2004年6月18日から2005年1月3日にかけて、延べ18日間で「駅弁の達人」対象駅弁92種類(「瀬戸のしゃこめし」二種を含む)のすべてを購入し消費しました。これは、談話室(掲示板)に書いた収穫報告を抜き出したものです。
→ 「駅弁の達人」に戻る
この日にJR西日本が駅弁収集キャンペーン「駅弁の達人」を発表、公式サイトや当館談話室の他にラジオやネットニュース等でも報じられました。
内容は、五月から翌年三月までの期間内に、東は新潟県から西は福岡県までJR西日本管内に散らばる駅弁販売駅で、九十一種類の対象駅弁を購入、それに付いているシールを、あらかじめ申し込んで取り寄せる専用冊子「駅弁ブック」内の応募はがきに貼り付けて応募すると、景品や賞品がもらえるものだとか。
それを聞いたとき、まず考えたのが「やりたいな、でもむりだな」。仕事でもプライベートでも西日本に所用が発生する見込みがない個人が、仮に一日六食をこなしても一年で十五日以上も遠征できないだろうし、費用も駅弁代だけで十万円超、交通費や宿泊費も見込めば数十万円はかかるはず。
そのため、制覇する気はありませんが、あとで気が変わった時のために、応募用冊子「駅弁ブック」の請求だけはしておき、できるだけ多種の駅弁は集めてみたいと思います。
------------------------------------------------------------家族が京都旅行に行くというので、駅弁ブックを示して「駅弁の達人」京都駅販売分四種を発注しました。しかし何を勘違いしたのか、京都駅萩の家発売分と大阪駅水了軒発売分を取り違え、わざわざ新大阪駅まで往復し駅弁を買ってきたとか。しかも「八角弁当」は駅弁の達人シールのない版だし。文句は言えませんが目論見は崩れました。
※この頃には、全種収穫を目指す気になっていました。日本有数と思われる駅弁サイトの管理人が、史上最大と思われる駅弁キャンペーンを手掛けないわけにはいかないでしょう。しかし費用は出せないので、「青春18きっぷ」と大阪と出雲や山陽を結ぶ臨時夜行快速列車を軸に、費用を最小限にする行程を練り続けました。その中には夜行快速八連泊というとんでもないものも。
------------------------------------------------------------駅弁は収穫漏れが許されないので全種類を事前予約。上の掲載順は消費順で、まず川柳さんの駅弁を紀伊勝浦駅で、次に丸新さんの駅弁を新宮駅で購入しています。そして今回ついにあの日本最高額駅弁を収穫しました。
川崎からフェリーで那智勝浦へ。この航路、あらゆる面で問題がないもののチープな感じで、次回の利用時は弁当持参で等級を上げようと思います。しかし、南紀方面への鉄道旅行はきっぷも列車も高価なので、フェリーと夜行バスの残存に感謝すべきなのでしょう。
今回の遠征の主目的は「駅弁の達人」で、副目的は新宮発多気行鈍行の利用ですが、それだけで新・世界遺産の地を去るのはあまりにも阿呆なこと。駅弁屋さんの開店待ちや列車待ちの合間を観光に充てます。
紀伊勝浦からバスで川を上り那智大社〜青岸渡寺〜那智の滝と歩み、駅に戻ってJR西日本な老朽電車で新宮へ移動、都内なら光化学スモッグ注意報が出そうな薄曇の天候のもと、酷暑な市街を中を速玉大社〜丹鶴城公園〜浮島の森と歩き、大発汗に前夜の不眠でフラフラになったので1Lの水分を補給、冷房の効いた多気行のJR東海な新型気動車に駆け込みました。
まずは、バリアフルな紀伊勝浦駅で鮪素停育を消費。次に、多気行に乗ってから熊野古道辨当を消費。鯨弁当は駅弁催事でお馴染みのもので、駅弁の達人シール目的の再収穫。さすが多雨の地、雲行きが怪しくなった尾鷲付近の列車内での消費。
そして松阪ではあら竹さんの本社ビルで品物を受領。駅弁に一万円も払うなどクレイジーだと言われたら返す言葉はないものの、これが文化だと思います。亀山行の車窓には花火が上がり、最高級牛肉の上には金箔が舞う、支払った対価以上の贅沢さを味わえたような気がします。
しかしその後に草津線で消費された600円駅弁はとんだとばっちり。今日は姫路に泊まり、明日は豊岡をごっそりと、の予定です。
------------------------------------------------------------宿滞在時間五時間強、睡眠時間約二時間半で姫路を出発。朝6時台の姫路駅で駅弁を取り置き願うのは気が引けて、無予約で訪問したのに三種中二種も収穫できました。売り子さんのお話によると一国一城は八時半頃の入荷とのこと。播但線の車中でまずは幕の内を消費。
