京駅などの収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月18日(水)21時40分13秒

こんばんは、まっこうくじらです。年始の三連休の中日の収穫です。

●2017年1月8日(日)
鳥取県・山陰本線鳥取駅「鳥取県産大山豚のステーキ弁当」(1,080円)※アベ鳥取堂
福井県・北陸本線福井駅「金の越前かに寿し」(1,380円)※番匠本店
静岡県・東海道本線熱海駅「熱海来福幕の内」(1,080円)※東華軒
滋賀県・東海道本線草津駅「南洋軒のよくばり弁当」(1,250円)※南洋軒
兵庫県・山陽新幹線新神戸駅「淡路屋のよくばり弁当」(1,250円)※淡路屋
宮城県・東北本線仙台駅「黄金うにと数の子いくらがけ」(1,350円)※こばやし
静岡県・東海道本線沼津駅「港あじ鮨弁当」(1,180円)※桃中軒

さらにクーポンの消化も兼ねて、湯河原温泉で一泊。
その前に、まずは東京駅「駅弁屋 祭」で6個。
混雑が落ち着き、駅弁が買いやすくなりましたが、なぜか毎回必ず、
自分の会計待ち行列の進み具合が左右の3倍も遅い運の悪さ。

鳥取は、四角い容器の全面に敷き詰めた白御飯の上を、
豚肉のステーキというよりは平たく広い揚げ物でほぼ覆うという、
まるで台湾の駅弁のような見栄え。味も良くも悪くも豚肉らしくない、
臭みもクセも固さも柔らかさもなく、可もなく不可もなし。

福井は、京王百貨店駅弁大会や阪神百貨店駅弁大会で使われた
金色のカニ型プラ容器に御飯を詰め、カニの脚2本とブロックとほぐし身。
過去の京王や阪神と異なり、「めし」でなく「寿し」ということで、
御飯がカニ味噌で炊いた御飯でなく、真っ白な酢飯。
そのため、酸っぱいし、香らないし、かにめしより味がだいぶ落ちる感じ。
なお、カニ味噌はペースト状でバランの上に添付されていました。

熱海は本当に幕の内。小田原駅弁「おたのしみ弁当」と同じく、
ふにゃふにゃの発泡材容器に日の丸御飯、半透明のトレーに各種のおかず。
見栄えは古臭い昭和の幕の内駅弁ですが、その線で落ち着いた味。
この調製元の名物のとりそぼろも、ちゃんと入っていました。

草津は「お鉢弁当」「松茸土鍋めし」「ハンバーグステーキ弁当」
「うばがもち」のセット商品。
新神戸は「肉めし」「かにめし」「地鶏弁当」
「ひっぱりだこ飯“のおかず”」のセット商品。
草津はこんな中身だったか、新神戸はたしかにこんな中身だ、という印象。
しかし、昨年に各社が一斉に出した「○○のよくばり弁当」という、
既存駅弁4種の詰合せ商品は、いったいどんな取組なのでしょう。
とりあえず、京王百貨店駅弁大会にはひとつも出てきていません。
仙台は、小柄な容器に茶飯を詰め、ウニ、イクラ、カズノコで覆い、
金色のボール紙箱に収めたもの。光り輝く内外の見栄えと、良好な味。

湯河原駅を通り過ぎ、昨年11月オープンの熱海駅ビル「ラスカ熱海」を見物。
1階に入居した「駅弁屋」を見に行くと、まるで空きテナントに
販売什器を適当に置いたような、簡素すぎる店構え。
客はゼロ、少ない弁当を前に、ワンオペの店員が暇そうにしていました。
ここと、改札内で客がとぎれない「駅弁屋」の品揃えは同じようです。
大船軒ときどき東華軒の品揃えに、桃中軒が加わっています。

その沼津は、人気駅弁「港あじ鮨」と同じ構造と意匠の容器に、
アジ鮨2個、刻みわさびいなり、アジのめはりずし2個、アジ太巻き2個、
サケばってら1個、煮物を少々という詰合せ。
アジ鮨3個、アジのめはりずし3個、アジ太巻き2個、生ワサビ1片の
「港あじ鮨」とちょっとだけ違うのは、新作なのか「駅弁屋」向けか。
価格が220円も高いので、通常版の「港あじ鮨」のほうがおすすめ。

