長万部駅から函館本線の普通列車で2駅20分。黒松内町は北海道の西部で内浦湾と日本海の寿都湾にほぼまたがる、人口約2千人の開拓地。山道や鉄道の開通で交通が結節し、林業も興り急行列車が止まる町ができた。駅弁も売られたが、おそらく第二次大戦中に廃絶した。1903(明治36)年11月3日開業、北海道寿都郡黒松内町字黒松内。
おそらく1920年代、大正時代末期か昭和時代初期のものと思われる、昔の黒松内駅弁の掛紙。この絵柄は松葉と何らかの実なのか。地域や中身を表すものではなさそう。黒松内駅は大正時代までには公式な駅弁販売駅となり、第二次大戦中まで売られた模様。