豊岡は電話が通じず無予約な訪問となったものの、改札脇ホーム上の台売りで無事に現段階での全種類を収穫。すぐに手を付けたイカ駅弁、その名前について、駅弁ブックや駅弁の達人シールでは「名物」ですが、掛紙には「名産」とあります。
昨日の紀勢線や新快速、今日の播但線や山陰本線と、JR西日本の普通列車の揺れは内臓に悪いくらい激しいもの。車両が悪いのか保線がなってないのかは分かりませんが、少なくとも車内で駅弁が食べ辛い環境にあることは確か。その罪滅ぼしで駅弁キャンペーンを仕掛けたのではないでしょうが、保線について東隣のJRを少しは見習って欲しいなあ、と。
福知山駅では、1番ホーム駅弁販売所前に肩ひも付アルミ製駅弁立売容器が駅弁入りで脚立に置いてあり、いつでも立売OKに見えて、十時五十九分から十一時四十五分までの間には、ついに 動かされることも販売されることもありませんでした。単なる飾りでしょうか。特急も来ていたのに。
こちらも無予約の京都駅では新撰組幕の内が入手できず。FSNな駅弁の達人はあちこちにあったのに。シール目的で購入のおかめ弁当は今日も遅延の新快速で消費。
毎時二本の電車が出ていて、なぜ乗継時間が二十六分もあるのか不思議な米原駅のおかかごはんは、当談話室の収穫難報告のとおり、無予約では当然に入手できず。と思ったら、売店のおばさんが親切にも各売店に電話確認をして、残り物を確保し届けさせてくれました。
その手数と心遣いに感謝するとともに、牛肉系弁当や泥棒弁当など他に好評で調製数の多い駅弁があるのに、なぜマイナーで調製数の少ない駅弁一種だけを駅弁の達人にしたのか、疑問には思いました。米原からはや満席の特別快速で平安弁当を消費。そのまま鈍行列車を横浜まで乗り継いで、いったん帰宅します。
------------------------------------------------------------横浜から夜行快速「ムーンライトながら」に乗り、大垣と米原で乗り換えて、十時前に金沢着。前日の米原で東海道線ではなく北陸線を歩んでいれば、夜の香林坊でも徘徊できたか、少なくとも行程は常識的なのに、わざわざ夜行を絡め横浜まで往復したほうが宿代相当分を一桁低減できるとはおかしな感じです。
ここ十数年間延々と駅や駅前が工事中のような気がして、そしておそらく北陸新幹線開業まで工事が続くであろう、金沢駅の改札内外の駅弁売店を巡って七種を収穫。消費期限が当日十五時から翌日二十三時まで各種あったので、その期限順に消費していこうと思います。まずは福井行の車内で、十五時までの利家御膳と十七時までの湯の国弁当を消費。
福井駅の達人駅弁「福の井弁当」は駅弁売店で売り切れており、ホーム上ミニコンビニで発見したものの開店休業中?、従業員の休憩時間なのか自動ドアが閉固定となっており、泣く泣く収穫を断念。この駅もやはり高架化工事中、先日に流された越美北線の不通案内はとてもあっさりしています。
敦賀では七分間の停車中に翌日消費用と棒寿司二本を買おうとして、ホーム上売店にはカニがなく鯛の舞があったのでそちらを購入。発車直後に北陸線のループ線を案内する車内放送があり、通常の列車でこの種のものに触れたのは十何年ぶりか。勾配を駆け上がる老朽電車も、さすがは元急行用だからか、特急と貨物の大動脈で線路が良いのか、揺れはそれほどでもありません。
米原、大垣、浜松と乗り換えて、御殿場行に収まってから、十七時までの加賀彩時記に着手。残る六種は今晩、明朝、明晩で手分けして消費します。次の週末は夜行快速「ムーンライトながら91号」の指定券が取れなければ糸魚川と富山の予定です。次々週は駅弁の達人をお休みして、臨時快速「リアス・シーライナー」の予定です。
------------------------------------------------------------新宿から夜行快速「ムーンライト信州」で出発、白馬・南小谷・糸魚川と乗り継いで十時八分(一分遅れ)に富山着。さっさと駅弁を買い十時二十二分発の糸魚川行で戻るつもりが、浪漫街道があと二十分ほどしないと入荷しないとのことで、しかし上記の列車を逃すと悪い接続がさらにひどくなるため、駅弁を奪い取るとすぐに改札に駆け込んで地下道を走り、十時三十四分発(一分遅れ)の特急はくたか号越後湯沢行に飛び込んで、魚津で無事に上記普通列車を捕まえました。
当談話室情報のとおり糸魚川駅には駅弁売店がなかったものの、駅待合室と一体になったキヨスクに駅弁専用のショーケースがあり、駅売りはむしろこのほうがよく売れるのではと思います。おそらくすべての駅弁が顔を揃えていたものの、すでに富山で数キログラムもの駅弁を抱え込んでいましたから、今回は仕方なく釜飯ふたつだけの収穫。筒井駅と湯沢あたりで消費しました。