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大原駅などの収穫 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月17日(火)23時01分51秒

こんばんは、まっこうくじらです。京王の前の収穫です。

●2017年1月7日(土)
千葉県・いすみ鉄道大原駅「大原漁港漁師のまかない飯」(1,000円)※傘屋商店
千葉県・いすみ鉄道大原駅「昭和の幕の内弁当」(800円)※傘屋商店
岡山県・山陽本線岡山駅「ハローキティ弁当」(1,100円)※三好野本店

クリスマスの三連休、年末年始の六連休のほぼすべてを
収納の限界を超えた掛紙と容器と旅行資料の整理に充てた結果、
冬の青春18きっぷが4回分も余る事態に。
そこで、成人の日の三連休はその消化に充てました。

横浜駅から片道2268円の大原駅へ。
「原則、事前のご予約をお願いして」いる、いすみ鉄道の大原駅弁が
http://www.isumirail.co.jp/bentou
2種類あったので、両方を買いました。弁当1個にひとつの
カラのポリ茶瓶のサービスも健在です。今回はカラのまま受領。

今年の初駅弁は、漁師のまかない飯。
安房鴨川駅ではミニハンバーグになっているさんが焼を、
ここでは御飯の上をたっぷりのそぼろ状で覆い、
サバ味噌の巻き物、イカフライ2リング、玉子焼、シイタケ、紅生姜。
たっぷりのお魚を柔らかく、かつ御飯の友にでき、当然に酸味でなく、
こんな所にこんなにうまい魚駅弁があったのかと驚くものです。

昭和の幕の内弁当は、2014年11月以来の購入。
当時は日の丸俵飯に焼鮭、蒲鉾、玉子焼に煮物や煮豆や焼売という、
昭和の幕の内駅弁の姿でしたが、今回は海苔飯にスパゲティなどで
幕の内という感じが薄れました。大きなコロッケは健在。

外房線をすぐに引き返し、新装開店の千葉駅を観察。
エキナカの食品街の「万葉軒」は駅弁を一切扱わず、
容器の透明なふたに「万葉軒」と印字する、惣菜屋になりました。
NREの駅弁売店「駅弁屋踊 ペリエ千葉店」は
ウォークインタイプの売店として極小の規模であり、
http://www.nre.co.jp/ekiben/tabid/230/Default.aspx?brnid=102
万葉軒ブランドの千葉駅弁の取扱は古めのものが5種ほど。
これから何年かかけて、あるいは来年にでも、
千葉駅弁が消えていくのだろうなと感じられました。
今回はなぜか「トンかつ弁当」が数十個も積まれていました。

この後は意外にも満員でない成田山に詣で、参道で鰻丼を食べ、
我孫子駅で唐揚げそばを食べ、
上野駅「駅弁屋 匠」で初見の駅弁を1個買い、帰りました。
十数年前にまつりずしを入れていたキティちゃんのプラ容器を、
今回はボール紙箱に収め、中身はツナのような鶏唐揚スライスの鶏丼。
キティ顔の蒲鉾も入りますが、子供向けでないような内容が興味深いもの。

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京王の収穫2017(4) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月17日(火)22時05分38秒

こんばんは、まっこうくじらです。月曜日も仕事帰りの夜の訪問。

●2017年1月16日(月)
佐賀県・佐世保線武雄温泉駅「佐賀牛弁当」(1,998円)※カイロ堂
岐阜県・高山本線高山駅「対決駅弁飛騨牛VS味噌焼ポーク」(1,100円)※金亀館
滋賀県・東海道本線草津駅「南洋軒のライスバーガー」(750円)※南洋軒
兵庫県・山陽本線姫路駅「さば蒲焼き重」(1,138円)※まねき食品
兵庫県・山陽本線姫路駅「世界文化遺産国宝姫路城弁当」(1,080円)※まねき食品

平日のためか、すいています。
実演の行列は、三味牛肉どまん中としゃも弁当くらい。
輸送駅弁の無行列も残存状況も土日曜日と同じ。

ここまで行列が長かった武雄温泉に行列がなかったので購入。
チラシなどでの商品名は「佐賀牛ロースステーキ&カルビ弁当」ですが、
現物は実演販売弁当共通の「佐賀牛弁当」掛紙。
毎年のように新しい名前と中身の牛肉駅弁を実演販売するも、
掛紙と容器はまったく、中身と味はほとんど同じ。
今回は、あるいはこの日は、かどうか、
ロースステーキもカルビも固めで、今までのうまさがない感じです。