ちょうど糸魚川の駅前市街地では「おまんた祭り」が開催中でしたが、どう見てもスタッフの他に観客がいない閑散祭。あるいは日が暮れてからが本番なのかもしれませんが、そもそもお祭りとは地域の人々が地域のために営むものであり、参加者と運営者が分離された、観客は部外者ばかりの観光目的イベントに毒されすぎているのかもしれません。
糸魚川からは大糸・篠ノ井・中央・東海道と戻る予定が、南小谷駅での無駄な待ち時間に時刻表と遊んでいたところ、柿崎発熊谷行臨時快速という都合の良い列車を見付けたので、糸魚川で市街散策の一時間、トンネル駅で有名な筒井駅で一時間、柿崎駅で乗継時間四十数分を過ごし、上越線経由で戻りました。
いまどき海水浴にわざわざ列車で行くかあ?と思いますし、特急電車六両編成の快速「マリンブルーくじらなみ2号」は、実際に柿崎出発時点では空気を運んでいたものの、停車駅ごとにファミリー世代や学生世代が乗り込んで、柏崎に着く頃にはすっかり満席に。
しかし、青春18きっぷでリクライニングシートの快適な旅になるはずが、車両点検だ先行列車がつかえているだで、柏崎発十五分遅れ、宮内発三十分遅れ、六日町発四十八分遅れ、水上発六十一分遅れと遅延時分を積み重ね、高崎には七十分遅れの十九時四十七分着。
ここで高崎十九時五十九分発の上野行に乗り換えると、今度は東北本線大宮・土呂間の人身事故で宮原にて長時間停車、大宮に着いたら今度は同区間で車両故障が発生し全面不通と案内され、案内に従い京浜東北線に乗り換えたら今度は次々と上野行に抜かれるし。
個人的に旅先で不通や運休や遅延に遭うことは滅多にないのですが、思えば朝の大糸線中土駅で対向臨時列車の遅延に引っかかったのが運の尽きだったか、結局帰宅は二時間程度遅れて〇時前。気を変えずに中央本線経由で帰ればよかったのかなあ。
------------------------------------------------------------横浜駅〇時十四分発の夜行快速「ムーンライトながら91号」泊。空調吹出口の故障で自席に烈風が吹き付け、修理は処置不能で空席を案内され、しかし今度は引継のミスか真夜中の二時に交代後のJR東海の検札員に起こされたり、つまり仮眠時間が三時間強しか取れず、私的史上最悪な車中泊。幸いにも米原・姫路間の新快速に席が取れたので、ここで補いました。
今日の駅弁の達人漁りは相生駅から開始。駅弁売店が新幹線改札内だけで、そば屋が改札外にあったため、ここで「駅弁の達人を全種」と注文すると、新幹線改札内から持ってきてくれました。
今後の遠征計画を考えて、岡山をパスして次は福山。ここで無予約なのに全四種の収穫を目論んだのですが、私のひとり前のお客さんで双六弁当が完売という不運。今秋か今冬の岡山か広島のついでに再挑戦します。
しかし、姫路・相生・福山・瀬野間の三列車約五時間弱、乗車列車も対向列車も全列車全車両が満員の状態で、相生駅ベンチで開けた穴子弁当が立ち食いできただけ。お盆のピーク期と青春18きっぷシーズンが重なってはいますが少しでも新幹線か鈍行の遠征な雰囲気がある客はほとんどなく、乗客の大多数が軽装な地元客なので、これが普段の状況かと。
そして瀬野・横川間と広島・宮島口間も満員で喰えず。十八時二十五分着の宮島口駅では、駅弁売店が閉店済だったので本店に行くもまだ周囲は明るく観光客も大勢いるのに完売で営業終了と案内され、あわよくばを狙った駅弁の達人は収穫できず。
その応対に一部失望させられる点があったことと、何度見ても腹が立つ自動車様だけのための駅前階段地下人道や、なぜか乗降客が全員通るホームの首根っこに設置の駅喫煙コーナー、それさえも無視しホームに灰とゴミを散らす広島名物ヤンキー集団、そしてホームを遊び場にする子供を放置するヤンママふたり。
宮島は一級の観光地であるがホスピタリティが足りないぞなどと、憤慨して乗り込んだ徳山行快速にようやく空席が出たので、消費期限全品二十二時までながら炎天下を持ち歩いた品物を恐る恐る消費していきます。
道中でなんとなく下車した柳井に駅弁の痕跡なし。しかし駅前では偶然にも金魚ちょうちん祭が開催されており、地元の高校生などでぱらぱらと賑わっていました。ステージイベント前の静けさかもしれませんが、拡声器のだみ声やスピーカーの大音響がなく、それだけで日本の夏の爽やかな夜祭になり涼が感じられます。今晩は防府に泊まります。
------------------------------------------------------------朝の防府駅改札外高架下コンコースそば屋で幻の防府駅弁を収穫、徳山駅に移動して駅前調製元売店で駅弁の達人を収穫、すぐ折り返し、下関行電車の新山口駅停車時間に改札外駅舎内の食堂?で駅弁の達人を二種収穫、下関駅に着いてから改札外コンコース駅弁売店で一種を収穫、すべて無予約にもかかわらず計画通りに駅弁を入手でき、下関発三石行日本最長距離鈍行に乗り込みます。
この列車、駅の時刻表も電車の行先表示器でも車掌の放送でも「快速岡山行」と案内され、それだと東京・大垣間410.0kmな「ムーンライトながら」より短距離な普通列車になりますから趣味的にまずいのですが、三原駅で見えたホーム行先案内板に「三石行」と表示され、福山駅で降りると電車の行先表示器も三石行に変わっており、ついにこの駅から車掌の放送も三石行に変更、何の予告もないまま行先が変わるとはミステリー列車のようです。
まずは下関停車時間中に小京都から着手、次に岩国あたりで鉄道伝説に着手。宮島口駅で開店中の駅弁売店を恨めしく眺め、福山の停車時間中で双六に再挑戦するも売切済、そして岡山を過ぎて穴子飯を着手。三石で乗り継いだ姫路行を相生で捨て乗り換えた新快速米原行で、本日最後のそぼろ弁当。今晩は夜行快速に泊まります。
------------------------------------------------------------博多駅の駅弁販売状況の複雑さを考慮して、京都発博多行夜行快速「ムーンライト九州」を折尾で捨て、後続の快速で先行し時間を稼ぎます。
まずは改札外コンコースの新幹線ホーム下、つまりJR西日本の敷地内と思われる場所の駅弁売店付きキヨスクで、駅弁ブックを提示し入手方法を質問すると、博多鯛ずしはその場で買えましたが他は不明とのこと。
そこで入場券を購入し新幹線改札内コンコースを眺め、見付けたウォークイン駅弁売店に行くと全種類の見本はあり。そこで九州味めぐりと元気もんは購入できましたが、いか釜めしの姿がなくバイトと思われる若い女性店員に質問すると、11時頃の入荷でそれ以前は他の駅弁売店にもないとのこと。
つまり、博多の駅弁の達人の全種収穫を目論むも達成できず。繁忙期だからか朝から変な客の相手をしたためか非常に無愛想で、これでは電話予約や取置サービスなど期待できないかもしれず、この駅弁は意外に入手難かもしれません。冬の小倉で再挑戦します。そして間髪入れずに元気もんに挑戦。
今回の所用とはつまり法事のことで、そこには大量の御馳走が。鯛鮨は帰路の博多行鈍行まで持ち越し、苦しみつつ消費。今晩の宿は夜行バスです。
今回は駅弁収穫に関して達人を最優先ということで、新山口の7月限定のうなぎめし、福山の戦前復刻幕の内、博多のやはり復刻掛紙を使用した幕の内とかしわめしなどを泣く泣く見送っています。いずれもニュースになっておらず、昨年やそれ以前に同様の試みは実施されていたのでしょうか。
------------------------------------------------------------福岡からの夜行バスで倉敷へ。最繁忙期なので増車便に当たり、振動騒音が激しく座席のクッションがへたれているうえに乗客のマナーが悪く一晩中携帯電話の呼出音や通話声が響いたものの、最近愛用中のアイマスクとノイズキャンセリング機能付ヘッドホンでガードして、前日までの疲労も加わり、博多から約二十分くらいで早朝の倉敷に到着。
小雨の中の倉敷観光。美観地区へ歩いていったものの、小雨が本降りになり土砂降りへと変わったため退散。しかし水島臨海鉄道のディーゼルカーに乗っていると日差しが出たり、また降り出したり、変わりやすい天候です。
倉敷から満員の通勤電車で岡山へ。路面電車で市街をめぐり吉備団子を買い、帰省客と工事中で満員の駅で駅弁の達人を買い漁り、満員の姫路行電車に乗車。朝食を昼過ぎの姫路発新快速まで先送るとあとで大変なので、床に座りまずは10時購入なのに消費期限が十三時の横綱おむすびを食べ始めます。どうせ乗客はほとんど「青春18きっぷ」の客でしょうから、旅の恥をかき捨てました。
姫路発米原行新快速の車中で幕の内に着手。なお、姫路駅での乗換時間に一国一城の収穫を試みたものの、一昨日の双六と同様、私の前の客で完売してしまいました。
この時期この区間は常に満員の鈍行で関ヶ原を越え、大垣発豊橋行特別快速の車中で鰆鮨を消費。JALUXの空弁「 若狭の浜焼き鯖寿司」のブーム以降、各地に焼き魚棒寿司の駅弁が増えているような。そして、静岡駅のホーム上のと東京行電車の中の祭寿司三種でラストスパート。