他は輸送販売から。高山は四角い加熱機能付き容器の駅弁。
その名のとおり、牛肉煮と豚味噌焼が白御飯の上に載っていますが、
ひもを引いて、ふたを開けて、まず香るのが塩素臭い紅生姜の刺激臭。
食べてまずいものではありませんが、こうして第一印象が最悪ですし、
肉のボリューム感もパッケージ写真の半分ほどで、これはよろしくなし。

草津もまた、その名のとおり、白御飯のバンズに「近江牛すき焼」と
「近江牛焼肉」のパティを挟んだものが、ひとつずつ。
個別包装の袋が非常に固く、ハサミを使わずに開けるのが難しい、
飯が具の脂を吸って崩壊して食べにくい、という欠点を感じるものの、
ずいぶんと奇抜な物を作ったものです。すき焼も焼肉も、同じ感じ。

姫路は、見ても食べても蒲焼きとは感じない、普通の焼サバのお弁当。
サバは身厚で分量十分、ダイコンやワカメの添付があっている、
地域性のなさを除けば、使いやすく食べやすい駅弁という感じ。
改めてパッケージを読むと、御飯はえきそばのだし汁で炊いたそうな。

姫路は2年前の「天空の城竹田城弁当」と同じ形の、
天守のない石垣形のボール紙製容器に直接、御飯を敷き、
多種も脈絡のない具を載せたもので、コンセプトが見えない感じ。
もしかすると最大の売りが、添付のしおりのQRコードで
姫路城のAR画像が見られることかもしれません。
要スマホ、要「無料アプリ」で、怪しい感じがして試していません。

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新宿と京王の収穫2017(3) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月16日(月)23時48分26秒

こんばんは、まっこうくじらです。
京王4日目で訪問3日目の日曜も、日没後の立ち寄りでした。

●2017年1月15日(日)
東京都・東海道本線東京駅「鳥めし」(850円)※NRE大増
東京都・小田急電鉄新宿駅「紀州梅」(110円)※小田急食品
東京都・小田急電鉄新宿駅「明太子」(135円)※小田急食品
東京都・小田急電鉄新宿駅「こんぶ」(125円)※小田急食品
東京都・小田急電鉄新宿駅「おかか」(125円)※小田急食品
東京都・小田急電鉄新宿駅「しゃけ」(135円)※小田急食品
東京都・小田急電鉄新宿駅「ツナマヨ」(110円)※小田急食品
静岡県・東海道本線熱海駅「熱海漁彩弁当」(990円)米東華軒
愛知県・東海道新幹線三河安城駅「どて玉丼」(1,230円)※だるま
兵庫県・山陽本線姫路駅「悟空のわくわくすっぞ〜BENTO」(1,150円)※まねき食品

新宿駅「駅弁屋 頂」で変哲もない東京駅弁を団体購入。
小田急ロマンスカーの特急ホームへ移動すると、
ウォークインミニコンビニ型売店「OdakyuSHOP」の上に
「●」「EKIBEN」「駅」「弁」の手作り掲示が出ていました。
「鳥めし」その他NREが少々、東華軒が小田原駅より豊富にあり、
横浜駅から消えた銀泉亭の牛めし、新宿さぼてんの弁当やサンドなど、
20種くらいの弁当を山積み。ただし、ここ独自の駅弁は無し。
店内に入り、コンビニ風の食品棚や飲料棚を眺めると、
コンビニおにぎりにロマンスカーの絵柄があったので、全種を購入。

これは小田急線の主要駅の売店で買えるのでしょうか。
「紀州梅」が3000形SE、「明太子」が10000形HiSE、
「こんぶ」が20000形RSE、「おかか」が30000形EXE、
「しゃけ」が50000形VSE、「ツナマヨ」が60000形MEの、
斜め前方からのイラストを、丸いシールで商品名より大きく描きます。
NSEとLSEがいませんが、他の味があるのでしょうか。
中身や構造、分量や価格や味は、ただのコンビニおにぎりです。