今回の遠征はあれこれ欲張ったので、旅費は欧州往復格安航空券並みに。夜行快速「ムーンライト九州」の指定券が順調に取れれば、旅費を一万円以上は削れたので、次からはJR東日本の指定券ネット予約サービス「ekinet」と、JR西日本の同サービス「JRおでかけネット」と、みどりの窓口の一か月前朝十時発売を駆使して、指定券の確保に万全を期したいと思いました。
来週は所用により遠征がなく、それ以降も「ムーンライトながら」の指定券が「ekinet」キャンセル待ちで取れなければ出掛けない予定です。
------------------------------------------------------------横浜から夜行快速「ムーンライトながら」・網干行・姫路行新快速と継いで姫路着。ここまで片道十時間もかかるのに、慣れとは怖いもので何とも感じません。再度挑戦の一国一城は、在来線売店では未入荷なのか売り切れなのか品切れでドキッとしましたが、新幹線高架下売店で無事に入手。
ここから新幹線で岡山へ。しかし駅弁を買うだけでUターン。新幹線を鈍行旅行の飛び道具として使ったのは十六年ぶりか。しかし、買いませんでしたが岡山駅弁「夏のソナタ」っていったい。。。
瀬戸のしゃこめしは二週前に「大」を収穫済ですから、なかば自作の「駅弁の達人」Excelシートを埋めるための購入。新幹線のくせに相生駅で九分間も止まっているものだから、なんとなく買いました。当日消費分の駅弁購入はここで打ち止め。
帰路は新快速・特別快速・静岡行・東京行でやはり十時間の旅程。先程乗った新幹線は今日の朝の東京発で間に合い、先程降りた新幹線に座っていれば日の明るいうちに新横浜に着けるので 費用に何十倍の差はあるものの酔狂なことです。
新快速で消費の大河ドラマの終了で武蔵の取れた、岡山駅弁の和牛肉弁当、パッケージが牛肉のタレで汚れていたので、帰宅後拭おうと別袋に詰めて持ち歩いていたはずが、天竜川あたりで確認したら紛失していました。岡山の駅弁の達人はあと二種の未収穫があるので一緒に再挑戦します。
特別快速で爆睡し静岡行はPC作業に没頭したため、栗おこわと幕の内の消費は東京行まで持ち越し。消費期限が遅いしゃこめしは今日の夜食。来週末は遠征したくてウズウズしています。再来週は超割と北遊きっぷで道南を駆け足で巡る予定です。
------------------------------------------------------------朝一番の東海道線で西へ。「青春18きっぷ」関連のサイトや本で有名な、夜行快速「ムーンライトながら」折り返しで特急電車使用の、東京駅五時二十分発静岡行での乗継ケースより、約半時間先行して混雑を少しでも避けるはずが、早朝に三島駅で落雷による信号故障があったそうで熱海発列車が運休、熱海からこの満員の静岡行に乗らされる羽目になりました。
車掌の不案内にイライラを感じながら満員の静岡行、混雑する浜松行、超満員の快速大垣行と乗り継ぐ途中で朝食用に浜松駅弁を一個収穫。しかしハズレを引いてイライラを上乗せして、二両編成超満員の米原行を経て、ようやく空席を持った新快速姫路行を京都で捨て、三度目の新選組弁当探索も1番ホーム三売店すべて売切で収穫できず。
入手方法や入荷時刻を尋ねるも要領を得ず、しつこく問い質すとようやく、十一時半から十二時頃に一度だけ入荷すると教えてくれました。横浜からは朝に出ても、夜行快速「ムーンライトながら」で来ても設定が難しい時間帯で、小倉&博多駅「いか釜めし」に匹敵する入手困難品に感じます。
京都からでは当然に立ちん坊の姫路行新快速で大阪に行き、今度は「駅弁の達人」シールが貼られる八角弁当をあっけなく入手。その足で紀州路快速に乗り終点の和歌山で下車、無予約なのに改札脇の売店と駅のホームで「紀州寿司めぐり」を除く達人駅弁三種を無事に収穫できました。和歌山の駅売店には未収蔵の気になる駅弁がいくつもあり、達人な期間が終わったら食べに来たいものです。
明日は岡山駅弁のミヨシノさんと、神戸駅弁の淡路屋さんで完結する予定です。出発時に宿泊の気がなかったのでお泊まりグッズは皆無、パソコンと携帯電話のバッテリーが死にそうです。これから倉敷あたりで宿を探します。
------------------------------------------------------------前日は倉敷のネット対応ビジネスホテルに泊まろうと思ったものの、どうも何かの学会があるそうで駅前全ホテルが満室っぽく、四軒巡って優・良・可・不可の対応で追い返されたので、岡山に戻りネット対応シティホテルに泊まりました。私の無計画が原因ですが駅弁3〜4個分の追加出費は痛いところ。
ラストスパートの岡山駅弁は前日の天王寺で電話予約。同時に「夢二」のシールもいただければと確認したら、まだ出来ていないとのことで、郵送をお願いしました。これで「達人」難関の一つである岡山駅弁全十二種を制覇できました。
この日の行程は岡山から横浜まで当日中に鈍行移動するだけなので、姫路にインターバルを設けて、国宝で世界遺産の姫路城に登城。個人的に姫路の他に無いもうひとつの重要な宝で遺産だと考える、旧姫路市営モノレール大将軍駅跡を観察し、高温多湿の天候に頭痛を覚えながら給水し新快速で一路東へ。
神戸エリアの駅弁は無予約なので、神戸と三ノ宮の二段構えで収穫に挑戦したものの、神戸駅であっけなく三品完集。京都の新選組は四度目の挑戦も未入荷または完売済。今度は十時半から昼前頃と十六時過ぎに入荷があるという新情報と、お取り置き連絡用の電話番号(掛紙記載と同じ)をいただきました。
駅弁の達人も五十九種を制覇できて残るは三十二種。十月に例年通り、JR全線普通列車乗り放題の「鉄道の日記念きっぷ」が出れば、南紀や山陰の残存駅弁に挑戦したいと思います。
------------------------------------------------------------夜行快速「ムーンライトながら」から始めて、横浜から黒崎まで普通列車の乗り継ぎでストレートに移動。学生の頃は精根尽きて途中から新幹線に逃げたのに、今回は何の苦もなく九州まで一日中鈍行電車に揺られられたのは、忍耐力が付いたのか根が貧乏になったのか。
そろそろ達人の収穫の代替が利かなくなってきたため、今回は宮島口を除き全品を事前に予約し、スムーズに収穫できました。京都ではやはり売店陳列品に新撰組がなく、収穫には予約が必須な模様。福山でもやはり売店陳列品に双六がなく、収穫には予約が必須な模様。
広島では売店陳列品に駅弁と見なせる外観を持つ商品がなく、駅弁の収穫には予約ないし新幹線の特急券か入場券が必須かどうか。広島駅弁当の社名ではなく「仕出し料理あじろや」のブランドを前面に出しており、やはりここでは駅弁は従なのかと。
宮島口では収穫難に備えて三十分の余裕を設定したものの、駅舎内売店で難なく入手、その時間を消費に充てました。この駅弁の掛紙は十二種類以上のバージョンがあるそうなので、そのうち掛紙コレクションを始めたいものです。
------------------------------------------------------------今日の行程は、朝九時から動く帆柱ケーブルに乗り、十一時頃に入荷するらしいいか釜めしを小倉駅で迎え撃ち、下関と津和野の駅弁収穫のついでにSLやまぐち号に乗車し、JAL便を使って当日中に帰宅するというパズルを解いたもの。
これを逆算すると前日は北九州市内で泊まると都合が良く、計画倒産かと思えるほど手際よく散った黒崎駅前再開発ビル「コムシティ」の上層階で営業中の西鉄インを取りました。ネット無料とはいえ、28,800bpsの速度は辛いものがありました。
黒崎−(路線バス)→帆柱登山口−(徒歩〜ケーブル〜リフト往復)→高速帆柱ケーブル−(高速バス)→小倉駅前と事前立案どおりに移動、十一時前の新幹線小倉駅で入場券を買い、新幹線コンコースの弁当売店にただ一個だけ残っていたいか釜めしを無事に収穫。以前の電話での問い合わせによると、この駅弁は繁忙期を除き一日数個しか作らないそうで、予約購入ができない?となると、これが駅弁の達人全九十一種類中で最も難関かもしれません。
駅が一変した門司に寄り道し、関門トンネルを抜けた下関駅での五分間の乗換時間を利用し達人対象のふくめしを無事に入手。ここで駄目なら八分接続の新下関でと思っていましたが、いざ駅に着くと乗換通路が異様に長くて時間の余裕が無く、勝手の知った駅で無理をして正解でした。
新下関から昔懐かしい丸顔の新幹線で小郡改め新山口へ、そして9分の乗継で平面顔の特急スーパーおきで津和野へ。行程の都合で乗車券と特急券を定価で別払いしたものですが、こんなまともな鉄道利用は滅多にしないため落ち着きません。
十一年半ぶりの津和野の街に変化は少なそうでしたので、ママチャリを飛ばし本日二本目のリフトに乗り前回未訪の城跡を散策。意外に本格的というか未整備な山道で、健脚のおばさま方やそうとは知らずに来て足下の覚束ないカップルとすれ違いながら、こちらも舗装面でさえ滑る靴で恐る恐るの山歩き。