EXEで江ノ島へ行き、帰路に京王。この日も日暮れ後の訪問。
状況は前日の土曜と変わらず、輸送駅弁のコーナーも同じ。
新幹線型容器の駅弁と、キャラクターの駅弁がたくさん残っており、
仕入れの量が多いのか、これらの人気かブームが去ったのか。

熱海は、商品名と中身の写真を載せたボール紙の枠にはめた
無地の漆塗り風の丸いプラ製容器に、コンブかワカメの混ぜ御飯を詰め、
アジ唐揚2個、キンメダイ煮付1切れ、イカ2個、シイタケ2個、
錦糸卵や大根桜漬などで覆うもの。この内容にしては、この会場にしては、
三桁の価格が安く思えるところ。

三河安城というか名古屋は、茶飯を煮玉子と錦糸卵と、
こんにゃくのような食感の、牛肉の八丁味噌漬けで覆い、
山菜と紅生姜を添えるもの。何度食べても慣れないものの、
これはそこにしかない味でしょう。実物の暖かい丼とも異なるかも。

今年のドラゴンボール弁当は、容器と価格と調製元をそのままに、
パッケージの絵柄は少年と中年の悟空でしょうか、表情が笑顔になり、
中身はバター風味ライスにチキンステーキと星形コロッケなどで、
少し大人に成長したような味。オレンジ色のプラ容器は一星球でしたが、
パッケージの記載によると四星球か一星球のいずれかが入る模様。

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京王の収穫2017(2) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月16日(月)22時45分24秒

こんばんは、まっこうくじらです。
京王2日目は所用で行けず、1週目の週末を迎えました。

●2017年1月14日(土)
群馬県・高崎線高崎駅「だるま弁当」(1,000円)※高崎弁当
鳥取県・山陰本線鳥取駅「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会第52回記念特製どんぶり企画山陰鳥取かにめし」(1,500円)※アベ鳥取堂
長崎県・長崎本線長崎駅「長崎名物鯨の竜田揚げ」(1,080円)※くらさき
三重県・紀勢本線松阪駅「元祖特撰牛肉弁当」(1,350円)※新竹商店
山梨県・富士急行河口湖駅「富士山炭火焼肉弁当」(1,050円)※丸政
秋田県・奥羽本線秋田駅「あきたこまち物語 海鮮こまち 秋田比内地鶏のお弁当」(1,350円)※関根屋
岡山県・山陽本線岡山駅「千屋牛カルビとすき焼き重」(1,780円)※三好野本店

現地でだるま弁当を団体予約購入。さらに達磨寺を訪問。
最近何度か買っていますが、良い駅弁です。
帰途に立ち寄った夕刻の京王は、しゃも弁当の行列がなくなり、
武雄温泉に長く、多くの肉駅弁に少々の行列ができ、
輸送駅弁は無行列で、売れ残りが淋しく置いてありました。
会場は大いに賑わうも、激しい混雑や混乱というのはない感じ。

今年の大会記念どんぶりは、鳥取駅のかにめし。
丼に醤油飯を盛り、カニほぐし身で覆い、カニ爪2個を並べるも、
みずみずしさも、通常版の「かにめし」の柔らかい雰囲気もなく、
表現は難しいのですが、何かとげとげしい印象。

長崎は駅弁ではありませんが、「ながさき鯨カツ弁当」や
「ながさき鯨すき弁当」に入るクジラ竜田揚を、同じような掛紙を巻いて
単独販売していたので買ってみました。各地での物産展でもある模様。
価格はたしか、100グラム1080円、220グラム2160円、
350グラム3240円。掛紙は共通なので、最も小さいものを購入。
相変わらず、クジラとは思えないジューシーな揚げ物です。

あとは輸送駅弁。松阪は予告どおり、DD51が牽く「あすか」の
走行写真を使う掛紙を、いつもの紙箱にぴったりと貼付。

富士山炭火焼肉弁当は、京王の駅弁リストでは小淵沢駅弁の扱いで、
調製元は丸政ですが、おそらく2016年10月15日発売の河口湖駅弁。
白御飯の半分を牛肉で、残り半分を錦糸卵とシイタケとニンジンと
大根桜漬で覆う中身とその味には、たしかに小淵沢に既視感がありますが、
弁当の大きさほどもあるバランの富士と沖浪が実にお見事で、
現地で買えば楽しさを感じられるはず。
パッケージには新型フジサン特急のイラストがたっぷり。