津和野駅弁は出発前に予約済で、指定どおり駅舎内うどん屋で収受。全種一個という異常な注文なので、駅弁を集めてるの?との問い。JRの子会社にはない製販一体の営業形態に有難味を覚えます。達人対象の山菜弁当を含め、手作り感あふれる内容はいつまでも存続を願いたい駅弁ですが無予約購入は難しそうで、鉄道客が現状の数ではいかんともしがたいのでしょう。事実、津和野の街は賑わうも自家用車と観光バスの客ばかりでした。
津和野発新山口行のSLやまぐち号のお客さんを眺めても、家族連れと長門峡までのツアー客で、個人客や鉄道ファンは極少数。津和野駅弁を持ち込んだ客は私以外にいなかったようですが、車内で猛然と駅弁を食べ続ける青年(のつもり)に触発されて、車内販売の駅弁を買い求めた人はいたかも。
帰路は宇部線草江駅から山口宇部空港へ歩きJAL羽田行に搭乗。空弁はザビエル何とかの高級サンドイッチしかありませんでしたが、掲示によると十月二日から山口駅弁「薩長同盟弁当」の取り扱いを開始したようで、幟が一本と新聞記事や鉄道雑誌のコピーが貼られていました。津和野までの特急車内でも、山口で乗車の中年女性三人組があの掛紙をしげしげと見つめていたり、その人気は凄そうです。
来週は吉野口・和歌山・御坊・白浜の達人を狙う予定ですが、指定券の手配ミスをしてしまい、実施は流動的です。代案を要すれば日立駅弁にでも挑戦してみようかと。
------------------------------------------------------------土曜日分の新聞折込チラシにユニーの駅弁大会を見付けたため、前日に続いての駅弁祭りです。今冬の遠征は鳥取+米子+松江の7駅弁で一日の予定でしたが、出雲美人は駅弁の達人シール付きで、ひとつ分助かりました。
------------------------------------------------------------個人的に駅弁の達人が終盤に入ってきました。夜行快速「ムーンライトながら」で西へ。やっぱり浜松や豊橋のドア大解放で非常に寒い思いをして、米原での新快速待ちでも寒くて寒くて仕方がなく、デッキがあり米原での接続が良い「ながら」臨時便が欲しいところ。今年の横浜はずっと暖かいので余計に身に凍みます。
新快速、みやこ路快速、大和路快速、区間快速と乗り継いで、駅弁の達人で小倉&博多に次いで旅程のネックだった吉野口を今回ついに制覇、のはずが、和歌山線を1駅寝過ごし。
隣の北宇智駅は吉野口駅まで六.七キロメートルもある無人駅で、バスもタクシーもその連絡先もなく、一旦途方に暮れましたが、イチかバチかの吉野口駅列車交換待ち収穫を試みて成功。到着半時間前の予約に快く応じていただいた柳屋さんに感謝しなければなりません。
紀勢本線の駅弁はすべて事前に予約済。まずは和歌山でひとつ受け取るも、肝心の達人シールが付いてなくて引き返しました。次の御坊は予約電話から「ああ、駅弁の達人ね」との返答、こういう客が多いのでしょう。一番線の窓口でスムーズに収受。
白浜での駅弁授受はどうも営業時間を延長させてしまった模様。駅と温泉街がタクシーで約千五百円分も離れており、鈍行には接続バスもない、寂しい入口駅。一時間ちょっとのインターバルではどこにも行けず、待合室で駅弁を食べながらパソコン作業をしてUターンです。
来週は南九州の観光旅行で個人行動ができるかどうか、年末は夜行快速三連泊で「駅弁の達人」制覇の見込みです。なお、今日の行程は、昨年十月九日に実施予定のものを、大型台風の直撃を受けて延期したもの。その日は「ムーンライトながら」には乗車したものの、名古屋からそのまま東海道線を引き返しました。
------------------------------------------------------------夜行快速「ムーンライトながら91号」で出発し、昨年十二月三十日と同じ乗継で篠山口へ。天気予報どおりの雨天が、新三田付近からみぞれが混じり、篠山口に着く頃にはすっかり雪に変わる非常に寒い天気。
篠山口から、福知山と綾部で乗り換えて西舞鶴へ。福知山の駅弁立売容器は健在で、やはり立売風景は見られず。また、綾部駅のホーム上のそば屋で扱っていた綾部駅弁が豊岡駅弁に変わっているのを確認しました。
建築家好みの新築橋上駅舎な西舞鶴は、人の賑わいを拒むような、逆に利用者が増えればかなり使いにくそうな構造。その改札外橋上待合室奥で営業中もお客さんゼロの軽食堂「アゼリア」で駅弁を受け取り、ついでに幕の内も購入します。なお、ホーム上の売店も開いており、駅弁もありました。
その後は、宮津線で天橋立へ出て、バス・ケーブル・船を使って天橋立エリアを駆け足で巡り、再び宮津線で豊岡へ。四分乗り換えで駅弁を受け取り、城崎で一風呂浴びた後に、播但線経由で神戸に出て夜の三ノ宮を徘徊、という行程。
------------------------------------------------------------夜行快速「ムーンライト八重垣」に泊まり山陰へ。松江〜米子〜鳥取と予約駅弁の受け取りと消費をこなし、その合間に観光などを織り込みます。未明の朝六時半過ぎに入手した松江駅弁は、かしわめしが出雲美人に入れ替わっており、その場で再度の注文、宍道湖の両岸を鉄道で一回りした十時前に受け取りました。
消費期限が十二月三十一日までの元祖かに寿しと、同じく1月1日までの吾左衛門寿しを自宅消費に回し、個人的に駅弁がおいしくいただける限度である一日五食を守りました。その他、今日に巡った三駅には未収蔵かつ多種の駅弁が並び、達人その他が落ち着いたらじっくり巡りたいと思います。
------------------------------------------------------------夜行快速「ムーンライト山陽」に泊まり、京都から北陸へ。福井駅では予約済の達人対象三品に加えて、新発売の表示が気になった二品を追加購入、帰省客で混雑する雪の敦賀で漱石を五枚消費し、あとはひたすら横浜へ向かいます。荒天で多くのJR線でダイヤが乱れていたようですが、こちらは一本寝過ごした程度で順調でした。
前回は窓越しに眺めて泣いた福の井弁当、当初はこれを買うためだけに特急に乗ろうかと考えていた若狭御膳などを、無事に収穫。これで達人はあとひとつ、石川県・北陸本線加賀温泉駅「加賀温泉郷幕の内弁当 湯の華」(1,000円)だけになりました。今晩に取れた一月二日発「ムーンライトながら91号」のチケットで最後の戦に出たいと思います。
------------------------------------------------------------夜行快速「ムーンライトながら91号」で出発。今日の行程は加賀温泉駅往復だけなので気楽なもの。乗り継いだ姫路行も含め、暖房が切られていたのかどうか、凍える六時間半を過ごし、暖房の効いた富山行でホッとしました。
湯の華は、福井駅でも販売されていると勘違いし大晦日に捕り逃がしたもので、今日は無予約にて駅舎内の弁当売店であっさり入手。約半年間の苦行を振り返ると感慨深いものがありますが、帰省ラッシュのピークだからか、あと半時間は列車が来ないのに待合室が満員で食べる場所がなく、帰路の鈍行まで待って消費。
これで当面は遠征の必要性がなくなりましたが、今月と来月はデパートの駅弁大会のために、都心へ何度も遠征するはずです。あとは早めに収穫を整理して、忘れずに応募したいと思います。
------------------------------------------------------------この日に「駅弁の達人」事務局へ応募用紙を、簡易書留で発送しました。通常は懸賞の応募など普通の郵便で充分ですが、この用紙には十八日間三十万円弱の重みがあるので、万が一に郵便事故でもあれば目も当てられません。
当館談話室(掲示板)に1月3日の収穫報告を上げた前後に、何件か祝福のコメントをいただきました。私もみなさんも、その時点でネット上に「達人」達成報告を見付けられておらず、ひょっとすると第一号になれるかな、という淡い期待を持っています。
二種類から選べる達人の景品は、土鍋ではなく萩焼セットを選択。抽選で十万円分の旅行券が当たれば、仮に当選しても今までの費用さえも賄えませんが、きっとまた新たな駅弁収穫の旅に出ると思います。
------------------------------------------------------------91種類制覇者がもれなくもらえる賞品が宅急便で届きました。大きな木箱の中身は、急須が1個、大小の湯飲みが1個ずつ、小さな平皿が5枚。すべてに「DISCOVER WEST」のロゴマークが入り、湯飲みの底には同じ形状の切り込みが入ります。
第1回抽選も含め賞品獲得報告がまったく見られないことに加え、JR西日本が4月25日に福知山線尼崎付近で死傷者656名を出すJR発足史上最悪の鉄道事故を起こしたため社内の混乱が予想されるため、果たしてこれが本当に、あるいはいつ届くのか不安でしたが、キャンペーン終了後3か月で届いたことになります。
また、その後に何の連絡もないので、10万円の旅行券はどうも外れたようです。上記の事情でJR西日本は当分の間、駅弁を含めた観光キャンペーンを打てない状態にあると思いますが、たの鉄道会社あるいは企業や団体が同じような駅弁キャンペーンを打たないかな、と思います。