秋田は、例えば東京駅の「どまん中三昧」のように、
ふたつのミニ駅弁をパッケージでドッキングして、割り箸を2膳添付。
中身は混ぜ御飯にイクラやコンブや青菜やシラスを散らす「海鮮」と、
白御飯を赤みがかったタレをまとう鶏肉や紅生姜で覆う「鶏丼」。
ただし、味はそうでもなし。

岡山も、玉子焼と大根桜漬を仕切りにした、
千屋牛カルビ丼とすき焼き重のセット商品。
計3個のプラ製トレーが、ひとつの容器に収まっています。
輸送の冷たさか、タレの量や味なのか、東と西の味覚の違いか、
肉の量や質あるいは丼として、1,780円までの価格があったかどうか。

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京王の収穫2017(1) 投稿者:まっこうくじら(館長)
投稿日:2017年 1月16日(月)22時02分49秒

こんばんは、まっこうくじらです。今年も京王に通っています。

●2017年1月12日(木)
岩手県・三陸鉄道久慈駅「磯の宝弁当」(1,750円)※リアス亭
山梨県・中央本線小淵沢駅「鮑の煮貝弁当」(1,580円)※丸政
京都府・東海道本線京都駅「黄金のはもめし」(1,500円)※なかがわ
埼玉県・東北本線大宮駅「彩の国黒豚勧進帳弁当」(1,300円)※ひびき

京王百貨店駅弁大会の初日。所用により新宿滞在30分、
会場滞在5分で、上記の4駅弁を買って帰りました。
そのため、しゃも弁当と551に長い行列ができ、
三味牛肉どまん中が売り切れていた以外、会場の様子は分かりません。

昨年は超人気の久慈が、一転して閑古鳥。うに弁当の掛紙の色と名前を変え、
御飯を錦糸卵とイクラとウニとアワビで覆い、レモンと漬物を添えていました。
ウニは前年の催事場と同じく貧相で、アワビはとても柔らかく、イクラは普通。
しかし、現地では「うに弁当」一日20個を作るのが精一杯のはずが、
新作なんて出せるのでしょうか。疑義駅弁の懸念を抱きます。

小淵沢の(京王での?)新作は、
チラシ等で「元気鮑(げんきかい)」と読ませたいようですが、
実物の掛紙での商品名は上記のとおりで、元気鮑は小さく添え物に。
小さく白い樽型陶器に混ぜ御飯を詰め、アワビとイクラと山菜と
シイタケと大根桜漬で覆うもの。アワビは久慈と同じ柔らかさ。
でも、ここで併売かつ完売の「元気甲斐」に及ぶものではありません。

小淵沢も、その対面の京都も無行列。焦茶色のタレ御飯に、
真っ白なハモの身を10切れ整列し、大葉と柴漬けとタレのボトルを添付。
「黄金の」の由来である金箔は、小さな小さな透明の小袋で添付。
白身の淡い香りと食感と、色の見た目に違いクセのない御飯。
なるほどこれが京都かと感じるのは飛躍が過ぎますが、
追加のタレはともかく、柴漬けはなかったほうがよかったかも。

昼間は「峠の釜めし」を売るテーブルに、夜間に輸送の売れ残りを
並べる姿も前年と同じ。カラの汽車土瓶も販売されています。
ここで大宮を買えて、駅弁味の陣2016をコンプリート。
漬物と人参を挟み、左に豚味噌漬焼丼、右に豚ほろほろ煮丼と、
名前やパッケージを見ても気付かない、実に肉々しいお弁当でした。

>1/10 駅弁のあら竹 ぴーちゃん:
情報のご提供ありがとうございます。
京王には日が暮れてから訪問していますが、
3日目に「元祖…」があった以外は、完売している感じです。

>1/12 北タヌキさん:
情報のご提供ありがとうございます。
里見駅弁には2014年の11月に、現地で偶然に出会いましたが、
ネット上では現存を確認できないような状況に見えます。
小湊鐵道の駅弁紹介ページに掲載されると、よいのですが。
http://www.kominato.co.jp/yourou/ekiben/kidoubou/kidoubou.html

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